2021.05.14
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“国民病”ともいわれ、多くの人が悩まされている腰痛。
よく耳にする腰椎椎間板ヘルニアは、腰痛だけでなく、足に痛みやしびれを伴う座骨神経痛を引き起こすことも。
腰痛を軽減するには、正しい姿勢を維持して腰周りへの負担を減らすことが大切です。
そこで今回は、整形外科専門医・中谷創先生に、座っている時の姿勢をサポートする「腰痛クッション」の選び方について伺いました。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
整形外科専門医
中谷 創
つくる整形外科 祐天寺駅前スポーツクリニック院長
防衛医科大学校卒
医学博士、整形外科専門医、日本スポーツ協会スポーツドクター
「みなさまの健康で楽しい毎日のために」を診療理念に、2022年12月開業。ラグビー日本代表の海外遠征などの帯同や、東京オリンピック、ラグビーワールドカップの大会ドクターを務める。陸上自衛隊在籍中は、医官として自衛官の健康管理や整形外科手術を手掛けた。
目次
腰の骨の間にある椎間板が圧迫されて飛び出し、神経を刺激することで痛みや痺れを引き起こすもの。
椎間板ヘルニアが原因で、坐骨神経痛を引き越すことも。腰からお尻、太もも、足先まで電気が走るような痛みが生じます。
横から見た人間の背骨は、首から腰にかけて緩やかなS字カーブを描き、体重や衝撃を分散させています。
座っている時は、立っている時よりも姿勢が崩れやすく、骨盤が前後に傾くことで背骨のカーブが崩れがち。
腰痛クッションは、骨盤や背骨の位置を安定させ、腰への負担を軽減してくれるでしょう。
腰痛クッションには、大きく分けて「高反発タイプ」と「低反発タイプ」の2種類があります。気になる症状に合わせて、次を参考に選ぶとよいでしょう。
「高反発」は硬く弾力性があり、体重をかけても沈み込みにくいタイプ。
背骨のS字カーブと骨盤を安定させ、姿勢の崩れを防ぐ効果が期待できます。腰椎椎間板ヘルニアの人は、こちらを選ぶ方がよいでしょう。
「低反発」は柔らかく、体重をかけると沈み込むタイプ。
身体を包み込むようにフィットしてリラックス感が得られますが、正しい位置に姿勢を支えられないため、ヘルニアの人は避けた方が無難です。
一方、お尻や太ももの後ろなどが痛む坐骨神経痛を伴う場合は、「低反発」がおすすめ。座った時のお尻や太ももへの圧迫感や痛みを緩和できるでしょう。
背骨や骨盤を支える機能が施されているものがおすすめです。
背もたれ付きのタイプは、腰全体と背骨をしっかり支えてくれます。特にデスクワークなど長時間座る場合は、背骨のS字カーブを保つサポートが施されたものを選ぶと、椎間板への負担を軽減できます。
座布団タイプの場合は、骨盤を立てるサポートがあるものを選びましょう。
クッションに軽い傾斜があると、骨盤が自然に立ち、背筋が伸びやすくなります。
ただし傾斜が急なものは要注意。傾きが強すぎると、身体が前に滑ったり、腰が反り過ぎたりして痛みの悪化につながります。
クッションが動かないように、滑り止め機能があるものがよいでしょう。
座っている間に椅子の上でクッションがずれてしまうと、姿勢が崩れる原因に。姿勢を正しい位置で支えられないと、かえってヘルニアが悪化する恐れがあるため、クッションを固定できる滑り止めがあるものがおすすめです。
【監修者】整形外科専門医中谷 創のコメント
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | 反発力 | 背骨・骨盤サポート | 傾斜 | 滑り止め |
メイダイメイダイ|座るだけで骨盤キュッとクッション | ![]() | 高反発・低反発・硬質 | 3層立体構造 | 〇(7度) | 〇 | |
アルファックスアルファックス|仙骨クッション 仙律 | ![]() | 高反発 | 3D立体形状、仙骨ホルダー | 〇 | - | |
コジットコジット|背骨のびのび腰痛対策クッション | ![]() | 高反発 | 仙骨起立傾斜、背面カバー | 〇 | 〇 | |
MTGStyle|Style AIR | ![]() | 低反発 | エアクッション構造 | 〇 | 〇 | |
LIworldWorldLI Home Product|Dr. Seat | ![]() | 低反発 | ウェーブした座面、2層構造 | 〇 | 〇 | |
MTGStyle|Body Make Seat Style | ![]() | - | 背もたれ付き | 〇 | - |
高反発と低反発、硬質の3種類のウレタンを組み合わせた、3層立体構造が特徴。
一番上の高反発ウレタンが、左右後方からお尻を包んで骨盤を支え、真ん中の低反発ウレタンは体圧を分散して腰への負担を軽減。
さらに一番下の硬質ウレタンが、低反発ウレタンによる沈み込みを防いでくれます。
座骨が最も圧迫される部分に、座骨の形状を考慮した穴を開けている円座タイプです。
編集者が使ってみました!
学生の頃から腰痛に悩んでいる女性編集者がデスクワークで試用し、気付いたことをレポートします。
※写真は座った様子を分かりやすくするためにスツールを使って撮影しています
最上層の高反発ウレタンがお尻をしっかり支えてくれます。
中央にホール(穴)があることで、左右からも中心に向かって傾斜。お尻をキュッと包み込んでくれるので、真っすぐ座る姿勢を維持しやすかったです。
デスクワーク中、腰痛を引き起こしやすい、腰をひねったりねじったりした座り方をしなくてすみました。
前に向かって約7度の傾斜があるため、自然に骨盤を立てて座れました。それに合わせて背筋が自然に伸びてくれるので、腰への負担が軽くなったように思います。
また、左右方向にも中心に向かって傾斜しており、お尻をキュッと包み込んでくれるので、真っすぐ座る姿勢を維持しやすかったです。
裏面に滑り止めが付いているので、電話をとったり他のスタッフと打ち合わせしたりするために座ったまま事務椅子を移動させても、クッションがずれることはありませんでした。
カバーは取り外して洗えるのも長く使えるポイントだと思います。
人間工学に基づいた3D立体形状を採用し、骨盤を包み込んで支えるクッション。
背面に立ち上がっているのは仙骨ホルダー。座ると自然に仙骨が立った状態にキープできるだけでなく、背骨のS字カーブが自然に保たれます。
中央のホール(穴)によって、尾骨への圧迫を防いで体圧を分散させ、腰への負担を軽減しています。
編集者が使ってみました!
高反発のウレタンフォーム。座るとゆっくりと変形し、お尻と太ももにフィットしてくれました。
しかもお尻や太ももの形に合わせた立体構造のため、安定感がありました。
編集者はデスクワーク中に脚を組むことが多く、鍼灸の先生から「真っすぐ座れていないから腰痛になりやすい」と注意されています。このクッションは、座面前方の真ん中にある出っ張りで太ももが固定されるため脚を組みにくく、腰痛の原因とされる腰のひねりや骨盤のゆがみを回避できるのも魅力だと感じました。
背筋が伸びた状態を楽に維持できるので、猫背になりやすい方にもおすすめです。
座面後部の穴の部分にお尻の先端(尾てい骨あたり)がすっぽり収まり、さらに後ろから前、左右から中央に向って座面が傾斜しているため、お尻から腰にかけてしっかりと支えてもらっている実感があり、腰が随分とラクでした。
布製のカバーが底面も覆っています。滑り止め機能は特に施されていませんが、座っている時にずれてくることはありませんでした。
カバーはフルオープンのファスナー式で着脱が簡単。こまめに洗えるのも魅力です。
整骨院院長が監修した、仙骨、骨盤、背骨の3つにアプローチするクッション。
高反発ウレタンと、仙骨起立傾斜を施した立体的な座面によって、仙骨を起こして骨盤を安定させます。
せり上がった側面部がお尻と太ももを包み込み、骨盤をホールド。
また、背面部が腰周りまでカバーしているので、背骨をまっすぐに保ちます。
メッシュ素材を使用しているため、通気性が良く、ムレにくいのもポイントです。
反発力 | 高反発 |
背骨・骨盤サポート | 仙骨起立傾斜、背面カバー |
傾斜 | 〇 |
滑り止め | 〇 |
背骨や骨盤のゆがみを手技え矯正するカイロプラクティックのメソッドと、エアークッション構造を融合させたクッション。
空気の力を利用することでお尻をソフトに包み込みながら仙骨を支え、骨盤を正しい位置に導きます。
正しい姿勢を維持することにより、局部的に集中していた体圧を最大約40%軽減。坐骨への負担も少なくなります。
編集者が使ってみました!
付属の空気入れを使って内部の空気の量を調節して、好みの反発力、弾力性を追求できます。ただ、空気を入れすぎたり抜きすぎたりして、自分にベストな弾力にするのが難しかったです。
ふわふわした座り心地で、バランスボールに近い感覚。体勢が安定すると自然に背筋が伸び、腰への負担も軽減されました。
デスクワーク中は無意識に姿勢を維持しようとしていたようで、自分の筋力も使いながら正しい姿勢をキープできたと思います。
腰痛の改善には筋力アップも必要とされているため、自分の筋力も使いながら姿勢をキープし、体幹も鍛えたい人にぴったりでしょう。
後ろから前にかけて傾斜があり、座ると自然に骨盤が立つ感覚が得られました。
底面はフラットで、滑り止め機能は特に施されていませんが、座っている時にずれてくることはなかったです。
椅子の座面保護シートが付属されているので、滑り止めにも使えます。
低反発ウレタンと約1㎝の楕円ゲルを組み合わせ、ウェーブした座面が体圧の分散を促すクッション。
弾力と柔らかさが調和した、無重力のような座り心地を実現しています。
座面の形状をU字にすることで尾てい骨との接触、蒸れを解消。
高密度な低反発ウレタンを使用しているためヘタレにくいのも特徴です。
編集者が使ってみました!
パッケージから取り出しただけでモチモチとした感触が楽しめ、座り心地への期待が高まりました。
実際に座ってみると、お尻がゆっくりと沈み込んでいき、座面にフィットしました。
座面が緩やかにウェーブしていて、太ももをホールドしてくれるため、姿勢を維持しやすいと思いました。
座面後方から前方に向けて緩やかに傾斜していて、座ると自然に腰と背骨がのびます。
鍼灸院に行った際、よく「腰をのばして座りなさい」と矯正されるのですが、その時の体勢に似ていました。
意識して維持するのがつらい体勢なのですが、このクッションに座ると自然にできたのでとてもラクでした。
裏面に滑り止めが付いているので、クッション自体が椅子にしっかり固定されます。座っている間にクッションがずれることがないので、安定した座り心地を維持できるでしょう。
U字型なので、尾てい骨とその周辺に圧力がかかちませんでした。肌触りのよいベロア調のカバーを取り外して洗えるのも魅力です。
カイロプラクティックのメソッドに着目し、そのノウハウをヒントに作られたシート。
曲線が体にフィットし、座るだけで正しい姿勢になるよう設計されています。
背もたれが付いており、腰にあたるサポート部分はカイロプラクターの手の動きを再現しています。
編集者が使ってみました!
ゆりかごのように成形された座椅子タイプ。クッション性はありませんが、包み込まれるような安心感がありました。
コロンとした形でユラユラ揺れるので、「座りにくそう」というのが第一印象でしたが、実際は傾いたりすることもなく、事務椅子の上に置いても安定して座れました。
しっかりとしたホールド感があり、前方に体重をかけると背もたれ部分が体を支えてくれ、背筋がナチュラルに伸びて、腰への負担が軽くなりました。
座ると自然にシートが前傾になり、骨盤が立った正しい姿勢になりました。
仕事をしながら、前に後ろに重心を変えて座り心地を確かめていたところ、後ろに体重をかけた時に背もたれの部分が腰の部分に当たり、程よい圧迫感がありました。
さらに左右に上半身を揺らすと、げんこつでグリグリと押すような痛気持ちよさも感じました。
これが、このクッションのうたい文句にある「カイロプラクターの手の動き」なのかもしれません。
シート裏面も、表面と同じくザラザラとした素材。座っている時にずれてくることはありませんでした。
長時間のデスクワークなどが原因で、多くの人が悩まされている腰痛。特に腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛に悩まされている人には、骨盤や背骨を正しい位置に保つ腰痛クッションがおすすめです。
使い心地や機能など自分にあった腰痛クッションを選び、ストレスのない環境を手に入れましょう。
椎間板ヘルニアなどの腰痛を軽減するには、腰痛クッションの使用に加えて、適度な運動が大切。デスクワーク中は、30分程度に一度は立ち上がり、背のびをしたり歩いたりするなど休憩を入れましょう。痛みや痺れが強い場合は、整形外科を受診してください。