キャンプに必須のガスコンロ、ガスバーナーおすすめ9選。

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自然を満喫しながら楽しむキャンプめしは、キャンプの醍醐味の一つ。

大人数ならバーベキューが定番ですが、ソロキャンプの場合、大きなバーベキューコンロを持ち運ぶのは大変ですよね。

そこで今回は、キャンプインストラクター・もりふくろーさんへの取材を基に、ガスコンロ、ガスバーナーのメリットや選び方について解説。

あわせてedimo編集部が選んだキャンプ用ガスコンロ、ガスバーナーも紹介します。

取材・監修協力商品紹介部分は取材・監修範囲外です

キャンプインストラクター
もりふくろー

もりふくろー

キャンプ歴5年。「キャンプを安全に楽しもう」がポリシー。キャンプでは普段使わない器具や刃物を使うシーンが多く、急な天候の変化、虫や野生動物、野草といった危険もたくさんあるため、そういった危険を回避しつつ、自然とキャンプをともに楽しむことを大切にしている。自身が運営するWebサイト「もりふくろーのキャンプいいね!」では、キャンプレポのほかにキャンプギアの紹介など、役立つ情報を楽しく発信している。

Webサイト「もりふくろーのキャンプいいね!」
https://www.morifukuroblog.com/

キャンプにガス機器が便利なのはなぜ?

キャンプの際の主な熱源として挙げられるのが、薪、木炭、ガス。

なかでもガスは、手軽に熱源を得ることができるだけでなく、火力調整も簡単にできます

一方、薪や木炭は火を起こして安定させるまでに時間と手間がかかることや、火力調整が難しいことから、初心者には少し扱いづらいかもしれません。

キャンプ用ガス機器の種類

キャンプ用のガス機器には、カセットこんろ、シングルバーナー、ツーバーナーの3つがあります。

それぞれの特徴について説明します。

カセットコンロ

家庭で使用されることが多く、設置する際に安定しやすく扱いやすいのがメリット。

最近は風防が付いたアウトドア仕様のものもあります。

一方で、サイズがやや大きめで、持ち運びに不向きかもしれません。

シングルバーナー

燃焼口が1つのバーナー。

コンパクトで持ち運びやすいため、ソロキャンプにぴったりでしょう。

収納性を重視しスリムなデザインのものが多く、基本的に風防はありません

ツーバーナー

燃焼口が2つのバーナー。

複数の同時調理が可能で、大きい鍋を使って本格的な料理も楽しめます。

サイズと重量が大きいため、持ち運びにくい点がデメリット。

キャンプ用カセットコンロ、ガスバーナーの選び方

カセットこんろやガスバーナーを選ぶ際のチェックポイントについて解説します。

カセットこんろの口数

カセットこんろの場合、1口こんろと2口こんろの2タイプが一般的

省スペースで手軽に使用できる1口こんろに対し、2口こんろは場所をとるものの同時調理ができ、手の込んだ料理も作れます。

ガス缶の種類

・CB(カセットボンベ)缶…一般的に広く使用されているタイプ。コンビニなどでも販売されているため入手しやすく、価格も安価なものが多いのがメリットです。ただし、屋内での使用を想定されているため、風や寒さには弱め

・OD(アウトドア)缶…名前の通り、屋外での使用を想定したガス缶。ある程度の風や寒さがあっても火力が安定します。丸みを帯びたコンパクトな形状で、持ち運びやすいのが特徴です。入手先はホームセンターやアウトドアショップ、ECサイトが一般的で、CB缶よりも高価になります。

火力・燃焼時間

お湯を沸かしたり、簡単な調理をしたりすることを想定すると、2000kcal/hが基準となるでしょう。

ガスバーナーには最大火力の表示があるため、確認して選びましょう。

OD缶は110・250・500の3種類のサイズがあり、燃焼時間は110が約20~30分、250が約60分、500が約120分です。

500はツーバーナーやガスランタンを長時間使用する際におすすめ。

ソロキャンプの場合は110か250で十分でしょう。

CB缶のガス容量は250gで燃焼時間は商品によって異なりますが、最大火力で使用した場合、燃焼時間は1時間程度と考えられます。

耐風性

屋外ではどうしても風の影響を受けるため、燃焼効率は悪くなります。

風防があるバーナーなら問題ありませんが、ないタイプであれば別途風防を用意するといいでしょう。

安全性

ガスバーナーはさまざまなメーカーから発売されており、安価なものだと100円台のものもあります。

しかし価格だけで選ぶと、安全基準を満たした商品に付けられるPSマークがないなど、安全性に不安が残ります。

そのため、初心者の場合は、イワタニや新富士バーナーのSOTOなど、信頼のおけるメーカーのものがおすすめです。

持ち運びやすさ

カセットこんろのようにコンパクトに収納できないものもあれば、シングルバーナーのように折りたためるものもあります。

使用時と収納時のことをしっかりイメージして選びましょう

お手入れ方法

カセットこんろやツーバーナーには受けがあるため、こぼれた食材が落ちて汚れやすく、掃除しにくくなります。

一方でシングルバーナーには受けがないので、汚れにくくきれいに保てるのが特徴。

使用人数

ソロキャンプの場合、コンパクトで使いやすいシングルバーナーがおすすめです。

ファミリーやグループキャンプでは、調理する数や量も増えるため、安定性のあるカセットこんろやツーバーナーがおすすめです。

タイプ別(一体型と分離型)

一体型のシングルバーナーは、ガス缶の口に直接バーナーを取り付けて使い、軽量でコンパクトなのが特徴。

ただし、OD缶を使用した場合、重心が高く不安定になりがちなので注意が必要です。

分離型のシングルバーナーは、ガス缶とバーナー部がホースでつながっており、五徳を床面に置けるのが特徴。

重心が低く安定するため、大きな鍋でも問題なく調理できるほか、火口とガス缶が離れているため輻射熱の影響を受けにくくなっています。

※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。

※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。

ソロキャンプにおすすめのカセットコンロ、ガスバーナーおすすめ9選

商品名画像詳細を見る重さ耐風性

スノーピークsnow peak|HOME&CAMP バーナー

1.4kg

岩谷産業Iwatani|カセットフー“タフまるJr.”

約1.6kgダブル風防ユニット

イワタニ・プリムスPRIMUS®|ウルトラ・スパイダーストーブⅡ

167g

ニューウェルブランズ・ジャパンColeman|ファイヤーストーム

約150gウインドシールド

岩谷産業FORE WINDS|コンパクト キャンプ ストーブ

約274g

パール金属キャプテンスタッグ|エクスギア ガスツーバーナーコンロ

5kgフタつき

イワタニ・プリムスPRIMUS®|オンジャ

3.0kg(+ウッドボード490g)

日本エー・アイ・シーSengoku Aladdin|ポータブル ガス カセットコンロ ヒバリン

約2.8 kg火が消えにくい天板形状、トルネードバーナー

新富士バーナーSOTO|レギュレーターストーブ Range ST-340

360g(本体のみ)

スノーピークsnow peak|HOME&CAMP バーナー

五徳を本体部分に収納でき、使わない時は茶筒のように立てておける、スタイリッシュなデザインのシングルバーナー

本体と五徳の脚を使った4つの支点で支えるため、大きめの鍋でも安定して調理が可能です。

輻射熱を考慮した、高さのある設計なので、卓上での使用時も安心。

カーキ、ブラック、シルバーの3色展開。

ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント

年齢・性別非公開

場所を取らず、手軽に持ち運べるので、友人宅での少人数の宴会に使用しています。何といってもコンパクトになるので、重宝しています。今後も持ち運びが便利なグッズ追っています。

年齢・性別非公開

コンパクトに畳めて持ち運びできるので助かります。
若干重いのですが逆に安定感があってよいと思います。

年齢・性別非公開

コンパクトなのはいうまでもなく、火力ともに申し分ないです。鍋の安定する為の多少の気配りがいる事はありますが、コンパクト重視である以上致し方ない部分と思います。

種類シングルバーナー
サイズ346×301×120(h)mm(収納時:90×120×255(h)mm)
カラーカーキ、ブラック、シルバー
重さ1.4kg
ガス缶の種類CB缶
最大火力2.4kw/2100kcal/h
耐風性

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岩谷産業Iwatani|カセットフー“タフまるJr.”

従来モデルから約60%に小型化した1口カセットコンロ。

特許取得技術の「ダブル風防ユニット」で空気は通しても風は通さない構造で、風の影響を受けにくくなっています。

耐荷重10kgでダッチオーブンでの調理も可能

持ち運びに便利な専用キャリングケースもついています。

種類カセットコンロ
サイズ286×193×122mm
(ケースサイズ 320×252×135mm)
カラーオリーブ(ケース:カーキ)
ブラック(ケース:ブラック)
重さ約1.6kg
ガス缶の種類CB缶
最大火力2.3kw/2,000kcal/h
耐風性ダブル風防ユニット

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イワタニ・プリムスPRIMUS®|ウルトラ・スパイダーストーブⅡ

167gと軽量な分離型のシングルバーナー

延長五徳が装備され、延長時の直径は168mmと大きく、大きめのクッカーやフライパンを使った調理も可能です。

脚部と一体となった五徳部分はX字状に設置されており、軽量ながらも安定性は抜群。

燃焼熱でガスの気化を促進させるプレヒートパイプ搭載で、寒冷地でのキャンプでも活躍するでしょう。

種類シングルバーナー
サイズ9.3×10.0×3.5cm(収納時)
カラー
重さ167g
ガス缶の種類OD缶
最大火力3.6kw/3,000kcal/h
耐風性

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ニューウェルブランズ・ジャパンColeman|ファイヤーストーム

折りたたんで手のひらサイズに収納できる、コンパクトなシングルバーナー。

最大火力が約3,300kcal/hとパワフルなだけでなく、弱火から強火まで細かい火力調整が可能なのがポイントです。

バーナーヘッドをぐるりと囲むようにウインドシールドがついているため、風の影響を受けにくく、海辺や山の上でのキャンプの際も安心です。

種類シングルバーナー
サイズ約φ12×11(h)cm(収納時:約φ6×11(h)cm)
カラー
重さ約150g
ガス缶の種類OD缶
最大火力約3,300kcal/h
耐風性ウインドシールド

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岩谷産業FORE WINDS|コンパクト キャンプ ストーブ

カセットボンベに付けて使用できる、コンパクトでシンプルなバーナー。

炎を風からガードするように五徳が作られており、風の影響を最小限に留めます

つまみを回して点火装置を押すだけでOKなので、初心者でも安心。

専用のEVAケースが付属しており、携行性にも優れています。

種類シングルバーナー
サイズ155×155×127mm
(収納時:73×68×109mm)
カラー本体:シルバー(EVAケース:ブラック)
重さ約274g
ガス缶の種類CB缶
最大火力2.7kw/2,300kcal/h
耐風性

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パール金属キャプテンスタッグ|エクスギア ガスツーバーナーコンロ

厚さ8cmに収納できる、コンパクトで軽量なツーバーナーコンロ

左右独立タイプなので一度に2つの調理をすることも可能です。

点火が簡単な圧電点火装置付きです。

ガス開閉つまみで火力調整がしやすいのもポイント。

風防を兼ねたフタは取り外しが可能で、シーンに合わせて使用できます。

種類ツーバーナー
サイズ幅655×奥行350×高さ500mm(フード使用時)(収納時:幅530×奥行320×高さ80mm)
カラー
重さ5kg
ガス缶の種類CB缶
最大火力3,000kcal/h
耐風性フタつき

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イワタニ・プリムスPRIMUS®|オンジャ

軽量かつスリムなデザインで安定感があり、クッカーのサイズを選びません。

バーナーが2つあるため同時調理が可能で、シンプルなものから本格的な料理まで、幅広く作れるでしょう。

付属のウッドボードは鍋敷きやサービングボードとしても使用可能

種類ツーバーナー
サイズ収納時:43.0×14.0×30.0㎝
カラーブラック
重さ3.0kg(+ウッドボード490g)
ガス缶の種類OD缶
最大火力4.1kw/3500kcal/h
耐風性

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日本エー・アイ・シーSengoku Aladdin|ポータブル ガス カセットコンロ ヒバリン

「七輪」と「火鉢」を合わせたような、おしゃれなデザインのカセットコンロ。

バーナーを囲むように中央がややへこんでいるので、風で火が消えにくいのがポイント。

炎が内側へ渦巻くトルネードバーナーは火力が高く、効率よく料理を温めることができます。

焼き網や輻射プレートなどがセットになった「グリルキット」が付属しているので、餅や魚介など、直火では焦げてしまうものも調理可能。

種類カセットコンロ
サイズ高さ188×幅278×奥行き295mm
カラーレッド/イエロー/グリーン(販路限定色)/ホワイト(アラジンダイレクトショップ限定色)
重さ約2.8 kg
ガス缶の種類CB缶
最大火力2.8kw/2400kcal / h
耐風性火が消えにくい天板形状、トルネードバーナー

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新富士バーナーSOTO|レギュレーターストーブ Range ST-340

直径66mmの火口のシングルバーナーで、中型の料理器具と好相性。

鍋料理もムラなく加熱が可能です。

マイクロレギュレーター搭載で、気温25℃~5℃の環境下でも常に一定の火力を発揮できるのがポイント。

点火アシストレバー付きで、スムーズに点火可能です。

種類シングルバーナー
サイズ幅166×奥行142×高さ110mm(使用時・本体のみ)幅140×奥行70×高さ110mm(収納時)
カラー
重さ360g(本体のみ)
ガス缶の種類CB缶
最大火力3.3kw/2,800kcal/h
耐風性

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カセットコンロ、ガスバーナーの安全な使い方

火を使う際は、安全には気を付けたいもの。

ここでは、安全にカセットこんろやガスバーナーを使うための注意点について解説します。

ガス漏れ

ガス機器とボンベの接続部には、密閉性を保つためにゴム製のOリングが使用されています。

このOリングが劣化し、損傷している場合、ガス漏れの原因になってしまします。

使用前にはOリングの点検を必ず行いましょう

また、接続した後も音や匂いを確認し、ガス漏れが起こっていないか注意してください。

輻射熱

一体型のバーナーを使用した場合、フライパンなどの輻射熱により長時間熱せられることで、ガスボンベが爆発することがあります

煮込み料理で大きな鍋を使用すると輻射熱の影響を受けやすいため、一体型のバーナーを使用するのは避け、分離型のバーナーで調理するようにしましょう。

一酸化中毒

一酸化中毒は、ガス漏れと違い気付くことが難しいため、特に注意が必要です。

ガス機器を使う際は必ず換気を行い、あわせて一酸化炭素チェッカーを使用するとよいでしょう。

まとめ

工夫次第でいろんな料理が楽しめるキャンプめし。

扱いやすく軽量なガス機器を使って、ソロキャンプでも調理を楽しみたいですよね。

火を使うため、安全性には気をつけながら、温かい食事でほっと一息ついてくださいね。

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