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年々暑さが厳しくなっている日本の夏。
熱中症などを防ぐためにも、水分補給は必須です。
なかでもおいしくミネラルの補給ができる麦茶は、赤ちゃんから飲むことができ、熱中症対策にも効果的だといわれています。
そこで今回は、「たいや内科クリニック」管理栄養士の林安津美さんへの取材をもとに、熱中症対策に効果的な理由や、麦茶の選び方やおいしい入れ方などを解説します。
合わせて、編集部おすすめの麦茶パックもご紹介。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
管理栄養士
林 安津美
たいや内科クリニック・管理栄養士。大学卒業後、JAあいち厚生連で37年にわたり病院の管理栄養士として勤務。その間、豊田厚生病院・安城更生病院の技師長として17年間在籍。2022年5月よりたいや内科クリニックへ入職。病態栄養専門管理栄養士・日本糖尿病療養指導士・腎臓病療養指導士・がん病態栄養専門管理栄養士・和漢薬膳師等の資格を生かし患者さんの思いを聴き・応え、患者目線でテーラーメイドの医療を届けるよう心掛けている。
たいや内科クリニック（院長：加藤大也）
愛知県豊田市逢妻町２丁目18-4
https://taiya-naika.com/
目次
市販されていて手軽に買うことができる麦茶。
日常の飲み物として冷蔵庫に入れておくと便利ですし、熱中症予防のためにも常にストックしておきたいものですね。
そもそもなぜ、麦茶が熱中症対策に効果的なのでしょうか。
麦茶にはさまざまなミネラルが含まれています。
特にカリウムは、電解質バランスを保つために重要です。
熱中症の症状の一つは電解質のバランスの乱れですので、麦茶を飲むことでミネラルを補給でき、電解質を理想的なバランスに導いてくれます。
麦茶は冷たくして飲むことが一般的ですし、そもそも麦茶には体温を下げる効果があるとされています。
熱中症は体温の上昇によって引き起こされるため、体温を下げる効果がある麦茶は予防に役立ちます。
麦茶といっても種類はさまざまです。
味の特徴や栄養素、どんな人におすすめなのかなどを、種類別に紹介します。
麦茶の定番で、香ばしさと苦みのバランスがいいのが特徴です。
でんぷん質が少なめで、タンパク質が多めに含まれています。
甘みが少ないすっきりとしたなじみのある味わいで、ごくごく飲める一般的な麦茶の味です。
でんぷん質が豊富で、甘みを感じやすい麦茶です。
二条大麦は、主にビールなどの原料に使われて、タンパク質が少ないのが特徴。
苦みが少なく後味が優しい甘さで、子どもでも飲みやすい麦茶です。
香りが強く、美肌や健康をサポートしてくれるため女性に人気です。
ハトムギに含まれる【コイクセラノイド】には肌の角質代謝を高める働きがあり、ニキビ・シミ・そばかすなどの抑制に効果があるといわれます。
また食物繊維が豊富に含まれるため、便秘解消などの効果も期待できます。
健康や美肌を意識したい方は、ハト麦茶がおすすめです。
さまざまな味を楽しみたい方や、栄養をたくさん取りたい方におすすめです。
六条麦茶・二条麦茶などの麦茶のほかに、ミント・ドクダミ・大豆・玄米などをブレンドしています。
いろいろな原料の栄養素が取れるので、健康志向な方にはおすすめです。
多種多彩な麦茶があるなかで、どのように選べばよいでしょうか。
購入する際にチェックしておきたいポイントを押さえましょう。
麦茶にはさまざまな種類がありますが、一般的には大麦やもち麦を使用しています。
原材料を確認し、自分の好みやアレルギーにあった麦茶を選びましょう。
品質の良い麦茶を選ぶためには、信頼できるメーカーやブランドの商品をチェックしましょう。
口コミや評価を参考にされてもよいでしょう。
麦茶の香りや味は個人の好みによっても異なるため、自分が好む香りや味の麦茶を選ぶとよいでしょう。
一部の麦茶には香り付けや添加物が含まれている場合もあるので、原材料や商品の説明を確認することも大切です。
麦茶は湿気や光に弱いため、パッケージングがしっかりしているか確認しましょう。
品質や量とのバランスを考慮しましょう。
安価な商品でも十分な品質のものはありますし、一方で、高価な麦茶が必ず高品質とは限りません。
日常的に飲むので、予算にあった麦茶を選ぶことが大切です。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
| 商品名 | 画像 | 詳細を見る | 種類 | 容量 |
はくばくはくばく｜水出しでおいしい麦茶 |  | 水出し | 18ﾊﾟｯｸ×12袋 | |
はくばくはくばく｜こども喜ぶ麦茶 |  | 水出し／お湯出し両用 | 52袋 | |
伊藤園伊藤園｜香り薫るむぎ茶 |  | 水出し／お湯出し両用 | 54袋 | |
なべしま銘茶なべしま銘茶｜飛騨むぎ茶 ティーバッグ |  | 水出し／お湯出し両用 | 16袋 | |
石垣食品石垣食品｜フジミネラル麦茶 |  | 水出し | 16袋 | |
常陸屋本舗常陸屋本舗｜徳用江戸麦茶パック50袋 |  | 水出し／お湯出し両用 | 50袋 | |
ムソームソー｜有機麦茶・ティーバッグ |  | 水出し／お湯出し両用 | 26袋 |
一般的な麦茶よりも高温で短時間の焙煎を行う「浅煎り焙煎」が採用されており、苦くなりにくくすっきりとした味わいです。
粗挽き粉砕の大麦を使用しているため、水出しだけでも雑味の少ない麦茶を味わうことができます。
また、ティーバッグを一晩、水につけたままでもおいしく飲めるから、忙しい毎日に大助かりです。
パッケージはチャック付きで、保存にも便利。
ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント
20代・女性
わたし、はくばくの水出しでおいしい麦茶に出会ってからそれしか飲まないくらい…まじおすすめ♡
20代・男性
今まで飲んできた中で一番美味しい麦茶です。今年の夏用に今年も三箱頼みました。
年齢・性別非公開
我が家がハマっている麦茶「水出しでおいしい麦茶」。もうこの麦茶以外は買ってないです黄金色でとても爽やかな飲み心地でNo. 1の麦茶です✨
子どもが開発に協力して作られた麦茶です。
カフェインゼロで苦みが少なく、子どももゴクゴク飲むことができます。
国産大麦を100％使用。
大麦の甘みやうまみを引き出すため、じっくり低温焙煎で、焦がしすぎないように焼き上げられています。
子どもたちが笑顔になれるキャラクターのパッケージもポイント。
ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント
20代・女性
はくばくの麦茶が甘みがあり香ばしく美味しくて実家ではずっとこれ。 お湯出しで作って冷やしています。
伊藤園独自の焙煎方式「芯までこんがり焙煎」を採用。
濃度感のある大麦をブレンドした、甘香ばしい味わいです。
ノンカフェインで、乳児用規格適用食品と同等の管理がされているから、赤ちゃんにも安心して飲ませられます。
植物由来成分を含むインキが使用された、環境に優しいパッケージです。
ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント
30代・女性
食事の時も、運動後も、育児の授乳期間も、いつでも美味しい！
年齢非公開・男性
暑い夏に水出しで作れて美味しく水分補給できるのは本当に助かります。
90代・女性
毎年夏には香り薫るむぎ茶をいただいて爽やかに過ごしています。
明治41年創業の老舗が作るオリジナルの麦茶です。
飛騨高山の冬の寒さを耐え抜き、雪の中で越冬することで甘みを増した、飛騨産の高ランクの六条大麦を使用。
昔ながらの製法「砂炒り」により、香ばしさや甘みが格別です。
残留農薬700項目の検査済で、安心して飲めるのもポイント。
ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント
30代・女性
小さい頃からこちらの麦茶しか飲んでいなかった子供たちは、他の麦茶が飲めないようです。家族みんなで、毎日なべしまさんの麦茶を美味しく飲ませていただいています。
| 種類 | 水出し／お湯出し両用 |
| 容量 | 16袋 |
1965年に誕生した、水出し麦茶の元祖と呼ばれる商品です。
良質なカナダ産の六条大麦を100％使用。
浅煎りと深煎りの焙煎麦がバランスよくブレンドされ、香ばしさと大麦本来の甘みが感じられます。
海洋深層水粉末と沖縄サンゴカルシウム粉末を表面に塗した焙煎大麦を、粉砕してティーバッグに包装。
「ヒタチヤ」といえば、1965年に麦茶ティーバッグを開発した老舗メーカー。
以来、半世紀にわたっておいしい麦茶を作り続けています。
国内産六条大麦を100％使用し、丁寧に煎り上げられた麦茶は、大麦の香ばしい香りと味わいが楽しめます。
大容量50袋入りのお得な商品です。
国内産有機大麦を100％使用した麦茶です。
大麦の芯まで焙煎する「砂炒り焙煎」と、4台の釜を使用してじっくりと熱を通す「四度炒り」で焙煎。
昔ながらの製法でより香りが引き立ち、甘みと深みが楽しめます。
無漂白ティーバッグ紙を使用。
有機ＪＡＳ認定商品（ビューローベリタスジャパン）です。
麦茶の入れ方も、「水だし」や「お湯だし」など、方法によって時間や味わいが異なります。
おいしい入れ方のポイントを紹介します。
時間は1～2時間くらいかかりますが、冷蔵庫においておくだけで手軽です。
味はお湯出しよりやや薄いですが、火を使わない手軽さが魅力です。
（入れ方）
水1Lに対しティ－バッグ1袋を入れ、冷蔵庫で冷やします。
好みの濃さになったら中身を軽く混ぜ、ティーバッグを取り除きます。
2時間くらい経過したらティーバッグを取り除くことがおすすめです。
そのままですとエグミや苦味のもとになります。
湯に浸けた後に水だしすると、ただの水だしよりも麦茶の風味が引き出されて、より濃い味を楽しめます。
この方法ならお湯も少量しか使わないので、沸かす時間が短くてすみます。
（入れ方）
水1Lに対し、ティーバッグ1袋を使用します。
まずティーパックを皿にのせ、ひたひたになるまでお湯をかけて1分蒸らします。
蒸らしたティーパックをポットに入れ、水を注ぎ、1～2時間くらいおきます。
その後ティーバッグを取り出します。
そのまま浸しておくとエグミや苦味が出ます。
湯に浸けた後の水出しと、ほぼ同じ濃さに仕上がります。
皿で蒸らす手間はかかりませんが、湯を大量に沸かす必要があります。
（入れ方）
水1～1.5Lに対し、ティーバッグ1袋を使用します。
やかんを沸かし、沸騰したら火を止めてティーバッグを入れます。
10分経ったらティーバッグを取り出します。
（メーカーにより時間は異なります）
【監修者】管理栄養士林 安津美のコメント
丸粒麦茶を煮出すと、風味豊かで上品な味に仕上がります。
煮出す前に軽く焙煎しておくと、香ばしい風味が増してさらにおいしくなります。
（入れ方）
水2Lに対し、丸粒麦茶50～70ｇを使用します。
丸粒麦茶をフライパンに入れ、中火にかけて、混ぜながら少し煙が出るまで煎ります。
やかんに水を入れて沸かし、沸騰したら丸粒麦茶を加え、3分ほど煮出します。
その後、火を止めそのまま30分ほど置き、ザルなど使用して丸粒麦茶を取り除き、ポットに入れて冷やします。
水分補給・熱中症対策には、ミネラルが豊富で体温調節にも適した麦茶がおすすめです。
種類によって香りや風味もさまざまなので、自分好みの商品を見つけてストックしておきましょう。
入れ方のポイントを押さえて、おいしい麦茶で夏の暑さを乗り切りたいものですね。
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今回の記事ではティーバッグの麦茶を取り上げていますが、ほかに丸粒の麦茶もおすすめです。