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近年さまざまなオイルが注目を集める中、栄養成分を豊富に含むココナッツオイルの人気が特に高まっているようです。
ただ、その分とても種類が多く、どのように選べばいいのか悩む人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、管理栄養士の林安津美さんに、ココナッツオイルの種類や特徴、選び方などについて教えていただきました。
あわせて、edimo編集部が選んだおすすめのココナッツオイル7選も紹介します。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
管理栄養士
林 安津美
たいや内科クリニック・管理栄養士。大学卒業後、JAあいち厚生連で37年にわたり病院の管理栄養士として勤務。その間、豊田厚生病院・安城更生病院の技師長として17年間在籍。2022年5月よりたいや内科クリニックへ入職。病態栄養専門管理栄養士・日本糖尿病療養指導士・腎臓病療養指導士・がん病態栄養専門管理栄養士・和漢薬膳師等の資格を生かし患者さんの思いを聴き・応え、患者目線でテーラーメイドの医療を届けるよう心掛けている。
たいや内科クリニック（院長：加藤大也）
愛知県豊田市逢妻町２丁目18-4
https://taiya-naika.com/
目次
ココナッツオイルは、ココナッツの果肉から抽出される油で、特に調理に使われることが多いです。
脂肪が蓄積しづらい中鎖脂肪酸（MCT）が豊富で、ダイエット効果が期待できます。
その一方で、高カロリーのため、過剰に摂取しないよう注意も必要です。
それでは、ココナッツオイルに期待できる効果と、普段の食生活に簡単に取り入れる方法を紹介します。
ココナッツオイルに含まれるMCTは、他の脂肪酸よりも速やかにエネルギーに変換されるため、エネルギー消費が増え、脂肪の蓄積が抑えられるといわれています。
MCTは、飽和感を感じやすくするホルモンであるケトン体の生成を促進。
その結果、食欲が抑えられ、カロリー摂取量の減少が期待できます。
ココナッツオイルは、体内での脂肪の代謝を高めるともいわれています。
これにより、体重減少や体脂肪率の低下が期待できます。
炒め物や焼き物などをする際、普段使う油の代わりに使用。
ココナッツオイルは高温にも強いため、加熱調理に適しています。
サラダドレッシングにココナッツオイルを加えることで、新しい風味を楽しめます。
朝のスムージーやヨーグルトに少量のココナッツオイルを加えることで、簡単に摂取できます。
バターやマーガリンの代わりに、パンやトーストにココナッツオイルを塗って食べるのもおすすめです。
ドリンクにココナッツオイルを少量加えることで、風味を変えながら簡単に摂取することができます。
ココナッツオイルは、大きくバージンココナッツオイル、エクストラバージンココナッツオイル、RBDココナッツオイルの3つに分けられます。
それぞれの特徴や用途について解説します。
高温処理をしたり化学薬品を用いたりしていないことで、次のような特徴があり、健康や美容に関心のある人たちに人気があります。
ココナッツ特有の香りと味が保たれています。
ココナッツに含まれるビタミン、ミネラル、ポリフェノールなどの栄養素を多く保持しています。
中鎖脂肪酸であるラウリン酸と、体を外部の攻撃から守る抗酸化物質を豊富に含んでいます。抗菌、抗ウイルスの作用があり、免疫力の向上に役立つといわれています。
一般的に最初の圧搾で得られた、いわゆる一番搾りのオイルを指し、ココナッツオイルの中で最も質が高いとされています。
主な特徴はバージンココナッツオイルと共通しています。
「RBD」とは、精製（Refine）、漂白（Bleach）、脱臭（Deodorize）の頭文字で、化学処理がなされているココナッツオイルを指します。
精製プロセスを経るため、未精製のバージョンに比べて栄養価が若干低下している可能性があります。
RBDココナッツオイルは、脱臭プロセスによってココナッツ特有の香りと味が取り除かれます。そのため、料理や製品にココナッツの風味を加えたくない場合に適しています。
不純物を取り除くことでオイルが安定し、保存性が向上しています。
ココナッツオイルをダイエット目的で使う場合には、次のポイントに注意しましょう。
特に中鎖脂肪酸が豊富で、栄養成分を多く保持しているため、バージンココナッツオイルまたはエクストラバージンココナッツオイルがおすすめ。
ココナッツ独特の香りが苦手な人や、炒めものや揚げものなど調理に使いたい人には、RBDココナッツオイルが適しています。
高カロリーのため、過剰摂取は避け、適切な摂取量を守ってください。
日本では特に摂取量が定められているわけではありませんが、一般的には1日大さじ1～2杯程度が目安とされています。
ココナッツオイルだけに頼らず、バランスのいい食生活や適度な運動も心掛けましょう。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
※商品によってはユーザーのレコメンドが記載されています。メーカーから提供を受けたものには「メーカー収集コメント」、編集部が収集したものには「編集部収集コメント」と記載されています。これらは個人の感想であり、効果効能を示すものではありません。
| 商品名 | 画像 | 詳細を見る | 種類 | 原産国 |
正栄食品工業ShoEi｜バージンココナッツオイル |  | バージンココナッツオイル | フィリピン | |
トレテスCOCOLON｜オーガニック・バージン・ココナッツオイル |  | バージンココナッツオイル | スリランカ | |
日清オイリオグループ日清オイリオ｜日清有機エキストラバージンココナッツオイル |  | エキストラバージンココナッツオイル | フィリピン | |
ブラウンシュガー1STブラウンシュガーファースト｜有機EVココナッツオイル |  | エキストラバージンココナッツオイル | タイ | |
ハンズトレーディングハンズハニーカフェ｜オーガニック エクストラ バージン ココナッツオイル |  | エクストラバージンココナッツオイル | スリランカ | |
ココウェルココウェル｜有機プレミアムココナッツオイル |  | RBDココナッツオイル | フィリピン | |
生活科学研究会生活科学研究会｜ココヤシの泉 ナチュレオ |  | RBDココナッツオイル | フィリピン |
フィリピン産ココナッツの胚乳を乾燥、低温圧搾した無精製のオイルを、国内でメッシュに通して丁寧にリパック。
甘い香りが特徴的で、お菓子や料理はもちろん、そのままでもおいしく食べられます。
ハチミツの相性も抜群で、バターの代わりにそのままトーストに塗るのもおすすめ。
コーヒーなどに加えれば、ココナッツの香り豊かなフレーバードリンクが楽しめます。
| 内容量 | 410g |
| 種類 | バージンココナッツオイル |
| 容器 | 瓶 |
| 原産国 | フィリピン |
有機栽培原料を100％使用。
収穫したばかりのフレッシュなスリランカ産ココナッツを、栄養素を壊しづらい低温圧搾製法でじっくりと搾っています。
ろ過には0.1ミクロンの超微細フィルターを採用。
精製溶剤や食品添加物などは一切不使用。
日本国内の有機JAS工場で最終検品後に瓶詰めしているため安心です。
手や唇、髪にもそのままクリームとして使うことができます。
厳しい国際基準に準拠した伝統的な農法で栽培したココヤシ果実の胚乳を使用。
フレッシュドライ製法による一番搾りで、収穫から搾油まで1週間以内で行うことで、新鮮なココナッツの風味が味わえます。
美容や健康維持に役立つと話題のMCTの主成分である、中鎖脂肪酸を約60％含有。
食品油脂検査協会の審査による有機の認定も取得。
1日小さじ1杯を目安に、約30日分で使い切れるサイズも魅力です。
しっかりと完熟した10カ月程度のヤシの実を使用。
新鮮なココナッツの実を生のまま搾り、遠心分離にかけて抽出した、ナチュラルな味わいのココナッツオイルです。
60%以上が中鎖脂肪酸で、糖質制限中の人も多く愛用。
コーヒーやパンとの相性の良さはもちろんですが、熱を加えても変質しにくいことから、料理やお菓子作りにも適しています。
スリランカ・セイロン島にある、有機JAS認証や世界のオーガニック認証の農園で育まれた無農薬のキングココナッツを使用。
栄養素を壊しにくいコールドプレス製法によって、高品質のココナッツオイルを抽出しています。
化学溶剤や添加物などは一切不使用で、ほんのり優しいココナッツの香りが特徴。
有機JAS認証 を取得した日本国内の工場で最終検品と容器詰めを行っているため安心です。
ココナッツの上質な果肉を乾燥させたコプラを使用し、天然粘土鉱物と活性炭を利用して精製したクッキング用オイル。
一般的なRBDココナッツオイルとは異なり、化学溶剤を使わない方法で抽出しているところが特徴です。
オイルのうまみはしっかりありながら香りはほとんどないため、和洋中を問わずさまざまな料理に活躍。
加熱しても酸化しにくく、炒め物や揚げ物といった料理にもおすすめです。
独自の自然な製法で摘出し、約91％が飽和脂肪酸で構成されている食用ココナッツオイル。
ココナッツ特有の香りがないことから、ココナッツオイルが苦手な人でも使いやすくなっています。
酸化による変化が起きにくい性質も魅力。
油を熱したときに発生する酸化臭がないため、時間が経っても作りたてのような味や食感を維持。
作り置きやお弁当に使っても、おいしさをキープできます。
美容や健康にいい食品として注目を集めているココナッツオイル。
製造方法などによって、含まれる栄養成分や風味などが異なるのが特徴です。
ぜひ今回の記事を参考に自分にピッタリのものを探してみてください。
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