【小児科医監修】赤ちゃんの鼻水対策におすすめの鼻水吸引器7選。鼻水が取れない時の対処法も紹介!

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鼻水吸引器

就寝時などに気になる赤ちゃんの鼻詰まり。

呼吸が苦しそうな姿が心配で、寝ていられないパパやママも多いのではないでしょうか。

なんとか安全な方法で対処してあげたいですよね。

今回は、ユーカリが丘アレルギーこどもクリニックの松山院長に、鼻水吸引器のメリットや選び方について伺いました。

あわせて、edimo編集部が厳選したおすすめの電動鼻水吸引器もご紹介します。

取材・監修協力商品紹介部分は取材・監修範囲外です

小児科医
松山 剛

松山 剛

ユーカリが丘アレルギーこどもクリニック 院長、医学博士、日本小児科学会専門医、日本アレルギー学会認定専門医。
PALSプロバイダー(小児二次救命処置法認定医)、NCPRプロバイダー(新生児蘇生法認定医)、ICD(感染管理医師)。
東邦大学医療センター佐倉病院小児科 非常勤医師、成田赤十字病院小児科 非常勤医師。

千葉県佐倉市ユーカリが丘4丁目1-1 イーストタワー2階(スカイプラザ集合クリニック内)
https://allergy-kodomo.clinic/

赤ちゃんは鼻水か詰まりやすい?

鼻詰まりの赤ちゃん

風邪を引いているわけでもないのに、ジュルジュルと鼻づまりを起こしやすい赤ちゃん。

夜中に鼻水が詰まって、苦しそうな姿を目にするパパやママも多いのではないでしょうか。

そもそも赤ちゃんの鼻の穴は、解剖学的に狭いのです。

さらに、赤ちゃんは基本的に口ではなく鼻で呼吸をしています。

そのため、赤ちゃんはわずかな量でも鼻水が詰まると、とても苦しくなってしまうのです。

鼻詰まりが起きやすいタイミングとしては、寝る前や、身体が冷えたときなど。

また、風邪を引いた場合も鼻が詰まってしまいます。

一方、お風呂に入った後など身体が温まったときや、加湿された後は鼻が通りやすくなっています。

松山 剛

【監修者】小児科医松山 剛のコメント

赤ちゃんの場合、口は呼吸よりもおっぱいを飲んで栄養を取ることが優先で、おっぱいを飲むのに適した構造をしています。

そのため、呼吸は鼻呼吸に依存していて、生後0か月~4か月くらいは口呼吸がしにくいのです。

赤ちゃんの鼻づまり解消にパパ&ママができること

赤ちゃんに寄り添うママ

赤ちゃんが鼻水に苦しんでいる場合、鼻水吸引器を使って対処できる可能性があります。

ただし鼻水吸引器を用いる前に、以下の方法を試してみてください。

鼻水吸引器を使う前に試したいこと

1. 赤ちゃんの鼻を温める
おでこから鼻のあたり、また首筋から肩甲骨のあたりに蒸しタオルを当てて温める。
※蒸しタオルが熱くなりすぎないように注意する

2.赤ちゃんの上体を斜めに起こし、呼吸しやすくしてあげる

3.母乳や生理食塩水を1滴鼻に垂らす
※人工ミルクは刺激になるのでNG

(4.乳幼児期の場合は、鼻の通りをよくする塗り薬を胸に塗るのも良い)

上記の方法を試すと、鼻の通りが良くなり、鼻詰まりが解消されることもあります。

それでも鼻詰まりが解消されない場合には、鼻水吸引器を試すのがおすすめです。

松山 剛

【監修者】小児科医松山 剛のコメント

鼻水吸引器は、鼻水など物理的に鼻に詰まっているものを取り除くことはできますが、粘膜の腫れを引かせて、鼻詰まり自体を解消するものではありません。

じゅるじゅるした鼻水を取り除く処置として鼻水吸引器を使用するようにしてください。

赤ちゃん用鼻水吸引器を使用するメリット

電動鼻水吸引機のイメージ

鼻水吸引器を使用することで以下のメリットが得られます。

赤ちゃんの呼吸を楽にする

赤ちゃんの場合、わずかな量でも鼻水が溜まってしまうと、呼吸が苦しくなってしまいます。

鼻水吸引器を用いて鼻水をしっかり吸引してあげることで、呼吸が楽になるでしょう。

咳を減らせる

鼻水が喉にまわってしまうと、咳込んでしまうことがあります。

鼻水を吸引することで、そうした咳を減らすことが可能です。

中耳炎の予防

小学校に入学するまでに、約6~7割の子どもが発症するといわれる「中耳炎」。

特に生後半年頃から2歳までに多くみられます。

中耳炎を引き起こす理由の多くは「鼻水」といわれており、鼻水が溜まったままだと、中耳炎のリスクが上がる可能性があります。

鼻水吸引器を用いて鼻水をとってあげれば、そのリスクを抑えることができます。

赤ちゃん用鼻水吸引器の選ぶときのポイント

鼻水吸引機を使うイメージ

赤ちゃん用に鼻水吸引器を選ぶ際には、以下のポイントに注目しましょう。

圧力の調整ができるもの

鼻詰まりの状態で、強い圧力で吸引してしまうと鼻の粘膜が吸引管(オリーブ管)に吸い付いて傷ついたり、鼻の中が陰圧になって耳に負担がかかったりするため、圧力を調整できるものがおすすめです。

圧力計メーターが備わっていると安心ですね。

洗えるもの、乾かせるもの

衛生的に使えるように、分解して洗えるものや、しっかりと乾かせるものだと安心です。

オリーブ管が何種かあるもの

赤ちゃんの鼻の形に合うもの、ときには奥まで吸えた方が良い場合もあるので、オリーブ管が何種類か付いている鼻水吸引器を選ぶと良いでしょう。

なお、ガラス製のオリーブ管もありますが、鼻の中で割れてしまうと非常に危険です。

できればガラス製ではないものを選びましょう。

また、定期的に取り換えが必要なパーツに関しては、インターネットなどで手に入りやすいものを選ぶと、いざという時に安心ですね。

松山 剛

【監修者】小児科医松山 剛のコメント

鼻水吸引器には電動タイプのほかに、口吸いタイプやカテーテルタイプなどいろいろなものがあります。

口吸いタイプの場合、圧が調整しやすく、お母さんがウイルスをもらいにくいフィルター付きを選ぶのがおすすめです。

また、カテーテルタイプも奥の方が吸えて便利です。

一方で、手で持つタイプは圧がかかりにくく、鼻水が吸いきれないこともあります。

圧力を調整できて、きちんと吸えるものを選ぶと良いでしょう。

※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。edimo編集部が独自に行っています。

※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。

※商品によってはユーザーのレコメンドが記載されています。これらは個人の感想であり、効果効能を示すものではありません。

 赤ちゃんにおすすめの電動鼻水吸引器7選

東京エム・アイ商会「ELENOA エレノア」

病院でも使用されている鼻水・たん吸引器。

本体は約960gと比較的軽く、持ち手が付いているので片手で持ち運びしやすい仕様になっています。

吸引力が強く、最大吸引圧は-80kPa、排気流量15L/min。

必要に応じて圧力の調節も可能です。

大小1個ずつ吸引チップが付いているので、鼻の大きさに合うものを選んで使えます。

キャリングバッグ付きで、帰省時や旅行などで持ち運ぶ時にも便利です。

おすすめここがおすすめ
・病院、クリニックなどでも使用されている鼻水、たん吸引器
・安心の圧力メーターと無段階の圧力調整ダイヤル付きで、圧力の上げ過ぎによる事故を未然に防止

商品名ELENOA エレノア
ブランド東京エム・アイ商会
メーカー東京エム・アイ商会

Combi「電動鼻吸い器 S-80」

鼻水の粘度に合わせて吸引圧を選べるダイヤル式の鼻水吸引器。

ノズルはぴったり密着して吸える「しっかりノズル」と、小さな鼻にも使える「そっとノズル」の2種類。

シーンに合わせて使い分けすることで、残さず吸引できます。

本体にはホースホルダーが付いているので、長いノズルをすっきり収納可能。

パーツはすべて外して丸洗い可能なので、お手入れしやすく清潔を保てます。

吸引ホースや吸引ノズルは別途購入可能です。

おすすめここがおすすめ
・吸引圧が選べるダイヤル付き
・替えパーツは単体で別途購入可能

商品名電動鼻吸い器 S-80
ブランドCombi
メーカーコンビ

BabySmile「メルシーポットS-504」

ママ向け雑誌やレビューサイトで人気の鼻水吸引器「メルシーポット」。

パワフルな吸引力はそのままに、旧デザインから一回り小さくなり、デザインも刷新。

暗いところでイラストが光り、かわいいです。

静音設計で赤ちゃんが嫌がる音を抑えた点も特徴のひとつ。

出産準備はもちろん、出産祝いとしても人気の商品です。

部品はすべて取り外して丸洗いできるので衛生的で安心です。

おすすめここがおすすめ
・赤ちゃんが嫌がる音を抑えた静音設計
・部品はすべて丸洗い可能

商品名メルシーポットS-504
ブランドBabySmile
メーカーシースター

BabySmile「ベビースマイルS-303NP/303PCNP/303PKNP」

赤ちゃんを抱きかかえながら、片手で楽に操作できる電動鼻水吸引器。

電池式でコンセントの電源不要なので、どこでも使えて便利です。

ハンディサイズで195g(電池別)と軽く、おむつポーチに入れて持ち運びもしやすいです。

もちろん、安定した吸引力があり静音設計なのもポイント。

カラーはグリーン、パッションピーチ、トロピカルピンクの3色展開です。

そのまま水洗いできるので清潔を保てます。

おすすめここがおすすめ
・片手で操作できる
・水洗いOK

商品名ベビースマイルS-303NP/303PCNP/303PKNP
ブランドBabySmile
メーカーシースター

AngeSmile「ハナクリア」

片手で持ってスイッチを押すだけの簡単操作で乳幼児の鼻水・鼻づまりを除去。

電池タイプでコードレスなので持ち運びにも困りません。

吸引した鼻水の量が一目で分かるよう、約4ml入る透明吸引カップがセットされています。

大小のシリコンチップ付きで、子どもの成長に合わせて長く使えます。

各パーツは水洗い可能。

自立式で床面に挿入部が接触しないので、衛生的に使えます。

おすすめここがおすすめ
・片手で操作できる
・自立するので挿入部が床面に触れず清潔

商品名ハナクリア
ブランドAngeSmile
メーカーちゃいなび

日東産業「鼻水吸引器ベベキュア」

シンプルなデザインと機能性の高さが魅力の鼻水吸引器。

付属のACアダプター、シガーライター、別売りのバッテリーの3電源に対応しているのであらゆる場所で使えます。

LEDライトが搭載されているため、うす暗い寝室の中でも吸引物を確認可能。

吸引チップは柔らかいシリコン製で粘膜にやさしく、鼻の奥の粘度の高い鼻水もスッキリ取れます。

カラーはローズピンク、スマートグレー、リッチブルーをラインアップ。

おすすめここがおすすめ
・3電源対応なので、あらゆる場所で使える
・LED搭載で暗い寝室の中でも安心

商品名鼻水吸引器ベベキュア
ブランド日東産業
メーカー日東産業

Aidee「電動鼻水吸引器 BalliQ(バリキュー)」

20年以上医療機器を取り扱ってきた経験を活かし、安心・安全なベビーケアアイテムでパパママをサポートする「Aidee」の電動鼻水吸引器。

ころんと丸いフォルムとビビッドな色使いがかわいいです。

片手でボタンを押して簡単に鼻水を吸引。

吸引の強さは鼻水の状態に合わせて2段階で調節可能です。

30秒で自動的に電源が切れる機能付き。

パーツはすべて取り外し可能なので、細部までしっかり洗って衛生的に使えます。

カラーはイエロー、ブルー、ピンクの3色展開。

おすすめここがおすすめ
・片手で使える
・ビビッドな色使いと丸いフォルムがかわいい

商品名電動鼻水吸引器 BalliQ(バリキュー)
ブランドAidee
メーカージェイ・シー・ティ

なかなか鼻水が取れない時の救世主!

鼻水がなかなか取れなくて悩むパパ・ママは少なくありません。

そんな時は、鼻水吸引器を使う前の”ひとてま”がポイントです。

赤ちゃんの鼻詰まり解消をサポートする、便利アイテムをご紹介します。

ニールメッド「ナスピラ ドロップス」「ベビーミスト」

ナスピラ ドロップス

ベビーミスト

ベビー向けの点鼻用生理食塩水。

7カ月以上の赤ちゃんには液体タイプの「ナスピラ ドロップス」、1歳以上の赤ちゃんにはスプレータイプの「ベビーミスト」があります。

鼻水吸引器を使う前に鼻に使うことで、赤ちゃん特有の”ねっとり”した鼻水をやわらかくしてくれます。

生理食塩水なので鼻に入れても痛くなく、防腐剤や薬剤は使っていない点も安心。

休診中や夜間で、病院に行けない時などに大活躍のアイテムです。

おすすめここがおすすめ
・年齢に合わせて、液体タイプ、スプレータイプから選べる
・生理食塩水なので鼻に入れても痛くない

商品名ナスピラ ドロップス
ブランドニールメッド
メーカーニールメッド
タイプアンプル
対象7カ月以上
商品名ベビーミスト
ブランドニールメッド
メーカーニールメッド
タイプミストスプレー
対象1歳以上

鼻水吸引器を使うときのコツ

鼻を綿棒でくすぐるイメージ

赤ちゃんが鼻づまりに苦しんでいる場合、鼻水吸引器を使う前に「赤ちゃんの鼻づまり解消にパパ&ママができること」で紹介した、鼻詰まりの対処法を試してみてください。

また、ティッシュペーパーをこよりにしたり、赤ちゃん用の綿棒を用いて、鼻の入り口をくすぐり、くしゃみをさせてみるのも有効です。

それでも解消されていないようなら、鼻水吸引器を試します。

ただし、その場合も必ず鼻がよく通るようにしてから行うのがポイント。

鼻の入口の粘膜が腫れていて、鼻の奥に鼻水が溜まっていてはうまく吸うことができません。

必ず鼻の通りをよくして、鼻水が吸える状態で鼻水吸引を行うようにしましょう。

松山 剛

【監修者】小児科医松山 剛のコメント

赤ちゃんの鼻が詰まっているのをみると、不安になるのは当然です。

鼻水がゼロゼロしていると、中耳炎をはじめ、気管支炎や肺炎になることもあるので、まずは小児科に相談してください。

また誤った情報や判断で鼻水吸引器を購入し、間違った使い方をしてしまうことも少なくありません。

自己判断で吸引器を使用するのではなく、必ず医師に相談などして、コツを教えてもらうことが大事です。

鼻水吸引器を使うときの注意点

鼻水吸引器を使うイメージ

鼻水吸引を行う際は、以下に注意してくださいね。

赤ちゃんの口を開けた状態で吸引する

前に述べたように、鼻詰まりの状態で吸引すると、鼻腔内に圧力がかかり、中耳に圧がかかり痛めることがあります。

耳に圧がかからないように、必ず口を開けて空気が抜けるようにしてください。

オリーブ管に手を当て、圧を確認してから使用すること

いきなり強い圧力で吸引してしまうと、鼻の中や、耳を傷めてしまうことがあります。

圧力を確認して使うようしましょう。

鼻水吸引を行う前に母乳を垂らす

鼻に母乳を垂らすことで、鼻の通りをよくしてくれる効果が期待できます。

すぐに母乳が出ない、用意できないときには、生理食塩水を垂らしてもよいでしょう。

なお、人口ミルクは赤ちゃんにとって刺激となってしまうのでNGです。

吸引器使用後は、チューブを洗浄

使用後はコップなどに水を入れて、お水→空気→お水→空気を何度か繰り返し、チューブを洗浄してください。

商品一覧表

商品名ELENOA エレノア電動鼻吸い器 S-80メルシーポットS-504ベビースマイルS-303NP/303PCNP/303PKNPハナクリア鼻水吸引器ベベキュア電動鼻水吸引器 BalliQ(バリキュー)
ブランド東京エム・アイ商会CombiBabySmileBabySmileAngeSmile日東産業Aidee
メーカー東京エム・アイ商会コンビシースターシースターちゃいなび日東産業ジェイ・シー・ティ
商品詳細

まとめ

赤ちゃんの鼻詰まりの解消をサポートすることができる鼻水吸引器。

一台あれば5~6年は使えるので、2人目の子どもにも使えるのはもちろん、大人も使用できるでしょう。

圧が調整できて、安全に使えるものを選んでくださいね。

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