赤ちゃんに使える冷却スプレーおすすめ2選。気になる肌への影響は?

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夏のお出かけの際、赤ちゃんの暑さ対策として、冷却スプレーを活用するのも一つの方法です。

猛暑で熱くなったベビーカーやチャイルドシートを、シュっとひと吹きでひんやりさせることができたら、赤ちゃんも快適ですね。

ただ、赤ちゃんの肌や体への影響が気になるところ。

今回は、アルバアレルギークリニック院長の続木康伸先生に、赤ちゃんへの冷却スプレー使用や注意すべきことについてお聞きしました。

あわせてedimo編集部おすすめの赤ちゃん用冷却スプレーも紹介します。

取材・監修協力商品紹介部分は取材・監修範囲外です

アレルギー医
続木 康伸

続木 康伸

札幌で新生児からシニアまで治療する、アルバアレルギークリニックの院長。小児7,000人、年間1万2,000人程度の患者を診察。新生児からのスキンケアでアトピー性皮膚炎を予防する活動を行う。アトピー性皮膚炎で肌がデリケートな方の医療脱毛を得意とし、6歳以上を対象として医療脱毛を行っている。学研「保湿をかえればアトピーは治せる」著者。2023年3月7日、日本テレビ系「カズレーザーと学ぶ。」に出演。

アルバアレルギークリニック
北海道札幌市南区川沿8条2ー1-8 吉田ビル3階
https://alba-allergy-clinic.com/
続木康伸の「知れば勇気が湧くアレルギー攻略講座」(Podcast):https://apple.co/3UUy4Os

気になる肌、健康への影響。どんな成分が使われている?

赤ちゃん向けに限らず、冷却スプレーには、エタノールや揮発性の高い液化ガスなどの気化性液体が充填されています。

スプレー噴射されるとすぐに気化するため、熱を奪って冷却効果をもたらします

メントールなど、体感温度を下げる作用のある成分も配合されているものは、スース―した爽快さも感じられます。

用途については、肌に直接使用するもの、衣服やタオルなどに吹きかけるものがあります。

肌への影響としては、吹きかける量によっては大人でも凍傷になるおそれがあります。

また、赤ちゃんの肌は特に薄くてデリケートなので、使い方次第では痛み、かゆみを引き起こす可能性も。

肌に直接吹きかけるタイプのアイテムでも、赤ちゃんの肌に直接使用するのは控えましょう

お出かけ前や、外出先で駐車中に高温化した車内に戻った際などに、熱せられたベビーカーやチャイルドシートの座面などに噴射して冷やすために使うことをおすすめします。

赤ちゃん向けの冷却スプレー、噴射の方法は2種類

ジェット噴射とミストタイプがあります。

それぞれの特色はつぎの通りです。

ジェット噴射タイプ

エアゾールタイプ、ジェット噴射タイプとも呼ばれます。

ガスの力で冷却成分を一気に噴射します。

噴射力が強い分、冷却効果も高いので、特定の場所を一気に冷やしたい場合に適しています

ただ、同じ場所に吹きかけすぎると凍ったり霜が付いたりして、凍傷を引き起こす可能性があるので注意しましょう。

ミストタイプ

トリガータイプとも呼ばれます。

成分が霧状に噴射され拡散するので、広範囲に吹き付けることができます

冷却効果はソフトです。

※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。

※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。

赤ちゃんに使える冷却スプレーおすすめ2選

商品名画像詳細を見る内容量成分

日本フイリンチャイルドシート&ベビーカー用 急冷剤E

60gHFO-1234ze

ENICYアロマ冷却スプレー

50mlエタノール、メントール、ペパーミント、香料、溶剤

日本フイリンチャイルドシート&ベビーカー用 急冷剤E

ジェット噴射タイプの冷却スプレー。

安全性が高く環境に優しいHFO-1234zeガスを使用し、除菌・消臭成分も配合

持ち運びに便利なハンディサイズです。

容量60g。

内容量60g
成分HFO-1234ze
香り 

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楽天市場で詳細を見る

ENICYアロマ冷却スプレー

子どもの暑さ対策のために開発された、ミストタイプの冷却スプレー。

服などの布面に吹きかけて涼感を得ます

爽やかな香り4種類のラインアップ。

消臭・抗菌成分も配合により、汗の臭いも抑えます。

容量50ml。

内容量50ml
成分エタノール、メントール、ペパーミント、香料、溶剤
香り4種(スター/フィッシュ/リーフ/ペイント)

楽天市場で詳細を見る

冷却スプレーを使用するタイミング、注意点は?

冷却スプレーを使う際の注意点としては、次の5つがあります。

① 「ベビーカー用」「子ども用」などの用途が示された商品を選ぶ。

② 赤ちゃんの肌に直接吹きかけない。

③ 冷却スプレーの容器に表示されている「使用上の注意」を守って使用する。

④ 吹きかけた場所に赤ちゃんを座らせる前に、必ず大人が手で触るなどしてチェックする。冷たくなりすぎたり、メントールなどの刺激が強すぎたりと違和感があっても、赤ちゃんはうまく説明できません。

⑤ 冷却スプレーだけに頼らず、ベビーカーならサンシェード、車ならカーエアコンなど、暑さを和らげる対策を併用し、水分補給も忘れずに。

冷却スプレーの過信はNG! あせも対策を忘れずに!

暑い季節に赤ちゃんがなりやすいあせもは、冷却スプレーでは予防できません

あせもは、高温多湿の環境で汗腺の汗管が塩分やホコリでふさがり、汗をうまく排出できないときに発生。

汗が皮膚内に溜まり、刺激となって水ぶくれや小さな発疹を形成します。

つまり、「汗と汚れで皮膚が詰まって、湿疹ができた」ものです。

あせもの予防は、汗を洗い流すことに尽きます

夏場には、こまめに汗を拭き、1日に2回以上シャワーを浴びるようにするなどの対策が効果的。

あせもができてしまったら、自然に収まる場合と治療が必要な場合があります。

かゆがる場合には病院を受診しましょう。

まとめ

猛暑で熱くなってしまったベビーカーやチャイルドシートに座らせる際、冷却スプレーを使用すれば、赤ちゃんの不快感を和らげるのに役立ちそうですね。

赤ちゃんのデリケートな肌を守るため、使用上の注意を守って上手に活用することが大切です。

今回ご紹介したアイテムも参考に検討してみてください。

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