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健康管理や部屋を快適に保つため、温度や湿度を計測できる温湿度計を利用したいと考える人が増えています。
それでも、家電量販店やインテリアショップ、雑貨店にいたるまで多様な商品が並んでいて、なかなか選べないという方も少なくないよう。
そこで今回は、新見正則医院の新見正則院長に温湿度を管理するメリットをお聞きするとともに、温湿度計選びのチェックポイントをお伝えします。
あわせて、edimo編集部おすすめの温湿度計もご紹介しますので、参考にしてくださいね。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
オックスフォード大学医学博士
新見 正則
新見正則医院院長。「外科医×免疫学者×漢方医」の、レアな医師として活躍中。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアを基本処方にして漢方薬を加えて、各種のがん疾患や難病・難症に対応している。新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)に輝く。最新刊は『しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通』。
新見正則医院
東京都千代田区富士見2-3-10 飯田ビル5~6階
https://niimimasanori.com/
目次
温湿度計とは、室内の温度と湿度を同時に知らせてくれるアイテムのこと。
表示形式や設置方法、測定の精度などが異なるさまざまな商品が市販されています。
主に、デジタル式かアナログ式に分かれています。
デジタル式は数字で表示されるのでわかりやすく、小数点以下まで表示されるものが多いため、温湿度をより正確に把握できます。
一方、アナログ式は電源がいらない商品が多く、壊れにくいので経済的といわれています。
テーブルや棚などに置くスタンドタイプ、壁に取り付けたフックなどに引っ掛ける壁掛けタイプ、マグネットがつく場所ならどこでも設置できるマグネットタイプなどがあります。
どの商品にも概ね温度と湿度の測定値に誤差があり、それぞれ「±○℃」「±○%」という形で表されています。
温湿度計に表示される数値と実際の温湿度にいくぶんの誤差が生じる可能性があるためで、その許容誤差はメーカーによって異なっています。
夏の熱中症や冬の感染症の予防に役立つことがメリットの一つです。
熱中症は、気温と湿度を低くしたり、風があたるようにしたり、照り返しを少なくすれば予防できます。
また、インフルエンザなどの感染症も適度な湿度を保つことが予防につながります。
通常、温度や湿度はエアコンや加湿器などを使ってコントロールできるのですが、実は体感している温度・湿度が実際の数値と異なっていることも多いのです。
そういった場合に温湿度計を使って部屋の状態を正しく把握することが、熱中症や感染症などの予防につながるというわけです。
とりわけ、赤ちゃんやペット、温度や湿度の変化を感じにくい高齢者の部屋では、それらを視覚的に確認することができる温湿度計が体調管理に役立ちます。
温湿度計を購入する際に確認しておきたいポイントを紹介します。
精度が高いものほど誤差は小さくなりますが、価格は高くなります。
日常生活で使うのであれば、温度の測定誤差「±5℃」以下を目安に選ぶことをおすすめします。
デジタル式は大きな数字で表示されるので、一目で情報を知ることができます。
本体サイズが大きめで文字表示も大きければ、さらに見やすいですね。
一方アナログ式は、針が指す数字や文字を近くで読み取る必要があります。
しかし、部屋の環境をざっくりと把握するのには向いていますし、色分けによる快適表示機能などがついたものもあって便利です。
スタンドタイプは持ち運びができるので、使いたい場所に使いたい時だけ設置できることがメリットとなっています。
壁掛けタイプは小さい子どもの手が届かない場所に設置できるのが利点です。
また、大人の目線にあわせて設置するとより見やすくなり、習慣的に見ることで環境の変化に気づきやすくなります。
冷蔵庫などに貼り付けられるマグネットタイプは、キッチンで使用することが想定されているので、タイマーなどの機能が付加されたものもあります。
デジタル式には表示盤がユニークなものや文字色を変えられる品、カラーバリエーションに飛んだものなどがあります。
一方アナログ式は、フォルムや素材、色、デザインが多彩で、部屋の雰囲気やインテリアにあわせて選ぶことができます。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
※商品によってはユーザーのレコメンドが記載されています。メーカーから提供を受けたものには「メーカー収集コメント」、編集部が収集したものには「編集部収集コメント」と記載されています。これらは個人の感想であり、効果効能を示すものではありません。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | サイズ(幅×高さ×奥行or直径・厚さ) |
セイコータイムクリエーションセイコークロック|セイコーシリーズC3 デジタル時計DL208W | 26.2cm×13.2cm×2.3cm | ||
イーラリーイーラリー|デジタル温湿度計 | 8cm×9.8cm×2cm | ||
タニタタニタ|デジタル温湿度計 TT-585 | 幅7.5×高さ7.3×奥行4.6cm | ||
シンワ測定シンワ測定|温湿度計F-3LⅡ 熱中症注意 丸型15㎝ ホワイト 70505 | 直径15.6×3cm | ||
エンペックス気象計EMPEX|スーパーEX高品質温・湿度計 | 直径14×2.9cm | ||
エンペックス気象計EMPEX|リビ エルム温・湿度計 | 10.2cm×10.5cm×2cm |
信頼性の高いSEIKOの温湿度表示付き掛け時計。
付属の置き用スタンドを使えばスタンドタイプとしても使えます。
液晶表示の色を70色から選べて、表示色がなめらかに変化するグラデーションモードも搭載されているから、色にこだわる人にぴったりですね。
温度と湿度が一目でわかるシンプルなデザインで、壁掛け・スタンド・マグネットとスリーウェイで使えます。
快適度表示のほか、バックライトや24時間前までの温度・湿度の確認など、充実機能もうれしいところです。
ホワイト、アイスブルーの2色展開。
小さめでコロンとかわいいフォルムが魅力。
ピンクやライトブルーなど5色展開なので、部屋の雰囲気にあわせて選びましょう。
20秒ごとに温湿度を自動測定し、3段階で快適レベルを表示。
過去最高と最低の温湿度を自動的に記録してくれます。
サイズ(幅×高さ×奥行or直径・厚さ) | 幅7.5×高さ7.3×奥行4.6cm |
測定誤差 | 温度0.0 ~ 40.0 ℃ ±2.0 ℃ それ以外 ±3.0 ℃・湿度35~75% ±5%、それ以外 ±10% |
さまざまな測定機器を70年以上にわたって作り続けているシンワ測定の温湿度計です。
温度と湿度に加え、「ほぼ安全」から「危険」まで5段階の「熱中症注意」がひと目でわかる優れもの。
1973年創業の家庭用の温度計、湿度計、気圧計の専門メーカーが作る、高精度・高品質の「スーパーEXセンサ」を採用した温・湿度計です。
高級感あふれるおしゃれなデザインで人気。
カラーは、シャンパンゴールドのほかメタリックグレーもあります。
1979年に日本の市場に家庭用気象計を紹介した会社が手掛ける、シンプルなデザインの掛け置き兼用の温湿度計です。
本体が透明でモダンな雰囲気だからリビングのインテリアとしても活躍してくれそうです。
カラーはホワイトとライトブルー。
温度や湿度を正しく把握できる温湿度計は、部屋を快適に保つだけでなく、熱中症や感染症の予防をはじめ、一年を通した体調管理にも役立ちます。
測定精度や見やすさ、設置方法、デザインなどを見定めて、好みや用途にあった一品を見つけてくださいね。