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犬を初めて飼った人がどうしようと悩むのが、犬の爪切り。
爪が床に当たるとカチカチと音がして気になるし、爪が伸びているとあまりよくないのでは?と心配ですよね。
そこで今回は獣医師の松田唯先生への取材をもとに、犬の爪の役割や爪が伸びていることで考えられるリスク、犬の爪切りの方法などについて解説します。
あわせて、edimo編集部おすすめメーカーの犬用爪切りをご紹介します。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
獣医師
松田 唯
ガイア動物病院 院長。埼玉県生まれ。北里大学獣医畜産学部卒業後、千葉県内と東京都内の動物病院で勤務。2019年7月、ガイア動物病院(東京都杉並区)開設。治療法や薬について分かりやすく説明し、治療法のメリット・デメリットを理解して飼い主が選択できる治療が好評。
ガイア動物病院
東京都杉並区下井草1-23-2
https://www.gaia-ah.com/
目次
最初に、犬の爪の役割とケアの必要性について解説します。
犬の爪は靴でいえばスパイクの役目をしているので、地面に突き刺さるように伸びます。
そのため、滑り止めの機能と、より早く走るための機能を兼ね備えています。
土の上を歩く分にはそこまで大きな問題はないといえますが、アスファルトやコンクリートの上を歩くには不向きです。
爪が食い込まないので歩きにくいだけでなく、折れやすくなってしまうのです。
また、体がかゆくなったり痛くなったりするような病気を持つ場合、爪が伸びていると必要以上に自身の体を傷つけてしまうかもしれません。
伸びる速さは個体差が大きいので一概にはいえません。
犬種、年齢、生活スタイルなどで全く異なります。
よくお散歩する子は伸びにくく、歩き方のクセでも変わってきます。
ただ、歩くときにカチカチという音がしたら切りどきです。
日数でいうと、2〜4週間ごとを目安にしておくといいでしょう。
犬用の爪切りには大きく分けて4つのタイプがあります。
一気に深くは切れないため、時間はかかりますが切りすぎ防止に向いています。
大小さまざまなサイズがあるので、手にあったものを使うのがおすすめです。
病院やサロンでよく使われます。
切れ味がいいので、手早く終わらせることができる反面、切りすぎてしまう可能性もあります。
犬の爪は人と違って厚く円錐形をしているので、はさみタイプは子犬や小型犬の小さな爪向きといえます。
電動の爪切りは、爪を削って短くしていくため、爪やすりに近いといっていいでしょう。
ただし、機械音や振動が苦手な犬には不向きかもしれません。
手早く終わらせたいのであれば、切れ味の良いギロチンタイプがおすすめです。
ただ、手早くやることで切りすぎたり出血させたりしてしまうリスクもあります。
小型犬や子犬の場合、はさみタイプがおすすめです。
ただ、大型犬の子犬は、最初からギロチンタイプやニッパータイプを使い、慣れておくといいでしょう。
爪を削って短くしていく電動タイプがおすすめ。
その他のタイプについては犬の性格にもよりますが、切る側が使いやすいものを選ぶのが一番なので、いろいろなタイプを試してみることをおすすめします。
どの道具にもさまざまなサイズがあります。
購入前に犬の爪の大きさをチェックして、合うサイズのものを選びましょう。
持ちやすさや扱いやすさは実際に使ってみないとわかりにくいかもしれません。
また、男性と女性どちらが使うかによっても違ってきます。
犬の爪は前後20本あるので、全部切っても疲れにくいことを基準に選ぶといいでしょう。
ステンレス製の刃のものは、切れ味がよく錆びにくいのでおすすめです。
爪切りといっても刃物なので、使い方をしっかり調べた上で使いましょう。
使い続けて切れ味が悪くなった状態で使い続けていると危ないので、切れにくくなったと感じたら新しく買い替えましょう。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | タイプ | 対象犬種 |
ドギーマンハヤシペット美容室|Wカーブ爪切り | ニッパー | |||
廣田工具製作所廣田工具製作所|[ざん]ニッパータイプ | ニッパー | 小型犬~中型犬 | ||
ペティオペティオ|プレシャンテ 犬用ネイルカッター ギロチン式 | ギロチン | 全犬種 | ||
廣田工具製作所廣田工具製作所|[ざん]ギロチンタイプ | ギロチン | 小型犬~中型犬、大型犬 | ||
ペティオペティオ|プレシャンテ 犬用ネイルカッター ハサミ式 | はさみ | 全犬種 | ||
FANTASY WORLDFANTASY WORLD|ネイルクリッパー S | はさみ | 小型犬 | ||
ペティオペティオ|Self Trimmer 乾電池式 コードレスネイルケア | 電動 | 全犬種 | ||
difangdifang|二段階スピードのペット用電動爪切り | 電動 |
小さな爪でもカットしやすいニッパータイプ。
刃先が手前に向けて横向きにカーブしているので、手元が見やすく切りやすい形状です。
スプリング式なので力を入れずに楽に切れます。
ラバーグリップで滑りにくいのもポイント。
犬猫どちらにも使えます。
1947年創業の総合工具メーカーが手がけた、ニッパータイプのペット用爪切り。
ステンレス製で錆びにくい上、バネの取り替えもできるので長く使えます。
爪割れにくい切れ味の良さがポイント。
本体裏面に波形ヤスリが付いているので、爪切りの後にヤスリをかけて爪の形を整えることができるのがうれしいですね。
小型犬~中型犬向け。
ピンク色がかわいいギロチンタイプの爪切り。
少しずつ角を取るように優しくカットするとナチュラルな仕上がりに仕上がります。
最後に専用のヤスリで仕上げするとより美しく引っかかりのない滑らかな爪が完成。
短毛犬、長毛犬問わず全犬種に対応可能です。
1947年創業の総合工具メーカーが手がけたギロチンタイプの爪切り。
爪が割れにくい切れ味の良さが魅力です。
ドライバーで刃の切れ味を調整可能。
指のかかる部分にカバーがないので指をはさむ心配もありません。
小型犬~中型犬用と大型犬用を展開。
全犬種に対応可能のはさみタイプ。
力を入れやすいので使いやすく、犬の爪切りが初めての方にもおすすめです。
少しずつ優しく切ってから、仕上げ用のヤスリをかけると滑らかな仕上がりに。
かわいいピンク色で使う度に気分が上がりそうです。
ハサミタイプの爪切り。
刃先は錆びにくいステンレス製。
ペットの爪の切りやすさを考えた、独特のカーブを描く刃先がポイントです。
硬い爪も安全にカットできるのがうれしいです。
グリップには握りやすく疲れにくい特殊なラバーを使用。
抗菌剤入りで清潔を保てます。
小型犬だけでなく、猫、小動物や鳥にも使えます。
高速回転する砥石を爪に当てることで優しく爪を削る電動爪切り。
ペット専用砥石はしっかり削れるダイヤモンドコートです。
乾電池式なので、電池さえあれば買ってすぐ使えます。
まるごと水洗いできるので削りカスを洗い流すことができ、清潔を保てるのがうれしいですね。
ヘッド交換により3つの削り幅を設定できます。
2段階のスピードから選べる電動爪切り。
独自の静音設計でとても静かな上、振動も小さいので飼い犬が怖がる心配がありません。
3種類のやすりから愛犬に合わせてサイズを選べるので大型犬、小型犬どちらも対応可能。
USB充電式で、2時間充電すると約5時間使用できます。
刃は取り外して水洗いできるので衛生的ですね。
爪の正しい切り方を紹介します。
① どのくらい爪が伸びているのか確認する。
② 大体どのくらい切ればいいのか決めたら、保定する。
③ 手足を、前または後ろ(横に捻らないように)に引っ張り、爪の先端から少しずつ切っていく。
④ 最後に、出血がないか確認する。
【監修者】獣医師松田 唯のコメント
犬の爪には血管と神経が走っています。
深爪すると出血するだけでなく、痛みも伴います。
また、ついつい爪切りに夢中になってしまい、足の関節に負担をかけてしまうことがあります。
犬の足は前後に動かすのは得意ですが、左右には動かしにくいので無理に引っ張らない様にしましょう。
犬の爪を切るコツも知っておきましょう。
犬は爪切りどころか、足先を触られることすら嫌いな生き物です。
普段から足先を触ることに慣れさせておくと、スムーズに爪を切れるでしょう。
また、子犬の頃から爪切りを習慣とし、慣らしていくのがベストです。
実際に爪切りをするときには、一人が爪を切っている間に、もう一人が犬をあやすなど、気がまぎれるようにしてあげるといいでしょう。
嫌なことは楽しいこととセットですることが重要です。
おとなしく爪切りできたら思いっきり褒める、おやつを与えるなどがおすすめです。
また、一度にまとめて切らないことも大切。
嫌な時間が長ければ長いほど、次に爪を切るときに嫌がられます。
今日は左足だけ、明日は右足など少しずつ切るのも一つの手です。
爪からの出血はとても止まりにくい上に、結構な量の出血があります。
まずはガーゼやタオルでぎゅっと押さえて圧迫してください。
それでも止まらない場合は、市販の止血剤を使用してください。
止血剤がない場合はかかりつけの動物病院を受診しましょう。
犬の爪切りはコツが必要ですが、苦痛な時間ではなく楽しい、必要なことだとわかってもらうことが大事です。
今回紹介した爪切りを使って、愛犬の爪をケアしてあげてみてはいかがでしょうか。
爪が黒い子は血管を見ることができないので、慎重に切りましょう。
爪断面の中央が白っぽいうちはまだ切っても大丈夫です。
また、可能であればヤスリがけをしましょう。