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汗をかいた時に気になる体臭。「自分では気付かなくても、もしかしたら臭っているのでは…?」と心配することってありませんか?
特にワキのニオイについては、本人が案外そのニオイに気づきにくいもの。
今回はワキのニオイの原因や、予防するにはどうすればいいかなど、豊田先生に話を伺いました。
あわせてedimo編集部が厳選したおすすめ商品もご紹介します。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
皮膚科医
豊田 雅彦
うるおい皮ふ科クリニック 院長。かゆみをなくすことをライフワークに掲げ、患者さんが希望を持てる診療に日々尽力。現在までに2,000以上の医学論文・医学専門書を執筆。また、国内外で年間最多250以上の講演会・学会発表・保健所指導を行う。受診患者の99%(年間約3万人)の症状を軽減・消失に導いた、世界有数の皮膚病・かゆみのスペシャリスト。
うるおい皮ふ科クリニック
千葉県松戸市日暮1丁目16-7
http://www.uruoihifuka.com/pc/index.html
目次
ワキから特有のニオイが発生する状態のことを「ワキガ」と言います。
ワキガになる原因として、以下のことが挙げられます。
人種の違いによってワキガが発症する割合は異なります。
日本人は軽度のものを含めて、人口の10~15%がワキガであると言われています。
ニオイの強さはワキの毛量と関係しています。
なぜなら、毛が多いと付着する雑菌数も多くなるからです。
一般的に毛の処理を行っていない男性の方が、毛量が多いためニオイも強くなる傾向あり。
ただ、女性の場合は妊娠や出産、月経などホルモンバランスの変化で一時的にワキガを発症することもあります。
ワキガの原因となるアポクリン腺の発達の程度は遺伝によって決まっていることがほとんどです。
そのため、親がワキガであれば、子どもへ遺伝するという傾向があります。
両親ともにワキガの場合、その子どもも発症する可能性がかなり高くなります。
汗を分泌する汗腺は2種類あります。
ひとつは、エクリン汗腺で、体温調節の役割が大きく、体中に分布している汗腺です。
エクリン腺から分泌される汗は、99%が水分であるため、さらっとしていてほぼ無臭です。
もう一つは、アポクリン汗腺。こちらは毛包に付随する汗腺であるため、ワキに多く分布しています。
この汗腺から分泌される汗にはタンパク質や脂質等が含まれており、水分が少ないため粘り気があります。
汗そのものは無臭ですが、ワキに存在する雑菌(皮膚常在菌)により分解され、独特の悪臭が発生し、ワキガの原因となるのです。
生活習慣の乱れも、ワキのニオイを発症する原因になります。
野菜や魚をほとんど摂らないなどの食生活の乱れや過度な飲酒・喫煙の習慣、強いストレスによる自律神経の乱れ、運動不足、極端なダイエットなどが要因として挙げられます。
では、ワキガを予防するためにはどのようなことができるのでしょうか。
こまめに脇汗を拭くことは大切です。
体を洗うときに使う洗浄剤は、低刺激性でも殺菌成分を含むものであれば消臭効果が期待できます。
ただし、皮膚の乾燥や荒れを防ぐために洗浄剤の使用は1日に1回まで。
ワキはシワや毛が多く、汗や汚れが溜まりやすいため、洗浄剤を十分に泡立てて擦り過ぎないように優しく洗い、しっかりすすぎましょう。
動物性タンパク質は分解されるとアンモニアや硫化水素などに、脂肪は分解されると脂肪酸になります。
これらはニオイを発し、体臭を強くすると考えられる物質。
普段から、動物性タンパク質や脂肪が多く含まれる肉類やバター、チョコレートなどの食品は摂りすぎないようにしましょう。
タンパク質を摂る場合は大豆製品や魚を中心にした食生活を心がけるといいですね。
あわせて、体臭を抑える効果が期待できる食品を取るのもおすすめ。
きのこなどのアルカリ性食品、ビタミンCやポリフェノールなどを多くふくむ抗酸化食品、ヨーグルトや納豆などの腸内環境を整える食品を意識して食べましょう。
軽めの有酸素運動を習慣にして血行がよい状態を保っていると、ニオイの弱い良い汗をかきやすくなります。
ウオーキングやサイクリング、水泳などの無理なく続けやすい運動を少しずつ習慣化するといいでしょう。
疲れやストレスがたまっていると、ニオイを生じやすくなるといわれています。
過度の糖質制限を行うなどといった無理なダイエットもニオイが生じる原因の一つ。
自分なりの方法で適度にストレス解消をしておきましょう。
ワキ毛は雑菌の巣になりやすく、ニオイを発しやすいもの。
医療レーザー脱毛などでワキ毛を処理すると、ニオイの予防につながります。
発汗時には、自分の皮膚に合ったデオドラント消臭剤を使うとニオイを防ぐ効果が期待できます。
デオドラント消臭剤の他にも、ワキ汗とニオイも同時にケアする殺菌・防臭作用のある制汗剤や、皮脂の酸化を抑える抗酸化剤、衣類を汗や黄ばみから守る汗取りパッドなどを有効活用するといいですね。
ニオイの原因の一つである雑菌が繁殖する前に使うのが大切です。
お風呂上がりの清潔な状態の時に使いましょう。
また、汗をかいている時に使う場合は、汗を洗い流すか、汗拭きシートなどで十分に汗を拭き取ってからの使用が◯。
汗かきの人は制汗の効果を併せ持つデオドラントクリームを用いるとより良いです。
デオドラントクリームは、ワキの下の有毛部や腋窩(ワキの下のくぼみ)より広めにはみ出るくらい塗りましょう。
クリームと肌の密着度を高めるために、クリームをしっかりと塗り込むことも意識するといいですね。
また、ワキ毛の毛量が減るとデオドラントクリームの肌への密着度が高くなり雑菌の繁殖も抑えられるため、剃毛または脱毛した上で使うとより効果が実感できるかもしれません。
【監修者】皮膚科医豊田 雅彦のコメント
そもそも「デオドラント」とは消臭剤や防臭剤といった意味で、臭いのケア用品の総称。汗が出る量を抑えるものを「制汗剤」と区別することもあるものの、最近ではこれら両方の作用を併せ持つアイテムも増えています。
購入する際には、以下の有効成分をチェックしてみるといいでしょう。
① 殺菌成分:臭いのもとを作る細菌の繁殖を抑える
成分例:イソプロピルメチルフェノール(IPMP)、ベンザルコニウム塩化物
② 消臭成分:発生した臭いの原因物質に結びつき、特有の臭気を消す
成分例:酸化亜鉛、ミョウバン、緑茶乾留エキス
デオドラント製品には、微香性で心地よい香り付きの成分が配合されているものや無香料のものがあります。
好みや使用するシーンに合わせて選ぶと良いでしょう。
ワキの臭いを香料でマスキングすると、かえってキツく不快なニオイとなることがあるので要注意。
服に隠れるところに塗るので、できるだけべとつかずさっぱりとした使用感のものがいいでしょう。
また、汗や水に強いウオータープルーフ処方や保湿成分配合のものなど、+αの機能もチェックしてみるといいですね。
デオドラントクリームの容器タイプは、基本的にはジャータイプとチューブタイプの2種類。
ジャータイプは、絞り残すことがないので最後まで使い切ることができるというメリットがあります。
チューブタイプは持ち運びしやすいようにコンパクトなサイズのものも多く発売されています。
また、容器の中に入っているクリームが指や空気に触れないので衛生的というメリットもあります。
【監修者】皮膚科医豊田 雅彦のコメント
ワキガの人はワキ汗をかきやすいという特徴があります。
どんなに殺菌力の高いデオドラントクリームでも、大量の汗をかいて取れてしまうと意味がありません。
しっかりと汗をおさえる有効成分が配合されているかどうかを見極めた上で選ぶことをおすすめします。
あわせて、殺菌力の高い有効成分が配合されているかも確認しましょう。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
※商品によってはユーザーのレコメンドが記載されています。メーカーから提供を受けたものには「メーカー収集コメント」、編集部が収集したものには「編集部収集コメント」と記載されています。これらは個人の感想であり、効果効能を示すものではありません。
ワキガや汗臭を生み出す、皮膚の雑菌を殺菌する力にすぐれている有効成分シメン-5-オールを配合。
さらに、制汗成分であるフェノールスルホン酸亜鉛をプラス。皮膚のタンパク質と結合して膜を作り、出口を封鎖して汗を抑えます。
また、フレッシュな消臭エキスを配合し、ニオイ菌が増える隙を与えません。
潤い植物成分をプラスしているため、肌を保湿する効果も期待できます。
おすすめポイント
・ 消臭エキス配合でニオイ菌を増やさない
・ 潤い植物成分を配合
商品名 | Highness リバランスデオ |
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ブランド | Highness |
メーカー | マスター・コスメティック |
内容量 | 30g |
主な成分 | フェノールスルホン酸亜鉛、柿タンニン、茶エキス-1、ワレモコウエキスなど |
殺菌と制汗の2つのケアを1度に行えるデオドラントクリーム。
ニオイ菌を分子レベルで分解する消臭効果と、ニオイ菌を殺菌する効果が期待できます。
薬用成分フェノールスルホン酸亜鉛が毛穴に浸透してニオイの原因となる汗をキャッチし、ワキをサラサラに保ちます。
無添加・低刺激性なので敏感肌の人にもおすすめです。
おすすめポイント
・ 殺菌と制汗を同時に行える
・ 無添加・低刺激性
商品名 | ラポマイン |
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ブランド | with COSME |
メーカー | ハーバーリンクスジャパン |
内容量 | 24g |
主な成分 | イソプロピルメチルフェノール、フェノールスルホン酸亜鉛など |
長い間多くの人に愛され続けているロングセラーシリーズ。
汗や水に強いウォータープルーフで肌にしっかり密着。汗を抑えながらニオイの原因となる雑菌の繁殖を防ぎます。
使い方は、付属のヘラで適量取り出し、ワキや足などニオイが気になる部位に塗りこむだけ。
トリクロサン、アルミニウム、着色料、パラベン、香料はすべて不使用。
おすすめポイント
・ 汗や水に強いウォータープルーフ
・ 着色料、パラベン、香料など不使用
商品名 | QB薬用デオドラントクリーム30gW |
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ブランド | QB |
メーカー | リベルタ |
内容量 | 30g |
主な成分 | 酸化亜鉛、イソプロピルメチルフェノールなど |
抗菌効果と汗を抑える効果が期待できる有効成分焼ミョウバンを配合し、汗とニオイを元から防ぐデオドラントクリーム。
朝1回塗るだけで、夜まで効果が継続します。
クリームなのに塗布直後からすぐさらっとした使用感で、ベタつきや白残りしにくいのもポイント。
おすすめポイント
・ 焼ミョウバンを配合
・ 朝1回塗るだけでOK
商品名 | さらさらクリーム |
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ブランド | デオナチュレ |
メーカー | シービック |
内容量 | 45g |
主な成分 | 焼ミョウバン、イソプロピルメチルフェノールなど |
1回塗るだけで7日間ニオイを抑える効果が期待できる画期的なデオドラントクリーム。
女性用の「ラヴィリン フォーウーメン」、男性用の「ラヴィリン フォーメン」をラインアップ。
イスラエル産の厳選した天然ハーブを独自に調合して抽出したエキス「クラヴィリン」を毛穴から浸透させ、ニオイの原因菌バクテリアに直接働きかけるので、効果が長期間持続します。
入浴はもちろん、海水浴、プールに入っても消臭効果が持続。
おすすめポイント
・ 1回塗ると7日間効果が持続する
・ 厳選した天然ハーブから抽出したエキスを使用
商品名 | ラヴィリン |
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ブランド | オムニ |
メーカー | オムニ |
内容量 | 12.5g(使用目安:約6か月) |
主な成分 | イソプロピルメチルフェノール、ジブチルヒドロキシトルエン、クロルフェネシン、dl-α-トコフェロールなど |
汗の分泌を抑える成分に加え、殺菌成分を配合したクリームタイプの制汗防臭剤。
ワキのニオイや汗ジミ対策に効果が期待できます。
配合されている焼ミョウバンを含めた4種の制汗成分がニオイを予防。1日1、2回、外出前や入浴後に薄く塗るだけでOKです。
濃厚クリームが肌に高密着し、汗とニオイを抑えます。
スプレータイプの制汗防臭剤が良い場合には、同社から販売されている「エキシウS 医薬部外品」も選べます。
おすすめポイント
・ 焼ミョウバンを含む4種の制汗成分を配合
・ スプレータイプの制汗防臭剤「エキシウS 医薬部外品」もあり
商品名 | 特製エキシウクリーム 医薬部外品 |
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ブランド | 東京甲子社 |
メーカー | 東京甲子社 |
内容量 | 30g |
主な成分 | 焼ミョウバン、酸化亜鉛、無水硫酸亜鉛、アラントインクロルヒドロキシアルミニウムなど |
商品名 | Highness リバランスデオ | ラポマイン | QB薬用デオドラントクリーム30gW | さらさらクリーム | ラヴィリン | 特製エキシウクリーム 医薬部外品 |
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ブランド | Highness | with COSME | QB | デオナチュレ | ― | 東京甲子社 |
メーカー | マスター・コスメティック | ハーバーリンクスジャパン | リベルタ | シービック | オムニ | 東京甲子社 |
内容量 | 30g | 24g | 30g | 45g | 12.5g(使用目安:約6か月) | 30g |
主な成分 | フェノールスルホン酸亜鉛、柿タンニン、茶エキス-1、ワレモコウエキスなど | イソプロピルメチルフェノール、フェノールスルホン酸亜鉛など | 酸化亜鉛、イソプロピルメチルフェノールなど | 焼ミョウバン、イソプロピルメチルフェノールなど | イソプロピルメチルフェノール、ジブチルヒドロキシトルエン、クロルフェネシン、dl-α-トコフェロールなど | 焼ミョウバン、酸化亜鉛、無水硫酸亜鉛、アラントインクロルヒドロキシアルミニウムなど |
商品詳細 | ||||||
商品リンク |
ワキのニオイは、バランスの良い食事や適度な運動などの生活習慣を整えることが大切。
少しずつ生活を改善していくことで症状の軽減も期待できます。
また、デオドラントクリームの使用も対策の一つ。
紹介したポイントをもとに自分にあったクリームを見つけ、ニオイを気にせず毎日を楽しく過ごしましょう!
ワキの下の皮膚は薄く、毛穴から物質を皮膚内に取り込む力が強いため、特にデリケート肌の人はかぶれなどのトラブルを生じる恐れがあります。
天然成分を含んだものや添加物が入っていないアイテムを選び、肌トラブルが生じた場合にはすぐに皮膚科専門医の診察を受けることをおすすめします。