2020.09.29
スマホに内蔵されたカメラの性能が高まり、日常的に写真を撮るという人も増えたのではないでしょうか。
しかし、撮った写真を見返してみると、不要なものが映り込んでいたり、写真がゆがんでいたりしてしまって残念ということもあるはず。
そこで今回は、そのような時にスマホひとつで画像を編集・加工できるアプリをご紹介します。
画像の加工に不慣れなedimo編集部が実際に使ってみて、良いと思ったアプリを7つ選んでみました。
※この記事は2020年9月時点の情報を参考にしています
目次
アプリによって、使える機能やその使い勝手などは異なります。どんな画像の加工ができるかを知っておくことが、アプリを選ぶ基準になりますよ。
1-1.不要なものを取り除く
電線や電柱、通行人など、映り込んでしまったものを消すことができます。
1-2.補正
画像の明るさやコントラストの調整などができます。
1-3.フォーカス効果
画像の背景をぼかすことができるのがこの機能。アプリによって、フォーカスの形やサイズの調整機能が異なるので、比べてみるといいでしょう。
1-4.テキストの追加
SNSにアップする用に、文字を加えた画像に加工できます。
1-5.モザイク
自身や他人の顔を消したいときなどに使えるのがこの機能。SNSにアップするとき、個人情報対策で顔を隠す際に活用できます。
1-6.コラージュ
複数の画像を1枚に収めることができます。
では実際に、複数の画像編集アプリを使ってみて、よいと思ったもの6選をご紹介します。
2-1.PICNIC
「せっかく景色の良いところに行ったのに、悪天候のせいで全然良い写真が撮れなかった!!」という時に使いたいのが「PICNIC(ピクニック)」。
機能はフィルターを変えられるという一択のみ。
その分、ボタン一つで、曇天や雨天の写真を晴天や夜空、夕空などに変えられるのが特徴です。
例えば、牧場に牛が点在している写真。芝生の緑がきれいな分、曇り空がとても残念ですよね。
この写真をアプリで開いてフィルターを選択することで、簡単に青空に変えられます。
同じ要領で、夜空にすることもできます。
フィルターは全部で33種類。この中からお好みのフィルターを選ぶことで、最高の写真に仕上げられます。
InstagramやTwitterなどのSNSにシェアがしやすいので、日常使いにおすすめの加工アプリです。
手軽に背景が変えられる一方で、細かな加工には対応していないのが難点。トリミングやレタッチもしたいという人は、他のアプリと併用する必要があります。
PICNIC-天気の妖精カメラ
販売元:ESTsoft Corp.
価格:無料
2-2.PHONTO
写真にテキストを追加したいというときには、「PHONTO(フォント)」がおすすめ。
文字を挿入することに特化したアプリだからこそ、自由度の高さはピカイチです。
こちらは、加工前の写真。
この画像をアプリで開き、フィルターを選択。
それからテキストを挿入し、お好みのサイズや色、傾きにアレンジしていきます。
まずはシンプルに白色のフォントを使ってみました。
文字に縁(ストローク)をつけたり、背景色を入れたりすることもできます。
フォントは全部で400種類以上あり、そのうち日本語は約40種類。「明朝体」などの角張ったフォントから、「こども丸ゴシック」など可愛らしい印象のフォントまで種類は様々あるので、イメージに合うものを選ぶことができます。
その他にも以下の機能があるのもうれしいポイントです。
・文字の傾きを変更
・カーブに沿って文字を配置できる
・文字の影を入れる
・文字の間隔を変えられる
・下線を入れられる
PHONTO 写真文字入れ
販売元:youthhr
価格:無料(App内課金あり)
2-3.Retouch
レタッチ機能に特化した「Photo Retouch」。
うっかり人や物が映り込んでしまっても、このアプリであれば消すことができます。
町並みを撮ると、どうしても電線が映り込んでしまいます。
このアプリを活用することで、空に映る電線も簡単に消すことができるのです。
Before
After
この機能を応用すれば、顔にできているシミやシワなども補正することができるため、風景写真にも人物写真にも重宝するでしょう。
Photo Retouch-画像加工写真人を消す
販売元:俊锋 黎
価格:無料(App内課金あり)
2-4.Effectshop
2枚以上の写真を1枚の画像にしたいときには、「Effectshop」がおすすめ。
結合したい画像を選び、お好みのテンプレートを選択するだけで、簡単に1枚の画像が仕上がります。
画像5枚を選んでできあがったのがこちら。
ボタン一つで、5枚の画像を1枚にまとめることができました。
以下のように境界線を変更することができるほか、写真と写真の間隔や角のカーブ度合い、背景の色・柄を調整できるなど、アレンジの幅が広いのが特徴です。
画像サイズを指定して作成できるので、SNSなどに投稿しやすいのもうれしいポイントですね。
一度に最大16枚の結合が可能。
画像点数ごとに複数のテンプレートが用意されているので、自由にコラージュ画像を作成できますよ。
写真加工コラージュ・画像編集 – Effectshop
販売元:TongShuo
価格:無料(App内課金あり)
2-5.Snapseed
Google社が開発した画像加工アプリ「Snapseed」。
このアプリは、「射影変換」「部分調整」「シミ除去」「ホワイトバランス」など、無料とは思えないほど加工機能が充実しているのが特徴です。
例えば、写真の背景を広げたいときには「アンクロップ」機能が活躍。キャンパスのサイズを拡大すると、自動で合成されます。
以下のように空を広げることが容易にできます。
Before
after
「レンズぼかし」機能でポートレート写真に変えることもできました。
デフォルトで用意された11種類のフィルターを選ぶと、ワンタップで写真の雰囲気を変えることができます。
もちろん手動でホワイトバランスや明るさ、コントラストなどを微調整する機能もあります。
これ以外にも、
・テキストの追加
・顔の補正
・ホワイトバランスの調整
・射影変換
・切り抜き
など多機能が備わっています。これ一つで様々な画像を作り出すことができる優秀アプリです。
Snapseed
販売元:Google LLC
価格:無料
2-6.Adobe Photoshop Fix
プロフェッショナル向けの画像・映像編集ソフトを販売する、業界最大手のAdobe社。
同社が開発した「Photoshop」の技術を利用し、Photoshop Mix、Photoshop Expressなど様々な画像の編集アプリが用意されています。
なかでも「Adobe Photoshop Fix(アドビ フォトショップフィックス)」は、画像の修復、ゆがみや明るさ、カラーの調整をすべて仕上げることができます。
例えば、こちらの牛の写真。
「ゆがみ」を調整する機能によって、お腹周りをすっきりさせることができます。
Before
after
この他、顔自動認識機能によって、顔のパーツを変形させることもできます。
口角を上げたり、目を大きくしたり、鼻を高くしたり……。
そのような編集も、このアプリひとつで行うことができるので、特に人物の写真写りを直したいという女性にはおすすめです。
Adobe Photoshop Fix
販売元:Adobi Inc.
価格:無料(App内課金あり)
多彩なフィルター機能や目を大きく見せる加工が瞬時にでき、写真がかわいく盛れることで爆発的に人気になったアプリ。
スタンプ機能も、かわいいものからおもしろ系まであり、SNSに投稿する時に加工アプリを使う人におすすめです。
例えば、夏の青空を撮影したこの一枚。
Before
「日付入りフィルムスタンプ」を使って、ちょっぴりファンタジーな一枚に。
After_01
↓↓↓使用したスタンプアイコンはこちら↓↓↓
「鮮やか夏フィルター」を使用すると、夏らしい鮮やかな雰囲気に。
夏のまぶしい日差しまで感じさせてくれます。
After_02
↓↓↓使用したスタンプアイコンはこちら↓↓↓
「オールドフィルムスタンプ」なら、ちょっぴりノスタルジックな夏の思い出の一枚を演出できます。
After_03
↓↓↓使用したスタンプアイコンはこちら↓↓↓
このほかにも、動画やおしゃれなビデオクリップを作成してくれるテーマ機能など、便利な機能が満載!
このアプリ一つでいろんなことが楽しめますよ。
SNOW
販売元:SNOW INC.
価格:無料
いかがでしたか? 1つの機能に特化したものから、さまざまな編集機能を搭載したものまで、さまざまなアプリを紹介しました。
時間をかけずに手軽に加工したい方はPICNICやEffectshopなど、1つのアプリでより細かい編集をしたい方にはSnapseedやAdobe Photoshop Fixなどがおすすめです。
実際に使ってみて感じたことは、まずは1つのアプリを使いこなしてみてほしいこと。
複数のアプリをいっきにダウンロードしても、慣れないうちは時々に応じて使い分けることは容易ではありません。
この記事の中で最も気になったアプリを1つ選んでダウンロードをし、そのアプリを使いこなすことで徐々に編集の技術を高めていきましょう。
<掲載商品はedimo編集部が実際に連絡を行い、コンタクトが取れたメーカーのものだけに限定しています。※一部国内プレスリリースでの確認>