一般住宅用火災警報器おすすめ5選。火災から家族を守ろう!

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自宅で万が一火災が発生したときにブザーや音声、光などで教えてくれる火災警報器。

2006年の消防法改正により新築住宅への設置が義務化されました(既存住宅は2011年から)。

設置はしたものの、長期間そのままにしている、という家庭も多いようです。

住宅用火災警報器寿命は約10年といわれます。

そろそろ買い換えを検討してみませんか。

今回は専門家であるスマテン事業開発部コンサルタント新規開拓マネージャー・久保 大さんへの取材をもとに、住宅用火災警報器の種類や選び方、設置のポイントなどを解説します。

またedimo編集部が厳選したおすすめの住宅用火災警報器もご紹介します。

取材・監修協力商品紹介部分は取材・監修範囲外です

コンサルタント
久保 大

久保 大

株式会社スマテン 事業開発部コンサルタント新規開拓マネージャー。
1987年生まれ、東京都出身。7年間消防署で勤務し、その後メーカーのサービスエンジニアを経験。
現在は、【法令点検・改修が必要なオーナー】と【点検・改修の有資格者】のための法令点検の総合プラットフォーム「スマテンBASE」を運営する株式会社スマテンの事業開発部コンサルタント新規開拓マネージャーを務める。
消防士時代には現場活動はもちろん、消防用設備等の検査、指導及び相談対応も担当していた。

 

株式会社スマテン
本社:愛知県名古屋市中区栄1-16-15伏見DOビル7F
支社:東京都豊島区池袋2丁目66−2 小林ビル3F
https://corp.sumaten.co/

火災を知らせてくれる住宅用火災警報器

住宅用火災警報器は、火災により発生する煙を感知し、火災警報器そのものが音や音声で警報を発して、火災の発生を居住者に知らせる機器です。

機器本体を天井や壁に設置しますが、配線工事の必要がなく、簡単に取り付けが可能です。

一戸建て住宅、共同住宅(一定規模以下の建物)等に設置が必要です。

住宅用火災警報器の種類

代表的な住宅用火災警報器には煙式と熱式の2種類があります。

煙式

主に寝室、階段室、台所などに設置します。

煙が住宅用火災警報器に入ると、音や音声で火災の発生を知らせます。

消防法令で寝室や階段室に設置が義務付けられているのは、煙を感知する「煙式」の住宅用火災警報器です。

熱式

主に台所、車庫などに設置します。

住宅用火災警報器の周辺の温度が一定の温度に達すると、音や音声で火災の発生を知らせます。

調理をする台所や、車庫など、大量の煙や湯気が対流する可能性のある場所に適しています

どちらも電源は、電池式のものと、コンセントへ差し込むタイプがあります。

また、天井設置型の他に、壁掛型もあります。

通知方法の違い

音声警報タイプ

火災を感知した際に、音声により火災発生を知らせます。

ブザー音タイプ

火災を感知した際に、警報音を発し火災発生を知らせます。

発光タイプ

補助警報装置をつなぐことで、光や振動で火災を知らせることができます。

同居者に高齢者や耳の不自由な方がいる場合は、発光タイプの設置が推奨されています。

警報システムの種類

大きく分けて「単独型」と「連動型」があります。

単独型は火災を感知した住宅用火災警報器だけが警報を発し、連動型は火災を感知した住宅用火災警報器だけでなく、連動設定を行っている家中の住宅用火災警報器が警報を発します。

連動型には、配線を使用するものと、無線式のものがあります。

連動型は、火災初期から建物全体に火災の発生を知らせることができるため、逃げ遅れをより防ぐことができます。

単独型のデメリットとしては火災初期には警報発生が局所的になるため、逃げ遅れが発生する可能性があることが挙げられます。

買い換えのタイミングは?

住宅用火災警報器が適切に機能するためには維持管理が重要です。

電池交換しても警報音が鳴ったままなど、本体に異常がある場合は本体ごとの交換が必要になります。

また、住宅用火災警報器は半永久的に使用できるものではなく、一定期間(目安は10年)経過したものは、火災時に正常に作動しない可能性が高くなります

火災を検知しない、もしくは警報を出し続けることができなくなる可能性があるため、本体を交換することが望ましいといえます。

※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。

※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。

住宅用火災警報器おすすめ5選

商品名画像詳細を見る感知方式通知方法

新コスモス電機一酸化炭素検知機能付き火災警報器プラシオSC-335

煙式赤(火災警報)LED点滅 音声合成音(70dB(A)/m以上)

ホーチキ無線連動型SS-2LRA/SS-FKA

SS-2LRA:煙式/SS-FKA:熱式音声警報

能美防災光電式住宅用防災警報器 FSKJ226シリーズ

煙式音声式

東芝ライテックTKRM-10

煙式1mにて約70dB

パナソニックけむり当番薄型2種(電池式・ワイヤレス連動親器・子器セット(2台)・あかり付)(警報音・音声警報・AiSEG連携機能付)(ブリスタパック) SHK79022P

煙式ピーク値:1mにて約90dB

新コスモス電機一酸化炭素検知機能付き火災警報器プラシオSC-335

スタイリッシュな角形デザインで、インテリアになじみます。

一酸化炭素(CO)を検知すると、煙センサーの感度を高め、火災をより早く知らせてくれます

火災警報と一酸化炭素を感知した場合では、異なった音声で知らせます。

円形の取り付けベースを採用することで設置後の角度調節が容易になり、取り付けにくい天井などでも真っ直ぐに取り付けることが可能です。

感知方式煙式(火災警報)
通知方法赤(火災警報)LED点滅 音声合成音(70dB(A)/m以上)
発報方式即時警報型・自動復帰式 
電源専用リチウム電池
付加機能一酸化炭素注意報機能(検知対象ガス:住宅で発生する一酸化炭素(CO)/検知方式:電気化学式/発報方式:即時警報型・自動復帰式、黄(CO注意報)LED点滅、音声合成音(70dB(A)/m以上)

ホーチキ無線連動型SS-2LRA/SS-FKA

通信をバックアップすることにより、無線方式のウイークポイントである通信漏れを解消

親機・子器の区別なく、グループ通信が可能で、最大登録数は15台

登録した全ての警報器で相互通信でき、故障や電池切れなどの場合も、すべての警報器で通知します。

SS-2LRA(煙式)とSS-FKA(熱式)は同じグループとして連動可能です。

感知方式SS-2LRA:煙式/SS-FKA:熱式
通知方法音声警報
発報方式無線式連動型
電源3Vリチウム電池

能美防災光電式住宅用防災警報器 FSKJ226シリーズ

凹凸のないフラットタイプでスッキリしたデザインなので、インテリアに溶け込みます。

親器と複数の子器を15台まで無線で連動させることが可能。

それぞれの警報器に番号を登録することで、火災発生時には感知した警報器の番号を音声で知らせる機能も搭載しています。

火元から遠い部屋にいても「火災の発生」と「火元」を知ることができます

感知方式煙式
通知方法音声式
発報方式無線式連動型
電源専用リチウム電池

東芝ライテックTKRM-10

火災の発生や電池切れをわかりやすく赤色LEDと聞こえやすい大音量の音声でお知らせ

シンプルな形状で、取り付けやすさも魅力です。

煙感知部の汚れを常時監視し、自動的に感度を補正して正常な感度を保ちます

感知方式煙式
通知方法1mにて約70dB
発報方式単独型
電源専用リチウム電池

パナソニックけむり当番薄型2種(電池式・ワイヤレス連動親器・子器セット(2台)・あかり付)(警報音・音声警報・AiSEG連携機能付)(ブリスタパック) SHK79022P

目立たない25㎜の薄型デザイン。

親器と子器がワイヤレスで連動して火元を音声で知らせてくれるので、火元を避けて安全に避難できます。

白色LEDで夜間の避難もサポートするほか、スマートフォンに故障、電池切れ、交換時期などメンテナンス情報を知らせてくれます

子器の増設可能。

住宅用火災警報器 薄型 定温式「ねつ当番」ワイヤレス連動型 増設用子器(SHK76203P)と連動させれば、さらに安心感がアップします。

感知方式煙式
通知方法ピーク値:1mにて約90dB
発報方式連動型
電源専用リチウム電池
付加機能住宅用火災警報器 薄型 定温式「ねつ当番」ワイヤレス連動型 増設用子器(SHK76203P)と連動可

自動火災報知器との違い

自動火災報知器は住宅用火災警報器と混同されている場合がありますが全く別の設備です。

自動火災報知器は受信機により、どこで火災が発生しているのかを知ることができます

火災を知らせるパターンは2つあり、ひとつは設置された感知器が火災を感知し、建物全体に知らせる方法、もうひとつは火災を発見した人が、発信機のボタンを押し、建物全体に火災を知らせる方法です。

感知器の形状が住宅用火災警報器と似ているため混同されるケースがありますが、学校や病院、公共施設、ビルなどの壁に設置している赤い半球状のランプと非常ボタンがついているものが自動火災報知器です。

消防法で定める防火対象物(飲食店や商業ビル、病院、福祉施設など)に該当する建物への設置が義務づけられています。

一方、住宅用火災警報器の設置が必要な建物は、戸建て住宅、共同住宅(自動火災報知設備の設置義務がないもの)です。

住宅用火災警報器設置が義務化された理由は?

住宅用火災警報装置の設置が義務化された理由として、まず、住宅火災による死者数の増加と、その6割以上が「逃げ遅れ」によるものと考えられることが挙げられます。

さらに死者数の約6割を65歳以上の高齢者が占めていること、就寝時間帯に発生した火災での死者が多かったことも要因です。

日本に先立って義務化されたアメリカ合衆国では、住宅への住宅用火災警報器の設置普及に伴い、住宅火災による死者数が半減したというデータがあることなどから設置が義務化されました。

住宅用火災警報器の設置場所は?

設置する位置は天井や壁で、基本的には寝室と寝室がある階の階段上部(1階の階段は除く)に設置する必要があります

加えて各市町村の火災予防条例により、台所や居室への設置が必要となる場合があります。

例えば、東京都の場合は居間、リビング、子供部屋、寝室などの普段使っている居室、階段、台所などに設置する必要があります。

詳しくは管轄の消防本部・消防署のHPなどで確認しましょう

まとめ

かけがえのない命や大切なマイホームを失いかねない火災。

火災初期の段階で消火したり、避難するためには必ず住宅用火災警報器を設置するようにしましょう。

部屋数や間取り、家族構成に応じて、適切なものを選びましょう。

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