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近年、ペットの食事や飼育環境がよくなったことで長寿化が進み、長生きする犬が増えています。
その一方で、気になるのが加齢による健康トラブル。
人間と同じように、犬も加齢とともに身体の機能が低下し、関節や皮膚のトラブルが起こりやすくなります。
愛犬の健康を支えるには、適切な食事や運動とともに、サプリメントを取り入れるのも一つの手です。
そこで今回は、サプリメントの必要性や注意点、上手な与え方、サプリメント選びのポイントについて、ガイア動物病院の松田唯院長にお聞きしました。
あわせて、編集部が選んだおすすめの犬用サプリメントも紹介します。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
獣医師
松田 唯
ガイア動物病院 院長。埼玉県生まれ。北里大学獣医畜産学部卒業後、千葉県内と東京都内の動物病院で勤務。2019年7月、ガイア動物病院(東京都杉並区)開設。治療法や薬について分かりやすく説明し、治療法のメリット・デメリットを理解して飼い主が選択できる治療が好評。
ガイア動物病院
東京都杉並区下井草1-23-2
https://www.gaia-ah.com/
目次
人間が使うサプリメントと同じように、犬用サプリメントにも関節・目・皮膚用など気になる部位に応じた数多くの種類があります。
サプリメントとは栄養補助食品、つまり食品であり、医薬品ではありません。
病気や症状を直接的に治す効果はなく、あくまで栄養を補うものとして考えましょう。
そもそも、犬にサプリメントを与える必要はあるのでしょうか?
松田先生は「動物病院では薬とサプリメントを両方活用して治療することもある」と言います。
例えば、アレルギーを持っている犬に治療を行う場合は、ステロイドや免疫抑制剤といった副作用が起こりうる薬を使用することがありますが、サプリメントを上手く併用することで、薬の量を減らせるそうです。
他にも、不安症やストレスによるぼうこう炎、認知症には、ストレス軽減作用が期待できるサプリメントを使うこともあるとのこと。
また、好き嫌いが激しい犬の場合は、普段の食事では栄養バランスが偏ってしまい、皮膚が悪くなったり、お腹を壊しやすくなったりすることがあります。
そのような場合、食事で摂れない栄養をサプリメントで補うことで、栄養バランスのとれた状態を保つ効果も期待できるそうです。
メリットもある一方で、サプリメントを使用する際には注意も必要です。
サプリメントには明確な定義がありません。薬品ではないのでその効果に科学的根拠はなく、松田先生によると、獣医師でも使い方が分からないものも存在するのだそう。
なかには医薬品と同時に服用することで、医薬品の副作用が強まったり、逆に効果を薄めてしまったりするものもあります。
そのため、使用に迷った場合はかかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。
【監修者】獣医師松田 唯のコメント
犬用サプリメントを選ぶポイントをいくつかご紹介します。
サプリメントは過度に効果を期待することは禁物ですが、使用目的をはっきりさせることで、効果を確認しやすくなる可能性があります。
なんとなく健康のために使用するというよりも、関節炎やアトピー症状の改善など目的に応じて選んでください。
代表的な症状別のサプリメントを見ていきましょう。
犬も人間と同じように、加齢によって足や腕、腰の痛みが生じてきます。
飲み薬を投与する方法もありますが、持病などで使えない場合は、サプリメントに頼ることもあります。
グルコサミンやコンドロイチンといった関節を保護するような成分が含まれているものが一般的。
最近では、炎症を抑える効果が期待できるモエギイガイ(緑イ貝)やオメガ3脂肪酸が配合されているものもあります。
皮膚炎は直接命に関わることは少ないですが、一度かかると慢性化しやすく、症状をコントロールすることが大事です。
皮膚のバリア機能を保つためには、アミノ酸や乳酸菌、脂肪酸、ビタミン、ミネラルなどが必要です。
最近では、DHAやEPAなどの皮膚の炎症を抑える作用が期待され、サプリメントとして使用されているものもあります。
関節炎と同じく、加齢によって目の視力も衰えます。
一度悪くなった目を治すことは難しいですが、視力をサポートすることや視力の低下を穏やかにすることは、サプリメントに期待できるかもしれません。
目を守る働きがあるルテインやアントシアニン、アスタキサンチン、DHAなどが含まれているサプリがよいでしょう。
人間で言うところのコレステロールや中性脂肪にあたるものの数値が高い状態を「高脂血症」と呼びます。
放置していると、肝臓や目、神経の病気につながりかねません。
治療方針は程度により変わりますが、サプリメントならオメガ3脂肪酸を摂取するのがいいといわれています。
留守番中にずっと吠えていたり、ちょっとしたことでお腹を壊したりするといった愛犬の症状に悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
ストレスが原因である可能性が高い場合は、精神的に安心できる成分が含まれている「ミルクカゼインタンパク」のサプリメントを飲めば、問題行動の治療がしやすくなるといわれています。
サプリは医薬品ではないため、製品の成分試験や安全試験などをしないで販売ができてしまいます。
医薬品は国が定めた条件に基づき、その安全性や有効性が保証されていますが、サプリメントの場合は品質や効果もまちまちです。
しっかりとした基準がないため、飼い主自身の目で見極めるしかありません。
成分表示や原産国、メーカーの情報などをもとに、愛犬の代わりに責任をもって選びましょう。
愛犬がアレルギーを持っている場合は、サプリメントにアレルゲンとなりうる食材や成分が含まれていないかどうかもチェックしましょう。
また、処方された薬を飲んでいるなら、サプリメントと併用できないことがあるため、まずは獣医師に相談してみてください。
【監修者】獣医師松田 唯のコメント
サプリメントの最大の利点は「誰でも自由に自分の判断で利用できる」ことですが、ご自身でチェックするのは難しい場合もあるでしょう。
愛犬にサプリメントを使用していいのかどうか、自分だけで判断できない場合は、獣医師に相談してみるのも一つの手だと思います。
また、サプリメントを飲ませた日とそうでない日の調子、飲ませたタイミング、回数、量などをメモしておくことで、愛犬に合っているかどうかを判断する目安になります。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | 効果・効能 | 使用対象の犬種・年齢 |
DHC犬用 国産 きびきび散歩 プレミアム | 関節の健康維持 | 生後3カ月以上 | ||
ドッグダイナーカユイの痒いの飛んで行け | 痒み・発疹・アレルギー | 子犬〜高齢犬、小型犬〜大型犬 | ||
ニッピ犬用 あしたも走ろっ。 | 足腰、関節、皮膚の健康維持 | |||
バンガードインターナショナルフーズナチュラルハーベスト|キープジョイント | 関節の健康サポート |
従来の「きびきび散歩」に配合されていたグルコサミンやコンドロイチンなどの関節サポート成分に加え、緑イ貝抽出物やCBPといった8つの成分を配合したサプリメント。
愛犬の関節が気になるときや、ドッグランなどで激しい運動をしている犬におすすめです。
食塩、砂糖、着色料、保存料、香料、化学調味料は一切使用していない国産品。
高品質でリーズナブルなサプリメントをお求めの方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント
30代・女性
ピークが過ぎ日々衰え始める年齢と向き合う機会になり、長生きのお守りに今後もずっと続けていこうとまとめて購入いたしました。
効果・効能 | 関節の健康維持 |
使用対象の犬種・年齢 | 生後3カ月以上 |
一日の目安摂取量 | 5kg未満1粒、5~10kg未満2粒、10~20kg未満3粒、20kg以上4粒 |
薬やサプリとの併用 |
玄米発酵の酵素やアガリクスのほか、青パパイヤや青バナナ、青トマトなど全12種の沖縄県産野菜・果物を凝縮した粉末タイプのサプリメント。
皮膚のかゆみや発疹が気になる犬のケアにおすすめです。
食事にサッとふりかけて与えてください。
保存料や着色料は一切使わず、素材はすべて無農薬あるいは減農薬で、放射能検査済みなのもうれしいポイント。
ナチュラルなサプリメントを探している方は、手に取ってみてはいかがでしょうか。
効果・効能 | 痒み・発疹・アレルギー |
使用対象の犬種・年齢 | 子犬〜高齢犬、小型犬〜大型犬 |
一日の目安摂取量 | 小型犬〜中型犬は約1g、大型犬は約2g |
薬やサプリとの併用 |
身体づくりに不可欠なタンパク質を補給するサプリメント。
ドッグフードでは不足しがちな「非必須アミノ酸」を豊富に含むコラーゲンを補給でき、足腰や関節、皮膚の健康維持に効果が期待できます。
子犬からシニア犬まで幅広い層におすすめです。
帝京科学大学アニマルサイエンス学科の教授との共同研究により、犬への安全性を確認したコラーゲンペプチドを使用。
人間用のサプリメントと同じ原料、工場、製造工程で作られているのも安心できるポイントです。
効果・効能 | 足腰、関節、皮膚の健康維持 |
使用対象の犬種・年齢 | |
一日の目安摂取量 | 愛犬の体重/1日の量:1kg/0.3g、2kg/0.6g、3kg/0.8g、4〜5kg/1.4g、6〜10kg/2.8g、11〜15kg/4.1g、16〜20kg/5.5g |
薬やサプリとの併用 | 可 |
植物から微生物の力で発酵生成された「発酵グルコサミン」をメインに配合した、関節サポートサプリメント。
コンドロイチンを高濃度に含有した「発酵サメ軟骨エキス」やコラーゲンペプチド、オイスターカルシウムなど6つの成分をふんだんに配合しています。
散歩を嫌がる犬や関節トラブルが起きやすい高齢犬などに試してみてはいかがでしょうか。
効果・効能 | 関節の健康サポート |
使用対象の犬種・年齢 | |
一日の目安摂取量 | 5kgまで2〜3粒/10kgまで4〜5粒/15kgまで5〜6粒/20kgまで6〜7粒/30kgまで9粒/40kgまで10〜11粒/55kgまで13〜14粒 |
薬やサプリとの併用 |
犬がサプリメントをそのまま飲むことはまれであり、さまざまな工夫が必要です。
薬を飲ませる場合にも活用できる方法をいくつかご紹介します。
サプリメントの中には、食事と一緒に与えると効果が落ちるものや、食間に与えなければならないものもあります。
そのような場合は、口の奥の方に放り込み、水をスポイトなどで飲ませてあげるとそのまま飲み込んでくれることもあります。
犬用サプリメントの場合は、食事に混ぜてあげるのが王道の与え方になります。
練り菓子のようなおやつの中に、サプリメントを包んで与える方法です。
【監修者】獣医師松田 唯のコメント
他にも、インプッターと呼ばれる長めの注射器のようなものを使ったり、甘めのおやつに混ぜて与えたりするのもよいでしょう。
飲んでくれるかどうかは性格によるところが大きいので、愛犬にあった方法を見つけてあげてください。
愛犬の栄養を補うサプリメントは、関節や皮膚、目の健康サポートに有用とされていますが、使い方によっては効果が得られなかったり、副作用を引き起こしたりする場合もあります。
信頼できる獣医師などに相談して上手く取り入れることで、愛犬の健康な生活を後押ししてみてはいかがでしょうか。
サプリメントは使い方やタイミングが重要です。
用法用量を守らなければ持病を悪化させてしまうこともあります。
また、アレルギーの原因となる成分が含まれていることもあるので、選ぶ際には注意が必要です。
病院で治療を受ける場合には服用しているサプリメントを獣医師に伝え、使用しても問題ないか相談を。
それでも不安な場合は健康診断などで一度意見を聞いてみるのはいかがでしょうか。