新生児から使える赤ちゃん用体温計おすすめ6選。誤差の少ない測り方も紹介

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赤ちゃんが体調を崩した時、受診するかどうかを判断する目安のひとつが、発熱の有無。

けれど、赤ちゃんの体温を正確に計るのは、慣れない人にはなかなか難しいもの。

そんなお悩みの対策として、赤ちゃん用の体温計を使用するのも一つの方法です。

今回は、たけつな小児科クリニックの竹綱庸仁先生に、赤ちゃん用体温計の種類と特徴、メリットやデメリット、使用時の注意点などをお聞きしました。

あわせて、edimo編集部おすすめメーカーの赤ちゃん用体温計をご紹介します。

取材・監修協力商品紹介部分は取材・監修範囲外です

小児科医
竹綱 庸仁

竹綱 庸仁

たけつな小児科クリニック院長
2004年に愛知医科大学医学部卒業後、同大学病院、阪奈中央病院に勤務。「お子様の子育てのお手伝いをしたい」との想いから、2017年に「たけつな小児科クリニック」を開業。日本小児科学会認定専門医・指導医。

たけつな小児科クリニック
奈良県生駒市真弓1-2-8
http://www.taketsuna-kojika.com/

赤ちゃん用体温計を使った方がいい理由

一般的に体温計は、その測定方式から「実測式」と「予測式」の2種類に分けられます。

それぞれの特徴は次の通りです。

実測式

体温計を当てた部位(脇の下、口中など)の実際の体温を計測するのに10分以上かかる

予測式

センサーの働きや独自の解析処理により、測定開始から数十秒ほどで体温を予測して表示する

ところが赤ちゃんにとっては、数十秒でも脇の下や口をじっと閉じておくのは難しいもの。

その点、赤ちゃん用の体温計は、大人用の予測式体温計よりもさらに短い秒数で体温を計測でき、赤ちゃんが使いやすいよう工夫されたデザインであることが多いのが魅力です。

赤ちゃん用体温計の選び方

赤ちゃん用体温計を選ぶ時に確認しておきたいポイントを紹介します。

計測部位

赤ちゃん用の体温計には、計測のために当てる部位によって、3つのタイプがあります。

それぞれの特徴は次のとおりです。

脇で計るタイプ

・ 体温の基本とされている直腸温(肛門の中の温度)に最も近い体温を測定できる

室温などの外的要因による誤差が少ない

・ 脇の下に適切に挟むのが難しい乳幼児や、脇に汗をかいている場合には、体温の誤差が生じる可能性がある

耳で計るタイプ

・ 耳の穴に体温計の先端を差し込んで検温し、鼓膜の温度をセンサーで測定する

・ 脇の下の測定と同様、外的要因に左右されにくく、常に同一条件での検温が可能

・ 耳あかが溜まっていると、センサーが鼓膜の温度を正確に測定できない場合がある

非接触タイプ

・ センサーを額に近づけ、皮膚から放射される赤外線の量を測定し、体温に換算して表示する

・ なかなかじっとしてくれない赤ちゃんでも、簡便に検温できる

・ 寒い場所では皮膚温も下がりやすいため、実際の体温よりも低い測定値が表示されてしまうなど、誤差が生じやすい

計測時間

・ 脇や耳で計るタイプは、赤ちゃんが嫌がるケースも多いので、なるべく短時間で計測できるものが便利

・ 正確さを求めるなら、ある程度の長さの計測時間は必要

・ 動きの激しい赤ちゃんでも10~15秒位はなんとか体温計を当てられるので、その程度の秒数で計測できる予測式の体温計がおすすめ

機能性

次の機能が付いていると、利便性が向上します。

メモリー機能

赤ちゃんの体温の変化を記録することで、健康管理に役立ちます。

バックライト

夜間など、暗い場所でも体温を測りやすいです。

ブザー音オンオフ機能

ブザー音をオフできるものなら、寝ている赤ちゃんを起こしてしまう心配が減るでしょう。

オートパワーオフ機能

自動的に電源がオフになるものは、電池の節約につながります。

竹綱 庸仁

【監修者】小児科医竹綱 庸仁のコメント

コロナ禍以降、器具の使いまわしを避けるという考えが浸透してきたこと、また、脇の下に体温計を当てる際に肌の露出が気になる方がいることも考慮して、私のクリニックでは、高校生以上の患者さんについては、非接触タイプの体温計を使用しています。

中学生以下の患者さんについては、外的要因による誤差を極力少なくして正確に検温し、診断するため、基本的には、脇の下で計るタイプを使っていただいています。

※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。

※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。

※商品によってはユーザーのレコメンドが記載されています。メーカーから提供を受けたものには「メーカー収集コメント」、編集部が収集したものには「編集部収集コメント」と記載されています。これらは個人の感想であり、効果効能を示すものではありません。

新生児から使える赤ちゃん用体温計おすすめ6選

商品名画像詳細を見る測定部位測定時間

ピジョンピジョン|チビオンフィット

わきの下30秒(予測検温)

オムロンヘルスケアオムロン|けんおんくん MC-682

わきの下約15秒(予測検温)

ピジョンピジョン|耳チビオン

約1秒

コンビコンビ|ベビーレーベル 耳式たいおん計

約1秒

ケイジェイシーDr.EDISON|体温計PRO-S 非接触の体温計・温度計

非接触(こめかみ部)約0.7秒

カスタムナースアンジー|パピッとサーモ®mini

非接触(額)約1秒

脇で計るタイプ

ピジョンピジョン|チビオンフィット

約30秒(予測時平均)で体温を測定できる、赤ちゃんの脇の下専用の体温計。

感温部の角度と長さが赤ちゃんの脇にフィットするように作られており、検温しやすいのが特徴です。

ライト付きなので、暗い室内でも赤ちゃんの脇の位置を確認可能。

見やすい大きな液晶表示を採用。

電源を入れると前回の測定値が表示されます。

実測検温にも対応(計測時間約10分)

測定部位わきの下
対象年齢0ヵ月~
測定方式予測/実測(ピークホールド方式)
測定時間30秒(予測検温)
測定精度±0.05℃(35.00~38.00℃)
±0.1℃(35.00~38.00℃の範囲外)
表示温度範囲32.00~42.00℃
本体重量約37g(電池含む)
付加機能ライト、前回測定値メモリー機能、オートパワーオフ

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オムロンヘルスケアオムロン|けんおんくん MC-682

平均約15秒のスピード検温が可能な予測式体温計。

脇に挟む部分には、柔らかく曲がるゴム素材を採用しているため、脇の下のカーブに沿うようにしなやかに曲がり、脇の下にフィットしてくれます。

検温結果を日時と共に記録してくれるメモリー機能を搭載

10回分を記録できるので、毎日の体温管理や発熱時の体温記録に重宝するでしょう。

検温終了を知らせるブザー音のオフ機能と検温終了時に自動点灯するバックライト機能が搭載されているので、夜間の検温もスムーズです。

測定部位わきの下
対象年齢 
測定方式予測/実測(ピークホールド方式)
測定時間約15秒(予測検温)
測定精度±0.1℃(標準室温23℃にて、恒温水槽で実測測定した場合)
表示温度範囲32.00~42.00℃
本体重量約25g(電池含む)
付加機能やわらかプローブ、10回メモリ、ブザー音オフ機能、バックライト、オートパワーオフ

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耳で計るタイプ

ピジョンピジョン|耳チビオン

約1秒で検温可能な、耳式赤外線体温計。

パパ、ママの手になじみやすい、丸みのある幅の広い形状をしており、背面に指を固定できるくぼみがあるため、検温時に安定感があります。

大きく見やすい液晶表示はバックライト付きで、暗い室内での使用に便利。

前回測定値メモリー機能、30秒オートパワーオフ機能を搭載。

センサー部分(プローブ)を保護するプローブカバーが6個付属しています。

測定部位
対象年齢0ヵ月~
測定方式実測
測定時間約1秒
測定精度±0.1℃(35.0~39.0℃)
±0.2℃(上記以外の表示温度範囲のとき)
表示温度範囲32.0~42.0℃(最小表示単位0.1℃)
本体重量約41g(電池含む)
付加機能前回検温値表示機能、オートパワーオフ機能

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コンビコンビ|ベビーレーベル 耳式たいおん計

本体が緩やかにカーブしていて持ちやすい耳式体温計。

センサー部分(プローブ)の直径は5.9mmで、赤ちゃんの耳にフィットしやすいのも特徴です。

25回分のメモリー機能、安心アラーム、夜でも見やすいLEDバックライトを搭載。

約1秒で測定できるので、赤ちゃんが眠っていてもグズっていても測りやすいでしょう。

プローブカバー12個、携帯に便利な収納ケース付き。

測定部位
対象年齢新生児~
測定方式実測
測定時間約1秒
測定精度±0.2℃(35.5~42.0℃)
±0.3℃(34.0~35.5度もしくは42,0~42.2度)
※標準室温23度にて標準黒体を測定した場合
表示温度範囲34.0~42.2℃
本体重量約63.0g(電池含む)
付加機能前回値表示、25回分メモリー、アラーム機能、自動パワーオフ、バックライト表示

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非接触タイプ

ケイジェイシーDr.EDISON|体温計PRO-S 非接触の体温計・温度計

ボタンを押して約0.7秒で検温できる非接触タイプの体温計。

ミュート機能で音をオフできるので、赤ちゃんが眠っている間も熱を測れます。

液晶表示にはバックライトが搭載されているため、夜間や暗い室内でも測定結果が見やすいのもポイント。

温度計に切り替えられるので、室内温度、ミルクやお風呂の温度などを計る時にも重宝します。

ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント

20代・女性

ボタンを押して0.7秒で検温できるので、毎日面倒に感じていた検温と保育園への報告がとても簡単になりました。
手軽に検温でき、ストレスがなくなってうれしいです。

30代・女性

ミルクの調乳時に使用しています。
適切な温度でミルクをあげられるので安心です。

40代・男性

肌に触れずに非接触で測れるので、衛生面を気にせず家族間で使えるのが嬉しいです。

測定部位非接触(こめかみ部)
対象年齢0ヵ月~
測定方式 
測定時間約0.7秒
測定精度体温計モード:±0.2℃(36.0~39.0℃)/±0.3℃(22.0~35.9℃、39.1~42.5℃)
温度計モード:±1.0℃(15.0~60.0℃)/±3.0℃(0~14.9℃、60.1~100.0℃)
表示温度範囲体温計モード:22.0~42.5℃
温度計モード:0.0~100.0℃
本体重量68g(電池を除く)
付加機能バックライト表示、ミュート機能、モード切り替え機能(体温計/温度計)、メモリー機能

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カスタムナースアンジー|パピッとサーモ®mini

最短1秒で測定可能な非接触タイプの体温計。

額から1〜3cm離れた位置で「SCAN」ボタンを押すと、額の温度を基に舌下温度を割り出してくれます。

通常は、「ピピッ」というアラームが1回鳴るだけですが、37.5度以上の場合は3回鳴って、赤ちゃんの異常を通知

検温結果は25件まで保存可能で、体温のほか、食べ物の温度や室温も計れます。

測定部位非接触(額)
対象年齢 
測定方式 
測定時間約1秒 
測定精度体温:±0.3℃
物体表面温度:±4%または±2.0℃のどちらか大きい値
室内温度:±2.0℃
表示温度範囲体温:+34.0〜+42.2℃
物体表面温度:-22.0〜+80.0℃
室内温度:+10.0〜+40.0℃
本体重量約47g(電池含む/センサー部保護カバーを除く)
付加機能モード切り替え(体温/物体表面温度)、前回値表示、メモリーモード、パワーセーブ、ブザー音

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赤ちゃんの体温の測り方のポイント

検温中に赤ちゃんが動かないようにすることが何よりも大切なので、眠っている間に測定するのがおすすめ

ただ、睡眠中は体温が少し上がりがちなことと、寝汗で体温が低く測定される可能性を考慮しましょう。

起きている赤ちゃんについては、2人の大人が対応し、脇に体温計を当てる役と赤ちゃんを押さえる役とを分担すると、より適切に検温できます。

また、人の体温は一定ではありません

特に赤ちゃんは体温調節機能が未熟なので、体温が一日のうちに変動します。

例えば、泣いた時や哺乳時にも体温が上がります。

可能であれば、同一環境、同一時刻に検温するのが望ましいです。

明らかに体が熱いのに、体温計で計ると平熱が表示される、という場合には、少し時間を空けてみたり、測定部位を変えたりして計測しなおしてみましょう。

まとめ

赤ちゃんが発熱した場合、適切に診断・治療をしてもらうためには、体温きちんと測って、推移を医師に伝えることが大切。

そのためにも、赤ちゃんの負担にならず正確に検温できる赤ちゃん用体温計を備えておくと便利です。

選び方、使い方のポイントを踏まえて、今回ご紹介したアイテムも参考に、検討してみてください。

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