edimoはアフィリエイト広告を利用しています。
家の中では放し飼いにしているイメージが強い猫ですが、来客時や、飼い主の外出中に起こる誤飲の防止などのために「猫用ゲージ」は必要です。
ただ、猫人気が高まる中、場所を選ばないコンパクトなものや多頭飼いにも使える大型ケージ、便利な折り畳み式など、さまざまなタイプが販売されていて、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、ガイア動物病院院長の松田唯先生に、猫用ケージに必要な機能や選び方などについてお聞きしました。
あわせて、edimo編集部がピックアップしたおすすめの猫用ケージ8選も紹介します。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
獣医師
松田 唯
ガイア動物病院 院長。埼玉県生まれ。北里大学獣医畜産学部卒業後、千葉県内と東京都内の動物病院で勤務。2019年7月、ガイア動物病院(東京都杉並区)開設。治療法や薬について分かりやすく説明し、治療法のメリット・デメリットを理解して飼い主が選択できる治療が好評。
ガイア動物病院
東京都杉並区下井草1-23-2
https://www.gaia-ah.com/
目次
猫用ケージにはトイレやフードボウル、ベッドなどを入れて、猫専用の家のように使います。
常にケージの中で飼育する必要はないかもしれませんが、次のような場合にケージは活躍します。
運動能力にすぐれた猫はさまざまな場所に移動することが可能。
食べてはいけないものから猫を遠ざけるため、飼い主が外出などで目を離すときにはケージに入れてあげましょう。
誤飲は非常に診断が難しく、死亡することもあるので注意が必要です。
多頭飼いを始めるときには特にケージが役立ちます。
先住猫にとって、新しい猫は縄張りに入ってきた見知らぬ猫のため、トラブルが起こりやすいもの。
相性などを見るためにも、初めはケージに入れて徐々に距離を近づけてあげるようにしましょう。
年齢や治療などの関係で、専用フードを与えなくてはいけないことがあります。
ほかの猫のフードを食べてしまうことで、治療が台無しになったり、体によくない影響が出てしまったりするケースも。
このような問題は、ケージの中でご飯を食べるようにすると解決できます。
災害時には、同伴避難といってペットを連れて行ける避難所も増えてきてはいます。
ただ、放し飼いにはできず、飼い主とは別の部屋でケージに入ったままの生活になる可能性が高いと思われます。
普段からケージに慣らしておくことで、猫のストレスを最小限に抑えることができると考えられます。
必要な広さと高さがあるかが重要になります。
猫は平面というより上下に運動する生き物で、高いところから見下ろすことで安心感を得ることができるといわれています。
ご飯を食べるだけなどの短時間のケージの利用であれば問題ありませんが、留守番をさせる場合などは2〜3段の高さのあるものがよいでしょう。
また、トイレの大きさも考えなければなりません。
トイレを置いても猫がゆったりと過ごせるように、余裕を持ったサイズであることが大切です。
猫用ケージにはさまざまな種類があります。
手入れのしやすさや猫の大きさ、年齢などに合わせて選ぶといいでしょう。
ケージは動物が入る以上、汚れます。
毛や食べ物のカス、排せつ物、嘔吐(おうと)物など、日々のお手入れが必要となってきます。
快適な居住環境を保つために、次のようなアイテムがおすすめです。
軽く移動しやすいうえ、臭いや汚れが残りづらいところが特長。丸洗いできるのも魅力です。
ケージの周りは、猫の毛やほこり、猫砂などで汚れやすくなっています。キャスター付きを選べば、簡単に動かせて、ケージの下まで掃除ができます。
段ごとに扉がついていると、それぞれの棚板の隅々まで手が届くので手入れが簡単です。
あまり複雑な形になると、すき間に入った砂やほこりの掃除が面倒。柵やトレーなど、シンプルで取り外しができるものがおすすめです。
猫はライフステージによって身体能力も大きく変わってきます。
脚が未発達な子猫には1段ケージ、動きが活発な成猫には2段以上、老猫には介護しやすく柔らかな素材の折り畳みサークルや1段ケージというように、猫の様子を見ながら選ぶといいでしょう。
大きい猫や2匹以上の猫を飼う場合には、耐荷重を確認したうえで頑丈なケージを選びましょう。
また、猫のかみ癖にも注意が必要です。
誤飲を防ぐために、かんでもはがれにくい材質を選ぶようにしてください。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | 耐荷重 | サイズ |
ペティオnecoco|仔猫からのしつけにもぴったりなキャットルームサークル | 適応体重8kgまで | 約幅71×奥行57.5×高さ101cm | ||
タンスのゲンハピネコ|砂が飛ばニャい!? トイレ付ケージ | 約50kg | 幅82×奥行56×高さ157cm | ||
アイリスオーヤマアイリスオーヤマ|コンビネーションサークル P-CS-930V | 棚板6kg | 幅93×奥行65×高さ65cm | ||
コーナン商事コーナン|キャットケージ 3段 | 約8kg | 約幅89×奥行59×高さ182.5cm | ||
マルカンマルカン|キティケージ 1000 | 4kg | 幅69×奥行56×高さ98cm | ||
アイリスオーヤマアイリスオーヤマ|キャットランドケージ スリム PCLC-703 | 約6kg | 約幅69×奥行54.5×高さ約169cm | ||
猫壱猫壱|ポータブルケージとトイレのセット | 幅81x奥行 50.8 x高さ50.8 cm | |||
ボンビアルコンBONBI |ウッドワンサークルキャットワイドドアタイプ | 6kg | 幅89.5×奥行57×高さ120.2cm(2段タイプ) |
自由に出入りできる“ねこドア”を設置。
ケージに慣れることで、猫にとって安心できる空間に。
必要に応じてロックもかけられます。
多機能ステップはトイレ、隠れ家、ベッドなど、体の大きさや運動量などに合わせて自由にカスタマイズ可能。
便利なつめ磨きホルダー付きです。
深さのある底トレーは、砂やゴミの飛び散りを防止。
角や溝がないため、掃除も簡単です。
屋根面は開閉も可能で、使い勝手よく工夫されています。
ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント
20代・女性
値段のわりにしっかりしている。色も部屋に馴染みやすい。
30代・男性
ベンガルの愛猫様に購入しました。使いやすいです。愛猫も気に入っています。
トイレ一体型ケージで、外からトレーを引き出して砂替えが可能。
さらに、ドームタイプのトイレのため、砂かけをしてもケージの外に飛び散りません。
トイレ上には、足に付いた砂を落とせる穴も付いています。
おもちゃや猫砂が片付けられる引き出しや、ベッドも置けるワイドステップ台など、うれしい工夫も多数。
ライフステージに合わせ、段数を変えて使用することもできます。
ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント
年齢・性別非公開
組み立ても簡単でした。備え付けのトイレが飛び散らなくて良いです。
年齢・性別非公開
広さも充分あり2匹の猫ちゃんがゆったりと使えてトイレも砂が飛び散ることもほとんどなく快適に使わせてもらってます。
年齢・性別非公開
砂が飛び散らないのはもちろんですが、2段目3段目に上がるときに音などもしないし、しっかり固定されてるので安心です。また、トイレも見えないので、部屋にトイレを置きたくない(見せたくない)私にはピッタリでした。
猫が大きくなったときや、2匹目を飼うときなど、縦や横にケージをつなげられるコンビネーションサークル。
ジョイントパーツや専用パーツを付けるだけで簡単に組み立てられます。
省スペースでも使いやすいスライド式ドアで、右開き左開きを選ぶことが可能。
置く場所に合わせてカスタマイズできます。
キャスター付きのため掃除も簡単。
汚れを拭き取りやすいプラスチックトレーで、丸洗いも可能です。
3段タイプで、足場を行ったり来たりして運動不足を解消。
2匹で使っても十分な広さです。
1段ごとにドアが付いていて、大きく開くため、隅々までお手入れ可能。
トレーの汚れは、水拭きするだけで簡単に落とせます。
それぞれ独立して開けることができるのも魅力。
ほかの段から猫が逃げ出すリスクを減らせます。
折り畳み式のフェンスで、広げて積み上げるだけで組み立て完了。
トレーが深型のため、猫砂や毛ぼこりなどの飛び散りを防ぎます。
上段にもドアがあって、使い勝手も抜群。
キャスターが付いているため、移動や掃除が簡単です。
つめ磨ぎにも使えるハンギングトレー2枚付き。
ドアのカギはチェーン部分がシリコンになっていて、揺れても音が気になりません。
すっきり置けるスリムな3段タイプで、多頭飼いもOK。
支柱には麻縄が巻き付けられていて、ポール全体がつめ磨ぎに。
組み換え自由な4枚の棚板は、子猫やシニア猫など、ライフステージに合わせて緩やかな段差にすることも可能です。
スムーズに開閉できるスライド扉や移動に便利なキャスターなど、機能も充実。
楽しく遊べるハンモックも付いています。
普段は猫が安心して過ごせる個室として使え、お出かけの時はそのまま車にのせるだけ。
災害時の避難にも役立ちます。
子猫なら3~4匹、成猫でも2匹が過ごせるゆったりサイズ。
使わない時は小さく畳んで収納できます。
正面側に小さな入り口が1つ、側面には大きく開く扉が1つ。
ケージの生地には撥水加工、ポータブルトイレ内部には防水加工が施され、汚れてもサッと拭くだけできれいになります。
最下段のドアが広く、日々の掃除が簡単。
これまでフェンスとトレーにひっかかって取り除きにくかった猫砂も、新設計でさっと取り除くことができます。
大きめのトイレも収納可能です。
リビングに映えるナチュラルカラーで、ハンガーベッドとハンモック付き。
2段タイプと3段タイプがあります。
猫に「ケージは怖いところではなく、楽しいところ」というイメージを持ってもらうことが大切です。
怒られたときに入れられたり、無理やり入れられたりすると、近寄ってもくれなくなる可能性があります。
普段から扉を開けた状態で設置しておき、自由に出入りができるようにしておく、フードやおやつはケージの中で与える、お気に入りのおもちゃを入れておく、ケージの中に隠れ家をつくってあげるといった工夫をすること。
さらに、ケージに入ったときには絶対に怒らない、嫌な思いをさせないなどというルールをつくることで、猫も受け入れやすくなるでしょう。
子猫のころから使用するというのもいいかもしれません。
猫用ケージは、何を目的にするか、何を重要視するかによって、選び方が大きく変わってきます。
今回の記事を参考に、自分たちのライフスタイルに合ったものを見つけて、愛猫との生活を楽しんでください。