【専門家監修】住宅用消火器具おすすめ7選。火災から家族を守ろう

万が一の火災対策に供えておきたいのが住宅用消火器です。

キッチンをはじめとして、リビングなど電気を使用する場所でも火災の危険性はあります。

しかし、いざ購入しようとすると思った以上に種類が多く、値段やサイズもさまざまで戸惑ってしまうこともあるでしょう。

そこで今回は家庭用消火器の種類と選び方などを専門家である(一社)日本消化器工業会の和田洋一さんへの取材をもとに詳しく解説します。

あわせてedimo編集部が厳選したおすすめの家庭用消火器もご紹介します。

取材・監修協力商品紹介部分は取材・監修範囲外です

業界団体職員
和田洋一

和田洋一

一般社団法人 日本消火器工業会職員。同会は、火災予防制度の強化促進及び消火器類の普及発達を図ることによって、火災損害の防止軽減に寄与することを目的に、1961年1月に発足。国内の主な消火器メーカーで構成される国内唯一の業界団体として、現在は、住宅火災の被害低減に寄与するべく、住宅用消火器の普及・啓蒙に取り組んでいる。

一般社団法人 日本消火器工業会
東京都台東区蔵前三丁目15番7号 蔵前酒井ビル2階
https://www.jfema.or.jp/

住宅用消火器とは?

消火器を設置場所に応じて分類すると、「業務用消火器」と「住宅用消火器」の2種類に分けることができます。

「業務用消火器」は法的に定められた建物等に義務で設置することを前提とした消火器です。

オフィスやお店などでよく見かける赤い消火器は「業務用」に分類されます。

一方、「住宅用消火器」は一戸建てなどの住宅に「任意で」設置することを前提とした消火器です。

コンパクトで扱いやすく、また赤色以外にさまざまなデザインがあり、リビングなどに置いても違和感なくインテリアになじむデザインを採用したものも数多く販売されるようになりました。

●住宅用消火器の特徴

住宅火災では、在宅機会の多い女性や年配の方が消火器を扱うことが多いため、誰でも簡単に持ち運びができるように、業務用消火器よりも軽量に設計されています

ホースではなく放射用ノズルが本体についているものが多く、両手で消火器本体を持って操作することができるのも特徴です。

住宅用消火器の種類

住宅用消火器は消火薬剤ごとに粉末消火器と水系消火器の2種類に分類できます。

それぞれの特徴、メリット、デメリットについて説明しましょう。

●粉末消火器

粉末の消火薬剤が広い範囲を覆って、火勢を一気に抑えて消火します

ただし、消火の際に細かい粉末が広範囲に広がることで、使用後の掃除に手間が掛かるというデメリットもあります。

例えば、灯油ストーブによる火災で、床にこぼれた灯油に火がついて一気に広がってしまったときなどは、強力に炎を抑える粉末消火器が有効です。

●水系消火器

「強化液」という液体の消火薬剤を霧のように放射することで、燃焼物を冷却したり、浸透したりすることで消火します

また、天ぷら油火災などでは、油面の化学反応により空気が遮断され、効率よく消火することができます。

また、寝たばこで布団に火が付いた場合なども、液体が表面だけではなく布団の中まで浸透して冷却する水系消火器が有効です。

●エアゾール式簡易消火具

スプレータイプのエアゾール式簡易消火具は消火器ではありませんが、軽量なことに加え、ヘアスプレーなどと同じ使用方法で、誰でも簡単に使用できることが魅力です。

しかし消火能力は消火器より劣るため、補助として、上記の粉末・強化液のいずれかと組み合わせて設置することがおすすめです。

なお、エアゾール式簡易消火具には、潤滑剤入りの水と、二酸化炭素の2種類があります。

潤滑剤入りの水はストーブ火災や天ぷら油火災向きで、二酸化炭素は電気火災向きなので、対応する火災の種類を把握して購入することがおすすめです。

キッチンとリビングなど置く場所によって使い分けは必要?

現在販売されている住宅用消火器は、ご家庭で発生する主な火災「普通火災」「てんぷら油火災」「ストーブ火災」「電気火災」のすべてをカバーしています。

消火薬剤の種類を問わず、まずは1本設置しておけば安心です。

部屋の広さによって使い分けるべき?

設置義務のある建物は広い範囲を消火する必要があるため大容量の消火器の設置が一般的ですが、一般家庭の場合は、設置義務のある建物に比べ、狭い空間なので、小ぶりな住宅用消火器で十分です。

ただし、消火器による消火は「炎が天井に届くまで」が目安。

天井に届くほどの火勢では消火器による消火が難しくなるため、迷わず避難を優先してください。

設置場所の注意点は

せっかく消火器を設置しても、邪魔になってしまい物置にしまってしまった、というケースは少なくありません。

しかし、いざ火災となったら、物置に消火器を取りに行けないケースがほとんどでしょう。

火災時にすぐに使用できるように、室内で家族の誰もが目に付くところに設置することが望ましいでしょう。

具体的な場所としては、火災が発生した時の避難経路上にあたり、目につきやすい玄関や、火元の原因になりやすいキッチンの周りがおすすめです。

ただし、コンロの奥など、火に近すぎるところに消火器を置いてしまうと、火災時に消火器を取りにいけない可能性もあります。

火元になりそうな場所に近くなりすぎないよう注意が必要です。

使用期限と検定シールをチェック

住宅用消火器の使用期限は消火器本体に記載されており、各メーカーともおおむね5年程度です。

使用期限を過ぎている消火器は、見た目はきれいでも劣化している可能性があり、安全のため定期的な交換が必要です。

また、購入の際には、国の定める基準に基づいた国家検定に合格しているもので、住宅用消火器にも検定に合格していることを示す銀色のシールが貼られているかを確認しましょう。

いざというときに慌てないために訓練用の消火器で操作を体験

消火器の操作は難しくありませんが、いざ火災となると慌ててしまい、うまく操作できないかもしれません。

地域で防災訓練がある場合には積極的に参加し、訓練用消火器で消火器の操作を体験してみましょう。

一度操作を体験することで、火災のときでもスムースに対応できる可能性が高くなります。

また、全国には、東京消防庁 防災館(池袋・本所・立川)のように、消火体験ができる施設もあります。

半年に一度は点検を

家庭に任意で住宅用消火器を設置する場合、法的な点検の義務はありません。

しかし、万が一消火器に異常があった場合、いざというときに使えない、ということになってしまいます。

そこで消火器を設置した場合には、半年に一度は異常がないかチェックしておくと安心です。

以下の4つの項目に関してチェックを行い、異常があった場合には交換をおすすめします

① 本体容器やレバーなどに、「さび」や「へこみ」がないか
② 黄色い安全栓が抜けていないか
③ 使用期限を過ぎていないか
④ レバーの下にある「ゲージ」(「指示圧力計」といいます)を見ていただき、針が緑の範囲内にあるか。
(参考:日本消火器工業会の作成しているチェックシート

特に冬場は乾燥した日が続き、住宅火災が発生しやすい季節です。

万が一のときも、消火器が近くにあれば、火が小さなうちに消し止めることができます。

大切な家族や自宅を守るために、ぜひ設置を検討しましょう。

 

※edimo編集部おすすめの住宅用消火器具を紹介します。

※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。edimo編集部が独自に行っています。

※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。

※商品によってはユーザーのレコメンドが記載されています。これらは個人の感想であり、効果効能を示すものではありません。

住宅用消火器具おすすめ7選

モリタ宮田工業「住宅用強化液(中性)消火器 キッチンアイ」

万が一の際に、いち早く消火が行えるよう、使いやすく、持ち運びに便利なコンパクトデザインを採用

消火液に食品原料が配合されているため、消火時に放射した薬剤は体や環境に優しいのが特徴です。

消火後は薬剤をサッと拭き取るだけでOKなので、後片付けも簡単。

おすすめおすすめポイント
・いざという時に持ち運びやすいコンパクトなデザイン
・食品原料を配合した消火液で、体や環境に優しい

ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント

40代・女性

鍋を加熱しすぎたことで鍋の取手まで燃え、50センチ程度の火が出ました。キッチンアイを使用し、2秒くらいですぐ消火することができました。
母はエアゾール式の消火具を使用しようとしましたが、キャップが取れず使えずじまいでしたので、キッチンアイのようにある程度の大きさがある消火器の方が使いやすいと実感しました。

40代・女性

ガスコンロでやかんに火を点けていた際に空焚きをしてしまいコンロ回りにあった油に引火してしまいました。
キッチンアイを使用しすぐ消火出来ましたし、被害も全く無く、後片付けも本当に楽でした。

70代・女性

タバコの不始末で火を出してしまいました。布団や壁、じゅうたんなどに引火しましたが、1本で充分消えました。同じ物をまた購入したいと思います。

【メーカー名】モリタ宮田工業
【商品名】住宅用強化液(中性)消火器 キッチンアイ
【使用薬剤】強化液(中性)
【薬剤量】1.0L
【放射時間】約12秒
【放射距離】4~6m
【重量】約2.2kg
【使用温度範囲】マイナス20~プラス40℃

モリタ宮田工業「アルミ製蓄圧式粉末ABC消火器 アルテシモ MEA5H」

容器にはアルミを採用し、従来品と比べ、約20%の軽量化を実現したほか、継ぎ目(溶接)のない、より安全な一体成型容器で、圧漏れリスクを軽減しています。

底部には樹脂加工を施し、床面に傷がつくことを防止。

また、マジックホール構造で、サビなどの劣化原因となる湿気を底部から逃がします。

ラベルには、より多くの人が視認しやすいよう、書体と色使いに配慮した、ユニバーサルデザインを採用しています。

おすすめおすすめポイント
・継ぎ目のない一体成形型容器で圧漏れリスクを軽減
・ラベルはより多くの人が認識しやすい、書体と色使いに配慮した、ユニバーサルデザイン

【メーカー名】モリタ宮田工業
【商品名】アルミ製蓄圧式粉末ABC消火器 アルテシモ MEA5H
【使用薬剤】粉末(ABC)
【薬剤量】1.5kg
【放射時間】約18秒
【放射距離】4~6m
【重量】約2.2kg
【使用温度範囲】マイナス30~プラス40℃

丸山製作所「住宅用強化液消火器KLA-1PH」

強化液を使用した蓄圧式の住宅用消火器。

普通火災はもちろん、ストーブ火災や電気火災、てんぷら油火災など幅広く適応しています。

消火器内部の蓄圧された圧力が、ゲージをひと目見るだけでわかるので、容易に点検できるのも魅力。

おすすめおすすめポイント
・普通火災や電気火災、てんぷら油火災など幅広い火災に適応
・圧力をゲージで確認できるので点検しやすい

【メーカー名】丸山製作所
【商品名】住宅用強化液消火器KLA-1PH
【使用薬剤】強化液
【薬剤量】1.0L
【放射時間】約22秒
【放射距離】3~6m
【重量】約2.45kg
【使用温度範囲】マイナス20~プラス40度

ヤマトプロテック「住宅用強化液(中性)消火器 YAMATO SAKURA®」

©ヤマトプロテック

©ヤマトプロテック

©ヤマトプロテック

©ヤマトプロテック

©ヤマトプロテック

人にかかった場合でも皮膚や粘膜を傷つける心配のない水系中性強化液タイプの消火器。

重さは約2.47kgと女性や高齢者でも扱いやすい軽量でコンパクトな仕様となっています。

また桜の花びらが舞う華やかなデザインが特徴で、藍(青)、象牙(ベージュ)、栗(茶)、青磁(薄緑)、紅(赤)の5色から好みやインテリアにマッチするものを選べます。

おすすめおすすめポイント
・女性でも扱いやすい軽量&コンパクトな仕様
・インテリアになじむ華やかなデザインを採用

【メーカー名】ヤマトプロテック
【商品名】住宅用強化液(中性)消火器 YAMATO SAKURA®
【使用薬剤】住宅用強化液(中性)
【薬剤量】1.0L
【放射時間】約21秒(20℃)
【放射距離】3~6m(20℃)
【重量】約2.47kg
【使用温度範囲】マイナス20~プラス40度

初田製作所「住宅用消火器 北欧(小鳥)」

間違い探しのように葉っぱに溶け込んだ鳥がデザインされた人気のボタニカル柄の容器

放射時は視界を遮ることなく確実に火元が狙え、放射後のお掃除も拭き取るだけで簡単に処理ができる「強化液消火薬剤」タイプ。

操作は黄色い安全栓を抜いてレバーを握るだけと簡単で、一般的な消火器よりも軽く、扱いやすい仕様です。

シックなデザインの「北欧(花)」もあり、好みで選べます。

おすすめおすすめポイント
・人気のボタニカルな北欧柄
・一般的な消火器より軽く簡単な操作

【メーカー名】初田製作所
【商品名】住宅用消火器 北欧(小鳥)
【使用薬剤】強化液
【薬剤量】1.0L
【放射時間】約22秒
【放射距離】4~6m
【重量】約2.7kg
【使用温度範囲】マイナス20度~プラス40度

初田製作所「バーストレスTM(蓄圧式) 住宅用粉末(ABC)消火器」

持ち運びに便利な小型・軽量タイプで、女性や高齢者でも扱いやすい消火器です。

優雅なパステルグリーンは、インテリアになじむデザイン

人間生活工学により検証した新設計を採用しています。

加圧用ボンベを使用せず、本体に直接窒素ガスを充てんする蓄圧式。従来の加圧式に比べ、半分以下の力で操作することができます。

おすすめおすすめポイント
・インテリアになじむおしゃれなパステルグリーン
・人間生活工学により検証した新設計

【メーカー名】初田製作所
【商品名】バーストレスTM(蓄圧式) 住宅用粉末(ABC)消火器
【使用薬剤】粉末(ABC)
【薬剤量】1.5kg
【放射時間】約18秒(20℃)
【放射距離】3~5m(20℃)
【重量】約2.9kg
【使用温度範囲】マイナス30~プラス40℃

丸山製作所「エアゾール式簡易消火具 消す兵衛neo」

強化液消火薬剤を小さなエアゾール缶に入れた火消しスプレー

ヘアスプレーや殺虫剤と同じく片手で押すだけで、簡単に消火が可能です。

あくまでも住宅用消火器の補助品としての使用がおすすめです。

おすすめおすすめポイント
・片手で簡単に噴射できるエアゾールタイプ
・住宅用消火器の補助におすすめ

【メーカー名】丸山製作所
【商品名】エアゾール式簡易消火具 消す兵衛neo
【使用薬剤】強化液
【薬剤量】480g
【放射時間】約28秒
【放射距離】3~5m
【重量】約610g
【使用温度範囲】0℃~プラス40℃

商品一覧表

商品名住宅用強化液(中性)消火器 キッチンアイアルミ製蓄圧式粉末ABC消火器 アルテシモ MEA5H住宅用強化液消火器KLA-1PH住宅用強化液(中性)消火器 YAMATO SAKURA®住宅用消火器 北欧(小鳥)バーストレスTM(蓄圧式) 住宅用粉末(ABC)消火器エアゾール式簡易消火具 消す兵衛neo

©ヤマトプロテック

メーカー名モリタ宮田工業モリタ宮田工業マルヤマエクセルヤマトプロテック初田製作所初田製作所マルヤマエクセル
使用薬剤強化液(中性)粉末(ABC)強化液住宅用強化液(中性)強化液粉末(ABC)強化液
薬剤量1.0L1.5kg1.0L1.0L1.0L1.5kg480g
放射時間約12秒約18秒約22秒約21秒(20℃)約22秒約18秒(20℃)約28秒
放射距離4~6m4~6m3~6m3~6m(20℃)4~6m3~5m(20℃)3~5m
重量約2.2kg約2.2kg約2.45kg約2.47kg約2.7kg約2.9kg約610g
使用温度範囲マイナス20~プラス40℃マイナス30~プラス40℃マイナス20~プラス40度マイナス20~40度マイナス20度~プラス40度マイナス30~プラス40℃0℃~プラス40℃
商品詳細

まとめ

万が一の火災の際も住宅用消火器があれば初期消火が可能になります。

家族の目につくところに消火器があることで、火の用心の意識も高まります。

用途に応じた住宅用消火器を選び、火災を未然に防ぎましょう。

<掲載商品はedimo編集部が実際に連絡を行い、コンタクトが取れたメーカーのものだけに限定しています。※一部国内プレスリリースでの確認>

関連キーワード

おすすめおすすめ広告