2020.10.20
栄養バランスや彩りを考えて、毎食手の込んだ料理を作るのは簡単ではありません。
特に最近は、新型コロナウイルスの影響で自宅で食事をとる機会が増え、調理にストレスを感じている人も多いのではないでしょうか。
そんな人には、鍋に食材を入れて、ボタンを押すだけで料理が完成する電気圧力鍋がおすすめです。
今回は、電気圧力鍋人気メーカーから最新モデル11選を紹介します。
(この記事は2020年10月時点の情報を参考にしています)
目次
電気圧力鍋とは、火を使わずに圧力調理ができる調理家電のこと。
煮込み調理はもちろん、蒸し、炊飯、無水、低温、発酵など、さまざまな調理機能を備えた商品が存在します。
使い方は、材料を入れてスイッチを入れるだけと、とても簡単。
自動で温度を調節して加熱してくれるので、調理の負担を大幅に減らすことが可能です。
また、ガス火やIH用の一般的な圧力鍋のように、焦げ付きや吹きこぼれなどのリスクもありません。
通常、鍋に入れた水は100℃で沸騰しますが、鍋の中の圧力が上がると、この沸点も上昇し、圧力鍋の場合は120℃程度になるのだそう。
通常よりも高温での加熱が可能になるので、短時間で食材に火が通り、柔らかく、しっかりと味のしみた料理が完成します。
一般的な圧力鍋でも時短調理は可能ですが、焦げ付きや吹きこぼれのリスクが伴います。
さらにガス火の場合は火事の心配もあるので、こまめに様子を見ておかなければいけません。
その点、火を使わずに加熱調理ができる電気圧力鍋は、調理中の外出もOK。自分で火加減を調整する必要もないので、初心者でも失敗することなくおいしい料理が作れます。
電気圧力鍋を購入する際は、次の4点を確認するようにしましょう。
一般的な電気圧力鍋のサイズは、炊飯器と同等かそれ以上。場所を取るので、キッチンに置けるかどうかを事前に確認しておきましょう。
合わせて、調理できる容量(調理容量)も要チェック。目安は、家族の人数+1Lといわれています。例えば、1人暮らしなら2L、3人家族なら4Lです。
電気圧力鍋にはいろいろな機能がありますが、特にチェックしておきたいのは「オート(自動)調理」機能です。
これは、例えば「カレー」や「豚の角煮」など、事前に登録されたメニューの材料をセットして、ボタンを押せば、機器が自動で加熱時間を調整し、料理が完成するというもの。この機能があれば簡単にいろいろな料理にチャレンジできます。
また、登録メニュー数が多い物の方が料理の幅も広がるでしょう。
電気圧力鍋の加熱方式には、「IHタイプ」と「マイコンタイプ」の2種類があります。
「IHタイプ」は消費電力が1200W前後と高めの製品が多いですが、高火力で温度にムラができにくいので、煮込み料理や炊飯に向いています。
一方、「マイコンタイプ」は600~800Wと省エネなので、電気圧力鍋を頻繁に使いたい人や電気代を節約したい人におすすめです。
フタは「プッシュ式」と「スライド式」があります。
「プッシュ式」は片手で簡単に開閉できて便利ですが、取り外して洗えない製品が多いです。
一方「スライド式」は、両手でしっかりフタを閉める必要がありますが、フタを取り外して洗うことができます。
どちらがより使いやすいかを想像して、自分の好みで選びましょう。
購入時のチェックポイント
1. 家族人数に合わせたサイズ、容量
2. オート(自動)調理機能の有無と、登録メニュー数
3. 使用頻度に応じた加熱方式
4. 使いやすいフタのタイプ
圧力調理や蒸し調理、炊飯、無水調理、発酵調理のほか、煮崩れを防ぐために低温でじっくり加熱する「スロー調理」機能や、フタを開けた状態での加熱によって焼き色をつけることができる「加熱調理」機能が搭載された、1台7役の電気圧力鍋。
各調理モードと付属のレシピブックは、管理栄養士と共同で開発されており、糖質オフメニューも豊富。
お好みで加圧時間を自由に設定することもできるので、料理好きな方にもおすすめです。
ここがおすすめ
・1台7役と調理機能が豊富
・レシピブックにはダイエットや美容にうれしい糖質オフメニューも掲載
【メーカー名】シー・シー・ピー
【商品名】BONABONA 電気圧力鍋 BD-PC71
【本体サイズ(幅×奥行き×高さ(cm))】28.0×27.5×26.5
【重量】3.5kg(本体のみ)
【調理容量】1.8L(2~3人分)
【登録メニュー数】8
【加熱方式/消費電力】730W
【フタタイプ】スライド式
コンパクトなサイズ感でありながら、カレーなら4~5人前が作れるという、大容量の電気圧力鍋。
通常の圧力調理の他に、「無水料理」や「ヘルシースープ」のコースも搭載されており、素材本来の栄養とうまみを活かした健康的な料理が楽しめます。
また、自動調理メニューには「カレー」「肉じゃが」「角煮」「ヘルシースープ」「玄米」「黒豆」「甘酒」の7種類が搭載。
一部のメニューは完成時間を予約しておくことも可能です。
ここがおすすめ
・コンパクトサイズでありながら、調理容量が多い
・「無水調理」や「ヘルシースープ」コースを搭載。素材を活かした健康的な料理が楽しめる
【メーカー名】Panasonic
【商品名】電気圧力なべ SR-MP300
【本体サイズ(幅×奥行き×高さ(cm))】29.2×27.8×27.0
【重量】約3.6kg
【調理容量】2.0L(カレーなら4~5人分)
【登録メニュー数】7
【加熱方式/消費電力】マイコンタイプ/700W
【フタタイプ】スライド式
軽くてコンパクトなサイズ感と、シンプルなデザインでスッキリ置ける電気圧力鍋。
カラー展開も多く、ホワイト、レッド、ブラウン、ブラックの4色からキッチンのイメージに合わせて選べます。
調理容量は1.3Lですが、調理機能は多彩。
圧力調理や蒸し調理に加えて、炊飯、無水調理、スロー調理、温め直しなどの機能が搭載されているので、1台でいろいろな料理を作ることができます。
ここがおすすめ
・コンパクトサイズでシンプルなデザイン
・カラー展開が豊富
【メーカー名】シロカ
【商品名】電気圧力鍋 SP-D131(スロー調理機能付き)
【本体サイズ(幅×奥行き×高さ(cm))】約22×23.8×24.9
【重量】約2.7kg
【調理容量】1.3L(1~3人分)
【登録メニュー数】8
【加熱方式/消費電力】700W
【フタタイプ】スライド式
ティファール独自の球状型ポットにより、均一な熱循環を実現した電気圧力鍋。
鍋全体をムラなく加熱するので、お米がおいしく炊けるほか、短時間で本格的な煮込み料理が完成します。
また、フタを開けた状態で炒め調理もできるので、チャーハンやきんぴらごぼうなどを作ることも可能です。
コンロが1つ増えたような感覚で調理が進められるでしょう。
一部の調理モードでは調理終了後、最大24時間の自動保温が可能なほか、再加熱も行えるため、いつでも温かい料理が楽しめます。
ここがおすすめ
・ティファール独自の球状型ポットで、ムラなく加熱できる
・フタを開けたまま炒め調理も可能
【メーカー名】ティファール
【商品名】ラクラ・クッカー コンパクト電気圧力鍋
【本体サイズ(幅×奥行き×高さ(cm))】26.0×28.5×28.3
【重量】4.18kg
【調理容量】予備容量(満水容量)3L(2~4人分)
【登録メニュー数】5
【加熱方式/消費電力】700W
【フタタイプ】スライド式
予熱時間が短く、通常の鍋と比べ最大3分の1まで調理時間を短縮できるクックフォーミーから、3Lのコンパクトなモデルが登場。
カウンターに置けるミニサイズで収納もしやすく、使い勝手がアップしました。
専用アプリで210種の中からレシピを選ぶだけで、必要な食材や分量を教えてくれるから、帰宅途中の買い物にも便利。
忙しい人の強い味方となってくれそうです。
ここがおすすめ
・120種ものレシピで簡単調理
・コンパクトなボディ
【メーカー名】ティファール
【商品名】クックフォーミー3L
【本体サイズ(幅×奥行き×高さ(cm))】32.4×31.4×26.8
【重量】約4.8kg
【調理容量】3L
【登録メニュー数】210
【加熱方法/消費電力】900W
【フタタイプ】プッシュ式
自動調理メニューの多さが魅力の電気圧力鍋。
80種類ものメニューがあらかじめセットされており、簡単な操作で調理することが可能です。
メニューと連動したレシピブックも付属されているので、本を見れば必要な食材もすぐに分かります。
調理の負担を減らしながら、献立のレパートリーを増やすことができるでしょう。
そのほか、電源コードの長さが約2mと長いので、コードを繋げたまま食卓に置きやすいのもポイント。
ホームパーティーなどでも使いやすいでしょう。
ここがおすすめ
・自動調理メニューが80種類と豊富
・電源コードが長く(約2m)移動させやすい
【メーカー名】アイリスオーヤマ
【商品名】電気圧力鍋4.0L KPC-MA4-B1
【本体サイズ(幅×奥行き×高さ(cm))】32×33.4×23.2
【重量】4.5kg
【調理容量】2.6L(3~4人分)
【登録メニュー数】80(レシピブックと連動)
【加熱方式/消費電力】1000W
【フタタイプ】スライド式
フタがキチンと閉まっていない時は調理を開始しない「非ロック時の加熱防止機能」が付いた電気圧力鍋。
より安全に調理できるので、一人暮らしや共働きで調理中に家を空けることが多い人におすすめです。
料理が完成したら自動で保温に切り替わるため、いつでも温かくておいしい料理が食べられます。
料理研究家が監修した専用のクッキングブックには、離乳食から生活習慣病予防食まで50種類のレシピを掲載。幅広い年齢に向けた料理に活用できます。
ここがおすすめ
・非ロック時の加熱防止機能で安全、安心
・レシピブックに離乳食や生活習慣病予防食が掲載。幅広い世代の食事に活躍
【メーカー名】ワンダーシェフ
【商品名】家庭用マイコン電気圧力鍋 OEDC30「楽ポン」
【本体サイズ(幅×奥行き×高さ(cm))】約30.4×27×27.8
【重量】約3.7kg
【調理容量】2.0L(2~3人分)
【登録メニュー数】8
【加熱方式/消費電力】マイコンタイプ(750W)
【フタタイプ】プッシュ式 ※取り外し可能
メニューの選択をダイヤルで行う「ダイヤル式操作」が特徴。操作ボタンが少ないので機械が苦手な人でも使いやすい商品です。
本体に搭載されている自動調理メニュー6種類に加えて、レシピブックには手動で調理モードや加熱時間を設定する手動メニューが55種類掲載。
レシピブックはメーカーのHPからもダウンロードできるので、タブレットなどで見ながら料理することも可能です。
ここがおすすめ
・操作が簡単な「ダイヤル式操作」
・メーカーHPからレシピをダウンロードすれば、タブレットなどでの閲覧も可能
【メーカー名】KOIZUMI
【商品名】マイコン電気圧力鍋 KSC-4501/W
【本体サイズ(幅×奥行き×高さ(cm))】約27.5×31×27.5
【重量】約3.9kg
【調理容量】約2.0L
【登録メニュー数】6
【加熱方式/消費電力】マイコンタイプ(700W)
【フタタイプ】スライド式
自動調理はもちろん、料理の完成時間を最長12時間後にまで設定できる「予約調理」にも対応しており、外出前にスイッチを入れておけば、帰宅後に出来たての料理が食べられます。
調理終了後も約75℃の食べごろ温度で、最大12時間の保温が可能。
万が一、予約していた時間を過ぎて帰っても料理が冷める心配はありません。
付属のレシピブックには150種類ものメニューが掲載されているほか、レシピサイト「クックパッド」でも多くのオリジナルレシピが紹介されているので、多彩な料理に挑戦できるのも魅力です。
ここがおすすめ
・「予約調理」と「保温」がそれぞれ12時間可能
・クックパッドにもオリジナルレシピが掲載されている
【メーカー名】象印マホービン
【商品名】自動圧力IHなべ EL-MB30
【本体サイズ(幅×奥行き×高さ(cm))】約29×37.5×25(フタを開けた時の高さ:45.5cm)
【重量】7.0kg
【調理容量】1.5L
【登録メニュー数】65(レシピブックと連動)
【加熱方式/消費電力】IHタイプ(1200W)
【フタタイプ】プッシュ式
圧力調理に加えて、加熱調理や温度設定調理ができる電気圧力鍋。
手動での温度や時間の設定が不要な「基本メニュー」(自動調理メニュー)には、「肉じゃが」や「カレー」など全9種類が搭載。
もちろん手動設定も可能で、「温度設定調理」コースでは、温度を30~90℃の間で5℃単位、調理時間を1分~72時間の間で1分単位で調整できるので、ローストビーフやサラダチキンなどの低温調理もできます。
2度目の調理時には、前回使った際の加熱時間と温度が記憶されているため、よく使うレシピは簡単な操作で調理できます。
ここがおすすめ
・温度や調理時間を細かく設定できる
・前回使った時の加熱温度・時間が記憶される
【メーカー名】MK精工
【商品名】電気圧力鍋「ヘルシーマルチポット」EA-240K
【本体サイズ(幅×奥行き×高さ(cm))】33.5×28×29.5
【重量】約4.5kg
【調理容量】約2.6L(3~4人人分)
【登録メニュー数】9
【加熱方式/消費電力】マイコンタイプ(800W)
【フタタイプ】スライド式
デザイン家電を通じて豊かなライフスタイルを提案するA-Stageが展開しているライフスタイルブランド「Re・De」の電気圧力鍋。
デザイン性が高く、料理中はもちろん、食卓に並べてもおしゃれで、気分が上がるアイテムです。
「圧力」「スロー」「温め」という3つの調理モードのほか、無水調理も実現。
また、オートモード(自動調理)も搭載しており、機能面も充実。
調理容量は約1.2Lと少なめなので、少人数の家庭向きの商品です。
ここがおすすめ
・デザイン性が高くおしゃれ
・少人数(2、3人)分の料理を手早く作るのに便利
【メーカー名】A-Stage
【商品名】Re・De Pot 電気圧力鍋 2L
【本体サイズ(幅×奥行き×高さ(cm))】28.8×22.2×24.4
【重量】約2.8kg
【調理容量】1.2L(4合)(2~3人分)
【登録メニュー数】8
【加熱方式/消費電力】–
【フタタイプ】スライド式
商品名 | BONABONA 電気圧力鍋 BD-PC71 | 電気圧力なべ SR-MP300 | 電気圧力鍋 SP-D131 (スロー調理機能付き) | ラクラ・クッカー コンパクト電気圧力鍋 | クックフォーミー | 電気圧力鍋4.0L KPC-MA4-B | 家庭用マイコン電気圧力鍋3L OEDC30「楽ポン」 | マイコン電気圧力鍋 KSC-4501/W | 自動圧力IHなべ EL-MB30 | 電気圧力鍋 「ヘルシーマルチポット」EA-240K | Re・De Pot 電気圧力鍋 2L |
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メーカー | シー・シー・ピー | Panasonic | シロカ | ティファール | ティファール | アイリスオーヤマ | ワンダーシェフ | KOIZUMI | 象印マホービン | MK精工 | A-Stage |
本体サイズ W×D×H(cm) | 28.0×27.5×26.5 | 29.2×27.8×27.0 | 約22×23.8×24.9 | 26.0×28.5×28.3 | 32.4×31.4×26.8 | 32×33.4×23.2 | 約30.4×27×27.8 | 約27.5×31×27.5 | 約29×37.5×25 (フタを開けた時の高さ:45.5cm) | 33.5×28×29.5 | 28.8×22.2×24.4 |
重量 | 3.5kg(本体のみ) | 約3.6kg | 約2.7kg | 4.18kg | 約4.8kg | 4.5kg | 約3.7kg | 約3.9kg | 7.0kg | 約4.5kg | 約2.8kg |
調理容量 | 1.8L | 2.0L | 1.3L | 予備容量(満水容量)3L | 3L | 2.6L | 2.0L | 約2.0L | 1.5L | 約2.6L | 1.2L(4合) |
登録メニュー数 | 8 | 7 | 8 | 5 | 210 | 80(レシピブックと連動) | 8 | 6 | 65(レシピブックと連動) | 9 | 8 |
消費電力 | 730W | 700W | 700W | 700W | 900W | 1000W | 750W | 700W | 1200W | 800W | – |
フタタイプ | スライド式 | スライド式 | スライド式 | スライド式 | プッシュ式 | スライド式 | プッシュ式(取り外し可能) | スライド式 | プッシュ式 | スライド式 | スライド式 |
商品詳細 | |||||||||||
電気圧力鍋をうまく使えば、時短調理や”ほったらかし”調理ができるうえに、料理のレパートリーも増やすことができそうです
ただし、置き場所を取るため、使用頻度が低いと邪魔になってしまう恐れもあります。
しっかり活用できるように、機能性や操作方法などをチェックして、自分の使いやすいものを選ぶようにしてくださいね。
<掲載商品はedimo編集部が実際に連絡を行い、コンタクトが取れたメーカーのものだけに限定しています。※一部国内プレスリリースでの確認>