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ソフトコンタクトレンズの洗浄や消毒に必要な洗浄液。
大切な目に関することなので、しっかりと納得できるものを見極めたいですよね。
ただ、さまざまな種類があってどれが自分に合っているのか判断できないという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、医療法人社団久視会いわみ眼科の岩見久司さんに、ソフトコンタクトレンズの洗浄液の重要性や種類、選び方などについて教えていただきました。
あわせて、edimo編集部が選んだおすすめのソフトコンタクトレンズの洗浄液7選も紹介します。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
眼科医
岩見 久司
大阪市立大学医学部卒医療法人社団久視会 いわみ眼科理事長
眼科専門医・レーザー専門医
医学博士
兵庫医科大学非常勤講師
1日100人を超す外来をこなしながら、若手医師の教育や医師・医療関係者向けの講演も頻繁に行っている。
加齢黄斑変性や糖尿病網膜症などを得意とする網膜内科医。
網膜の病気に将来繋がっていく可能性のある小児の近視が現在急増しており、近視治療にも積極的に取り組んでいる。
令和5年度より、「100歳まで見える目」をたくさんの方が持てるように啓蒙活動を展開している。
いわみ眼科ホームページ https://iwami-eyeclinic.com
目次
ソフトコンタクトレンズの中でも、2ウイークコンタクトレンズなど再装用するものに対しては、必ず洗浄、消毒をする必要があります。
それを怠ると、レンズに付着した眼脂などを栄養として、アメーバなどの微生物がレンズやレンズケース内で増殖するなどして、次のような重大な影響を及ぼす可能性があります。
・ 増殖した微生物が角膜に感染症を引き起こし、最悪の場合、失明の危険性
・ 痛みやかゆみなどの症状が見られる巨大乳頭結膜炎というアレルギー性結膜炎が生じる
また、洗浄剤の中には消毒した後に中和する必要があるものがあり、手順通りのケアをしなければ洗浄剤によって角膜障害が引き起こされ、痛みや見えにくさの原因になることもあります。
ソフトコンタクトレンズ用の洗浄液の種類は、MPS(マルチパーパスソリューション)、ポビドンヨード、過酸化水素の3つ。
それぞれの特徴や注意点を理解したうえで選ぶ必要があります。
また、いずれの消毒剤も汚れを100%除去するものではありません。
目などに異常を感じた場合は、すぐに眼科を受診してください。
洗浄、すすぎ、消毒、保存までの全工程がひとつでできる万能タイプ。
中和剤を使う必要がないため手軽で、コンタクトレンズの初心者にも使いやすいのが魅力です。
ポピドンヨードや過酸化水素に比べると、病原微生物に対する消毒効果が弱いため、コンタクトレンズのこすり洗いをしっかりと行わなければなりません。
一般的に、消毒には4時間以上が必要なことから、コンタクトレンズを浸しておく時間を十分に取りましょう。
ただし、コンタクトレンズを入れたままの状態での保存期間は、1カ月以内とされるものが多くなっています。
3つの消毒剤の中でも特に強力な消毒効果 をもっています。
消毒後に中和する必要があります。
ヨードアレルギーの人には使えないため注意が必要です。
また、消毒力が高いとはいえ、こすり洗いは必要です。
一般的に、消毒時間は数分とされていますが、その後ヨードが中和されるのに4時間以上は置いておかなければいけません。
また、コンタクトレンズを入れたままでの保存期間は1週間以内とされることが多く、長期保存には不向きです。
MPSよりも強力な消毒剤です。
消毒後は中和剤を使って中和する必要があります。
消毒力が強く、そのまま角膜に触れると角膜に傷をつける性質があるため、中和が必要です。
1剤で中和まで完了する1ステップ製剤と、もう1剤加えて中和する2ステップ製剤があり、2ステップ製剤の方がより強力な消毒作用があります。
長期保存には向かないことから、1日を超えてコンタクトレンズを浸しておく場合には、専用の保存液を別に用意する必要があります。
前提として、コンタクトレンズとは粘膜に接着する高度医療機器であることを認識する必要があります。
清潔性の観点から考えると、目にとってはやはり1dayコンタクトなどの再装着しないレンズが推奨されます。
しかし、費用に大きな隔たりがあることから、しっかりと洗浄をするという条件の下であれば、2ウイークコンタクトなどのレンズを使うことに問題はありません。
先述の通り、洗浄液はタイプによって洗浄力や消毒力、使い方が異なります。
次のような特性を理解して、自分に合った洗浄液を選び、目の安全を保つことが重要です。
…中和が不要なため、しっかりとこすり洗いすることができれば手間が少なく、便利です。
…消毒効果が高く、雑菌の繁殖を抑えるという点で、より安心できます。ただし、中和が必要なうえ、長期保存には不向きです。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
※商品によってはユーザーのレコメンドが記載されています。メーカーから提供を受けたものには「メーカー収集コメント」、編集部が収集したものには「編集部収集コメント」と記載されています。これらは個人の感想であり、効果効能を示すものではありません。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | タイプ | 内容量 |
メニコンメニコン|エピカ アクアモア(医薬部外品) | MPSタイプ | 70ml・310ml | ||
アイミーアイミー|レンズコートモアクイック(医薬部外品) | MPSタイプ | 500ml | ||
カズマクレオ|クレオケア(指定医薬部外品) | MPSタイプ | 500ml | ||
ロート製薬ロート|ロートCキューブ ソフトワンクールa(医薬部外品) | MPSタイプ | 500ml | ||
ボシュロム・ジャパンボシュロム|レニュー®フレッシュ(医薬部外品) | MPSタイプ | 60ml・355ml・500ml | ||
日本アルコンアルコン®|AOセプトクリアケア®(医薬部外品) | 過酸化水素タイプ | 360ml | ||
オフテクスオフテクス|クリアデュー ハイドロ ワンステップ(医薬部外品) | ポピドンヨード系タイプ | 消毒・中和錠28錠/溶解・すすぎ液360ml |
天然系成分フルーツ酸配合により消毒成分がレンズ表面に吸着するのを防ぐうえ、有効成分の塩酸ポリヘキサニドが微生物に対して効果的に働き、レンズをしっかり消毒します。
また、レンズの表面に水のベールをつくり、レンズの潤いを保持。
タンパク付着防止、タンパク除去、レンズに残ったタンパク質の変性防止という3つのステップで、タンパク汚れからレンズを守ります。
1本でこすり洗い、すすぎ、消毒、保存が可能。
HPMCとポロキサマーという2種類の潤い成分を配合し、快適な付け心地を実現。
保水性に優れたバリア層でレンズをコートすることで細菌や汚れをブロックします。
丁寧にこすり洗いとすすぎを行った後、消毒と保存は10分で完了。
仕事や家事に忙しい人や夜遅くまでコンタクトレンズを使う人におすすめです。
洗浄から保存まですべての工程を1本で簡単ケア。
一般的なMPSで4時間かかっていたつけ置き時間を10分に大幅短縮することができます。
潤い成分のヒプロメロースとポロキサマーをダブル配合。
オリジナルレンズケースが2個付いているため、1つを外出時に持ち歩くなど、使い勝手も抜群です。
ひんやりと清涼感のあるクールタイプ。
レンズをしっとりと包み込むポロクサマーを配合しているため、潤いが長持ち。
涙に近いpHで、瞳に優しい付け心地が魅力です。
ワンタッチ式で簡単に開閉できるオリジナルレンズケース付き。
ふたと本体が一体型になっているため、ふたを落としたりなくしたりする心配がなく、清潔に使うことができます。
非イオン性界面活性剤のポロキサミンが、洗浄と汚れの付着防止のダブル効果を発揮。
99.9%以上の消毒力でコンタクトレンズに繁殖する微生物を効果的に死滅させることができます。
レンズのくもりをすっきり落とすタンパク除去成分配合。
毎日新しいレンズのような爽やかな使い心地を実現します。
独自のトリプルアクション消毒・洗浄効果で、レンズに付いた細菌やアカントアメーバを強力に消毒。
タンパク質や脂質汚れだけでなく、花粉もしっかり落とします。
また、洗浄成分プルロニックがレンズの表面に潤いのベールを作ることで、快適な付け心地をサポートします。
ホルダーにセットして、つけておくだけで自動的に消毒、泡洗浄、中和が完了。防腐剤フリーで目に優しいところも魅力です。
つけおき4時間の簡単ケア。
ポビドンヨードによる高い消毒力が特徴で、ウイルスや細菌を99.9%消毒。
酵素の力でタンパク質を分解し、すっきり洗浄。
不快感を解消します。
機能性ヒアルロン酸配合で潤いをキープ。
ポビドンヨードの色の変化が外からでも見える透明の専用レンズケース付きです。
タイプ | ポピドンヨード系タイプ |
内容量 | 消毒・中和錠28錠/溶解・すすぎ液360ml |
主成分 | “消毒・中和錠:ポビドンヨード・アスコルピン酸ほか 溶解・すすぎ液:等張化材・緩衝材・安定剤ほか” |
コンタクトレンズを使う人にとって、洗浄液は必要不可欠なアイテムです。
重要なのは、大切な目をトラブルから守り、健康に保つこと。
ぜひ今回の記事を参考に、自分に合ったものを見つけて、正しく使い続けてください。