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季節を問わず、外出時に紫外線対策を心がけている方は多いでしょう。
しかし、顔や身体に日焼け止めクリームを塗っている方でも、唇の紫外線対策までは意識していないのではないでしょうか。
他の部位と比べて角層の薄い唇は紫外線ダメージを受けやすく、ダメージで変色したり、カサついたりするため、しっかりとケアをしてあげることがおすすめです。
そこで今回は「肌クリニック大宮」の院長で、皮膚科医の相馬孝光先生への取材をもとに、唇が日焼けしたときの対処法や日焼けを防ぐための対策について解説します。
あわせて、edimo編集部おすすめメーカーのUVカットリップクリームをご紹介します。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
皮膚科医
相馬 孝光
肌クリニック大宮 院長。アトピー性皮膚炎やニキビ、皮膚外科手術、美容皮膚科、アンチエイジングの相談まで幅広く診療し、特にニキビ診療に注力する。一般皮膚科から美容皮膚科・アンチエイジングまで患者さんのお悩みにオールマイティーに応えられるクリニックとして地域医療に貢献することが経営理念。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本医師会認定産業医。
肌クリニック大宮
埼玉県大宮区桜木町1-219-3 アクロスキューブ大宮5階
https://e-hifu.jp/
目次
顔や身体に日焼け止めを塗ることを習慣化している方は多いですが、唇の紫外線対策は意外と見落としがちなもの。
しかし、唇も身体と同じように日焼けのリスクがあるのです。
唇は他の部位と比べて表皮が薄いうえに、皮脂腺や汗腺がないため潤いが不足しやすく、紫外線ダメージから細胞を守る「メラニン色素」が少ないという特徴があります。
そのため、外部からの刺激に対するバリア機能が弱く、紫外線や乾燥の影響を受けやすいデリケートな部位といわれています。
唇が日焼けすると、乾燥してカサついたり、荒れて皮がむけてしまったり、赤く腫れてヒリヒリしたり…といった症状が現れます。
こうした症状がさらに悪化すると、水ぶくれや出血、色素沈着などを引き起こすこともあります。
紫外線ダメージにより水分やハリを失った唇は、縦じわやくすみが目立ちやすくなり、実年齢より老けた印象を与えてしまうことも。
また、乾燥することで化粧ノリも悪くなります。
こうした症状やダメージを防ぐためにも、唇の日焼け対策が重要になるのです。
唇の日焼けは「火傷」とほぼ同じ状態なので、ヒリヒリしたり赤く火照っていたりする場合、まずは氷や保冷剤でしっかり冷やすことで、症状の悪化を防ぎましょう。
ただし、保冷剤や氷を直接唇に当てるのは刺激が強すぎるうえに、唇に張り付く可能性があるため、冷水で冷やしたガーゼや氷や保冷剤を包んだタオルを優しく当てるようにしましょう。
クールダウンで唇の炎症や火照りが落ち着いたら、保湿ケアをこまめに行いましょう。
荒れた唇を元の状態に修復するには、紫外線ダメージで失った潤いを与えて、肌の細胞が生まれ変わる「ターンオーバー」を促すことが求められます。
日焼けした唇には、抗炎症作用のあるリップや白色ワセリンなど保湿効果の高いものがおすすめです。
そして、日焼けした唇はなるべく刺激しないのも大事。
特に唇を舐めたり、ゴシゴシとこすったりするのは控えましょう。
辛いものや炭酸飲料などの刺激物は避けたほうがベター。
また、落ちにくい口紅やグロスなどを塗ることも負担になるため、唇の状態が落ち着くまでは、口元のメイクはできるだけ避けたほうが無難でしょう。
こうした自宅でのセルフケアでなかなか症状がよくならず、水ぶくれができてしまった場合は、自分でつぶすなどの対処をせずに、皮膚科医を受診するようにしましょう。
痛みや腫れなどの症状が引かない場合も、同じように病院で相談してみてください。
唇の日焼けを防ぐには、主に以下の4つの対策が挙げられます。
唇を紫外線ダメージから守る有効な対策は、UVカット効果のあるリップを塗ること。
顔・身体用の日焼け止めは刺激が強すぎるため、唇には使えません。
紫外線を防御する効果の程度を表した「SPF」や「PA」の表記があるものがおすすめです。
顔や身体の日焼け止めと同じように、長時間の外出時にはこまめに塗り直すとよいでしょう。
外出時はUVカットリップの使用に加えて、帽子や日傘で顔と唇に直接日光を浴びないようにするのも大切です。
ビタミンCには強い抗酸化作用があるとされ、紫外線によって生じた活性酸素を除去し、炎症を抑える効果が期待できます。
紫外線が強くなる季節には積極的に摂取したい栄養素であり、ピーマンやブロッコリー、キウイフルーツ、トマトなどに多く含まれています。
また、ビタミンEにも強い抗酸化作用があるとされ、バリア機能を担う皮脂膜を安定させる機能があるともいわれており、ナッツ類やアボカドなどに豊富に含まれています。
しかし、食事から摂取するだけでは「生命維持」のためにほぼ使用されてしまうので、ビタミンC・Eを含んだローションやサプリなど、外用のもので補うのがよいでしょう。
毎日の保湿ケアは唇が日焼けしてしまったときの対処法であると同時に、日焼けを防ぐ方法の一つでもあります。
日頃からリップやワセリンなどでしっかり保湿することで、唇の皮膚のターンオーバーを促し、紫外線によるダメージをたまりにくくするのです。
また、日常的に保湿ケアをしていると、万が一日焼けしてしまった場合も酷い症状になりにくいともされています。
外出時はUVカットリップ、家にいる間や就寝前は保湿力重視のものと使い分けるのも効果的でしょう。
UVカットリップクリームを選ぶ際のチェックポイントをいくつかご紹介します。
UVカットリップクリームのSPF値は、日常使いやレジャーなど、想定している使用シーンに合わせたものを選びましょう。
SPFとは、肌に赤みや炎症を起こし、シミやそばかすの原因となる紫外線B波を防ぐ効果指数のこと。
個人差はありますが、この数値が大きければ大きいほど、日焼けの開始時間を遅らせる効果が期待できます。
日常的な紫外線対策ならSPF20程度、アウトドアや屋外スポーツ時に使うならSPF50といった数値の高いものがおすすめです。
PA値は、しわやたるみの原因となる紫外線A波を防ぐ効果を表す指標のこと。
+の数が多いほうがより効果が高まりますが、同時に肌への刺激も高まるため、PA++程度を目安に選んでみてはいかがでしょうか。
紫外線によるカサつきや荒れから守るために、保湿成分がしっかり含まれているかもチェックしましょう。
ヒアルロン酸やセラミド、スクワランのほか、植物成分のホホバオイルやシアバター、ハチミツなどが含まれているものは保湿効果が期待できます。
リップクリームで唇が荒れやすい場合は、石油系界面活性剤、タール系色素、防腐剤のパラベン、紫外線吸収剤など、唇に負担になる成分が含まれていないものを選びましょう。
また、ラメが配合されているものは角質を傷つけるおそれがあるため注意が必要となります。
口紅やグロスのように色が付くUVカットリップクリームもあります。
発色はやや控えめでほんのり色づくタイプが多いですが、唇の色を整えてくれるのでナチュラルメイクに取り入れやすく、すっぴんでも顔色をよく見せることができるでしょう。
また、色なしタイプなら、いつもの口紅やグロスを使う前の”日焼け止め下地”としても重宝します。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
※商品によってはユーザーのレコメンドが記載されています。メーカーから提供を受けたものには「メーカー収集コメント」、編集部が収集したものには「編集部収集コメント」と記載されています。これらは個人の感想であり、効果効能を示すものではありません。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | SPF/PA値 | 主な保湿成分 |
アントレックスラブトゥ|UVリップクリーム | SPF20/PA++ | スクワラン、シア脂など | ||
ニベア花王ニベア|ディープモイスチャーリップ メルティタイプ オリーブ&レモンの香り[医薬部外品] | SPF26/PA++ | シアバター、ハチミツ、ローヤルゼリーエキス など | ||
ロート製薬メンソレータム|メルティクリームリップ | SPF25/PA+++ | スクワラン、セラミド2、セラミド3、セラミド6Ⅱなど | ||
近江兄弟社近江兄弟社メンターム|ディープナーリップ メントールUV | SPF20/PA++ | スクワラン、オリーブ油、ホホバ油など | ||
オルビスオルビス|リップバームUV | SPF25/PA++ | 加水分解コラーゲン、ゲットウ葉エキスなど | ||
資生堂資生堂|UVリップカラースプラッシュ | SPF35/PA+++ | |||
ビーバイ・イーMAMA BUTTEER(ママバター)|UVバリア リップスティック | SPF6/PA++ | シア脂など | ||
クロイスターズブリサマリーナ|UVバリア リップスティック | SPF6/PA++ | シア脂など |
SPF20/PA++のUVカット効果により日常の紫外線から唇を守るとともに、スクワラン、シア脂などの保湿成分で乾燥を防ぎ、ふっくらと潤いに満ちた口元へと導きます。
スルスルと伸びでとろけるようになじむ心地よいテクスチャー。
無着色、無香料なので口紅やグロスのベースとして使うのもおすすめ。
モノトーンの気球が描かれたパッケージも魅力的です。
ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント
年齢非公開・女性
塗り心地抜群!保湿効果もUVカット効果もあるリップクリーム。市販のリップよりやや高めですが、溶けるようにスルッと馴染み、ひと塗りで保湿されます。見た目以上に長持ち!
年齢非公開・女性
皮剥けせず、スベスベになります!!これでUVケアまでできるのは優秀すぎます。口角が切れるのともサヨナラできそう!
年齢非公開・女性
保湿感と塗り心地(使用感)が抜群に良い!
スーッと伸びが良くとろけるような塗り心地がクセになる使用感。
1度塗りでも保湿感が長く続くので、何度も塗る手間が省けます。
無色無香料なので口紅のベースとしてもかなりオススメです!
SPF/PA値 | SPF20/PA++ |
主な保湿成分 | スクワラン、シア脂、ポリクオタニウム-61など |
色付き |
ブランド独自の「高保水型メルティ処方」で、塗った瞬間にクリームがオイル状に変わり、潤いがたっぷり密着して保湿効果が続きます。
シアバターやハチミツ、ローヤルゼリーエキスなど5種類の保湿成分を配合しています。
さらに、唇の荒れやひび割れを防ぐ有効成分のビタミンEとグリチルレチン酸ステアリルを配合。
SPF26/PA++と日常の紫外線対策をしながら、しっかりと保湿したい方、乾燥が気になる方におすすめです。
しっとりとした塗り心地ではあるものの、オリーブ&レモンの爽やかな香りも感じられるでしょう。
ほかに「無香料」「バニラ&マカダミアの香り」「はちみつの香り」もあります。
空気中の水分に反応して潤いを抱え込み、クリームのようになる「モイストバンク技術」を採用。
リップクリームが体温でとろけて唇になじみ、柔らかくなめらかな塗り心地を実現しています。
潤い成分としてスクワランとマルチセラミドを配合。
高保湿処方ながらSPF25/PA+++のUVカット効果が期待できます。
外出時だけでなく、乾燥が気になるオフィスや口紅の下地としてなどさまざまなシーンで活用できるでしょう。
唇の乾燥、荒れ、血行不良にアプローチする薬用リップクリーム。
潤い成分としてオリーブ油、ホホバ油、スクワランを配合。とろけるような濃密ベールで唇に潤いを与えます。
血行を促進する有効成分のビタミンE誘導体、柑橘果実由来の保湿成分であるビタミンP誘導体も配合。
さらに、唇の荒れや乾燥を防ぐ有効成分のdl-カンフルやl-メントールも含んでいます。
SPF25/PA++のUVカット効果で紫外線をブロックし、唇を日焼けのダメージから守ります。
唇に潤いを与えてキメを整える加水分解コラーゲン、乾燥を防ぐゲットウ葉エキス、植物性保湿成分のシャクヤク根エキスなどを配合し、唇をしっかり保湿ケアできるでしょう。
どんな肌色にもなじみやすく、口元を明るく見せるフレンチピンクの色合いも魅力。
マスクに色移りしにくいので気兼ねなく使えます。
口紅の下地として使うのもおすすめです。
ナイロビオレンジやマイアミピンクなどフレッシュなカラーが揃い、唇を紫外線からしっかり守りながら、潤いと透明感ある彩りをプラスするリッププロテクター。
SPF35/PA+++のUVカット効果があり、光の下でつややかさがアップするため、アウトドアシーンにもおすすめです。
汗や水に濡れると紫外線防御ヴェールの均一性が高まり、ムラなく肌にフィットすることでブロック効果が高まる独自技術「ウェットフォース テクノロジー」を採用しています。
天然由来成分のオーガニックシアバター15%配合したナチュラルなUVケアリップスティック。
天然由来成分だけを使用して、シリコンや紫外線吸収剤、石油系界面活性剤などを含んでいないため、リップクリームで唇が荒れやすい方でも使いやすいでしょう。
シアバターに加えて、紫外線予防効果が期待されるアルガンオイルやザクロ種子油も配合。
無香料・無着色なので口紅やグロスの下地としても使えます。
スポーツやアウトドアシーンでの強い紫外線や乾燥から唇を守るリップクリーム。
SPF32/PA+++とリップクリームの中ではUVカット効果が高く、長時間屋外にいることが多い方に適しています。
保湿成分であるビタミンCやアルブチン、オーガニック成分のシア脂やホホバ種子油などを配合しています。
強い日差しから唇を守りながら、しっかりと保湿できるでしょう。
唇の紫外線対策は意外と忘れがちですが、日焼けをしてしまうと皮がむけてガサガサしたり、赤みなどの炎症を引き起こしたりするおそれがあります。
紹介したアイテムなどを参考にしながら、顔や身体と同じように唇もしっかり紫外線対策をして、潤いに満ちた健やかな状態を保ちましょう。
もし唇を日焼けしてしまった場合は、まず紹介した対処法を試してみてはいかがでしょうか。
それでも治らなかった場合は速やかに皮膚科医を受診してくださいね。