2023.06.16
/edimoはアフィリエイト広告を利用しています。
健康、睡眠の質やダイエットなど、ヒトのさまざまな面に影響を及ぼすとして注目されている腸内フローラ。
この腸内フローラには個人差があり、自分の腸内にいる菌に合った対策をすることでより腸活などの効果が高まるとされています。
そこで今回は、腸内フローラ解析を行う「ラテール」代表の河野記代子さん監修のもと、腸内フローラのタイプや検査方法について紹介。
edimo編集室おすすめの腸内環境検査キットもチェックしてみてくださいね。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
腸内フローラ解析アドバイザー
河野 記代子
健康系資格スクール La Terre(ラテール)代表。
18年間エステサロンを経営するなかで、年齢とともに健康の重要性を感じていた時、現在代表理事を務める一般社団法人 睡眠栄養指導士協会と出会う。
健康への一番の近道は「睡眠と腸内環境」だと気付き、腸内フローラ検査を取り扱う事業を開始。
「もっと多くの人に健康意識を高めてほしい!」「学んだことを実践&副業などで活用できるようになってほしい」という想いから2022年、健康系ビジネス資格スクール「La Terre」を開校。
現在スクールでは7つの養成講座があり、全てのコースを自ら担当している。
・腸内フローラ解析アドバイザー
・睡眠栄養アドバイザー
・パーソナル睡眠アドバイザー
・睡眠栄養指導士(認定講師)
・アルツハイマー予防カウンセラー
・栄養解析アドバイザー
・遺伝子分析カウンセラー
腸内フローラ検査のお申込み
https://forms.gle/CmF55vUxxJ9Sxq3A8
「edimoを見た」と備考欄に入力いただくと10%オフ
資格スクール LaTerre
https://la-terre.saloon.jp/kouza
一般社団法人睡眠栄養指導士協会
https://nutrition-sleep.com/
目次
ヒトの腸のなかにはたくさんの常在菌がいます。
ヒトの腸内細菌はこれまで発見されているものでおよそ3000種あり、1人の人間の腸内には約100種、100兆~1000兆個もの菌がいると言われています。
それを重さにすると約1.5kg。
一つひとつは目に見えないくらい小さいのに、全体で1.5kg分もの菌が腸内にいるなんて驚きですよね。
多種多様な腸内細菌は菌種ごとに集団を作って密集しており、それを顕微鏡で見ると花畑のように見えることから、腸内フローラと呼ばれています。
私たちの健康や美容には、この腸内フローラをよいバランスに保つことが大切だと考えられているのです。
腸内細菌のなかには善玉菌、悪玉菌、日和見菌と呼ばれるものがあり、それらがバランスよく腸に存在していることが大切です。
善玉菌だからどんどん増やせばいいわけでも、悪玉菌をなくしてしまえばいいわけでもありません。
大切なのはバランスで、一般的には善玉菌、悪玉菌、日和見菌が2:1:7となるのが理想のバランスといわれています。
腸内環境が乱れる主な原因は食生活。
同じものばかりを食べていると特定の菌が突出して増え、全体のバランスを乱す原因になります。
また、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌はストレスや飲酒によっても死んでしまいます。
腸内環境をいい状態に保つには、日頃からストレスのない生活やバランスのいい食事に気を付ける必要があるのです。
腸内細菌のなかには「ヤセ菌」「デブ菌」「ご長寿菌」と呼ばれるものもあります。
「ヤセ菌」としてはバクテロイデス菌、「デブ菌」としてはファーミキューテス菌などが知られていて、腸内にバクテロイデス菌がいると痩せやすく、ファーミキューテス菌がいると太りやすくなる傾向があるのです。
「ご長寿菌」と呼ばれているのは酪酸菌やビフィズス菌。
ビフィズス菌は年齢とともに減っていくのですが、健康長寿な人の腸内細菌を調べると、若い人と同じくらいのビフィズス菌があることが多いとされています。
約3,000もの種類がある腸内細菌ですが、一人の人間の腸内に定着するのは約100種。
その種類やバランスは人によってさまざまですが、大きく4つの型に分けることができます。
バクテロイデス菌が多いタイプ。
タンパク質や動物性脂肪(牛乳、チーズ、ヨーグルトなども含む)を多く摂取する人に多いとされています。
バクテロイデスは代表的なヤセ菌に分類されます。
プレボテラ菌が多いタイプ。
炭水化物と関連しているとされています。
玄米を消化するのが得意でもある一方、玄米を食べすぎるとプレボテラが増えすぎてしまう可能性もあるので注意が必要です。
ルミノコッカス菌が多いタイプ。
ルミノコッカス菌は食物繊維を分解する能力を持っていますが、これが多い人は不溶性の食物繊維が合わない場合もあるので要注意。
また、糖質の吸収や脂肪の蓄積を促進してしまう特徴もあり、デブ菌に分類されます。
バランスタイプ。
バクテロイデス、プレボテラ、ルミノコッカスが混在している型になります。
これらはいずれの型がいい、悪いというものではなく、単なる分類で血液型のようなもの。
自分がどの型に当てはまるかを知ることで、消化の得意な栄養素や相性のいい食材がわかります。
腸内フローラ検査を行っている病院や専門の検査機関で検査をします。
病院の場合は窓口やホームページから、専門機関の場合はホームページから申し込みをすると検査キットが送られてくるので、自宅で便を採取して郵送し、検査結果を待ちます。
検査結果は書類やデータで受け取れたり、専用サイトにログインして閲覧できたりと、機関によって異なります。
また、結果を自分で見るだけでなく専門家による口頭でのアドバイスを受けられるものもあり、その後の食生活などの具体的な改善点が聞けるのでおすすめです。
検査結果の受け取り方についても事前に調べてから申し込みをしましょう。
腸内フローラの検査キットはインターネットで購入することもできます。
この方法だと病院に出向いたりする必要がないので手軽に検査を受けられるほか、病院や専門機関で行う検査より費用を抑えられるのがメリットです。
最初にインターネットでキットを購入すれば、その後の検査の流れや方法は病院などで受ける場合とほぼ同じですが、検査結果の内容は商品によって違いがあります。
腸内細菌の詳しい種類や割合がわかるものや、ある特定の菌の有無だけがわかる簡易的なもの、専門家のアドバイスが付いているものなどさまざまなので、自分の知りたいことに合わせて選ぶようにしてください。
また、どちらの方法で検査する場合にも大切なのが、2度目、3度目の検査。
最初の検査結果を受けて食生活などを改善したら、その成果がきちんと出ているかどうかを2度目、3度目の検査で確認することで、より効果的なダイエットや腸活につながります。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | 検査 | 医療機関or自宅 |
サイキンソーマイキンソー|腸内フローラ検査 マイキンソー | 便検査 | 自宅(マイキンソープロは医療機関) | ||
ヘルスケアシステムズカラダのものさし|腸内環境検査 腸活チェック | 尿検査 | 自宅 | ||
ヘルスケアシステムズカラダのものさし|腸内フローラ検査 スリムチェック | 便検査 | 自宅 | ||
Fineseedヘルスラボ腸内博士|腸内博士ビューティー エクオールプラス | 便検査 | 自宅 |
自宅で採取した便を送るだけで、通院せずに手軽に検査ができる「マイキンソー」。
腸内環境の良さが5段階で評価されるほか、「やせ菌」「健康長寿菌」といった個別の菌の割合が分かります。
結果はオンラインで確認でき、食事の改善アドバイスももらえます。
大腸や糖代謝などの疾患リスクも把握したい方向けには、医療機関で受ける「マイキンソープロ」も。
編集者が使ってみました!
40代の女性編集者が使ってみました。
付属のガイドブックに記載されている説明が分かりやすいです。
まず、QRコードからアカウント登録と問診を行います。
問診はアンケートに答えれば登録完了で、15分ほどで出来ました。
採便方法は健康診断の検便と同じです。
簡単に出来て、付属の封筒に入れポストに投函すれば完了です。
手軽で良いと思いました。
注意点としては、採便用シートはトイレ詰まり防止のためにも流さない方が良いので、使用後捨てる用の汚物袋などを用意しておいた方がよいでしょう。
結果は、検査機関に採便が到着して3~4週間でメール通知が来ます。
そこからウェブのマイページにアクセスして確認するとのこと。
待ってみたいと思います。
結果が届きました!
5段階の総合判定のほかに、健康寿命に関わる菌や痩せ菌、肥満菌など興味深い腸内細菌の含有率が「要改善」「改善の余地あり」「良好」と3段階で示されていました。
どの分野のどの菌を増減させればいいか、どういう食べ物を摂取すれば改善されるかといった解説が分かりやすかったです。
また善玉菌・悪玉菌・日和見菌のいるバランスや、自分の腸内に住む細菌が細かく分析、リスト化されていて大変感動しました。
私の場合、アレルギーを抑制する菌や酪酸菌を産生する菌を平均より多く持っている一方で、婦人科系で今注目されているエクオールを産生する菌は全く持っていないという残念な結果でした。
エクオール産生菌を増やすため、大豆製品はもちろん、サプリメントも取り入れて改善を図りたいと思います。
また腸内細菌の多様性が高いほど理想的な腸内環境になるそうなので、もっと菌を増やす「育菌」活動を日々の生活に取り入れていくつもりです。
自宅で採取した尿から腸内環境を調べる検査キット。
腸内環境が悪化すると増えるとされている腸内の腐敗物質「インドール」に注目。
この「インドール」は「インドキシル硫酸」という物質となって尿とともに排出されるので、尿中のインドキシル硫酸の量を測定することで腸内の環境を知ることができます。
約1週間でA~Dの4段階評価がわかり、実践している腸活や菌活が自分に合っているのかどうかを知ることができます。
編集者が使ってみました!
採尿に必要な物は全てキットとして送られてきました。
説明書のQRコードを読み込み、必要事項と簡単な問診事項(5分ほど要します)を打ち込めば登録完了です。
まず、朝一番に採尿します。
これは付属の採尿コップで簡単に採取でき、採尿容器への入れ替えも注ぎ口から流し込むだけです。簡単でした。
次に、ジップ付きの袋、封筒に入れて郵送したら完了です。
結果は1週間ほどで登録のマイページに届きます。
腸内細菌のなかでも痩せ菌と呼ばれる「バクテロイデス菌」と、悪玉菌のひとつ「クロストリジウム菌」のバランスを調べます。
バクテロイデス菌が多い=痩せやすい、クロストリジウム菌が多い=太りやすいといった腸内フローラの環境をスコア化。
採便後、約3週間で結果が届き、今の自分の体質と、今後の食生活や生活習慣の対策を知ることができます。
美容に特化した腸内フローラ検査。
採便後、約2~3週間で結果が分かります。
ホルモンバランスや更年期障害が気になる30代~50代の女性の悩みにアプローチし、腸内年齢を判定。
美容に関する4項目(女性ホルモン、痩せホルモン、幸せホルモン、腸内環境)を5段階で評価。
女性ホルモンに関係する「エクオール」、痩せやすさに関係する「アッカーマンシア」、幸せホルモンに関係する「クロストリジウム」の割合を知ることができます。
腸内細菌の種類やバランスは人それぞれ。
まずは自分の腸内にどんな菌がいるのかを知ったうえで、自分に合った腸活やダイエットに取り組むとより効果が高まります。
また、食べ物だけでなくストレスや不規則な生活習慣も腸内環境に影響を及ぼします。
普段から腸内環境を意識した生活習慣を心がけ、良好な腸内フローラを維持していきましょう。