初めての習い事におすすめの電子ピアノ6選。選び方のポイントは?

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子ども向け電子ピアノ

ピアノは情操教育によく、集中力がついて学力向上にも一役買ってくれると考えられており、子どもに人気の習い事です。

しかし、家庭での練習が必須の習い事であるため、楽器の購入は欠かせません。

また、一口にピアノと言っても、多種多様なモデルがあり、価格帯もさまざま。

親としては、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。

そこで今回は、ピアノの種類や選び方について、スマイルミュージック代表の渡辺ヒロコ先生への取材を基に解説します。

また、edimo編集部が厳選した、初めての習い事におすすめの電子ピアノも紹介します。

取材・監修協力商品紹介部分は取材・監修範囲外です

ピアニスト・音楽教室代表
渡辺 ヒロコ

渡辺 ヒロコ

音楽教室「スマイルミュージック」代表(絶対音感教育・ピアノ・ボーカル講師)。メジャーデビューしている現役のシンガーソングライター/ピアニスト/作詞・作曲家でもあり幅広く活躍している。
代表曲はEテレ『天才てれびくんワイド』オープニングソング【夢をつかんで】

「スマイルミュージック」は、『絶対音感ピアノとうたコース』が人気の音楽教室。なかなか学ぶことができないコードを弾きながら歌いながら、そして絶対音感をも身につくという将来の可能性を感じる英才教育。幼い頃から弾き語りや即興演奏が得意になり自然と作曲ができるようになる。ピアノ基礎はもちろんのこと、ポップスやジャズ、ジャンルにとらわれず楽しく学べる。

スマイルミュージック
東京都渋谷区本町1-52-1 サウンドプルーフ初台 9F
Webサイト:https://www.smile-music.jp/index.html

電子ピアノとアコースティックピアノとの違い

子どもがピアノを習い始める際、多くの家庭が電子ピアノを購入するといいます。

いまの親世代が子どもの頃は、ピアノといえばアコースティックピアノでしたが、電子ピアノの性能が向上し、よりアコースティックピアノに近いものになっています。

では、アコースティックピアノと電子ピアノの違いにどんなものがあるかというと、一番大きなポイントは、音を出す仕組みです。

アコースティックピアノの音を出す仕組み

鍵盤を押した力でハンマーが動き、ハンマーが弦を叩いた振動が音になります。

振動が木のフレーム内を広がるため、奥深く味わいのある響きを生み出します。

電子ピアノの音を出す仕組み

フレームの中に弦はありません。

鍵盤を押したことをセンサーが感知し、録音されたアコースティックピアノの音源をスピーカーから鳴らすことで音が出ます

ほかにも、サイズ感や価格帯、電子ピアノは音量の調節が可能なことや、湿度管理や調律が不要であることなどが違いとして挙げられます。

電子ピアノのメリットは?

ヘッドホンが使用可能

電子ピアノは、ヘッドホン端子を備えているものがほとんど。

そのため、近隣への音漏れを気にすることなく練習ができます

また、テレビの音や人の話し声などの気になる音を軽減できるため、ヘッドホンの着用により、練習に集中しやすくなるのが魅力。

コンパクトで持ち運びできるものも

奥行きはモデルによって異なりますが、88鍵盤のタイプなら横幅は約1.4mのものがほとんど。

アップライトピアノのように高さもなく、重量もアコースティックピアノと比べて格段に軽くなります

大人2人で簡単に動かせるため、部屋の模様替えの際も困りません。

さらに、スタンドを固定しないモデルであれば、使用しない時には畳んで立てかけて収納することも可能です。

さまざまな音色が出せる

ピアノ以外にもサックスやフルートなど、ボタン一つで音色を選択できるのも大きな特徴

曲のイメージに合わせて音色を変更すれば、楽しく練習できそうですね。

また、Bluetooth搭載のモデルなら、スマートフォン内の音源を電子ピアノのスピーカーで再生することも可能。

練習時だけでなく、日常生活のBGMにも活用できます。

音量調節が可能

環境に合わせて簡単にボリュームを調節できます。

調律が不要

アコースティックピアノは正確な音程を保つために定期的な調律が必要ですが、電子ピアノに調律は必要ありません。

上達してきたら、鍵盤のタッチが気になるかも?

鍵盤の重さについては、アコースティックピアノとさほど変わらないものも多く発売されています。

しかし、アコースティックピアノ独特のタッチはやはり、電子ピアノには真似できません。

ですが、このタッチの差については、初心者はそれほど感じないようです。

電子ピアノの寿命は10~20年といわれているため、まずは電子ピアノで練習を始め、上達してきたタイミングで買い替えを検討するのもよいでしょう

電子ピアノの価格帯

電子ピアノの価格は、その機能や性能によりさまざま。

初心者の場合、コスパで考えると6~10万円ほどのエントリーモデルを選ぶとよいでしょう。

鍵盤のタッチや音の響きなど、ある程度のクオリティーを求めるのであれば、10~20万円くらいものもがおすすめ。

しかし、せっかく購入したのにすぐに辞めてしまった、なんてことになっては残念なので、まずはエントリーモデルを購入するのがおすすめです。

子ども向け電子ピアノの選び方

鍵盤の数

アコースティックピアノと同じ鍵盤数、いわゆるフル鍵盤と呼ばれる88鍵盤のものがおすすめです。

これは、「真ん中のド」の鍵盤の位置を視覚で覚えるため。

小さな頃から感覚として覚えられるようにしましょう。

鍵盤の重さ

電子ピアノの鍵盤は、樹脂鍵盤・木製鍵盤・ハイブリッド鍵盤の3種類があります。

樹脂鍵盤は軽いタッチが魅力ですが、爪が当たるとカチカチと音が鳴るため、気になる場合も。

木製鍵盤はほどよい重さがあるため、アコースティックピアノのような弾き心地を体感できます。

より本格的な鍵盤の重みを求めるならば、ハイブリッド鍵盤がおすすめ。

木製鍵盤に加えてアコースティックピアノの鍵盤アクション構造も取り入れているため、本物志向の方でも満足できるでしょう。

スピーカー

アコースティックピアノはピアノ本体を響かせて音を出しますが、電子ピアノはスピーカーから音が出ます。

そのため、スピーカーの質や数は、音に大きな影響を及ぼすといえるでしょう。

スピーカーの質や数は価格によって異なりますが、音の強弱や抑揚を出すためには、4つ以上スピーカーが搭載されているモデルがおすすめです。

スタンド

スタンドがないタイプは、持ち運びが可能で手軽なのがメリットですが、習い事として取り組むのならば、やはりスタンド付きのものを選ぶほうがよいでしょう。

もし付属でスタンドを付けられるようならば、本体と一緒に購入するのがおすすめです。

イス

イスは、高さを調節できるものを選ぶようにしましょう

多くのモデルが、付属品としてイスも用意しています。

というのも、ピアノを弾く際には、イスと鍵盤の位置関係が重要。

正しいフォームを身に着けておかないと、変なところに力が入ってしまい、上達を妨げることになる可能性があるためです。

渡辺 ヒロコ

【監修者】ピアニスト・音楽教室代表渡辺 ヒロコのコメント

親御さんの中には、「子どもの習い事だし、続くか分からないから…」と、ピアノの購入を迷われる方もおられます。

しかし、ピアノ導入期に大切なのは、正しく指の力をつけること。

最初にしっかりとした指の力を身に着けることで、その後の上達にも影響してきます。

いまはコスパがよく、素晴らしい性能の電子ピアノがたくさんあり、気軽にピアノを始められる時代になりました。

お子さまが、音楽を通して心豊かに成長していただきたいと願っております。

※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。

※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。

※商品によってはユーザーのレコメンドが記載されています。メーカーから提供を受けたものには「メーカー収集コメント」、編集部が収集したものには「編集部収集コメント」と記載されています。これらは個人の感想であり、効果効能を示すものではありません。

子ども向け電子ピアノおすすめ6選

商品名画像詳細を見る鍵盤数スピーカー数

カシオ計算機CELVIANO|AP-470

8812cm×2+4cm×2(2ウェイ4スピーカー)

カシオ計算機Privia|PX-S7000

8816cm×8cm(楕円形)×4、スペイシャルサウンドシステム

ローランドRoland|HP702

8812cm×2

ヤマハARIUS|YDP-145

88アンプ出力8W×2、スピーカー12cm×2

河合楽器製作所CN201

8812cm×2(フルレンジスピーカー)

コルグKORG|C1 Air

8810cm ×2

カシオ計算機CELVIANO|AP-470

グランドピアノのさまざまな共鳴による美しい響きを徹底追及した「マルチ・ディメンショナル・モーフィングAiR音源」により、自然で豊かな響きを再現

ppp(ピアニッシッシモ)からfff(フォルテッシッシモ)まで、思いのままに音楽を表現できます。

天板を開閉できる構造が、グランドピアノの大屋根を開けた時のような豊かで広がりのある音を実現

さらに鍵盤部に3つのセンサーを搭載することで、打鍵の速さに応じて発音のタイミングをきめ細かく変化させることに成功。

グランドピアノ演奏時のような弾き心地を楽しめます。

サイズ幅1,417×奥行427×高さ861mm※天板閉時。譜面立ては含まず
重さ43.4kg
鍵盤数88
鍵盤の種類表面仕上げ 白鍵:象牙調、黒鍵:黒檀調
スピーカー数12cm×2+4cm×2(2ウェイ4スピーカー)
付属品ACアダプター(AD-E24250LW)、高低自在イス、ヘッドホン、ヘッドホン用フック、譜面立て、楽譜集
カラーブラックウッド調、オークウッド調、ホワイトウッド調

カシオ計算機Privia|PX-S7000

どの角度から見ても美しくミニマルなデザインで、部屋の中央に置くなど、自由に設置場所を選べるのが魅力

新音響技術「スペイシャルサウンドシステム」および、その独自技術を応用した「ピアノポジション機能」が搭載されており、設置場所によって音が乱れたり広がりづらかったりする現象を解消しています。

最新のデジタル制御技術によって、鍵盤操作と発音をコントロールする「スマートハイブリッドハンマーアクション鍵盤」の採用により、まるでグランドピアノのようなタッチを実現。

インテリア性を追求したカラーリングも魅力で、ブラック、ホワイトと、ヨーロッパのインテリアスタイルにインスパイアされたハーモニアマスタードの3色が展開されています。

サイズ幅1,340×奥行242×高さ102mm(本体のみ)、幅1,340×奥行き449×高さ741mm(付属スタンド使用時)
重さ14.8kg(本体のみ、電池含まず)、28.1kg(付属スタンド・3本ペダルユニット使用時、譜面立て・電池含まず)
鍵盤数88
鍵盤の種類スマートハイブリッドハンマーアクション鍵盤(仕上げ 白鍵:木製部にスプルース材使用/象牙調、黒鍵:黒檀調)
スピーカー数16cm×8cm(楕円形)×4、スペイシャルサウンドシステム
付属品ピアノスタンド、3本ペダルユニット、ワイヤレスMIDI & AUDIOアダプター(WU-BT10)、ACアダプター(AD-E24250LW)、譜面立て、ピアノカバー
カラーハーモニアマスタード、ブラック、ホワイト

ローランドRoland|HP702

アコースティックピアノの発音プロセスを先進技術で再現した「スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源」が、アコースティックピアノ本来の奥深い音の響きを実現

「ヘッドホン・3D・アンビエンス」は、ヘッドホン着用時にもグランドピアノの立体的な音を再現してくれます

長時間着用しても耳が疲れにくいので、ヘッドホンを付けて練習する時も安心。

スマートフォンとピアノをBluetooth接続すれば、好きな音楽に合わせて演奏したりレッスン動画を見ながら練習したりすることも可能です。

ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント

40代・女性

はじめてHP702での演奏を聴いたとき、音の良さにビックリしました。コンパクトで場所をとらないのですが、すごく高級感があってとても満足しています。
何より娘が楽しそうにピアノを弾いているのを見ると、購入してよかったと思います!

サイズ幅1,377mm×奥行き468mm×高さ1,067mm
重さ54.4kg
鍵盤数88
鍵盤の種類PHA-4スタンダード鍵盤:エスケープメント付、象牙調
スピーカー数12cm×2
付属品取扱説明書、「安全上のご注意」チラシ、保証書、ローランド ユーザー登録カード、楽譜集「ローランド ピアノ名曲集」、ACアダプター、電源コード、ヘッドホン、ヘッドホン・フック、専用高低自在椅子
カラーライトオーク、ダークローズウッド、ホワイト

ヤマハARIUS|YDP-145

ヤマハ最高峰のコンサートグランドピアノ「CFX」の音源をサンプリングした、迫力のあるサウンドが魅力

「バーチャル・レゾナンス・モデリング ライト(VRM Lite)」という技術により、グランドピアノの豊かな共鳴音を再現しています。

無料アプリ「スマートピアニスト」をダウンロードすれば、本体に内蔵されている機能をより簡単に操作可能

音色の選択や、内蔵されている音楽の楽譜の表示が可能など、子どもでも簡単に扱えます。

本体のカラーバリエーションが豊富なので、好みやインテリアに合わせて選ぶことができます。

サイズ幅1,357mm×高さ815mm(譜面立てを立てた場合 969mm)×奥行き422mm
重さ38.0kg
鍵盤数88
鍵盤の種類グレードハンマースタンダード(GHS)鍵盤 黒鍵マット仕上げ
スピーカー数アンプ出力8W×2、スピーカー12cm×2
付属品固定イス、電源アダプター(PA-150B(またはヤマハ推奨の同等品))、保証書、取扱説明書、クラシック名曲50選(楽譜集)、専用ヘッドホン(V577100)
カラーニューダークローズウッド調、ブラックウッド調、ホワイトウッド調、ホワイトアッシュ調

河合楽器製作所CN201

数多くの国際ピアノコンクールで実績のあるフルコンサートピアノ「SK-EX」「EX」の音源をサンプリングしたベーシックモデル。

高性能鍵盤「レスポンシブ・ハンマー・アクションⅢ」を採用し、グランドピアノにより近い弾き心地を実現しています。

鍵盤とペダルを、アコースティックピアノとほぼ同じ位置関係に配置

レッスンや発表会でも違和感なく演奏をすることができます。

サイズ幅136.0cm×奥行き40.5cm×高さ× 86.0cm
重さ43.0kg
鍵盤数88
鍵盤の種類
スピーカー数12cm×2(フルレンジスピーカー)
付属品取扱説明書、高低自在椅子、ヘッドホン、ヘッドフック、電源アダプター、電源コード
カラープレミアムライトオーク調仕上げ(CN201LO)、プレミアムローズウッド調仕上げ(CN201R)、プレミアムホワイトメープル調仕上げ(CN201A)

コルグKORG|C1 Air

鍵盤から本体の組み立てまで、京都・南丹市美山町で行った日本製のピアノ。

奥行きわずか26センチのスリムな本体は、インテリアにマッチしやすいシンプルなデザイン

キーカバーを閉じると上部がフラットになるため、テーブルとして使うことも可能です。

「ダンパー・レゾナンス」や「キーオフ・シミュレーション」といった最先端のテクノロジーで、グランドピアノの表現力を再現

さらに、Bluetooth機能も搭載しているので、スマートフォンでいつも聴いている音楽と一緒に演奏したり、オーディオスピーカーとして音楽を楽しんだりすることができます。

サイズ1346×347×770mm、1346×347×926mm(キー・カバーを開けた状態)
重さ35kg(専用スタンド込み)
鍵盤数88
鍵盤の種類
スピーカー数10cm ×2
付属品ACアダプター、専用スタンド、ヘッドホン
カラーブラック(BK)、ホワイト(WH)、ブラウン(BR、木目調仕上げ)、レッド(RD)、ウッデン・ブラック(WBK、木目調仕上げ)、ホワイト・アッシュ(WA、木目調仕上げ)

まとめ

ピアノを習い事として始めるのに、いきなりアコースティックピアノを用意するのは躊躇(ちゅうちょ)してしまいますよね。

電子ピアノの性能は、親世代が子どものころに比べ、格段にアップしています。

お子さんが自宅で練習するのにぴったりの電子ピアノを見つけてくださいね。

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