2021.06.16
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見た目や触り心地が気になってしまう、ガサガサとしたかかとのひび割れ。
乾燥しやすい冬場だけでなく、サンダルなどで足を出す機会が多い夏場にもしっかりケアしたいところ。
今回は皮膚科医 豊田先生監修のもと、かかとがガサガサになりやすい理由をご紹介。
あわせてガサガサかかとのケアにおすすめのクリームと、ケアのコツを紹介します。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
皮膚科医
豊田 雅彦
うるおい皮ふ科クリニック 院長。かゆみをなくすことをライフワークに掲げ、患者さんが希望を持てる診療に日々尽力。現在までに2,000以上の医学論文・医学専門書を執筆。また、国内外で年間最多250以上の講演会・学会発表・保健所指導を行う。受診患者の99%(年間約3万人)の症状を軽減・消失に導いた、世界有数の皮膚病・かゆみのスペシャリスト。
うるおい皮ふ科クリニック
千葉県松戸市日暮1丁目16-7
http://www.uruoihifuka.com/pc/index.html
目次
通常、肌には皮脂を分泌する「皮脂腺(ひしせん)」があります。
皮脂腺から分泌された皮脂は、肌表面に「皮脂膜(ひしまく)」を形成。
この膜がバリアとなって肌内部の水分蒸発を防ぎ、肌の潤いを保っています。
ところが、足の裏にはその皮脂腺がありません。
そのため、肌内部の水分が蒸発して乾燥しやすくなっています。
加えて、足の裏は人間の全体重を支える部位。
日常的に摩擦や圧力を受けています。
そうした刺激が続くことで、かかとの皮膚は厚くて硬いガサガサの角質層になっていきます。
【監修者】皮膚科医豊田 雅彦のコメント
かかと用のクリームを選ぶ際は、配合されている成分に注目してみましょう。
ワセリンやグリセリン、シアバターなどの「油分」が配合されたものがおすすめ。
肌表面を油分のベールで覆うことで、肌を乾燥から守って潤いを閉じ込められます。
尿素成分が配合されたものが良いでしょう。
尿素には水分子をつかまえる保湿因子が含まれているため、肌内部の水分を留めて乾燥を防いでくれます。
また、肌表面の角質を取り除く作用も期待できるので、固くなったかかとをツルツルにしてくれるでしょう。
【監修者】皮膚科医豊田 雅彦のコメント
かかとクリームを選ぶ際には、以下の成分に注目してみてくださいね。
<医療用>
尿素、サリチル酸ワセリン(10%)、ザーネ軟膏(0.5%ビタミンA)、ユベラ軟膏(ビタミンE)、ヒルドイド(ヘパリン類似物質)
<その他>
セラミド含有製品(角層細胞間脂質成分)、水素含有製品、スクワラン含有製品(皮脂成分)、ホホバオイル、ひまし油(カスターオイル)、酸含有製品(グリコール酸、サリチル酸、乳酸、フルーツ酸
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | タイプ | 容量 |
アズマ商事旅美人|かかとつるつるクリーム | ジャータイプ | 100g | ||
ウルンラップウルンラップ|フットクリーム | チューブタイプ(医薬部外品) | 50g | ||
リュッケプランニング株式会社LYKKE|LYKKE クラックドヒールバーム | スティックタイプ | 14g | ||
東京企画販売TO-PLAN|薬用かかと用クリーム | ジャータイプ | 30g・110g | ||
小林製薬なめらかかと|なめらかかと スティック | スティックタイプ | 30g | ||
ロート製薬ロート製薬|メンソレータムやわらか素肌クリームU | ジャータイプ | 90g・145g | ||
キタガワキタガワ|かかとにうっとりするくりーむ | ジャータイプ | 50g | ||
資生堂資生堂|尿素10%ボディクリーム | チューブタイプ(医薬部外品) | 120g |
尿素と海洋性コラーゲンという2種類の天然保湿成分を配合。
尿素に含まれる天然の保湿因子が肌内部の水分をキャッチすることで、角質を柔らかくし、皮膚の潤いを保ちます。
また、香料・着色料・鉱物油は不使用なのも魅力です。
テクスチャーは滑らかなクリームタイプで、足だけでなくハンドクリームとしても使える点も特徴です。
編集者が使ってみました!
乾燥肌で、長年かかとのガサガサに悩まされてきた編集者が1週間ずつ実際にクリームを使ってみました。
この商品は、一度塗るだけでガサガサかかとがしっとりとした印象になりました。
ベタつきも気になりません。
しばらく塗り続けるとさらにガサガサが目立たなくなったため、一番のお気に入りとして愛用を始めました。
デメリットを挙げるとすれば、手で塗り込まないといけないところぐらいだと思います。
タイプ | ジャータイプ |
容量 | 100g |
皮膚試験・パッチテストを行った、日本製の医薬部外品。
シアバター、セラミド、オリーブ油、椿油、ミツロウ、ヒアルロン酸という6つの保湿成分が肌に潤いを与えます。
さらに、炎症を抑えるアロエとユーカリのエキスが配合されているのもポイント。
鉱物油やパラベン、エタノール、石油系界面活性剤、着色料、香料は不使用で、子どもも使用できますよ。
編集者が使ってみました!
クリームの広がりがよく、すぐ乾くのでベタつきはありません。
ただ、しっとりはするのですが、編集者のガチガチ具合が酷いかかとには効果が薄いように感じました。
かかとが割れる前の日々のケア向けによいでしょう。
タイプ | チューブタイプ(医薬部外品) |
容量 | 50g |
リップクリーム感覚で、手を汚さず片手でサッと塗れるスティックタイプ。
原料やテクスチャー、効き目について10年の研究を重ね、水を一切使わず植物の有効成分をブレンドしてつくった保湿バームです。
科学的な香料は一切使われていませんが、レモングラスやパルマローザなどのエッセンシャルオイルが配合されているので、オリエンタルな香りが楽しめます。
2021年6月に、ONE THINGからリブランドしました。
編集者が使ってみました!
コンパクトなので持ち運びも便利だし、テレビを観ながら塗り込めるなど、手軽に使えるところが良かったです。
ただ、ゴワゴワが酷い人には物足りないかもしれません。
ピンポイントで塗れるので、気になるところだけのケアに良いと思います。
タイプ | スティックタイプ |
容量 | 14g |
角質柔軟成分である尿素と保湿成分の桃葉エキスをはじめ、コメ胚芽油、ホホバ油などが角質に浸透することでかかとを保湿。
さらに、柿渋エキス、クマ笹エキス、カワラヨモギエキスという整肌成分が肌をすべすべに整えます。
たっぷり使える110gの大容量サイズだけでなく、30gのお試しサイズもあるので、初めてかかとクリームを使う人にもおすすめです。
編集者が使ってみました!
風呂上がりに塗るとしっとりします。
しばらく塗り続けるとガサガサも滑らかになった印象です。
ただ、ちょっとベタつくので手で塗り込むのが億劫になります。
塗った後は靴下を履くと良いでしょう。
タイプ | ジャータイプ |
容量 | 30g・110g |
※画像はイメージです
天然保湿成分のオリーブオイル*をはじめとする、うるおい成分をギュッと凝縮した保湿スティック。*オリーブ油
手を汚さずに手軽に塗れるので、寝る前はもちろん、職場など外出先でのケアにも便利です。
容量は30gで、使いきりやすいサイズ感も魅力。
両かかとに毎日1回塗る場合、2カ月ほど使えます。
かかとだけでなく、ひじ、ひざなど、ガサつきが気になる部分に、お風呂上りに毎日塗るのがおすすめです。
編集者が使ってみました!
塗る面が広いため、かかと全体に塗り込みやすいところが良かったです。
何より手を汚さないので、日々のケアが億劫になりません。
効果もクリームと遜色なく、ゴワゴワのかかともすぐにしっとりを実感できました。
ただ、ベタつきは残るので靴下を履いたほうがよいでしょう。
タイプ | スティックタイプ |
容量 | 30g |
保湿力と角質柔軟効果を持つ尿素と、血行を促進させる効果があるビタミンE誘導体を組み合わせた医薬品。
乾燥して硬くなった角質を柔らかくする「角質柔軟処方」によって、健康でやわらかい素肌へと導きます。
また「高浸透処方」も採用されており、成分がしみこみやすいのも特徴です。
手指の荒れやくるぶしの角化症にも使用できます。
編集者が使ってみました!
塗るとしっとりスベスベになった印象です。
かかとはもちろん二の腕や膝、肘にも使えました。
大容量なので、たっぷり使えるところもよいと思います。
タイプ | ジャータイプ |
容量 | 90g・145g |
ホホバオイルやスクワランオイル、ヒマワリ油など、100%天然成分で作られたかかとクリーム。
合成界面活性剤や合成防腐剤、香料、着色料などは一切使用せず、国内で製造されているのが特徴です。
容器は一般的なジャータイプですが、ボックスタイプのパッケージに包まれているので、高級感があり、プレゼントにもおすすめですよ。
タイプ | ジャータイプ |
容量 | 50g |
尿素を10%配合した乳液状のクリーム。
保湿効果と角質柔軟効果が期待できるため、かかとの肌荒れにも効果的です。
肌に素早く浸透するので、クリームのベタつきが苦手な方にもおすすめですよ。
たっぷり120gも入った大容量サイズのため、全身に使用したい人や、家族でシェアしたい人にもぴったりでしょう。
タイプ | チューブタイプ(医薬部外品) |
容量 | 120g |
かかとケアにおいてポイントとなるのは、①良く洗い清潔に、②適切・適度な角質除去、③十分な保湿の3つです。
基本的なかかとケアの流れとしては、以下の通りです。
① 入浴や足湯で、かかとをふやかせて軟らかくする
② かかと全体にクリーム等を塗り込む
③ ラップもしくは、靴下を履いて就寝 ※ラップの場合は汗ムレに注意。1時間以内でも十分
これを数日続けるだけでかかとがツルツルになります。
ラップの場合は汗ムレに注意してください。
また以下にも注意してくださいね。
・足湯を行う際は、ぬるま湯にベーキングパウダー(重曹:炭酸水素ナトリウム)を入れるのがおすすめです。
弱アルカリ性を応用して角質を軟らかくしてくれますよ。
・角質リムーバーや、角質ヤスリ、軽石、剥がすパックなどによるかかとケアは、月に一回程度で十分です。
角質を必要以上に削ってしまうと、刺激や摩擦から皮膚を守ろうと、さらに角質が厚く硬くなる可能性があります。
やり過ぎることなく、ケア後はしっかりと保湿を行ってくださいね。
また、指やハサミ、爪切りなど、自己流での角質除去はNG。
かかとが余計ガサガサになるうえ、バイ菌が入る危険性もあります。
・ 靴下を履く場合は、家にある普通の靴下でも保湿できますが、ガサガサがひどい場合は、保湿効果と冷え症改善が期待できる「かかとケア専用靴下」を試すのもおすすめです。
・ いわゆる「ぱっくり割れ」といわれる、ヒビ割れ(出血を伴うこともある)がある場合、痛くても長時間絆創膏を貼り続けないことがポイントです。
ふやけることで、余計にヒビ割れのふさがりが遅れたり、バイ菌が入っていたら閉じ込めて化膿を生じさせ、悪化させたりすることも考えられます。
上記の注意点に気を付けながら、古い角質や汚れを丁寧に落としてから、しっかり保湿という、かかとに適切なスキンケア(清潔+保湿)を続けて行うことが大切です。
クリームを使って継続的にケアをすれば、ガサガサとしたさわり心地や見た目は改善することができます。
かかとの乾燥に悩んでいる人は、ぜひ今回ご紹介したクリームを使ってみてくださいね。
かかとのガサガサは角質の厚さが要因ですが、これは、足が心臓から遠く離れているために血液循環が悪く、皮膚のターンオーバーが遅いことも一因となっています。
また、気を付けなければいけないのは、乾燥以外に「角質増殖型水虫」であることがあります。
このタイプの水虫は痒くないから分かりにくいのが特徴です。
しつこい場合は皮膚科専門医を受診してくださいね。