edimoはアフィリエイト広告を利用しています。
日焼け止めを塗り直したいと思っても、メイクをした後では抵抗感がある人も多いのではないでしょうか。
実は、スプレー・ミストやパウダーの日焼け止めなら、メイクの上からでも塗りやすくておすすめです。ただし、日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤による肌荒れが心配な人は、成分もしっかり確認したいもの。
そこで今回は、美容皮膚科タカミクリニック副院長の山屋雅美先生に、日焼け止めの選び方について取材。その助言をもとにedimo編集部が実際に比較検証しました。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
美容皮膚科医
山屋 雅美
美容皮膚科タカミクリニック副院長。埼玉医科大学卒業後、東邦大学医療センター大橋病院皮膚科、三井記念病院皮膚科勤務を経て、2011年美容皮膚科タカミクリニックに入職。2021年、タカミクリニック副院長に就任。ニキビ・毛穴などの美肌治療から、シミ・しわ・たるみなどのエイジング治療まで幅広く診療を行う。
美容皮膚科タカミクリニック
(ニキビ治療院)東京都港区南青山3-18-20 松本ビル3F・4F・5F
(本院)東京都港区南青山3-18-5 モンテプラザ2F・3F・4F
https://takamiclinic.or.jp/
目次
日焼け止めの効果を判断する際の基準となるのが、「SPF」と「PA」の表示です。
SPFは、肌の炎症の原因となる紫外線B波(UVB)を防ぐ効果指数のことで「50+」が最大値。
PAは、時間をかけて肌の弾力を失わせる紫外線A波(UVA)を防ぐ効果の指標。「PA++++(4プラス)」が最高値。
SPF30なら約10時間、SPF50なら約16時間、効果が持続するとされていますが、この数値はあくまで理論上の持続時間を示すもの。
実際には、時間の経過とともに汗や皮脂、摩擦、水分などの影響で日焼け止めが落ちてしまうため、こまめな塗り直しが重要です。
【監修者】美容皮膚科医山屋 雅美のコメント
日焼け止めを大きく分けると、塗るタイプ(ジェルやミルク状)、スプレー(ミスト)、パウダーの3種類があります。
メイクの上から塗り直す際は、スプレーかパウダーが使いやすいでしょう。塗る前に汗や皮脂を軽くティッシュオフすると、密着しやすくなります。
スプレータイプは、首や背中のような手が届きにくい場所にも塗りやすく、頭皮や髪に塗れる製品もあるのがメリット。ただし、風が強い場所ではきちんと塗れない可能性があるほか、うまく塗れているか分かりづらいというデメリットもあります。
【監修者】美容皮膚科医山屋 雅美のコメント
スプレーを使う場合は、顔や体から15〜20cmほど離して円を描くように噴射し、ムラなく均一に塗布しましょう。直後に手のひらで優しく押さえると、密着度が高まります。1回だけでは塗りムラができ、十分な防御膜が形成されない可能性があるので、2~3回重ね付けするのがおすすめ。また、初めて使う製品は事前に手の甲にスプレーし、勢いや粒子の細かさをチェックしておくと失敗しにくくなります。
一方、パウダーはメイク直しを兼ねて塗り直せるのが魅力です。ただ、塗りすぎるとムラや厚塗り感、メイク崩れの原因になるので、使いにくいと感じる人もいるでしょう。
【監修者】美容皮膚科医山屋 雅美のコメント
パウダーをパフで塗る場合は、全体に均一になじませ、余分はティッシュなどで軽く落としましょう。ブラシで塗る場合は、手の甲などを使って毛先全体にパウダーをなじませます。そして、2〜3回の重ね塗りを行うと効果的です。
日焼け止めに記載されているSPFやPAを確認し、下記を参考に使用シーンに合わせて選ぶとよいでしょう。
屋外にいる時間が長いシーンほど、SPFとPAが高い製品を選ぶのがポイントです。また、水に濡れるシーンではウォータープルーフ処方が必須。長時間の屋外活動で汗をかく場合も、日焼け止めが落ちやすいのでウォータープルーフの製品がおすすめです。
日焼け止めには、紫外線吸収剤を使用した「ケミカル処方」と、使用していない「ノンケミカル処方」があります。それぞれに特徴がありますが、肌が弱い人にはノンケミカル処方がおすすめです。
ノンケミカル(紫外線吸収剤フリー)は、紫外線吸収剤を使用せず、酸化亜鉛や酸化チタンなどの紫外線散乱剤を用いている日焼け止め。化学反応を起こさないため肌への刺激が少ないのが魅力ですが、ケミカルな製品と比べると皮脂や汗に弱く、紫外線防止効果も控えめな傾向があります。
一方、ケミカルはファンデーションや下地との相性が良く、高防御力の製品や耐水性の高いウォータープルーフ処方が多いのが特徴。ただし、紫外線吸収剤が化学反応を起こす際に肌への刺激となる場合があり、人によってはアレルギー反応を起こす可能性も考えられます。
ノンケミカルは、敏感肌の人をはじめ、乳幼児のUV対策にもおすすめです。ケミカルは、屋外で長時間過ごす場合や、汗や水で日焼けが流れやすいシーンで活躍。また、メイクの仕上がりの美しさを重視する人にも向いているでしょう。
監修者に教えてもらった選び方をもとに、edimo編集部がおすすめ商品をピックアップ。今回は紫外線吸収剤不使用のノンケミカルタイプをご紹介します。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | タイプ | SPF/PA | 紫外線吸収剤不使用 | 使用感 | 耐水性 |
石澤研究所紫外線予報|ノンケミカルUVクリアミストM | ![]() | スプレー | SPF30/PA++ | 〇 | 〇 | 〇 | |
山田養蜂場RJ|RJ ミネラルUVスプレー | ![]() | スプレー | SPF50+/PA++++ | 〇 | △ | 〇 | |
資生堂イハダ|薬用フェイスプロテクトパウダー | ![]() | パウダー | SPF40/PA++++ | 〇 | 〇 | 〇 | |
トゥベールトゥベール|エアリーパウダーサンスクリーン(シマータイプ) | ![]() | パウダー | SPF50+/PA++++ | 〇 | 〇 | 〇 | |
エトヴォスエトヴォス|ミネラルUVパウダー | ![]() | パウダー | SPF50/PA++++ | 〇 | 〇 | △ | |
ネイチャーズウェイナチュラグラッセ|スキンケアシールド ルースパウダーUV | ![]() | パウダー | SPF50+/PA+++ | 〇 | △ | △ |
顔と体に使えて、持ち運びにも便利な小型のスプレータイプ。
紫外線吸収剤・石油系界面活性剤は不使用という敏感肌を考えた設計で、1歳から使えます。
CICAやヒアルロン酸など、肌のうるおいを守る11種の植物エキスも配合。
花粉やPM2.5の肌への付着を防ぎ、ブルーライトもカットします。
編集者が使ってみました!
噴射口は霧吹き状です。
ミストは少し大きめな印象。少し水滴状にたまってしまう部分もありましたが、手で押さえればすぐになじみました。
ただ、使用するファンデーションによってはヨレる心配もありそうです。至近距離で噴射すると水滴になりやすいので、15〜20cmほどしっかり離して勢いよく噴射すると良いでしょう。
日焼け止め自体のカラーが薄いため、白浮きは気になりませんでした。
水を吹きかけてみると、特に変化は見られませんでした。ただ、日焼け止め自体の色が薄いため、水滴と一緒に流れ落ちている可能性も捨てきれません。
紫外線吸収剤や香料、防腐剤などを使わない“6つの無添加”処方でありながら、SPF50+/PA++++という高防御力。
紫外線ダメージをケアする保湿成分や発酵コラーゲン、ビタミンC誘導体も配合されています。
顔や体だけでなく、髪にも使用OK。顔に塗る際は、一度手のひらに出してから少量ずつなじませて使うことを推奨。
編集者が使ってみました!
かなり細かいミストを広範囲に噴射できるスプレータイプ。
勢いがとても強く、ムラが出来やすい印象でした。白浮きも気になり、厚塗りするときしみ感もあります。
ただ、時間が経過すると白浮きはだいぶ軽減されました。
水を吹きかけた時点で変化はあまり感じませんでした。ただ、ティッシュで水分をオフすると、若干剥がれている様子が見られました。
さまざまな肌荒れの原因物質から、肌を守るように設計された医薬部外品。
有効成分トラネキサム酸とグリチルレチン酸ステアリルが、シミ・そばかすと肌荒れを防ぎます。
さらに、花粉やPM2.5、ブルーライトもカットする設計。
吸着パウダーが汗や皮脂を吸着し、毛穴をふんわりカバーするので、サラサラな肌に仕上がります。
編集者が使ってみました!
プレストタイプで、パフが付いています。鏡があるので、外出先でメイク直しをする際に便利。
粉っぽくなく少ししっとりしたパウダーで、肌なじみが良い印象。白浮きも気になりません。毛穴もカバーできていて、さらっとした肌触りです。ただ、その分若干の厚塗り感はありました。
水を吹きかけても大きな変化は見られませんでした。急な雨のような多少の水濡れなら、大きく崩れることはなさそうです。
微細なパウダーが毛穴や肌の凹凸をなめらかに整え、ふわっと軽いつけ心地でくすみをカバー。
高防御力の日焼け止めであると同時に、メイクパウダーとしても使用可。
3種のフラーレンが余分な皮脂を吸着し、メイクくずれも防ぎます。
自然な仕上がりの「セミマットタイプ」と、繊細なラメで上品な艶肌を演出する「シマータイプ」の2種類を展開。
編集者が使ってみました!
穴が大きめの内フタのため、パフにパウダーを付けやすいです。
パウダーはかなり薄付きで、軽やかな付け心地。肌への密着度も問題ありませんでした。厚塗り感がないので、こまめに塗り直したい人や、自然な仕上がりを求める人には良さそうです。
シマ―タイプは、よく見ると少しだけラメが入っていて、肌を明るく上品に見せてくれるのも好印象。
元々薄づきのためか、大きな変化は見られませんでした。
重ねても素肌感を損なわず、毛穴をふわっとカモフラージュ。
光の効果で肌をきれいに見せる赤色光透過ミネラルと、毛穴やシミをカバーするソフトフォーカスパウダーが、透明感のある肌に仕上げます。
紫外線吸収剤やアルコールなどの“8つの不使用”を実現した、肌にやさしい処方。
たっぷり配合された美容成分が、メイクしながら肌をケアします。
編集者が使ってみました!
きめ細かで、なめらかな手触りのパフが付いています。
パウダーはサラッとしていてかなり軽いテクスチャー。付け心地も薄付きで厚塗り感はありません。仕上がりは自然で、肌をワントーン明るく見せてくれます。ただし、少し粉っぽさは残る印象でした。
水を吹きかけると、パウダーがみるみる浮き上がってきてしまいました。薄付きとはいえ、一目で分かります。
ティッシュで水分を拭き取ると、パウダー全体がヨレていました。
トーンアップと透明感を演出する、自然なツヤ仕上がりのスキンケアパウダー。
毛穴やキメの乱れや小じわをカバーし、なめらかできめ細やかな肌に仕上げます。
天然由来成分100%なのに、SPF50+/PA+++という抗防御率も魅力。
花粉やPM2.5の付着を防止し、ブルーライトもカットします。
編集者が使ってみました!
ケースの仕切り全体がネット状になっているのが特徴。パフやブラシに大量に粉が付くので、適度な粉落としが必須です。
パウダー自体の色が他の商品より白いため、白浮きも目立ちました。
時間をおくと少しなじんで落ち着きますが、厚塗り感は出やすい印象です。
水を吹きかけると、徐々にパウダーが浮き上がる結果に。厚塗り感がある分、はげた部分も目立ちやすいのかもしれません。
水分を拭き取ると、大きく崩れてしまっていました。
紫外線から肌を守るためには、こまめな日焼け止めの塗り直しがポイント。
商品によって成分や特徴が異なるため、肌への負担やメイクへの影響など、自分が重視するポイントに合わせて選んでくださいね。
外出時間や天気など、使用シーンに合わせて使い分けるのもおすすめです。
通勤・通学以外の日常生活を屋内で過ごす場合は、2~3時間おきに塗り直すのが理想的。外出の予定がなく屋内で過ごす場合でも、3~4時間おきに塗り直すのがおすすめです。また、日差しの強い日のレジャーなどでは、1~2時間ごとの塗り直しを推奨。汗をかいたり、タオルで拭いたりした場合はその都度塗り直してください。