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肌トラブルの中でも特に目立ちやすい毛穴悩み。実は複数のタイプが存在することをご存じでしょうか。
一般的なケア方法にはピーリングや美容液がありますが、どんなケアをすればいいのか分からない人も多いかもしれません。
そこで今回は、美容皮膚科タカミクリニック副院長の山屋雅美先生に、毛穴用ピーリングや美容液の選び方について取材。その助言をもとにedimo編集部が実際に比較検証しました。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
美容皮膚科医
山屋 雅美
美容皮膚科タカミクリニック副院長。埼玉医科大学卒業後、東邦大学医療センター大橋病院皮膚科、三井記念病院皮膚科勤務を経て、2011年美容皮膚科タカミクリニックに入職。2021年、タカミクリニック副院長に就任。ニキビ・毛穴などの美肌治療から、シミ・しわ・たるみなどのエイジング治療まで幅広く診療を行う。
美容皮膚科タカミクリニック
(ニキビ治療院)東京都港区南青山3-18-20 松本ビル3F・4F・5F
(本院)東京都港区南青山3-18-5 モンテプラザ2F・3F・4F
https://takamiclinic.or.jp/
目次
毛穴の悩みは、大きく分けると3つのタイプに分類できます。どれが自分に最も近いか確認しましょう。
詰まり毛穴は、毛穴にたまった皮脂に、古い角質やメイク汚れなどが混ざって形成される角栓が詰まった状態のこと。毛穴の中にポツポツとした白い点が目立ちます。
ターンオーバーの乱れや紫外線、摩擦などの外的刺激によって毛穴まわりの角質層が厚くなり、毛穴がふさがってしまうことが原因です。また、過剰な皮脂分泌やメイクなどの汚れが原因で発生するケースも。
開き毛穴とは、毛穴が丸くぽっかりと開いて見えている状態のこと。Tゾーンのような皮脂の分泌が多い部位や、ハリのない肌に多く見られます。
主な原因は、肌の乾燥やホルモンバランスの乱れ、ストレス、睡眠不足、食生活の乱れなどによって起こる過剰な皮脂分泌。過剰な皮脂は毛穴を押し広げ、開きを目立たせます。さらに放置すると酸化して炎症を起こし、健康な角質層の育成が阻害されてしまいます。その結果、毛穴まわりの皮膚がすり鉢状に凹んで毛穴が広がってしまうのです。また、肌のハリや弾力不足も原因になります。
毛穴が黒く目立ってしまっている状態のこと。大別すると「黒角栓タイプ」「色素沈着タイプ」「産毛タイプ」3タイプに分けられます。
黒角栓タイプは、毛穴に詰まった角栓が酸化して黒ずむことが原因です。
色素沈着タイプは、ピンセットや爪で角栓を取ったり、スクラブ洗顔で毛穴の汚れを落とそうとしたりするなど、肌に刺激を与えるケア習慣が主な原因。こうした肌への刺激によってメラニンが生成されて、毛穴周りの皮膚がリング状に色素沈着を起こし、黒ずんで見えてしまいます。
産毛タイプは、毛穴に生えている産毛が黒く見えている状態です。
毛穴タイプごとに、適切な対策やケアアイテムが異なります。また、有効な成分も変わってくるので、自分の症状に合うものを選びましょう。
「詰まり毛穴」と「黒ずみ毛穴・黒角栓タイプ」は、ピーリングによる角質ケアを行いましょう。
「開き毛穴」と「黒ずみ毛穴・色素沈着タイプ」には美容液がおすすめですが、上の表のように必要な成分が少し異なります。
「黒ずみ毛穴・産毛タイプ」には自宅でできるケアはないため、気になる場合は、クリニックなどでの産毛ケアを検討する必要があるでしょう。
ピーリングとは、肌表面の古い角質を取り除くケアのこと。肌になじませてポロポロ落とすピーリングジェルをはじめ、ピーリング成分を含んだ美容液などがあります。
ピーリング成分の主流は「AHA(アルファヒドロキシ酸)」と「BHA(サリチル酸)」の2種類で、それぞれ特徴が異なります。
AHAは、グリコール酸や乳酸をはじめとした複数の酸の総称。天然の果物に多く含まれることから別名「フルーツ酸」とも呼ばれ、比較的低刺激なのが特徴です。刺激がマイルドなので、ピーリング初心者や敏感肌の人にもおすすめ。
一方BHAは、AHAと比べると刺激が強く、その分高い抗菌力や抗炎症作用を発揮します。そのため、ニキビケアにも効果が期待できます。
基本的に「塗るだけ」でケアができる美容液は、肌への摩擦が少なくおすすめのアイテムです。化粧水などに比べて、高濃度の有効成分が配合されている製品が多いため、肌の悩みに合う商品を選ぶことがポイントです。
ピーリング作用のある成分(AHA/BHA)は肌への刺激になりやすいため、使用する場合は低濃度の製品から試すことをおすすめします。
監修者に教えてもらった選び方をもとに、edimo編集部がおすすめ商品をピックアップ。下記について、手の甲に塗って確認しました。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | 種類 | 目的 | 毛穴ケアに有効な成分 |
トゥヴェールトゥヴェール|スキンピーリングローション(ピーリング力高めタイプ) | ![]() | ピーリング(ふき取り) | 角質オフ | AHA:Wフルーツ酸(グリコール酸・乳酸) | |
イルミルドWHITH WHITE(フィスホワイト)|ピーリングジェル | ![]() | ピーリング(ジェル) | 角質オフ | ミックスフルーツ酸、ヒアルロン酸 | |
ロート製薬SKIO|SKIO VC ホワイトピールセラム | ![]() | 美容液 | 角質軟化、美白 | BHA(サリチル酸)、ビタミンC | |
ストーリアシンビメソッド|ダーマセラム アゼライン酸5% | ![]() | 美容液 | 整肌 | アゼライン酸 | |
エトヴォスETVOS|バランシング VC クリアエッセンス | ![]() | 美容液(ジェル) | 整肌、保湿 | アゼライン酸誘導体原液、ビタミンC誘導体、ヒト型セラミド | |
pdcpdc|毛穴フォーカスVC VC3エッセンス | ![]() | 美容液(ジェル) | 整肌、保湿、引きしめ | ビタミンC誘導体、ユズセラミド |
グリコール酸と乳酸という、2種類のフルーツ酸を8.5%配合した、ふき取りタイプの化粧水。
古くなった角質をオフし、後に使うスキンケアの美容成分が浸透するのを助けます。
フルーツ酸の配合量は変わらず、pHが異なる2タイプを展開。毛穴が目立つ人には「ピーリング力高めタイプ」がおすすめですが、敏感肌の人は使用NG。pHがより弱酸性に近い「標準タイプ」を選びましょう。
肌に潤いを与える10種のアミノ酸が配合されているのもポイント。週に2~3回のお手入れが目安。
編集者が使ってみました!
一般的な化粧水と同じサラッとしたテクスチャーで、ベタつきはありません。
公式サイトによると、コットンに1円玉大のローションを取り、顔全体をやさしく拭き取ります。
適量をコットンに取って肌をそっとなでると、若干スッとしたものの、強い刺激は感じませんでした。香料特有の匂いもなく、使いやすい印象。
使用後は少し肌がやわらかくなった気がします。保湿力もしっかりしていて、肌がつっぱる感じはありませんでした。
「Wフルーツ酸」が含まれているので「詰まり毛穴」や「黒ずみ毛穴・黒角栓タイプ」におすすめです。
余分な角質をポロポロと取り除く、医薬部外品のピーリングジェル。
保湿効果の高いジェルが毛穴に入りこみ、余分な皮脂や汚れ、古い角質を吸着します。
ピーリング成分は、レモンやオレンジなどから抽出された“ミックスフルーツ酸(混合植物抽出液-34)”。
さらに、メラニンの生成を抑制する「水溶性プラセンタエキス」と、肌荒れを防止する「グリチルリチン酸2K」という有効成分も配合。週1~2回の使用が目安です。
編集者が使ってみました!
手を傾けると垂れてくるような、若干ゆるめのテクスチャー。それを指でなじませると、ほぼ液体状に変化します。
公式ショップのサイトによると、洗顔後の水分をタオルで拭き取り、さくらんぼ2個分のジェルを手に取るとのこと。
指でくるくると円を描く様にマッサージすると、白い塊がポロポロ出てきます。
ぬるま湯で洗い流すと、キュッとした仕上がりに。ベタつきはなく、毛穴が閉まったような使い心地です。時間が経つと、肌表面はサラサラになりました。
乾燥しすぎる印象はありませんでしたが、保湿はしっかりする方が良さそうです。
「ミックスフルーツ酸」が含まれており「「詰まり毛穴」や「黒ずみ毛穴・黒角栓タイプ」におすすめ。
ロート製薬独自の皮膚科学に基づいて作られた、医薬部外品の「美白毛穴ブースター」。
洗顔後の肌にダイレクトに付けるだけなので、お手入れも簡単。導入美容液・化粧水・美容液の1本3役です。
有効成分は、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防ぐ「ピュアビタミンC」と、角質を軟化させる「サリチル酸」。
肌の浸透力を高め、潤うことで毛穴を目立たなくしてくれます。
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トロッとしていてオイルのような質感。色は透明です。柑橘系の強めな香りがしました。
使用量が分かりやすく衛生的なスポイトタイプ。目安は6〜7滴(100円玉大)と、比較的多めな印象です。
肌につけると最初は若干ベタつきが気になりました。刺激は全く感じられません。
しっかり伸ばすと、徐々に肌になじんできます。使用後はしっとりしていて、保湿力が感じられました。
「ピュアビタミンC」が含まれているので「開き毛穴タイプ」「黒ずみ毛穴・色素沈着タイプ」におすすめです。
穀類に含まれる天然由来成分「アゼライン酸」5%と「グリチルリチン酸」という2種類の整肌成分を配合。毛穴まわりの肌を整えてくれる美容液です。
乾燥による肌のごわつきや過剰な皮脂分泌によるテカリを抑え、保湿バランスを整えます。日焼け後の肌や揺らいだ肌にも使用可能。
特に肌の乾燥やキメの乱れが気になる場合は、気になる箇所にピンポイントで使う、アゼライン酸15%のスポッツ美容液もおすすめ。
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乳液っぽい乳白色。ほどよい粘度があり、肌にのせてもすぐには垂れませんでした。
使いやすいスポイトタイプ。パール粒1つ分を手に取り、毛穴の気になる部分から伸ばします。
かなり伸びが良く、軽い使い心地。保湿力が高く、もっちりした肌に仕上がります。使用後に手を流すと少しぬるっとするほど、美容成分の多さを感じました。
強い香りがしないのも好印象です。
「アゼライン酸」が含まれているので、特に「開き毛穴」の人におすすめ。
整肌・保湿作用がある「アゼライン酸誘導体」を3%配合した、集中ケアジェル美容液。
保湿成分「グリシルグリシン」や整肌成分「ベニノキ種子エキス」も肌に潤いを与え、乾燥による毛穴の目立ちをケアします。
このほか、ビタミンC誘導体がキメの乱れにアプローチし、肌のざらつきをケア。肌との親和性が高く、角層深くまで潤いを届ける「ヒト型セラミド」が、刺激を受けやすい敏感肌も潤いに満ちた肌へと導きます。
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しっかりしたテクスチャーで、全く垂れる様子はありません。色は無色透明です。
かなり伸びが良く、肌なじみも最高。全くベタつきはありません。肌につけた瞬間に少し爽快感があり、乾くとキュッとするような仕上がりでした。
特にベタつきが気になる肌と相性が良さそうです。
公式サイトによると、朝晩の化粧水の後に全顔に使用するほか、気になる部分へのスポット使いや、メイクの上からの使用もOKとのこと。
「アゼライン酸」や「ビタミンC誘導体」を含み「開き毛穴」「黒ずみ毛穴・色素沈着タイプ」におすすめです。
種類 | 美容液(ジェル) |
目的 | 整肌・保湿(過剰な皮脂分泌抑制、乾燥による毛穴の目立ちを抑える) |
毛穴ケアに有効な成分 | アゼライン酸誘導体原液(整肌)、ビタミンC誘導体(整肌)、ヒト型セラミド(保湿) |
特徴が異なる3種類の「ビタミンC誘導体」を配合したジェル美容液。ビタミンC誘導体は、ビタミンCよりも安定性や持続性が高く、角層までしっかり成分が届きます。
このほか、角層を整えるCICA(ツボクサエキス 整肌成分)、整肌成分のグリチルリチン酸、引きしめ効果が期待できるアーチチョーク葉エキスを配合。
さらに、毛穴ケアに欠かせない保湿成分も数種類入っています。
編集者が使ってみました!
もったりした感じのテクスチャー。塗り広げると、少しぬるっとするような重めな質感です。
最初はぬるっとする質感が気になったものの、塗り広げると肌になじみ、ベタつきが全くなくなりました。かなりしっとりした仕上がりで、保湿力は高そう。
ただ、「さわやかシトラスの香り」がやや強めの印象で、塗り終わってからしばらくしても香りが続いたことが少し気になりました。
公式サイトによると、朝夜の化粧水の後、保湿した肌に塗りこむとのこと。気になる部分には多めに塗って、パックとしても使えます。
毛穴ケアの“万能成分”ともいわれる「ビタミンC誘導体」が含まれており、どの毛穴タイプがわかりづらい人や、毛穴ケア初心者にも使いやすいでしょう。
自分の毛穴悩みのタイプが分かれば、自宅でコツコツとケアをすることも可能です。今回のポイントを参考にして、自分に合うケアアイテムを探してみてはいかがでしょうか。
ただし、最初から効果を求めすぎるのはNG。まずは肌への刺激が少ないものから、試してみてください。