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最高のリラックスタイムであるお風呂を最大限楽しめるように、さまざまなメーカーから入浴剤が発売されています。
しかし、まだ小さい子どもと一緒にお風呂に入っているパパやママは、入浴剤を使うかためらいがち。
そこで今回は、「たけつな小児科クリニック」の竹綱庸仁院長への取材を基に、入浴剤や入浴料を子どもと一緒に使ってもいいのか、選び方や注意点についてご紹介します。
あわせて、edimo編集部がおすすめするブランドの、子どもが喜ぶ入浴剤や入浴料をご紹介します。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
小児科医
竹綱 庸仁
たけつな小児科クリニック院長
2004年に愛知医科大学医学部卒業後、同大学病院、阪奈中央病院に勤務。「お子様の子育てのお手伝いをしたい」との想いから、2017年に「たけつな小児科クリニック」を開業。日本小児科学会認定専門医・指導医。
たけつな小児科クリニック
奈良県生駒市真弓1-2-8
http://www.taketsuna-kojika.com/
目次
入浴剤入りのお風呂は、子どもと一緒に入っても差し支えありません。
ただし、入浴剤の種類によって使用できる年齢が異なるため、使用前に商品に記載された使用可能年齢を必ず確認しましょう。
商品によっては生後3~4カ月から使用できるものもありますが、生後数カ月の赤ちゃんは皮膚のバリア機能が未熟なため、乳児湿疹がひどい場合などは悪化する恐れもあります。
その場合は使用を控えるか、小児科や皮膚科の先生と相談してから使用するようにしましょう。
多くの場合、1歳頃になると乳児湿疹も改善しますが、アレルギーなどに注意しながら自身にあった入浴剤を使用するようにしましょう。
入浴剤を使用する機能的効果としては、まずお風呂に入る目的が何かということを認識することが大切です。
お風呂に入る目的は大きくわけて3つあります。
・ 皮膚についたほこりや菌などを洗い流し、皮膚でのアレルギー反応や感染を予防する
・ 汗などを洗い流すことで、皮膚のかゆみが緩和され物理的な皮膚の損傷を抑えることができる
・ 入眠前にお風呂に入ることでリラックス効果と体温上昇に伴う眠気の誘発により、入眠しやすくなる
入浴すること自体がスキンケアや健康維持に効果的なのですが、お風呂が嫌いという子どもは少なくありません。
そこで入浴剤の出番です。
入浴剤の使用により、お湯の色が変わる、いい匂いがするなど、お風呂が楽しくなるきっかけづくりになるでしょう。
子どもと一緒に使う入浴剤を選ぶ際は、以下の点に気をつけましょう。
購入前に酸性か、アルカリ性かチェックしましょう。
成人の皮膚は弱酸性ですが、赤ちゃんの皮膚は成人の皮膚より中性に近く、中性に近づくにつれ皮膚で細菌が増殖しやすくなることもあり、弱酸性のものを選ぶようにしましょう。
商品の中には炭酸やメントールが含まれているものもありますが、皮膚のバリア機能が未熟な赤ちゃんは、皮膚を刺激するような成分が入っているものは避けた方が良いでしょう。
もともと赤ちゃんは乾燥肌になりやすいため、保湿成分が入っているものは皮膚の変化に注意しながら使用しましょう。
子どもが「匂いが好き、嫌い」と言えるのはある程度大きくなってからになるため、鼻につくような刺激のある匂いは控えましょう。
赤ちゃんでも使用できる、沐浴剤に近い、リラックスできる匂いが望ましいと考えられます。
2歳からであれば、色の変化、中におもちゃが入っているといったエンタメ性の高い入浴剤の使用はお風呂に入るきっかけとして有効です。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | 容量 | 使用可能年齢 |
健美薬湯健美薬湯|健美薬湯ブクブクアワー40g 1回分 ×12包 | 1包40g | |||
アース製薬温泡 ONPO|温泡 ONPO Kids キャンディー・グミ編 12錠入 | 12錠 | 生後3ヵ月以上 | ||
ノルコーポレーションまなぶろ|カラフルバスパレット | 24g | |||
Pirates Factoryパイレーツファクトリー|お風呂でクラゲすくい | 1包25g | 3歳未満使用不可 | ||
花王キュレル|キュレル 入浴剤(医薬部外品) | 420mL | 赤ちゃんから | ||
花王エモリカ|エモリカ 薬用スキンケア入浴液 フローラルの香り(医薬部外品) | 450mL | 赤ちゃんから | ||
第一三共ヘルスケアミノン|ミノン薬用保湿入浴剤(医薬部外品) | 480mL | 赤ちゃんから |
手軽に泡風呂が楽しめる入浴料。
浴槽に張ったお湯に入浴料を投入し、軽くかき混ぜるだけでクリーミーな泡ができあがります。
さらに湯面に勢いよくシャワーを当てると、まるで雲のようなモコモコとした泡が出てくるので、子どももきっと喜んでくれるでしょう。
香りは「フローラルシャボン」「ラベンダーナイト」「オレンジフィーバー」「はちみつゆず風情」など6種類を展開。
香りによって含まれる成分は異なりますが、UMF15プラスアクティブマヌカハニーやローヤルゼリーエキスなどの保湿成分が配合されているのも魅力です。
ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント
30代・女性
泡風呂でこどもたちが大喜びして楽しくお風呂に入ってくれました!
種類も多いのでシリーズでいろいろ使ってみたいです。
40代・女性
香りがよくて癒される入浴剤です。子供も泡風呂ではしゃいでいました。
どんどん泡ができる様子に大興奮していました!
50代・女性
孫へのプレゼントとして購入しました。泡立ちもよく、とても喜んでくれました。
容量 | 1包40g |
香り | はちみつゆず風情、オレンジフィーバー、エキゾチックプルメリアンリゾート、ほっこり抹茶カプチーノ、フローラルシャボン、ラベンダーナイト |
使用可能年齢 |
親子で楽しめる、錠剤タイプの炭酸入浴料。
4つの香りの錠剤を好きな組み合わせで2つ混ぜると香りとお湯の色の変化を楽しめます。
香りは、ぶどうセリー、パインジュース、ももタルト、ヨーグルトの4種類。組み合わせにより6つのキャンディ・グミの香りが作れます。
潤い成分であるシアバターとホホバオイルを配合しているので、お肌がしっとり潤う効果も期待できます。
同シリーズでスイーツ編、ジュース編もあります。
“遊んで学べる”をコンセプトとしたタブレット型入浴料。
カラフルなタブレットを組み合わせて、お湯の色を変えて遊べます。
何色と何色を合わせるとどんな色ができるのか、実験しながら学べて、知育にもなります。
6色入りの「レインボーミックス」のほか、3色入りの「ピンクミックス」や「ブルーミックス」を展開。
お風呂で遊べるおもちゃ付き入浴料。
お湯にクラゲの形をしたマスコットを浮かべ、付属のひしゃくですくう“クラゲすくい”を楽しめます。
クラゲはオキクラゲ、ミズクラゲ、タコクラゲが1個ずつ入っていて、そのうちどれか1種類が蓄光マスコットになっています。
マスコットは洗面器などの底が浅い器に入れて遊んでくださいね。
7歳以上対象。
乾燥性敏感肌を考えた「キュレル」が販売する入浴剤。
潤い成分セラミドやユーカリエキスを配合しており、お風呂で膨潤した角層の深部まで浸透。
かさつき肌もしっとり潤い、お風呂上がりの肌の乾燥を防ぐ効果が期待できます。
無香料・無着色・弱酸性・アルコールフリーで、赤ちゃんのデリケートな肌にも使えます。
詰め替え用も販売中です。
ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント
30代・女性
お風呂後は肌がしっとりして気持ちいいです。
ボディクリームを別に塗らないで済むほど、肌がもっちりするので時短にもなります。
全身まるごとスキンケア効果が期待できる薬用入浴液。
有効成分である米胚芽油が肌荒れや湿疹、あせもなどに悩む肌にアプローチします。
さらに保湿成分セラミドAP+、オーツ麦エキス、ユーカリエキスも配合。
入浴中に柔らかくなった肌の角層深部まで浸透し、カサつきやすい肌に潤いを与えてくれるでしょう。
赤ちゃんにも使用できます。
入浴効果を高め、肌荒れや湿疹を和らげる効果が期待できる保湿入浴剤。
製薬会社が皮膚科学に基づいて開発した低刺激処方です。
まるでお湯に溶けるクリームのような潤いでしっとりとした肌を演出。
低刺激性、弱酸性で、赤ちゃんからシニアまで年代を問わず使えます。
リラックスできるグリーンフローラルの香り。
お風呂に入る目的の一つであるリラックス効果を期待し、良い睡眠につなげることが大切です。
ただし、大人のリラックスできる匂いや肌への刺激と、子ども(赤ちゃん)のリラックスできる匂いや肌への刺激は異なることを念頭において入浴剤を選ぶ必要があります。
例えば、柑橘系の匂いにはリラックス効果があるいわれますが、子どもの皮膚に合わず発疹とかゆみ、入浴後に吐き気を認める場合があるので注意しましょう。
【監修者】小児科医竹綱 庸仁のコメント
お風呂は一日を締めくくる最高のリラックスタイム。
今回紹介した入浴剤を使って、子どもたちと一緒に幸せなバスタイムを過ごしてくださいね。
成人、子どもを問わず、人の好みは異なるので、家族で同じお湯を使用する場合は、皮膚のバリア機能が未熟な赤ちゃんでも使用できる沐浴剤のような入浴剤を選択するのもいいかもしれません。