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寝ている時にふくらはぎや足の指などがつる、“こむらがえり”の激痛で目が覚めたという経験はありませんか?
中には「頻繁な “こむらがえり” で寝不足気味」「翌朝まで痛みが残ってなかなか布団から出られない」という人もいるようです。
頻度や起こる部位、痛みの度合いはさまざまですが、対処や予防の方法を知らなければ、痛みが引くのをじっと待つしかありません。
そこで今回は、新見正則医院の新見正則院長に痛みを和げる方法や予防法をお聞きしました。
あわせて、古くから“こむらがえり”に有効とされている漢方薬もご紹介します。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
オックスフォード大学医学博士
新見 正則
新見正則医院院長。「外科医×免疫学者×漢方医」の、レアな医師として活躍中。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアを基本処方にして漢方薬を加えて、各種のがん疾患や難病・難症に対応している。新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)に輝く。最新刊は『しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通』。
新見正則医院
東京都千代田区富士見2-3-10 飯田ビル5~6階
https://niimimasanori.com/
目次
“こむらがえり”が起きた時は、アキレス腱を伸ばすストレッチをすると和らぎます。
まず足を伸ばして座り、つま先を持って体の方に引き寄せます。
手が届かない場合は、タオルを足裏にかけて引っ張ったり、壁に足裏を押し付けてアキレス腱を伸ばすという方法もあります。
すねの前側がつった場合は、逆につま先を伸ばすとよいようです。
気をつけなければならないのは、どの場合も無理をしたり一気に伸ばしたりしないこと。
筋肉を痛めて肉離れを起こす可能性があるので、ゆっくりと伸ばすことが大切です。
中国医学の古典『傷寒論』のなかに記載されているように、芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)という漢方薬で足のけいれんが治まることは古くから知られていました。
芍薬甘草湯は、筋肉や腱の異常な緊張を弛緩させる芍薬と、筋肉の急激な緊迫による痛みや引きつりといった急迫症状を緩和鎮痛する甘草という2種類の生薬を組み合わせた漢方薬。
芍薬甘草湯を飲むと“こむらがえり”は数分で治まり、なりそうな時に飲むと予防することもできます。
ただし、長期にわたって過度に服用すると血圧が上がる人もいますので、注意が必要です。
【監修者】オックスフォード大学医学博士新見 正則のコメント
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | 包装または内容量 |
ツムラツムラ漢方|ツムラ漢方 芍薬甘草湯エキス顆粒 | 20包 | ||
クラシエ薬品漢方セラピー|漢方芍薬甘草湯エキス顆粒 | 45包 | ||
小林製薬コムレケア|コムレケア(第2類医薬品) | 24錠 | ||
東洋漢方製薬東洋漢方製薬|東洋の芍薬甘草湯エキス顆粒 | 30包 | ||
ロート製薬和漢箋|ツラレス | 48錠 | ||
クラシエ薬品青箱の顆粒シリーズ|漢方芍薬甘草湯エキス顆粒[12包] | 12包 |
原料である生薬は、ツムラが栽培方法や使用農薬などを厳格に定めて契約した、生薬産地会社から調達されています。
医療用と同様の品質管理を行い、生薬トレーサビリティ(追跡調査)の強化にも取り組んでいます。
スティックタイプの個包装で携帯しやすい顆粒状の芍薬甘草湯。
1日の服用量3包(1包1.5g)中、芍薬甘草湯エキスを1,450mg含んでいます。
芍薬6g、甘草6gと生薬最大量(※)を使用した満量処方です。
味が気になりにくく、飲みやすい錠剤タイプ。
ほかに、グレープフルーツ味のゼリータイプもあります。
※日本薬局方芍薬甘草湯エキス内
飲みやすい顆粒状の漢方薬。
1包当たりの単価が安いので、毎日でも服用できます。
生薬の配合を最大量(芍薬6g、甘草6g)使用して抽出したエキスで製造した満量処方の製剤。
飲みやすさや続けやすさに工夫した錠剤タイプです。
48錠入りのパウチのほか、120錠入りのパウチ、箱タイプもあります。
水なしで服用でき、携帯にも便利なウメ風味のスティックゼリータイプもあります。
生薬を厳選した顆粒状の漢方エキス製剤で、個包装なので携帯にも便利。
1日の服用量3包(1包1.5g)中、芍薬甘草湯エキスを1,450mg含んでいます。
【監修者】オックスフォード大学医学博士新見 正則のコメント
一般用医薬品の漢方薬は医師の処方がなくても購入できますが、芍薬甘草湯を長期間服用する場合は薬剤師と相談することをおすすめします。
筋肉には、無理な動きによって傷まないために、伸びすぎを防ぐ筋紡錘(すい)と縮みすぎを防ぐ腱紡錘という2つのセンサーが備わっています。
そのうちの腱紡錘の機能低下や何かのきっかけによる誤作動によって、不自然に収縮することで起こるけいれんが、こむらがえりです。
加齢や疲れ、運動不足、脱水、電解質異常などが原因として挙げられていますが、実ははっきりとした原因はわかっていません。
また、熱中症の前触れとして“こむらがえり”が起こることも。
その場合は、体を冷やすと同時に水分やミネラルを補給することで、“こむらがえり”が治まる可能性があります。
運動をすると起こる場合は、運動前後のストレッチをしっかりと行うことが大切です。
そして、運動中はミネラルを含んだスポーツドリンクなどでこまめに水分を補給しましょう。
就寝中に起こる場合は、まず日常生活を振り返ってみてください。
運動不足が思い当たるならば、散歩をしたり、ジムで汗を流すことが予防につながります。
逆に疲労が溜まっていると感じたら、ゆっくりとお風呂につかるなどして体を休めましょう。
また、日頃から水分をあまりとっていない人はしっかりと水分補給をすることが大切です。
食事には、野菜や果物、海藻類、牛乳、小魚といったカルシウムやマグネシウム、カリウムといったミネラルを多く含む食品を、バランスよく取り入れましょう。
そして、睡眠中は脱水状態になりやすいので寝る前にコップ1杯の水を飲むことをおすすめします。
激痛で安眠を妨害する “こむらがえり”には、さまざまな対処法や予防法があります。
自身の生活習慣やどんな時に起こりやすいかを見極めて、自分にあった方法を試してくださいね。
漢方薬は食事と西洋薬の真ん中だから、基本的には変だな、困ったなと思った時に飲んだらいいと思っています。
しかし、芍薬甘草湯は飲み過ぎると効かなくなるので、予防目的で頻繁に飲んだりせず、本当に困った時に飲んでくださいね。