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はじめての出産はわくわくする反面、誰にとっても不安なものです。
しかし、新たな生命を迎える準備を一つ一つこなすことで、不安がやわらぎ、赤ちゃんの誕生を心待ちにする気持ちも高まるかもしれません。
出産準備のなかでも、大切なものの一つがベビー肌着。
生まれてすぐに赤ちゃんのやわらかな肌を包むので、よく考えて選びたいですね。
では、どんな点に気をつけてベビー肌着を選べばよいのでしょうか?
そもそも赤ちゃんに肌着が必要なのはなぜでしょうか?
経験豊富な助産師グループ「ジョサンシーズ」渡邊愛子CEOへの取材をもとに解説するとともに、編集部おすすめのベビー肌着を紹介します。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
Josan-she’s CEO
渡邊 愛子
二児の母。助産師として勤務後、「助産師の働き方」と「子育て」の社会課題を解決したいと考え、妊娠〜育児をサポートする会社「ジョサンシーズ」を2021年10月に設立。オンラインとオフライン(訪問)で助産師と妊産婦さんを繋ぎ、一人ひとりのありたい子育てを叶えるサービスを展開している。
ジョサンシーズベーシックプラン https://josanshes.com/basic-plan/
助産師による産後ケアやベビーシッター、ネントレなど30を超えるプログラムで赤ちゃん育児をサポートするプラン。24時間助産師にLINEで相談が可能。
ジョサンシーズ低月齢ベビーシッタープラン https://josanshes.com/babysitting/
0才0ヶ月の新生児から対応可能なベビーシッタープラン。ベビーシッターは全て助産師。LINEから簡単予約OK。
ジョサンシーズロイヤルプラン(次世代育児コンシェルジュサービス) https://josanshes.com/royal-plan/
忙しい現代女性に特化した「育児のtodo」を助産師ベビーシッターがフルサポートする、先取り提案型のプラン。
株式会社Josan-she’s
東京都中央区日本橋2-1-17-2F
https://josanshes.com/
目次
大人は、夏場にはシャツ一枚で肌着をつけない人も少なくありません。
ところが赤ちゃんには、夏でも肌着が欠かせないといわれます。
いったいなぜでしょうか?
それには3つの理由があります。
第1は赤ちゃんは体温調節が苦手なこと、第2は汗をかきやすいこと、第3は肌が敏感で傷つきやすいことです。
人は普段から環境に合わせて体温を調節しています。
気温が高い時は発汗し、汗が蒸発するときに周りの熱を奪うため、体温が下がります。
逆に寒いときには全身の毛穴を閉じて、体を震わすことで体が温まります。
こうした体のコントロールは主に自律神経の働きによって行われています。
ところが赤ちゃんは、大人とは違って自律神経が十分に発達していません。
また体が小さいわりには体の表面積が広いので、寒いときには熱が奪われやすく、暑いとすぐに体が火照ります。
赤ちゃんは大人が想像する以上に汗をかきます。
というのは、前述したように体温調節がまだうまくできないためです。
厚着をしているときや気温が高いとき、赤ちゃんの体内にはすぐに熱がこもってしまいます。
このようなとき赤ちゃんの体は汗をたくさんかいて体温を下げようとします。
赤ちゃんの汗腺は十分に発達していません。
誕生したばかりの赤ちゃんにも、成人とほぼ同数の200万~400万個もの汗腺が備わっています。
しかし、その多くは1歳頃になってもまだ汗を分泌できません。
さらに汗を出す汗腺(能動汗腺)も十分には成熟しておらず、一つの汗腺が分泌する汗は少量です。
ただし、成人に比べて皮膚の表面積が小さいため、汗腺はより密集しています。
そのため、赤ちゃんが汗をかくと肌全体がじっとりと湿ったようになります。
大人のように水滴状の汗を流すことはないのです。
赤ちゃんの肌はたいへんデリケートです。
成人では皮膚の厚さが2.1mmあるのに対して、新生児では1.2mmと成人の約半分にすぎません。
このように皮膚が薄いために赤ちゃんの肌は水分を保ちにくく、すぐに乾燥してしまいます。
それもあって、皮膚に触れた細菌や刺激物などの侵入を防ぐ「バリア機能」が十分に働きません。
肌は汗で湿っていることが多いため、月齢によってはすぐにあせもができます。
逆に冬などは乾燥してカサカサしがちです。
肌着は、体の小さな赤ちゃんの体温調節を助け、同時にデリケートな肌を守る大切な存在です。
暑い時期や厚着したときなど、赤ちゃんはすぐに汗ばむもの。
放っておけば、汗が蒸発して肌の熱を奪い、体が冷えすぎてしまいます。
そこで汗をいったん肌着で吸収すれば、肌からじかに熱を奪うのではなく肌の周りの空気を冷やすため、体温が急激に下がることもありません。
柔らかな肌着で体を覆えば、汗による肌荒れも防ぐことができます。
他方、寒冷な時期には、肌着は体を温めるとともに赤ちゃんの皮膚を適切な湿度に保ちます。
赤ちゃんの肌着には主に、短肌着、長肌着、コンビ肌着、ロンパース肌着があります。
これらはそれぞれ、着用時の温かさや動きやすさなどが異なります。
出産時の季節や自宅の室温、月齢や赤ちゃんの動き方などを考慮して、どの肌着を購入するかを決めましょう。
肌着は1枚で着せることもありますが、例えば短肌着の上にコンビ肌着を着せるなど、2枚を重ねることも少なくありません。
また、汗やおむつもれなどで汚れることも多いため、数枚ずつが必要になります。
短肌着とコンビ肌着なら5~6枚ずつ用意するとよいでしょう。
生後1カ月を過ぎてからは、動きやすくおなかの出にくいロンパース肌着も役立ちます。
短肌着は新生児(おおむね0~3カ月までの赤ちゃん)向けの肌着です。
袖は短く、丈も腰あたりと短め。
通気性がよいため、赤ちゃんが体温を調節しやすくなります。
赤ちゃんのお尻がすぐに見えるため、おむつの状態をすぐに確認でき、おむつ替えで汚す心配もあまりありません。
室内では、短肌着の上にコンビ肌着を着せることもあります。
長い袖のついた新生児向けの肌着で、丈は足先まであります。
全身を覆うので、保温性が高く、寒い季節に適しています。
赤ちゃんの手足をしっかりとカバーするため、寒さ対策だけでなく虫刺され対策にもなります。
短肌着と長肌着を組み合わせたようなデザインの肌着です。
袖は短めで、丈は腰を完全におおうことができます。
裾が二股に分かれており、股下はスナップボタンなどで留めるためにずれにくく、おなかや脚が出ないことが特徴です。
春や秋の肌寒い日や一日の寒暖差がある時期、初夏のまだ本格的な暑さではない時期にも使いやすい肌着です。
上下が一体になったつなぎのデザインの肌着をいいます。
ボディスーツ、ボディ肌着と呼称する場合も。
単にロンパースと呼ぶときは、肌着の上に着るつなぎ服の場合もあるので、注意が必要です。
長い袖や短い袖などさまざまなタイプがあり、季節に応じて使い分けられます。
着脱しやすいように留め具にファスナーやスナップボタンを用いたものが多く、おむつ替えや着替えも手軽にできます。
さらに、ロンパース肌着は赤ちゃんの動きを妨げません。
生後1カ月を過ぎると赤ちゃんは活発に体を動かしますが、これは赤ちゃんの発育にとって大切なことです。
特に脚を動かしにくい衣類は、股関節の異常を起こしやすいので注意しましょう。
赤ちゃんの肌着を選ぶ際、どのようなことに着目すればいいでしょうか?
肌着は赤ちゃんのデリケートな肌に直接触れるものです。
そこで、できるだけ化学繊維を含まず、肌に優しい綿100%素材やオーガニック素材を選ぶとよいでしょう。
たくさん汗をかいたときなど、こまめに着替えさせるのも大切です。
商品タグの位置にも注意します。
赤ちゃんの衣類ではほとんどの場合、タグは肌着の外側に縫い付けてあるなど、肌に直接触れる部分は避けているはずです。
しかしまれに例外もあるので、タグの位置を確認してから購入しましょう。
生まれて間がなくても、赤ちゃんは手足をもぞもぞ動かしたり、体をくねくねさせるなど、動きが活発です。
このようなとき肌着の縫い目などが肌に触れると、その刺激で肌が荒れることもあります。
そこでおすすめしたいのは、縫い目が外側にある肌着です。
裏返しのように見えても赤ちゃんの肌を考えた工夫なので、そのまま着せましょう。
赤ちゃんは思った以上に活発に動きます。
そこで動きを妨げないゆとりのあるサイズを選びましょう。
新生児であれば、50cmサイズなら問題はほぼ生じません。
成長に合わせてサイズを大きくしていくことも忘れずに。
季節に合った肌着を選びましょう。
このとき自宅の室温を考慮することも大切です。
赤ちゃんは前述したとおり、外気温に体温が大きく影響されます。
夏場でもエアコンが効いた部屋などでは赤ちゃんの体が冷えてしまいます。
このようなときには、おなかが出ないロンパースや、全身を覆える長肌着が役立ちます。
逆に冬でも室温が高めの場合には、短肌着やコンビ肌着を選んでもよいでしょう。
赤ちゃんは汗をよくかきます。
また、吐き戻しやおむつの漏れも少なくありません。
一日に何度も着替えることも少なくないので、着脱のしやすさも考慮しましょう。
留め具としてスナップボタンや面テープを使ったものなら、手間がかからずに着替えできます。
赤ちゃんの安全を配慮した商品かどうかも気をつけたいところです。
縫製がしっかりして指などが引っ掛からないか、ボタンがとれにくくないか(誤飲のおそれがあります)、赤ちゃんの体に絡むような長いひもや輪がないか、ボタンやファスナーなどの部品が赤ちゃんの肌を傷つける危険がないかなども確認しましょう。
2015年、日本の子供服にもJISという安全基準規格が制定されました(JIS4129(ルビ・よいふく))。
ただし、基準を守るかどうかはメーカーに任されているため注意が必要です。
デパート(百貨店)、スーパー、衣類専門の小売店では、基準に則っていない製品はほぼ扱っていません。
しかし、インターネットのフリマアプリなどで出品されている商品やハンドメイド製品を購入すると規格外のこともあります。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | 留め具 | 縫い目 |
コンビコンビミニ|ワンタッチ短肌着2枚組 | 面テープ | 外縫い/脇シームレス | ||
岩下PUPO|レールメッシュ短肌着 | ひも | 外縫い | ||
ミキハウスミキハウス ベビー|ピュアベール総柄フライスコンビ肌着 | ひも | 外縫い | ||
プチバトージャパンPETIT BATEAU|マリニエール長袖あわせボディ3枚組 | スナップボタン | |||
フィセル10 mois|PATTO SATTO HADAGI 50~60cm | 面テープ | |||
赤ちゃんの城赤ちゃんの城|コンビ肌着 スマイルコットン | ひも | 平面縫製 | ||
ワコールワコールベビー|ロンパース ノースリーブ | ひも | 外縫い |
赤ちゃんの着替えは一日に何度も必要になるもの。
この肌着は、前合わせを面テープで留めるため、あっという間に着替えが完了します。
面テープは独自開発の柔らかなワンタッチタイプで、赤ちゃんの頬が触れても痛くありません。
フライス(リブ編み=ゴム編みの一種)の生地なので、柔らかくて伸縮性が高く、汗もよく吸収します。
脇は滑らかで縫い目がないシームレス加工です。
襟に伸び止めテープを使用しているため、繰り返し洗濯しても伸びにくくなっています。
ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント
年齢・性別非公開
1人目の時に使って便利だったので、2人目の準備に購入。着替えの時にサッと押さえて終わりなので時短で助かります!そして洗濯にも強い。おすすめです。
年齢・性別非公開
自分の子供の時に大活躍だったので、プレゼントで贈りました。とても喜んでもらえました。ワンタッチの楽さを知ると、紐の肌着が面倒で使えなくなります(笑)
種類 | 7分袖短肌着×2 |
素材 | 綿100% |
編み方 | フライス |
留め具 | 面テープ |
縫い目 | 外縫い/脇シームレス |
タグ | 外側 |
洗濯機 | |
生産国 |
レールメッシュ生地の短肌着です。
フライス生地よりやや厚く、かわいらしい編み目が目にとまります。
柔らかく汗をよく吸収するのも特徴の一つです。
ひも先はほつれにくいように補強してあり、縫い目は平面縫製で外側にあります。
袖が短いので、重ね着もしやすく、一年中どの時期でも使えます。
ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント
30代・女性
生地が柔らかいのはもちろんですが、ニット編みのような模様になっていて、着せるとその柄が浮き出るのでふわっとした優しい印象になります。
病気への抵抗力の弱い赤ちゃんには、細菌やウイルスは大敵です。
この肌着は、抗菌・抗ウイルス効果をもつ「ピュアベール加工」の生地を採用。
ピュアベール加工とは、抗菌・抗ウイルス効果をもつ成分「EtakⓇ」を生地に固着させたもので、生地についたウイルスの数が減ったり、細菌が増殖しにくいといった効果が期待できます。
EtakⓇは口腔衛生用抗菌剤にも使用される抗菌性と安全性に優れた成分。繰り返し洗濯しても効果は持続します。
生地は柔らかなフライス織りです。
ひもは位置によって色が違うので、慌てているときでも間違わずに結ぶことができます。
長袖のロンパース肌着(ボディスーツ)です。
生地は、環境に配慮して有機栽培されたオーガニックコットンを用いています。
また、リブ編みなので、柔らかで伸縮性が高く、成長する体によくフィットします。
合わせ部分や股下はスナップボタンなので、着替えやおむつ替えも簡単にできます。
半袖のロンパース肌着(ボディスーツ)です。
すべて面テープで留めるので、名称どおり手早く着替えができます。
面テープは幅広なので、体に合わせてサイズ調節OK。
股部分のみを開けられるので、おむつ替えも簡単です。
また面テープで股部分の長さを調節できるので、おむつがずり下がらないようぴったり押さえられます。
色・柄により、環境に配慮した有機栽培のオーガニックコットン製、通常のコットンより柔らかいファインコットン製、伸縮性のよい天竺から選べるのもうれしいポイント。
糸のヨリをほぐし、綿の状態に戻して作った布地(スマイルコットン社の製品スマイルコットン)を用いた肌着です。
繰り返し洗濯してもふんわりした柔らかさが続きます。
2枚を重ねた接結生地ですが、フライス生地に比べて25%も軽量です。
縫い目は平面縫製なので、赤ちゃんの肌に刺激を与えません。
襟は型崩れしにくく、ひもの先端もほつれにくい処理をしてあります。
袖なしのロンパース肌着です。
手足が動かしやすく、暑い時期にも涼しく過ごせます。
綿をよらずに綿のまま生地にしているので、軽くて肌触りも柔らか。
縫い目をすべて外側にしているので、優しい着心地です。
綿100%なのに、速乾性に優れているのも魅力。
打ち合わせが深いので、はだけにくく、成長に合わせたサイズ調節も可能。
赤ちゃんの肌に優しい肌着を用意しても、手入れ法が誤っていたら意味がありません。
繰り返しになりますが、赤ちゃんの肌は大変デリケートです。
洗濯のときにはできるだけ天然由来成分を用いた安全な洗剤や柔軟剤を選びましょう。
いくつかの洗剤メーカーがベビー用の製品を出しています。
赤ちゃんの洗濯物は多くなりがち。
汗やおむつのもれ、吐き戻しなどで一日に何度も着替えることになるためです。
そこで、洗濯物を干すために子供用ハンガーを用意するとよいでしょう。
洗濯ばさみで何カ所も留めるより、ハンガーに掛ける方が簡単です。
洗濯物を干すときには、ゴワつかないようにしわをしっかり伸ばし、赤ちゃんが心地よく着られるように気を配りましょう。
季節によっては外干しもよいと思いますが、大気汚染などにも留意しましょう。
特に、スギ花粉が飛ぶ時期や黄砂、PM2.5などの情報が出ているときには部屋干しをおすすめします。
これらの情報はテレビで報じているほか、気象庁やいくつかの団体のインターネットサイトに掲載されています。
出産が近づいたら、肌着はいちど水通し(水やぬるま湯で洗うこと)しましょう。
そうすることで、汗を吸収しやすくなります。
また、仮に化学物質が付着していても、洗い流しておけば安心です。
なお、乳児服には化学物質についての厳しい規制があります。
肌着は、赤ちゃんの健康を守るためになくてはならない存在です。
赤ちゃんの傷つきやすい肌に直接触れるものなので、天然素材の柔らかで吸水性の高いものを選びましょう。
出産準備は、出産への恐れや母になる不安を和らげる助けにもなります。
赤ちゃんに会える日を楽しみにしながら、肌着をそろえてくださいね。