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歯の矯正中は、装着した器具が邪魔になって歯磨きしづらいため、専用の歯ブラシなどを上手に使い、汚れをきれいに落としたいですね。
今回は、五反田駅前歯医者の院長で歯学博士の大木烈先生に、矯正中に気を付けたい歯のトラブルや、矯正中に使用する歯ブラシの選び方についてお聞きしました。
あわせてedimo編集部がおすすめする矯正用の歯ブラシも紹介します。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
歯科医師・歯学博士
大木 烈
昭和大学歯学部卒。2020年12月に、五反田駅前歯医者を開院。2021年6月より昭和大学歯科病院 高齢者歯科学講座の兼任講師を務める。子どもから大人まで、歯のお悩みを全てケアする総合歯科医。患者に提供する治療の選択肢を多く持ち、よりよい結果に導くように活動する。
五反田駅前歯医者
東京都品川区西五反田1-5-2 トラヤビル3階
https://gotanda-dc.jp/
目次
ワイヤー矯正中の方にとっての歯磨きに関する悩みで多く耳にするのは以下の三つです。
一つ目は、歯の隙間に歯ブラシが当たりにくく、磨き残しが起きがちであること。
これはブラケット(固定器具)やワイヤーといった矯正装置が邪魔をして、歯の隙間までブラシの毛先が届きにくいことによります。
二つ目は、ブラケットやワイヤーの周りの汚れが落としにくいことです。
特にブラケットは複雑な形をしているので、食べかすやプラークが付着しやすいです。
プラークとは歯に付着する、ネバネバとした細菌の塊のことです。
三つ目は、歯ブラシが矯正装置に当たることで、毛先がすぐボロボロになってしまうことです。
矯正中に正しい歯磨きを徹底しないと起きやすいトラブルは、主に3つあります。
歯の隙間などに残った食べかすをエサとして細菌が繁殖し、口臭を引き起こします。
プラークに多く常在する虫歯の原因菌が、歯の隙間などに残った食べかすをエサとして分解する際に酸を出します。
その酸によって歯の表面に穴が開くことを虫歯と呼びます。
プラーク1㎎の中に10億個以上の細菌がいるといわれています。
それらの細菌の中には毒素を放出するものもあり、歯茎の炎症や損傷を引き起こします。
その結果、歯茎が赤く腫れたり、歯磨きの際に歯茎から出血したりするのが歯周病です。
ひどくなると歯が抜け落ちることもあります。
ワイヤー矯正の場合、ブラケットやワイヤーを避けるような形状に植毛されたり、毛先がカットされたりしている矯正向けの歯ブラシがあります。
中には通常の歯ブラシでは毛先が届きにくい隙間などを磨くのに適した形をしたものも。
何種類かそろえて併用し、磨く部分ごとに使い分けると良いでしょう。
なお、矯正中の歯磨きにおすすめの歯ブラシには、大きく分けて次の4種類があります。
ブラシの毛束の中央列が高く、「山」という漢字のような形状にカットされた歯ブラシ。
ブラケットやワイヤーの周囲を磨くのに適しています。
毛先を矯正器具へ斜めに当てるようして磨くと、細かな隙間に毛先が届きやすいです。
矯正器具になるべく当たらないよう、毛束の中央部だけ短く、毛先が「U」の字のような形状をしています。
ブラケットやワイヤーに垂直に当てて、矯正器具をまたがせるようにして磨くのがコツです。
毛束が2列なので、ワイヤーを挟むように垂直に当てたり、ブラケットの側面を磨いたりするのに適しています。
ヘッドが円型で毛束が一つの小さな歯ブラシです。
細長いヘッドでは届きにくい歯と歯の隙間、歯と歯茎の隙間など、狭い範囲の汚れをかき出すのに適しています。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | 毛先の硬さ | 毛先の形状 |
サンスターバトラー|集中ケアブラシ | ふつう/やわらかめ | タフト型 | ||
three hornsthree horns|歯ブラシ a&e20°ふつう | ふつう | 山型 | ||
オーラルケアオーラルケア|インターブレイス | 山型 | |||
エビスEBISU|ポイントブラシ ふつう | ふつう | タフト型 | ||
クラデンAG(輸入元:クラデンジャパン)クラプロックス|CSオルソ ウルトラソフト | やわらかめ | U型 | ||
歯愛メディカルデンタルフィット|リセラU Mふつう | ふつう | U型 | ||
ライオンDENT.EX|Orthodontic-T | 2列植毛 | |||
ラピスLAPIS|LA-001ワンタフトブラシ | やわらかめ/ふつう | タフト型 |
毛先が円錐型にカットされたシングルタフトブラシ。
通常の歯ブラシでのブラッシングと併用することで、歯と矯正ワイヤーの隙間、奥歯のくぼみ、歯と歯の隙間など、ブラシが入りにくい部分のプラークや食べかすを効果的に除去します。
10°のアングルネックとラバーグリップにより、さまざまな部位を磨きやすいよう設計されています。
ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント
年齢非公開・女性
奥歯や歯の根元、歯間部にすごくフィットしてくれます。
年齢非公開・女性
バトラーの集中ケアブラシは歯とハグキの境目でも心地よくあたるんです。
年齢非公開・女性
先を尖るように丸くカットしているから非常に磨きやすいです。
予防歯科の歯科衛生士が老舗メーカーと共同開発した、山型の歯ブラシ。
毛先が20°の角度で傾斜しているのが特徴です。
奥歯の裏側や細かい部分を磨くのに適していて、長さの異なる毛先が柔軟に当たります。
色分けされた中央列の毛束を歯の隙間に当てることで、正しい磨き方が自然と身に付くよう工夫されています。
ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント
30代・女性
矯正は終了していますが、この歯ブラシは奥歯や歯の裏側まで磨きやすいです。 矯正してる時に、出会いたかった歯ブラシです。
40代・女性
歯周病の私と、歯科矯正中の娘のために購入しました。 とても気に入ってます。 歯みがきするのが楽しくなりました。 ちょっとしたギフトにもいいと思います。 またリピート購入します。
ブラケットの周囲にも毛先がスムーズに届く山型の矯正用歯ブラシ。
矯正中の口の中でもスムーズに移動させやすいようヘッドは小さめ。
グリップはペングリップ(鉛筆と同じ持ち方)で持ちやすいよう工夫された形状になっています。
通常の歯ブラシでは届きにくい、歯の隙間や矯正器具の隙間などの磨き残しを落とすのに適したワンタフトブラシです。
毛先を丸く加工することで、歯茎への負担を軽減。
ハンドルは操作性の良い角度なので、目的部位に的確に届いて磨くことができます。
スイスで誕生した口腔ケアブランドが販売する、矯正専用の歯ブラシです。
ブラケットをまたぐように磨けるU型。
コシがありながらしなやかで、耐久性の高い独自開発「クーレンⓇ繊維」を高密度に植毛し、ラウンド加工も施した毛先は当たりが柔らかいので歯茎に優しいです。
グリップとブラシのビビッドな配色がスタイリッシュ。
ブラケットのブラッシングに適した矯正用U型ブラシ。
グリップは、力の入れすぎを抑制するラバー製なので、持ち手が安定し、過度な力を分散させます。
ポイント磨きや歯間磨きにもおすすめです。
矯正中の歯のワイヤーを挟み込むように当てて歯磨きができる2列植毛の歯ブラシ。
ヘッドの先端部分の植毛が色分けされているので、毛先が届いている部位を見極めやすいです。
同じシリーズでほかに山型、U型、P型(タフト型)のラインアップがあります。
高品質ナイロン毛を使用したワンタフトブラシ。
毛先のカット具合、ヘッドやハンドルの角度などは、歯科医院との共同で開発されました。
歯と歯の間、歯と矯正器具の隙間の汚れ落としにぴったり。
環境に配慮した原料で製造されています。
矯正中の歯は、磨き残しが多くなりがち。
トラブルにつながりやすい食べかすやプラークなどの汚れをしっかり落とすため、効果的な歯磨きを目指したいですね。
用途別に何種類かをそろえて併用するのがおすすめです。
今回ご紹介したアイテムも参考に検討してみてくださいね。