手ぬぐいおすすめ7選。1本あれば超便利!

古くから日本人の生活に欠かせないものとして使われてきた手ぬぐい。

吸水性・速乾性にすぐれ、さまざまな使い方ができる手ぬぐいは、今改めてそのよさが見直されています。

そこで今回は、手ぬぐいの魅力や選び方のポイント、活用法などを紹介。

edimo編集部おすすめの手ぬぐいもチェックしてみてくださいね。

暮らしのなかで親しまれてきた手ぬぐい

手ぬぐいとは、木綿の糸を平織りにして作られた布のこと。

古くは奈良時代から、あるいはそれ以前から作られていたという説もあるほど歴史のあるものです。

江戸時代に綿花の栽培が盛んになると同時に庶民の間にも広く普及し、手ぬぐいは生活必需品となりました。

文字通り「手をぬぐう」ためのものですが、濡れた手を拭く以外にも掃除の際にほこり除けとして頭にかぶったり、切れた鼻緒の修理に使ったり、緊急時には細く裂いて包帯代わりにしたりとあらゆる場面で使われていたそうです。

デザイン豊富な現代の手ぬぐい

文明開化以降タオルやハンカチが普及すると、手ぬぐいは時代遅れとされ徐々に姿を消していきました。

ところが近年、その手ぬぐいのよさが見直され、日本人のみならず外国人観光客の間でも人気が高まっています。

手ぬぐいの魅力は、なんといっても吸水力と速乾性

木綿の吸水性に加え、手ぬぐいは端が切りっぱなしになっているため水はけがよく衛生的です。

さらに、薄くてかさばらないので登山などのアウトドアや旅行にもぴったり。

洗うたびにふんわりと柔らかく肌なじみがよくなるので、育てていく楽しみもあります。

そしてデザインも豊富

古典的な柄だけでなく色鮮やかでポップなものやキャラクターとのコラボなどもあり、好みに合うものを見つけやすいバリエーションの多さも魅力の一つといえるでしょう。

手ぬぐいの種類と選び方

どれも同じように見える手ぬぐいですが、生地の種類と染め方に違いがあります。

●生地

大きく分けて、岡生地と文生地の2種類があります。

岡生地は細い糸で織られているので肌当たりがやわらかかく、使ううちにさらになめらかでしっとりした質感に。

細かく繊細な柄やカラフルなデザインのものが多く作られています。

一方、文生地は太めの糸で織られていて、岡生地よりも厚手で丈夫

最初は硬いですが使ううちにフカフカになり、織り目が粗いので通気性にもすぐれています。

さらには特岡、特文という生地もあり、それぞれ岡や文と同じ糸ですが織る密度が高くしっかりとした生地になります。

また、江戸時代にはたくさんの手ぬぐい工場がそれぞれに名前を付けて生地を販売していたため、その名残として文生地を「総理生地」と呼ぶこともあります。

●染め

手ぬぐいには伝統技法で手染めしたものと機械染めのものがあり、伝統技法による染めには「捺染(なっせん)」と「注染(ちゅうせん)」の2種類があります。

その大きな違いは、表と裏の色の違い。

捺染は生地の表面にだけ色が付き、裏側は白っぽく仕上がります

一方の注染は糸の中まで染料で染めるので、裏側には反転した柄が出てリバーシブルで使えます

得意なデザインもそれぞれで、捺染は輪郭のハッキリした細かい表現が可能で色も豊富。

注染は輪郭をにじませたりぼかしたりする優しい風合いのデザインを得意とします。

機械で顔料を乗せていくプリント染めは、手染めよりカラフルで細かいデザインが可能。

大量生産できるので比較的リーズナブルなのも魅力です。

●柄

伝統的な定番の柄としては「豆絞り」「麻の葉」「青海波」「七宝つなぎ」「矢がすり」などがあります。

これらは平和や円満、魔除けなど縁起のいい意味が込められているもので、今でもお祝いなどのシーンでよく使われています

そのほかにも、手ぬぐいの柄は実に多種多様。

伝統的な柄を現代風にアレンジしたものもあれば、シンプルな無地のもの、季節の草花や動物がデザインされたものなどさまざまです。

目的や好みに合わせて柄を選んだり、好きな柄を集めたりするのも、手ぬぐいを使う楽しさの一つです。

※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。

※商品によってはユーザーのレコメンドが記載されています。これらは個人の感想であり、効果効能を示すものではありません。

手ぬぐいおすすめ7選

kenema「手ぬぐい 揺らめく金魚」

鮮やかな2匹の金魚がダイナミックに描かれた夏らしいデザイン。

目が細かくしっかりとした特岡生地で、高級感があります。

注染ならではの美しいグラデーションで水のゆらめきを表現。

ふきんやハンカチとしてだけでなく、タペストリーとして壁に飾っても存在感のある一枚です。

おすすめおすすめポイント
・注染の技法で水のゆらめきを表現
・壁掛けにして季節感を演出できる

ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント

30代・女性

毛羽立ち無いから汗ふきにも良いし、食器拭くのも手拭い派です。使い込むほど手放せなくなります。

40代・女性

コンパクトで吸水性が良いので、お出かけに常備しています。

50代・男性

数日ほど外泊する場合はもっぱら手ぬぐいを持っていくようになりました。こういうときは断然手ぬぐい。適当に干しても翌朝きっちり乾いてます。ほつれや色落ちもありますが、それも味だと受け取っています。

商品名手ぬぐい 揺らめく金魚
ブランド名kenema
メーカー名宮本
生地の種類特岡
染めの方法注染
サイズ約35×90 cm

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IKS COLLECTION「手ぬぐい ねこ」

つぶらな瞳でじっと見つめる猫の表情が愛らしい一枚。

丈夫な総理生地で、洗うたびにふっくらとやわらかくなっていきます。

糸の芯まで染料で染める注染なので、表裏同じ柄が楽しめるのも魅力。

猫が好きな人へのプレゼントにも最適です。

おすすめおすすめポイント
・裏まで染まっているので表裏を気にせず使える
・猫好きな人へのプレゼントに最適

ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント

30代・女性

こどもの甚平を作りたくて手ぬぐいを選びました。柄もかわいいし、はやく乾くので、汗っかきのこどもにぴったり。

20代・女性

毎朝の洗顔の後、手ぬぐいで顔を拭いています。手ぬぐいを使ってからは、肌悩み知らずです。

40代・女性

以前はタオルハンカチユーザーでしたが、最近のバッグの小型化により、手ぬぐいに変更しました。バッグの中でもかさばらず、水分もいっぱい吸収してくれるので、一石二鳥です。

60代・男性

保冷剤を入れて首に巻き、熱中症対策として使っています。

商品名手ぬぐい ねこ
ブランド名IKS COLLECTION
メーカー名榎本
生地の種類総理生地
染めの方法注染
サイズ約34×90 cm

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かまわぬ「まめぐい 大菊」

約27cm×27cmという小ぶりなサイズの手ぬぐい。

おにぎりやお菓子などちょっとしたものを包むほか、食事のときのおしぼりや、子ども用のハンカチにもぴったりのサイズです。

端は切りっぱなしではなく縫製加工しているので糸のほつれが出る心配はありません

シンプルながら大胆なデザインで、注染らしい染めのニュアンスを楽しめます。

おすすめおすすめポイント
・約27cm×27cmという小ぶりなサイズ
・端が縫製加工されていてほつれない

商品名まめぐい 大菊
ブランド名かまわぬ
メーカー名かまわぬ
生地の種類
染めの方法注染
サイズ約27cm×27cm

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Cankeri「色無地 てぬぐい 日本の伝統色 瑠璃-るり-」

日本の伝統的な色で染めた手ぬぐいシリーズ。

鮮やかながらも深みのある瑠璃色は、利用シーンを選ばずどんな場面でも使い勝手抜群です。

あえて柄を付けず、色の美しさを前面に押し出した、シンプルながらも印象的な一枚。

無地なので年齢や性別を問わず使えます

おすすめおすすめポイント
・濃く鮮やかな瑠璃色が印象的
・無地単色で年齢や性別を問わず使える

商品名色無地 てぬぐい 日本の伝統色 瑠璃-るり-
ブランド名Cankeri
メーカー名二幸
生地の種類岡生地
染めの方法
サイズ約34×90cm

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ヤギセイ「Konomi 小ノ実 結び文とイロハ」

伝統的な柄をベースに現代的に仕上げたKonomiシリーズ。

結んだ帯とイロハの文字を散らしたポップなデザインです。

繊細な表現が可能な捺染ならではのくっきりとした染めで、帯の結び目や柄まで細やかに表現。

デザインはポップながら落ち着いた色味で男女問わず持ちやすいでしょう。

おすすめおすすめポイント
・伝統的な柄を現代風にアレンジしたデザイン
・細やかな柄の表現は捺染ならでは

商品名Konomi 小ノ実 結び文とイロハ
ブランド名ヤギセイ
メーカー名ヤギセイ
生地の種類
染めの方法捺染
サイズ約34×90cm

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KOMESICHI COLLECTION「暮らしのいろは 8月 海」

日本の四季の移ろいをとらえ、月ごとのモチーフをデザインしたシリーズ。

1年12ヵ月分の柄があるので、全部集めて季節に合わせて使いたくなりそうです。

白を基調とし、シンプルな中にも大胆にアレンジされたモチーフが味わいと季節感を演出。

サラリとした質感の、さわやかな肌ざわりの生地です。

おすすめおすすめポイント
・毎月1つのモチーフで日本の四季を表現
・12ヵ月分を集めたくなる柄のバリエーション

商品名「暮らしのいろは」8月「海」
ブランド名米七
メーカー名KOMESICHI COLLECTION
生地の種類
染めの方法
サイズ約36×90cm

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にじゆら「limone」

たわわに実った色鮮やかなレモンの実が、さわやかさと生命力を感じさせるデザイン。

木の柵の向こうにレモンの木が配された絵柄で、折り畳んだときにまったく異なるデザインに見えるおもしろさもあります。

レモンの実や葉は緑と黄のグラデーションになっていて、さりげなくnijiyuraの文字が隠れています。

注染ならではのにじみや揺らぎがあり、やさしい印象に仕上がっています。

おすすめおすすめポイント
・鮮やかなレモンが明るくさわやかなデザイン
・注染のにじみがやさしい印象

商品名limone
ブランド名にじゆら
メーカー名にじゆら
生地の種類
染めの方法注染
サイズ約37×90cm

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商品一覧表

商品名手ぬぐい 揺らめく金魚手ぬぐい ねこまめぐい 大菊色無地 てぬぐい 日本の伝統色 瑠璃-るり-Konomi 小ノ実 結び文とイロハ「暮らしのいろは」8月「海」limone
ブランド名kenemaIKS COLLECTIONかまわぬCankeriヤギセイ米七にじゆら
メーカー名宮本榎本かまわぬ二幸ヤギセイKOMESICHI COLLECTIONにじゆら
生地の種類特岡総理生地岡生地
染めの方法注染注染注染捺染注染
サイズ約35×90 cm約34×90 cm約27cm×27cm約34×90cm約34×90cm約36×90cm約37×90cm
商品詳細

さまざまな用途に使える手ぬぐい

江戸時代だけでなく現代もで、手ぬぐいはさまざまな用途で使われています

濡れた手や汗を拭くだけではなく、キッチンで調理台や食器を拭く布巾としても使えるほか、テーブルランナーやランチョンマットにすればシーズンごとに変えて食卓に季節感を演出することができます。

また、お弁当やちょっとした差し入れなどを包んだり、ペットボトルホルダーやバッグとして使ったりすることも可能。

タペストリーとして壁に飾るなど、インテリアとしても楽しめます。

手ぬぐいのほつれ、どうすればいい?

手ぬぐいは端が切りっぱなしになっています。

これは手ぬぐいの大きな特徴の一つで、このおかげで端に水が溜まらないので速乾性があり、また雑菌が繁殖しにくく衛生的というメリットがあります。

一方で、だんだん端がほつれてくるのが気になる人も多いでしょう。

ほつれが気になるときは無理に引っ張ったりせず、飛び出た部分をハサミで切って処理しましょう

何度か使ううちにほつれにくくなり、フリンジ状になって落ち着きます。

まとめ

吸水性と速乾性にすぐれ、いろいろなシーンで活躍する手ぬぐい。

今は色やデザインも豊富なので、たくさん集めて利用シーンや用途に合わせて使い分けるのも楽しみ方の一つです。

途中で端がほつれてきますが、飛び出た糸はハサミで切って処理しましょう。

使い込むうちにやわらかく肌になじみ、端もフリンジ状に落ち着いてくるので、そうやって手ぬぐいを育てる過程もあわせてゆっくり楽しんでみてはいかがですか。

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