しもやけ対策におすすめの軟膏・クリーム7選。我慢できない指の痒みに

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しもやけに苦しんでいる手

秋の終わりから春先にかけ、毎年しもやけに悩まされていませんか?

しもやけ特有の痛痒さは、大人でもときに我慢するのがつらいもの。

上手に対策をして、少しでも早く痒みを抑えたいですよね。

そこで今回は、しもやけの原因や薬の選び方、正しい薬の塗り方について、たかはし皮膚科クリニックの髙橋先生への取材を基に解説。

あわせて、edimo編集部おすすめのしもやけ対策におすすめの軟膏・クリームを紹介します。

取材・監修協力商品紹介部分は取材・監修範囲外です

皮膚科医
髙橋 謙

髙橋 謙

たかはし皮膚科クリニック 院長。
所属学会:日本皮膚科学会、日本内科学会、プライマリ・ケア連合医学会、日本超音波医学会
平成11年大阪医科大学を卒業し、東京女子医科大学循環器内科へ入局。大阪府下で有数の患者数を誇る実家クリニック(現:髙橋内科皮膚科クリニック)の継承を念頭にさまざまな疾患をみれるようになりたいと平成15年に京大病院総合診療科へ入局。 総合診療科閉鎖のタイミングで平成17年に関西電力病院総合内科へ入局し、診療と平行して研修医・医学生への指導に当たる。平成21年より髙橋皮膚科クリニックに所属、大阪市立総合医療センターでの研修を経て専属となり、皮膚科医としての経験を積む。平成27年12月に兵庫県尼崎市でたかはし皮膚科クリニックを開業をし、現在に至る。

たかはし皮膚科クリニック
https://www.takahashi-hifuka.com/

しもやけの原因 、症状について

しもやけの症状を示す人の足の指の接写

寒い時期になると起こるしもやけですが、その原因をはっきりとは知らないという人も多いのではないでしょうか?

ここではしもやけのできる仕組みや症状、しもやけの原因となるNG行為について解説します。

しもやけの起こるメカニズム

しもやけは、寒さにより血管が収縮し血液の循環が悪くなることで起こります。

血行が滞ることで炎症を起こし、腫れやうっ血、水膨れなどの症状が出ます

一般的には、平均気温が4~5度、一日の気温差が10度以上の条件の場合にしもやけが起こりやすくなると考えられています。

寒さの厳しい真冬より一日の気温差の大きい秋の終わりや春先に発症しやすいのもこのためです。

ただし、発症の条件は気温だけでなく発汗や遺伝的な要因も深く関わっているとされています。

しもやけの原因となるNG行為とは?

しもやけになる大きな原因は、冷えにさらされていること。

以下のような行為は、しもやけの原因となったり悪化させたりするものと考えられています。

・ 自宅にいるからと、冬でも靴下をはかない

・ 手洗い後、手を拭かないままでいる

・ 外出時に手袋や耳当てなどの防寒対策をしない

しもやけは、指先などを露出し、放熱しやすい状態にしたままにすることで発生しやすくなります。

しもやけ対策のポイントとしては、指先や足先を冷えた状態にしないこと

特に外出時は、手袋や耳当てなどで、体が冷えにさらされないようにしましょう。

それでもしもやけができてしまった場合の対処法としては、患部を温めることが基本。

ただし、痛痒い、熱をもった感じがするときに温めると、逆効果になる場合も

症状がひどいときに患部を温めると血管が拡張し、炎症が進行してしまうため注意が必要です。

患部が冷たいときには温め、熱感があり痛痒いときにはやんわりと冷やすようにしましょう

しもやけの主な症状

しもやけは主に手指、足先、耳などに生じ、まれに鼻先や足底周囲にできることもあります。

また、一くくりにしもやけといっても、症状は軽度のものから重度のものまでさまざまです。

・ 軽度…痒みを伴う腫れ、皮膚が赤紫色になる

・ 中度…水膨れ、水膨れがやぶれて皮膚がじゅくじゅくする

・ 重度…皮膚がえぐれる(潰瘍)。痒みだけでなく痛みも伴う

しもやけに使う薬の選び方

手荒れ・あかぎれの手にクリームを塗る女性の手元

注目したい成分

重症度を問わず、末梢の血管を拡張させる効果のあるビタミンEの配合されたものを選びましょう

寒冷刺激とは逆の作用を与えることで、症状を緩和する効果が期待できます。

薬の種類

炎症が強く、ひび割れなどの症状があるときには軟膏を選びます

皮膚の割れなどがない場合は、クリームを選ぶとよいでしょう

皮膚科受診の目安

水膨れ、皮膚びらん、皮膚潰瘍など中度から重度の症状がある場合は、なるべく早めに皮膚科を受診しましょう。

また、腫れやうっ血のみの場合でも、自覚症状が強ければ皮膚科で診察を受けるのがおすすめです。

※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。

※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。

しもやけに使う軟膏・クリームおすすめ7選

商品名画像詳細を見るタイプ内容量

ロート製薬ヒビプロ🄬|メンソレータム ヒビプロα[第3類医薬品]

ロート製薬軟膏16g

日本オリーブシコリーブ|ベルゼエリートM[医薬部外品]

軟膏25g

ラクール薬品販売メディータムひび・あかぎれAT軟膏[第3類医薬品]

軟膏25g

エーザイザーネクリームE[医薬部外品]

クリーム48g、100g

近江兄弟社近江兄弟社メンターム|HAαクリーム[第3類医薬品]

クリーム20g

協和薬品工業ウイスベールひび・あかぎれクリーム[第3類医薬品]

クリーム24g

ムサシノ製薬薬用フタアミンhiクリーム[医薬部外品]

クリーム55g、130g

軟膏タイプ

ロート製薬ヒビプロ🄬|メンソレータム ヒビプロα[第3類医薬品]

ロート製薬

新陳代謝を促進し、荒れた皮ふをケアするビタミンA油や、血行促進が期待できるビタミンE誘導体をはじめとした、6つの有効成分を配合した治療薬です。

ワセリンベースなので水や汗で落ちにくく、”カバー”力の高い処方設計にこだわっています

また、ひび割れた患部に塗っても、しみにくいです。

成分ビタミンA油、トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE誘導体)、アラントイン、グリチルレチン酸、イソプロピルメチルフェノール、ジフェンヒドラミンなど
タイプ軟膏
内容量16g

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日本オリーブシコリーブ|ベルゼエリートM[医薬部外品]

1976年発売のロングセラー商品。

オリーブ油ベースで開発した薬用軟膏です。

天然植物保湿成分や、有効成分ビタミンB6ジパルミテート、ビタミンE誘導体を配合していて、しもやけやあかぎれなどの肌トラブルを防ぎます。

また、基剤に天然保湿成分のオリーブオイルを使用しているので、臭いが少なく肌によくなじみます

成分ビタミンB6ジパルミテート、酢酸トコフェロール(ビタミンE誘導体)、オリブ油など
タイプ軟膏
内容量25g

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ラクール薬品販売メディータムひび・あかぎれAT軟膏[第3類医薬品]

グリチルリチン酸二カリウムなどの抗炎症成分や、血行促進が期待できるビタミンEなど、6つの有効成分を配合した治療薬です。

さらに、皮ふをなめらかにするビタミンA油も配合されています。

修復成分が患部組織に直接作用するので、ひどく割れたひびの治療にも効果が期待できます

成分トコフェロール酢酸エステル、ビタミンA油、グリチルリチン酸二カリウム、アラントインなど
タイプ軟膏
内容量25g

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クリームタイプ

エーザイザーネクリームE[医薬部外品]

手指はもちろん、ひじ、ひざ、かかとなど全身に使える薬用クリームです。

消炎効果のある「グリチルリチン酸ニカリウム」で、しもやけやあかぎれなど、肌トラブルを抑制

さらに、肌の血行を促進し、肌に必要な栄養素を補給する天然型ビタミンE配合で、肌をすこやかに保ちます。

マイルドな香りでべたつきが少ないので、どんな生活シーンも邪魔しません。

成分酢酸d-α-トコフェロール(天然型ビタミンE)、グリチルリチン酸二カリウム
タイプクリーム
内容量48g、100g

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近江兄弟社近江兄弟社メンターム|HAαクリーム[第3類医薬品]

皮膚の痒みをしずめるジフェンヒドラミンや、炎症を抑えるグリチルレチン酸、血行促進が期待できるトコフェロール酢酸エステルなど、7つの有効成分が配合されています。

また、ワセリン配合で水にも強く、肌の水分蒸散を防ぐため、保湿力も高いです。

ひどく割れたひび、しもやけによる痒みなど、つらい指先トラブルをケアします。

成分ビタミンA油、トコフェロール酢酸エステル、ジフェンヒドラミン、グリセリン、グリチルレチン酸、パンテノール、イソプロピルメチルフェノールなど
タイプクリーム
内容量20g

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協和薬品工業ウイスベールひび・あかぎれクリーム[第3類医薬品]

修復&新陳代謝促進成分をW処方した治療薬。

手指のあかぎれや、しもやけのほか、硬くなってしまった、ひじやかかとなどのひび割れにも効果が期待できます。

また、べたつきが少なく、なめらかな塗り心地のクリームタイプで、肌によくなじみます

成分ビタミンA油、トコフェロール酢酸エステル、アラントイン、グリチルレチン酸、イソプロピルメチルフェノール、ジフェンヒドラミン、グリセリンなど
タイプクリーム
内容量24g

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ムサシノ製薬薬用フタアミンhiクリーム[医薬部外品]

1987年の発売以降、愛され続けてきたロングセラー商品。

肌トラブルに対して効果が期待できるグリチルレチン酸とビタミンEの2種類の有効成分のほか、ホホバ油、卵黄油、グリセリンといった保湿成分を配合しています。

尿素を含有していないため、尿素の刺激に弱い人にもお勧めです。

また、しっとりしているのにべたつかないテクスチャーに仕上がっています。

成分グリチルレチン酸、ビタミンE(酢酸トコフェロール)、ホホバ油、卵黄油、グリセリンなど
タイプクリーム
内容量55g、130g

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より効果を高める薬の塗り方

足用のクリームを塗って座っている若い女性

軟膏やクリームを使用する際に最も重要なのが、こまめに塗ること。

手洗いをするごとに軟膏やクリームを塗るようにしましょう。

さらに、塗布後15分程度は綿100%の手袋を付けるのが理想。

軍手は生地の中にゴムが含まれているものが多いため、使用しないほうがよいでしょう。

また、優しくマッサージをしながら塗るのがおすすめ。

軟膏やクリームを皮膚に浸透させることを意識するのではなく、マッサージの刺激により血管が拡張して血行がよくなる効果を期待して行いましょう

まとめ

寒い時期になると気になる手足の冷え。

気を付けていても、どうしてもしもやけができてしまうこともありますよね。

そんなときは今回紹介した軟膏やクリームで上手に対策をして、つらい痒みを一日でも早く取り除いてくださいね。

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