2020.10.20
出産にそなえ購入を検討するグッズがベビーカー。
もしかしたら「小さいうちは抱っこしたらいいし、1歳頃から歩けるようになるから、いらないのでは?」と、新米ママは考えるかもしれません。
しかし、生まれて間もない赤ちゃんは3㎏前後と軽いですが、それでも長時間抱っこしていると、肩や腰、腕が疲れてきます。
また、歩けるようになったとしても、途中で疲れたり、眠くなったりして、長時間抱っこするハメになることもしばしば。
そこで、生後1カ月から4歳(平均体重15kg)頃まで使える、ロングユースなベビーカーをご紹介。
特に、徒歩や電車移動がメインとなる、都会に住むママにうれしい機能を搭載した人気の5種類をラインナップしました。
目次
まず、基本のタイプについて知っておきましょう。
ベビーカーには大きく分けて、生後1カ月頃からでも使えるA型と、生後7カ月頃から使えるB型があります。
●A型ベビーカーの特徴
・生後1カ月頃から使える
・赤ちゃんを衝撃から守るため、シートやタイヤなどに工夫が凝らされている
・作りが頑丈な分、重量がある
●B型ベビーカーの特徴
・赤ちゃんの腰が座った生後7カ月頃から使える
・装備がシンプルで扱いやすい
・コンパクトで軽量なため、持ち運びが楽
生後すぐから使いたい場合は、A型を選びましょう。
ひとくくりにA型ベビーカーといっても、搭載されている機能や使い勝手はさまざまです。
新米ママが選ぶ場合は、以下のポイントを押さえるとよいでしょう。
玄関に収納スペースが十分にない場合、ベビーカーを折り畳んで片付けることになります。
そうしたときに、片手でハンドル部分のレバーを押しながら車体を傾けるだけなど、ワンアクションで簡単に折り畳めるものがおすすめです。
また、友だちの家にお邪魔したり、検診のため病院へ訪れたりする場合など、周りの人に迷惑をかけないよう、ベビーカーをしまわなければならない状況はたびたび起こります。
この際、折り畳んだ後に支えがなくても自立するタイプだと、場所を取らないため便利です。
赤ちゃんと一緒のお出かけでは、おむつや着替え、ミルクやおやつなど、どうしても荷物が多くなります。
しかし、大きなバッグを手で持ったままベビーカーを押すのは、なかなかの重労働。
特に、買い物の帰りは手荷物が増えるためハンドル操作がしづらくなり、思わぬ方向に進んでしまったり、バランスを崩して転倒したりする可能性もあります。
そんな時、ベビーカーに十分な収容スペースがあれば、両手でしっかりハンドル操作ができます。
ベビーカーの収納は座席下に設けられているので、広さや耐荷重などをしっかりチェックしましょう。
ベビーカーのシートの向きは、次の3タイプがあります。
・対面式…赤ちゃんとお母さんが向き合って使える
・背面式…赤ちゃんの顔が進行方向に向く
・両対面式…ハンドルを切り替えるだけで対面式と背面式の両方の使い方ができる
対面式は赤ちゃんの様子が分かるためお母さんは安心感があります。
ですが、赤ちゃんは月齢が進むと、外の世界への好奇心が強くなるため、景色を眺めやすい背面式の方がゴキゲンでお出かけをしてくれるかもしれません。
用途に合わせて両方の使い方ができるのがベストですが、どちらか一方でしか使えない場合もあるので、シートの向きもきちんと確認しましょう。
ベビーカーには3輪と4輪があり、それぞれに使い勝手が違います。
・3輪タイプ
前輪が1つのため方向転換が楽に行え、小回りが利くものが多いです。
また段差を乗り上げる力が強く、凸凹道でもスムーズに進むことができ、軽い力ですいすい走行できる操作性の高さが大きな特徴といえます。
ただし、3輪はタイヤ径や全体の作りが大きく、重量もあるため、折り畳んで持ち運ぶのは大変です。
・4輪タイプ
3輪タイプよりもコンパクトで軽量な傾向にあり、折り畳んで持ち運ぶ負担も少ないでしょう。
ただし、前輪が2つあるため、道に凹凸がある場合、タイヤの向きが乱れがちで、操作性では3輪タイプよりもやや劣るといえそうです。
おすすめなタイプ
・3輪タイプ…砂利道や芝生など舗装されていない道の多い公園でのお出かけをしたい方
・4輪タイプ…舗装された道やショッピングモール内の移動がメインの方
安定の走行性と快適なシート構造を実現した、アップリカの3輪ベビーカーシリーズ「スムーヴ」のプレミアムモデル。
赤ちゃんの頭と首を安定させ、成長に合わせて自然な姿勢をサポートするシート「成長マモール」などによって、乗り心地は抜群です。
小回りや段差もスムーズに移動できる、安定した走行を実現しています。
しかも、安定して自立してくれるので、狭い玄関や出先でも場所を取りません。
これらに加え、プレミアムモデルでは、ベビーカーを折り畳んだ時に、赤ちゃんの足を乗せる足のせサポートまで畳めるので、コンパクトに収納できます。
「収納スペースが狭いけど、3輪ベビーカーの走行性のよさは譲れない!」というママにうれしいベビーカーです。
おすすめポイント
・成長に合わせて自然な姿勢をサポートするシートによって乗り心地が最高
・コンパクトに収納できる
【商品名】スムーヴ プレミアム
【メーカー名】Apricaアップリカ
【対象月齢】生後1カ月~36カ月(体重15kg以下)
【サイズ】開:W550×D860×H1140mm、閉:W550×D420×H890mm
【重さ】9.4kg
【タイヤの数】3輪
【シートの向き】背面式
【収納(座面下かご)】30L/5kgまで
「どんなお天気でも、どんな場所へも、安心しておでかけできる」がコンセプトのアンブレッタシリーズ。
赤ちゃんを頭から足先まですっぽり覆う、傘のような大きな幌が特徴です。雨や風、紫外線から赤ちゃんを守ってくれるので、天気を気にせずお出かけができます。
しかもシートには、“卵すらキズつけない”と銘打った、コンビオリジナルの超・衝撃吸収素材『エッグショック』を、従来比2倍の厚さで全面に採用。
さらに、180㎜大型ダブルタイヤには、路面の衝撃を吸収するソフトエアサスペンションが搭載され、赤ちゃんの柔らかな頭や体を、でこぼこ地面や段差の衝撃からしっかり守ってくれます。
コンセプトの通り、天気や場所を選ばないベビーカーだから、お出かけが大好きなママにぴったり。
おすすめポイント
・傘のような大きな幌で、赤ちゃんの頭から足先までをカバー
・赤ちゃんの頭や体を、でこぼこ地面や段差を走るときの衝撃から守る
【商品名】アンブレッタ 4キャス プレミアム エッグショック UJ
【メーカー名】Combiコンビ
【対象月齢】生後1カ月~36カ月頃(体重15kg以下)
【サイズ】開:W492×D801~913×H920~1105mm、閉:W492×D466×H890~1048mm
【重さ】 6.8kg(フル装備重量:7.4kg)※本体重量はレッグカバー・ダッコシートαを除く
【タイヤの数】4輪
【シートの向き】両対面式(対面式・背面式)
【収納(座面下かご)】42L/10kgまで
石畳が多いヨーロッパで、押しやすさを追求して生まれた「ストレートフレーム構造」を搭載したメリオカーボン。
ハンドルとフロントホイールを直線で結び、手元の操作を前輪にダイレクトに伝えることで高い操作性を実現しています。
スーッと進む滑らかな走り出し、段差やでこぼこ道もスムーズな力強い走行性はバツグンです。
赤ちゃんの成長に合わせてシート向きを変えられる両対面式もうれしいポイント。
しかも、両対面式の場合、折り畳む際には背面式に戻してから折り畳むタイプが多いのですが、メリオカーボンはどちらの向きでも畳めるので便利です。
5.8㎏と超軽量ながら高い走行性と操作性をかなえているので、小柄なママに最適の一台といえるでしょう。
2021年、こうした機能性はそのままに、ハンドル部分、シートやほろ、バンパー部分の素材を変更し、よりスタイリッシュで高級感のあるデザインにリニューアルしています。
おすすめポイント
・シートの向きを変えられる両対面式
・5.8kgと軽量
【商品名】MELIO(メリオ)カーボン
【メーカー名】 CYBEXサイベックス
【対象月齢】生後1カ月~36カ月(体重15kg以下)
【サイズ】開:W490×D82-101×H1070mm 、閉:(折りたたみ)W490×D540×H690mm、(コンパクト収納時)W490xD690xH290mm
【重さ】5.8kg
【タイヤの数】4輪
【シートの向き】両対面式(対面式・背面式)
【収納(座面下かご)】38L/5kgまで
走行性の高さに定評のあるエアバギーの最上級モデル。
ベビーカーも「クルマ」であると考え、乗り心地や走りやすさ、安全性にこだわって作られています。
振動吸収のエアチューブタイヤ、3角構造で実現した安定感、重量に負けない頑丈なフレーム、KARASAWA製のハンドブレーキを搭載。
世界的に厳格な規格として知られる欧州安全基準「EN1888-2」にも適合した、安全性の高い一台です。
しかも最上級モデルでは、砂利道や未舗装の道路でも軽々と走行できるオフロード仕様のタイヤや、3段階で調整できる深いUVカットサンキャノピーを採用。
ママ友と一緒にピクニックや屋外イベントを満喫したり、子どもが成長したら、公園でたっぷり遊んだりしたいというママにおすすめです。
おすすめポイント
・世界的に厳格な規格として知られる欧州安全基準「EN1888-2」に適合
・砂利道や未舗装の道路でも軽々と走行できるオフロード仕様のタイヤを採用
【商品名】ココプレミア フロムバース
【メーカー名】AIRBUGGYエアバギー
【対象月齢】生後0カ月(新生児)~48カ月(体重22㎏以下)
【サイズ】開:W535×D960×H1055mm、閉:W535×D400×H820mm
【重さ】10.3kg
【タイヤの数】3輪
【シートの向き】背面式
【収納(座面下かご)】17L/5kgまで
ジッピ-ライトよりは大ぶりなものの、こちらも最大幅53㎝と、都市部での生活に最適なコンパクトストローラーです。
しかも、ハンドルの角度が4段階に調整可能なので、握りやすい位置に合わせることができます。
内側に折り畳むのも可能で、混雑した電車やエレベーター内などでママとベビーカーが密着できるため、場所を取らず、周りに迷惑をかけません。
さらにビートで注目したいのは、座面下に設置された大容量のバスケット。
耐荷重が10㎏と力持ちで、ドリンク類や米など、重量のある買い物の際も安心です。
ちょこちょこ買い物に出かけるのは面倒だから、できるだけまとめて買いこみたい、というママにおすすめです。
また、折り畳みや、シートをリクライニングするのも片手でできたり、新生児時期から体重22キロまで、超ロングユースできたりする点も魅力です。
おすすめポイント
・ハンドルの角度が4段階に調整可能
・座面下に大容量のバスケットを設置
【商品名】ストッケ ビート
【メーカー名】STOKKEストッケ
【対象月齢】生後0カ月(新生児)~48カ月(体重22㎏以下)
【サイズ】開:W535×D970×H1150mm、閉:W535×D720×H330mm
【重さ】9.5kg
【タイヤの数】4輪
【シートの向き】両対面式(対面式・背面式をシート着脱で切り替え)
【収納(座面下かご)】10kgまで
商品名 | スムーヴ プレミアム | アンブレッタ 4キャス プレミアム エッグショック UJ | MELIO(メリオ)カーボン | ココプレミア フロムバース | ストッケ ビート |
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ブランド名 | Apricaアップリカ | Combiコンビ | CYBEXサイベックス | AIRBUGGYエアバギー | STOKKEストッケ |
対象月齢 | 生後1カ月~36カ月(体重15kg以下) | 生後1カ月~36カ月頃(体重15kg以下) | 生後1カ月~36カ月(体重15kg以下) | 生後0カ月(新生児)~48カ月(体重22㎏以下) | 生後0カ月(新生児)~48カ月(体重22㎏以下) |
サイズ | 開:W550×D860×H1140mm 閉:W550×D420×H890mm | 開:W492×D801~913×H920~1105mm 閉:W492×D466×H890~1048mm | 開:W490×D82-101×H1070mm 閉:(折り畳み)W490×D540×H690mm、(コンパクト収納時)W490xD690xH290mm | 開:W535×D960×H1055mm 閉:W535×D400×H820mm | 開:W535×D970×H1150mm 閉:W535×D720×H330mm |
重さ | 9.4㎏ | 6.8kg(フル装備重量:7.4kg) ※本体重量はレッグカバー・ダッコシートαを除く | 5.8㎏ | 10.3㎏ | 9.5㎏ |
タイヤの数 | 3輪 | 4輪 | 4輪 | 3輪 | 4輪 |
シートの向き | 背面式 | 両対面式(対面式・背面式) | 両対面式(対面式・背面式) | 背面式 | 両対面式(対面式・背面式をシート着脱で切り替え) |
収納(座面下かご) | 30L/5kgまで | 42L/10kgまで | 38L/5kgまで | 17L/5kgまで | 10kgまで |
商品詳細 | |||||
いずれのA型ベビーカーも、赤ちゃんの安全と、ママの使いやすさを考えて、さまざまな工夫が凝らされているものばかりです。
赤ちゃんとの生活を思い浮かべながら、じっくり吟味してくださいね。
<掲載商品はedimo編集部が実際に連絡を行い、コンタクトが取れたメーカーのものだけに限定しています。※一部国内プレスリリースでの確認>