子ども用ライフジャケットおすすめ7選。わが子を水難事故から守るには

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家族で楽しむアウトドアの定番のひとつが、水辺でのキャンプやバーベキュー。

水遊びに興じ、お腹がすいた頃に肉が焼き上がる・・・。

親子にとってよい思い出となる体験ですね。

ただ、水辺でのレジャーで注意しなければならないのは、子どもの水難事故。

万が一に備えて、子どもを水辺で遊ばせる際にライフジャケットを着せる人が増えているようです。

今回は、子どもを水難事故から守るためのポイント、ライフジャケットを着用させるメリットや注意点などを、明治国際医療大学救急救命学科教授で一般社団法人水難学会会長の、木村隆彦先生にお聞きしました。

あわせて、edimo編集部おすすめの子ども用ライフジャケットも紹介します。

取材・監修協力商品紹介部分は取材・監修範囲外です

水難学会会長・大学教授
木村 隆彦

木村 隆彦

一般社団法人 水難学会会長
明治国際医療大学 救急救命学科 教授
工学博士(博士論文:水難時着衣泳の救命効果の工学的検証/国立大学法人 長岡技術科学大学)

1961年生まれ(兵庫県赤穂市)。35年にわたり消防職員として消防、救急、救助に関わってきたほか、日本赤十字社水上安全法指導員として、40年にわたり水難事故防止活動と救助員養成に従事。
水難学会設立当初から、溺者目線で「水難事故から命を守る知識や技術」を研究し、指導プログラムを確立したうえで国内及びアジア地域において「ういてまて:UITEMATE」普及活動に従事している。
消防本部退職後はフィリピン共和国カリボ地方政府の危機管理部局に入職し、防災、救急、救助指導にあたる。
現在は、明治国際医療大学(京都府)教授として救急救命士を目指す学生の指導にあたるとともに、附属防災救急救助研究所所長補佐として地域の防災力強化に従事している。

 

一般社団法人 水難学会
https://uitemate.jp/
「水難に遭ったらどうすればよいのか」「誰もが水難から生還するにはどうしたらよいか」。その答えを出すため、さまざまな分野の専門家が継続的に議論する場として設立。
「ういてまて」をキーワードに、溺者、バイスタンダー、救助者ならびに医療関係者の、それぞれの役割を明確にするため、現場での検証を重視し、その結果を学術総会などで議論し、考えられるなかで最も正しいといえることを公開し、テキストや講習会を通じて社会に広めている。

水辺のアクティビティ、どんなことに注意すべき?

子どもの水難事故を防ぐために注意すべき主なポイントは、次の3つです。

到着して車を降りた直後

まず、水辺に到着した直後が要注意です。

大人は車から荷物を降ろしたり、兄弟連れの場合は下の子に気をとられたりして、子どもから目を離してしまいがち。

その少しの間にも、子どもは待ちきれずに走り出して、水に足を踏み入れてしまいます。

子どもは水の深さを見誤りやすい

水面が光を屈折させる作用により、水の深さは実際より浅く見えるもの。

視点の低い子どもならなおさらです。

そんなに深くないだろうと見誤って足を踏み入れたらドボンとはまってしまって溺れるケースは多いのです。

足を取られる危険性も

川の浅瀬での水遊び。

水深が子どもの膝を超えてしまうと、足を取られる危険性が高まります。

川の底はでこぼこしていて、ところどころにある深みに足がはまり、尻もちをついてしまうことがあります。

それで胸まで水に漬かってしまうと、子どもがパニックを起こすことも

さらに、流れに向かって座り込んでしまった場合、水流に押されて、立ち上がれなくなったり、ひっくり返ったりするおそれもあります。

ライフジャケットの重要性は?

警察庁の統計によると、令和4年の1年間に発生した中学生以下の子どもの水難死亡事故が起きた場所のうち53.8%が河川、15.4%が海で、行為別にみると42.3%が水遊び中だったというデータがあります。

ライフジャケットは、正しく着用すれば、足がつかない水深でも浮いていられるので、溺れることを避けられます

水辺で子どもを遊ばせる場合には、万が一に備えて着用させることをおすすめします。

ライフジャケットにも種類がある

ライフジャケットには、ベストのような形状で、浮力体として発報プラスチックなどの固形物が使われいる「固型式」、そして落水時に自動や手動で膨張する「ベルト式」「首掛け式」などがあります。

木村 隆彦

【監修者】水難学会会長・大学教授木村 隆彦のコメント

ライフジャケットは、万が一の落水に備える「救命具」。陸上や船上で活動する際に着用するものです。

プールや海水浴で使用する浮き輪やフローターとは目的が異なりますので、浮くこと自体を目的に使用するのは控えましょう。

例えば、川でライフジャケットを着た子どもが水上に浮いて遊んでいるのを、他人が通りすがりに見かけた場合、「子どもが溺れて流されている!」と勘違いして、救助するため水に飛び込み、逆にその人が溺れてしまう・・・という悲しい事故を誘発しかねません。

ライフジャケットの選び方

ベスト型の「固型式」タイプがおすすめ

子どもに着せるなら、ベスト型の「固型式」タイプがおすすめです。

必ず、股下ベルトがあるものを選びましょう。

「ベルト式」や「首掛け式」はコンパクトなので着用していて負担を感じにくいですが、子どもには取り扱いがやや難しい面があるので、子どもの使用は避けた方が良いでしょう。

大きめのサイズはNG

サイズも重要です。

「すぐ小さくなるから」と大きめのものを選ぶのはNGです。

落水時に脱げてしまう恐れがあります。

必ず、子どもの体格に合ったサイズのものを着用させてください。

その他のポイント

・緊急用ホイッスル

胸元に緊急用ホイッスルが装備されていると、流された際に周囲へ知らせることができます。

背中に大きな襟のようなパーツが付いていると、落水時に後頭部を支えてくれますし、岩の多い沢のような場所でも頭を守ってくれるのに役立ちますね。

・色

蛍光色など目立つ色の方が、水辺で遊んでいる際にも見つけやすくて便利です。

・認証マーク

認証マークが付与されているかどうかも目安となります。

国土交通省の安全基準を満たしたライフジャケットには「桜マーク」、日本小型船舶検査機構による性能鑑定済みのライフジャケットには「CSマーク」が付いています。

※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。

※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。

※商品によってはユーザーのレコメンドが記載されています。メーカーから提供を受けたものには「メーカー収集コメント」、編集部が収集したものには「編集部収集コメント」と記載されています。これらは個人の感想であり、効果効能を示すものではありません。

子ども用ライフジャケットおすすめ7選

商品名画像詳細を見るタイプ浮力

東洋物産ライフジャケット TV-12/TV-12C

固定式小型船舶用救命胴衣3S:5.0kg、SS:5.7kg、S:5.8kg、M:6.0kg、L:8.3kg

モンベルフリーダム Kid’s 85-125/125-155

ライフジャケット85-125:3.0kg
125-155:5.0kg

高階救命器具ブルーストーム|コヒロ LCI-BSJ220

ライフジャケット5kg以上/24時間

オーシャンライフオーシャン Jr-1S型&1M型 小児用ライフジャケット

ライフジャケット5.4kg

キヌガワAQA|ライフジャケットキッズ KA-9026

ライフジャケット5.6kg

がまかつうきまろ ウキウキベスト UK8004

ベスト初期浮力5kg/24時間

タバタリーフツアラー|シュノーケリング ベスト(子ども用) SV1500Z

シュノーケリング ベストS:3.4kg
M:5.4kg

東洋物産ライフジャケット TV-12/TV-12C

サイズは5種類展開。

3Sサイズ(身長100cm以下)には、自動反転機能が装備されており、顔を水面に付けた状態で浮いた場合、5秒以内に顔が上向きになります。

また3Sサイズ(身長~100cm)とSSサイズ(身長80~120cm)には、顔を安定して浮かせ、耳に水が入るのも防ぐ大きな襟が付いています。

全てのサイズに背中の取っ手と股ベルト付き。

桜マークを取得しているライフジャケットです。

ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント

40代・男性

国の承認を受けている救命胴衣ということで非常に安全です。

30代・女性

ずり上がり防止用の股がけベルトが付いていて、安心して子どもたちに着せることが出来ました。

タイプ固定式小型船舶用救命胴衣
サイズ3S:身長~100cm、体重~15kg
SS:身長80~120cm、体重15~40kg
S:身長110~140cm、体重15~40kg
M:身長130~150cm、体重15~40kg
L:身長140cm~、体重40kg~
浮力3S:5.0kg
SS:5.7kg
S:5.8kg
M:6.0kg
L:8.3kg
カラー展開レッド・イエロー
その他特徴小型船舶用救命胴衣 型式承認品

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モンベルフリーダム Kid’s 85-125/125-155

体の形に合わせた立体成型でフィット感がよく、浮力体のパッドが分割挿入されているため、さまざまな体格に対応します。

ウエストベルトと股ベルトを付け間違えないよう、異なる色のバックルを採用

股ベルトはパッド付なので、肌当たりが優しい仕様です。

サイズは2種類、カラーは3色展開。

タイプライフジャケット
サイズ85-125:身長85~125cm、胸囲48~62cm
125-155:身長125~155cm、胸囲61~79cm
浮力85-125:3.0kg
125-155:5.0kg
カラー展開ピンク・ブルー・イエロー
その他特徴国土交通省の型式承認品(桜マーク付き)ではない

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高階救命器具ブルーストーム|コヒロ LCI-BSJ220

猫をイメージしたデザインがほどこされたかわいいライフジャケット。

前身ごろと首回りのみに浮力材が仕込まれていて、背中部分はベルトとバックルだけで留めるという仕様なので、背中の風通しは抜群です。

股下ベルト付き。

サイズは2種類、カラーは3色展開。

CSマークを取得しています。

タイプライフジャケット
サイズM:体重15kg以上、25kg未満
L:体重25kg以上、40kg未満
浮力5kg以上/24時間
カラー展開レッド・ブルー・イエロー
その他特徴日本小型船舶検査機構性能鑑定適合品

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オーシャンライフオーシャン Jr-1S型&1M型 小児用ライフジャケット

国土交通省に認可された桜マーク付きのライフジャケット。

背中の取っ手と股下ベルトを装備。

さらに、緊急用ホイッスルと高輝度の反射材も付いているので、遠くからでも居場所を見つけやすいです。

サイズは2種類、カラーは2色展開。

タイプライフジャケット
サイズ1S:身長110~130cm 1M:身長130~150cm
※いずれも40kg未満
浮力5.4kg
カラー展開レッド・イエロー
その他特徴船舶検査対応済み

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キヌガワAQA|ライフジャケットキッズ KA-9026

体型に合わせて肩ベルトを調節できるのでフィット感が高いです。

股下ベルトと、背中に大きな取っ手付き。

本体下部にメッシュ素材が施されているので、水抜けが良く、乾きが早いのが特徴です。

カラーは4色展開。

タイプライフジャケット
サイズ目安身長110 〜150cm、目安体重15~40kg
浮力5.6kg
カラー展開イエロー×ブルー・ブラック×グレー・ジオメトリー×ブルー・ジオメトリー×パープル
その他特徴RAC認定済

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がまかつうきまろ ウキウキベスト UK8004

オリジナルキャラクター「うきまろ」の顔が背中に大きく描かれた、キッズ用のかわいいデザインが特徴

肩の反射材、股下ベルト、引き上げ用取っ手、緊急用ホイッスル付き。

水抜き用リングも前面2か所に付いているので、乾きが早いです。

船舶での使用不可。

タイプベスト
サイズ100~120cm/15~25kg未満
120~140cm/25~40kg未満
浮力初期浮力5kg/24時間
カラー展開イエロー
その他特徴国土交通省型式承認の救命具ではない。船舶での使用不可

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タバタリーフツアラー|シュノーケリング ベスト(子ども用) SV1500Z

国立室戸青少年自然の家との共同開発により誕生したシュノーケリング用のベスト。

背面の上部に取っ手が付いているので、緊急時につかんで引き上げることが可能です。

股下ベルトと緊急用ホイッスル付き

サイズは2種類。

タイプシュノーケリング ベスト
サイズS :身長95〜135cm 、胸囲49〜67cm
M:身長125~165cm 、 胸囲61~84cm 
浮力S:3.4kg
M:5.4kg
カラー展開イエロー×ブルー
その他特徴救命胴衣ではない

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正しく着用しなければ意味がない!

いくらライフジャケット着用しても、落水時に脱げてしまったら意味をなしません。

正しく着せることが非常に大切です。

水の中では、水圧により体は細くなるため、ベルトは少しきついと思うくらいに留めるようにしてくださいね。

股下ベルトは、余裕を持たせすぎると落水時に体が沈み込んでしまって顔が水面に出ないおそれがあります。

股ずれが気になるかもしれませんが、長さには注意しましょう。

また、お下がりなど中古品を使用する場合には、事前に風呂の水に浸けてみるなどして、しっかり浮くか確認することも大切。

中の浮き素材が劣化して、浮きにくくなっている恐れがあるからです。

万が一、水難事故に巻き込まれたら?

溺れそうになったときには、まず体の力を抜いて、流れに身を任せること。

立とうとする、何かをつかもうとするといった行動は、体に力が入って沈んだり、水流が顔面に直撃するのを招いたりするので逆効果です。

力を抜いてじっとしていれば、自然と体は浮きます。

水辺で遊ぶ際にゴム素材を使っていない運動靴やEVAサンダルを履かせておくと、足先を浮きあがらせてくれるのに役立ちます。

「うちの子はスイミングを習っているから大丈夫」と思わないこと。

川や海は、水温・水流・塩分などの条件がプールと異なるので、水泳選手でも溺れることがあるほどです。

まとめ

水辺でのキャンプやバーベキューを安全に楽しむためには、まず子どもから片時も目を離さないことが一番。

さらに万が一に備えて、ライフジャケットを着せることをおすすめします。

今回ご紹介した注意点に気を付けて、ご紹介したライフジャケットも参考にして検討してみてください。

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