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年を重ねるとともに気になる身体のコリやフェイスラインの衰え…。そこで、自宅で手軽にできる「かっさ」を試してみたいという人も多いのでは?
今回は、日本で「かっさ」を広めた第一人者として知られる「日本かっさ協会」会長・島田淑子さんへの取材をもとに、かっさプレートの選び方や基本の使い方、効果を高める秘訣について解説します。
あわせてedimo編集部おすすめブランドのかっさプレートも紹介します。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
東洋医学ライフクリエーター
島田 淑子
「東洋医学ライフクリエーター」/鍼灸師・美容師・国際中医薬膳師・調理師/日本かっさ協会会長
鍼灸院、病院、サロンエステティシャンを経て、大手化粧品メーカー研究所勤務。その後、中国古来の療法を独自にアレンジした「島田流かっさマッサージ」を開発し、2008年に「日本かっさ協会」を設立。かっさセラピストの育成に取り組むほか、2023年秋からかっさと食事で細胞から肌を変える「美肌をつくる3ヵ月集中コース」を開講中。
日本かっさ協会
https://j-kassa.jp/
目次
「かっさ」とは元来、中国で昔から行われてきた民間療法「刮痧(グアシャ)」のこと。
「刮」の字は「削る」「痧」の字は流れが滞って質が悪くなった血液を意味し、そういった血液を一度外に浮き出させて流れをスムーズにするという、東洋医学の治療法です。
日本では、この記事の監修者でもある、日本かっさ協会・会長の島田淑子さんが中国で学んだ「刮痧(グアシャ)」を「かっさ」の呼び方で広めたのが最初です。
島田流のかっさは、赤い跡が出るほど強く削らなくても効果を感じられるよう、独自のアレンジを加えたもので、現在日本ではさまざまなメソッドが登場し、トリートメントや美容に応用されています。
現在日本で行われている一般的なかっさは、専用のプレートを使い、顔や身体の肌に滑らせて優しくこするケアです。
かっさによる刺激で筋肉がほぐれることにより、さまざまな効果が期待できます。
・コリをほぐす 可動域が狭くなった箇所や、つっぱって凝っている箇所を軽くこすってあげることで、可動域を変えたり、コリによる痛みを和らげることができます。
・引き締め 太ももやお尻の境目など、気になる部分を丁寧に少しずつほぐしてあげることで、硬くなったセルライトが柔らかくなり、引き締め効果につながります。
・内側から身体の調子を整える 特に島田流のかっさでは、経絡へアプローチすることにより内臓の調子を整え、冷え性やむくみ、便秘、風邪、胃腸の調子など、身体の内側の悩みを解放へと導きます。
顔の筋肉がこってしまうことで顔が平たんになり、たるみへとつながります。
そこで、かっさによって顔の筋肉へアプローチすることで、自分が本来持っている顔の立体感を取り戻し、リフトアップや小顔へと導きます。
現在、かっさプレートは形も素材もさまざまなアイテムが登場しており、均一ショップなどで手軽に買えるものもあります。
ここでは、選び方のポイントを解説します。
かっさプレートで最も大事なポイントは厚みです。
厚すぎると刺激が弱すぎてしまい、薄すぎると軽いので刺激が強くなってしまいます。
かっさプレートを製造する際、天然石の場合は厚みを調整するにも限度がありますが、その点セラミックなら、製造時に厚みや形を自在に調整しやすいので、とても適しています。
かっさプレートを選ぶ際、セラピストが重要視しているポイントとして、重さも挙げられます。
プラスチックや水牛の角などで作られたものはとても軽いのですが、軽すぎるとかっさを行う際に、肌で滑りすぎて手が疲れてしまいます。
手に持った時、適度にしっかりと重さを感じられるものが良いでしょう。
この点でも、適度な重さのセラミックはおすすめです。
天然石や金属のかっさプレートは、持った時にひんやりと感じます。
暑い季節のお手入れには心地いいですが、本来かっさを行う際は、ファーストタッチが冷たいと、リラックスできず筋肉が緩みにくいので、あまり良くありません。
天然石や金属のかっさプレートを使う際は、手のひらで温めてから使いましょう。
セラミックはもともと遠赤外線が出る素材なので、その点でもおすすめです。
かっさプレートは、一般的によく見かけるY字型や、勾玉(まがたま)のような形のもの、くし型などさまざまな形のアイテムが販売されています。
使用する部位によって使い分けても良いですが、注目したい部分は「カーブ」と「ストレート」です。
カーブした部分は丸みにフィットするので、首など丸みのある部分に使用します。
ストレート(まっすぐ)の部分は、主に身体に使用します。
一つのプレートにカーブとストレートがあるタイプなら、身体のさまざまな部分に使えるのでおすすめです。
また、ストレート部分が長ければ、太ももなど面積の広い部位にも使えます。
Y字型などのように先が二股になっているものは、顔のケアであごの骨に添えて、きゅっと引き上げるケアにも使えます。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | 素材 | 目的(部位) |
コジットabundy me| ローズクォーツカッサ HEART | 天然石 | 顔 | ||
アインファーマシーズアユーラ|ビカッサプレート プレミアムα | 陶磁器 | 顔、首筋 | ||
ニールズヤードレメディーズニールズヤードレメディーズ|フェイシャルマッサージKASSA | 磁器製 | 顔、首筋、デコルテ | ||
ウェーブコーポレーションスパトリートメント|カッサプレート | 陶磁器 | 顔や肩、足など | ||
ONOSUSNameraかっさ|牛角かっさプレート 長方形型 | 牛角 | 顔・身体 |
ビューティモデル・橋本麗香さんプロデュースした、かっさプレートです。
天然石のローズクォーツを使用し、ハート型のデザインも可愛いアイテム。
ハートの持つ3つの曲線が、フェイスライン・目元・小鼻の脇など、気になる部分にしっかりフィットします。
肌当たりが滑らかでひんやり気持ちいい感触です。
ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント
30代・女性
ひんやりして滑りがよく、ハート型でテンションもあがります!
20代・女性
メイク前にこちらでマッサージをすると、浮腫みもとれるしメイクのりもアップする気がします。
顔の筋肉に働きかける、立体的な形の陶磁器製プレートです。
たまりがちな肌のコリ感をしっかりつかんで、もんで、解きほぐしてくれます。
「美活沙(ビカッサ)マッサージ」によって血行を促進しながら、肌をすっきりとしたラインに整えます。
「日本かっさ協会」の島田淑子さんが監修。
磁器製のプレートで、独自の“4つの曲線”が、フェイスラインや首筋、デコルテにぴったりフィットします。
肌当たりが滑らかで、適度な重さもポイント。
週1~2回のケアで、すっきり美しいフェイスラインへと導いてくれます。
マイナスイオンパウダーをプレートに含有させ、美濃の焼職人が丁寧に焼き上げた陶磁器製です。
オリジナルの形状で、突起している部分で筋肉の凝りをほぐし、カーブしている部分で流すことが可能。
顔や肩、足などをマッサージすることで巡りをよくしてくれます。
ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント
30代・女性
頬や首にぴったり合うカーブで良いです。サイズ感が気に入りました。長く使っていきたいです。
30代・女性
このカッサで顔を引き上げると、顔周りがスッキリした感じがありますね。これからも大切に使用します。購入して良かったです。
40代・女性
カッサを使ったことはありますが、ここまで効果があるカッサは、初めてです。
カーブや突起の部分が本当に素晴らしく、滑らかに肌を滑るのでとても使いやすいです。
これからも使い続けようと思います。
素材 | 陶磁器 |
目的(部位) | 顔や肩、足など |
顔にも身体にも使いやすい、牛の角で作られた長方形のかっさプレートです。
職人による手作業で、ツルツル滑らかに仕上げられています。
完全な四角ではなく、片側が波型になった形が特徴。
波型の部分は顔など細かい箇所に使うことができ、それ以外の3辺は直線に近い緩やかなカーブで、背中や脚、腕などのかっさにおすすめです。
かっさは、クリームなどを顔や身体に塗り、専用のかっさプレートでこするケアです。
頭からつま先まで全身に行うことができます。
顔の場合は、必ずメイクを落とし、クリームをたっぷり塗ってから始めます。
クリームの量は、サクランボ1コ大より少し大きめ位が良いでしょう。
全身のケアの場合は上から末端に向かって行うのが基本ですが、特にケアしたい部位がある場合は、その部位によってアプローチが異なります。
肩が凝っている場合は、肩ばかりをかっさでこするのではなく、その延長線上にある経絡(ひじから下)からアプローチすることで、少しずつコリをほぐしていきます。
コリの部分に当たっていると感じたら、力を抜きましょう。
コリをとろうとして力を入れてゴリゴリこすってしまうと、かえって赤みや痛みが出てしまいます。
顔のたるみをケアしたい場合、首も一緒に行うのがポイント。
特に、鎖骨から耳の後ろについている胸鎖乳突筋をしっかりほぐしてあげることが大事です。
ここの筋肉がほぐれていないと、顔の筋肉全体が下に引っ張られてしまい、たるみにつながります。
【監修者】東洋医学ライフクリエーター島田 淑子のコメント
かっさの効果を高めるポイントを解説します。
かっさの効果をより高めるためには、気になる部位をほぐす前に、デトックスポイントを「開く」ことが大切です。
顔にも身体にも、リンパ節(デトックスポイント)があり、まずはこの部分を開いてから、気になる部位や全体的なかっさを始めていくと、老廃物が流れやすくなり効果が高まります。
この「開く」動作は、Y字型などのかっさプレートの先端部分(左右どちらか)や、側面を使用して行います。
「開く」デトックスポイントはケアしたい場所によって変わりますが、今回はその一例を紹介します。
顔へのかっさを行う前に開く3カ所のデトックスポイントを解説します。
・ 耳の前
まず耳の上の付け根の前にかっサプレートの先端部分を当て、下の付け根の前まで、やさしく5回程度こすり下ろします。
・ アゴ~耳下
アゴの角(エラの角)にあたる部分にかっサプレートの先端部分を当て、耳の下まで5回程度引き上げます。
プレートを立てるように行うことで、コリがよくわかります。
・ 鎖骨の上
内側の鎖骨の上にかっさプレートの先端部分を当て、外側に向けて5~6cm程度、5回くらいしっかりこすります。
身体へのかっさを行う前に開く3カ所のデトックスポイントを解説します。
・ 鎖骨の上
腕のケアを行う際は、鎖骨周りがポイントになります。
かっさプレートの先端部分を内側の鎖骨の上に当て、外側に向けて5~6cm程度、5回くらいしっかりこすります。
・ そけい部
太ももやお腹、お尻のケアを行う際は、そけい部のデトックスポイントを開いてから始めます。
太ももの付け根を、中心から中央付近の位置まで斜め上方向へ、かっさプレートの先端部分を使って5回程度こすります。
・ 膝裏
ふくらはぎのケアを行う際に、ポイントとなる部分です。
かっさプレートの側面を使い、膝裏全体を下へ向かって5回程度こすります。
身体が温まってリラックスしている入浴時は、顔のかっさタイムに適しています。
クレンジングで汚れを落とした後、湯船で顔にクリームを塗ってかっさをしながら、髪へのトリートメントを浸透させると、時間的にも効率的です。
【監修者】東洋医学ライフクリエーター島田 淑子のコメント
かっさプレートの素材がセラミックや天然石の場合、落とすとすぐに割れたり欠けたりするので、滑りやすいお風呂の中ではプラスチックや金属のプレートもおすすめです。
かっさをするときの注意点を紹介します。
顔のたるみや、肩のコリ、太もものひきしめ…など、どこか「気になるところだけ」を集中的に行うのはNGです。
同じ部位だけを何度も行ってしまうと色素沈着を起こし、シミや黒ずみの原因になります。
例えば顔なら、今日は額、明日は頬、のようにローテーションでまんべんなく行うのが良いでしょう。
かっさは、必ずクリームをつけてから行いましょう。
たっぷりめに使うのがポイントです。
クリームを使わないで行うと摩擦が起きてしまい、しみや色素沈着の原因に。
また、肌にすっとなじんでベタつきにくいテクスチャーのクリームやオイルも、肌に残らないため、かっさを行うことで摩擦が起きてしまうので、あまりおすすめしません。
最近はマッサージしながらクレンジングできる商品もありますが、クレンジング剤を塗った状態でかっさを行うのはNGです。
かっさを行うと皮膚の温度が上がって毛穴が開くため、クレンジングで汚れを落としながら行うと、開いた毛穴にどんどん汚れが入ってしまいます。
かっさプレートが欠けたり割れたりしていると、皮膚を傷つけてしまいます。
どんな素材のプレートであっても、使う前に必ず欠けや割れがないかをチェックしましょう。
身体のコリや顔のたるみなど、年齢とともに気になる部分のケアに最適な「かっさ」。
とはいえ、効果を求めすぎてやりすぎると、かえってシミなどの原因にもなりかねません。
程よい力加減で、筋肉をほぐすように優しく行うことが大切です。
また、かっさプレートを購入する際は、形だけでなく素材もしっかり見極めて選びましょう。
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東洋医学の考え方が基本にあるかっさでは、筋肉のひきつれをために浅い経筋にアプローチします。
そのため、かっさプレートでこする力は強くなくてOKですが、とはいえ緩すぎても効果は得られません。
ポイントは「痛気持ちいい」くらいの力加減。
赤い跡が出るほど強くこするのはおすすめしません。