子どもの目にやさしい学習用LEDデスクライト8選。入学準備・入学祝にもおすすめ！

入学準備で欠かせないものとしてあげられるのが学習デスクですが、デスクライトについて考えたことはありますか？

快適な学習環境を整えるにはデスクだけでなく、照明も大切です。

現在はLEDを使用したデスクライトが主流。

省電力でコンパクト、しかも十分な明るさを確保できる高性能なデスクライトがたくさんあります。

そこで今回は、インテリアソムリエ、照明コンサルタントとして活躍する鈴木晴江さんへの取材を基に、学習デスクに取り付けるLEDデスクライトについて解説します。

併せて、「BALMUDA」「KOIZUMI」「Panasonic」など、edimo編集部が厳選した、目にやさしい学習用LEDデスクライトを紹介します。

取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です

学習机用のLEDライトが必要な理由

学習机用にLEDライトが必要な理由は次の通りです。

学習用LEDデスクライトのチェックポイント

学習に適したLEDデスクライトを選ぶ際のチェックポイントは以下の通りです。

ちらつき対策がされているか

・ LED照明は一定の周波数で高速点滅させるダイナミック点灯により発光している

・ 1秒間に50回以下の点滅になると「ちらつき」を感じてしまうことがある

・ 電気用品安全法でちらつき防止や安全に故障する設計規程が設けられているため、PSEマークの有無も選定基準の一つ

多重影対策がされているか

・ デスクライトにより手元に手やペンの影ができると勉強の妨げになる

・ 複数の影ができる「多重影」は文字が見えにくくなる

演色性（えんしょくせい）を確認

・ 演色性とは、自然光で見た時の色をどれくらい再現しているかを数値化したもの

・ 数値がRa100に近いほど、照明環境が高い

・ 学習用デスクライトの演色性は、JIS（日本工業規格）ではRa80以上が、CIE（国際規格）ではRa85以上が推奨されている

【監修者】照明コンサルタント鈴木 晴江のコメント

この数値が高いほど集中力は高まりますが、同時に目への負担も大きくなります。

色温度をオレンジ色と青色の中間である3,000K～5,000Kの間で調整するようにしましょう。

均斉度（きんせいど）を確認

・ 均斉度とは、特定の範囲内の照度分布の均一性を表す指標のこと

・ ライトに近いデスクの中心エリアは明るく、ライトから離れるほど暗くなるなど、明るさにムラがあると目が疲れてしまう

・ デスク一面を明暗の差なく照らしてくれる「均斉度が高い」デスクライトを選ぶ

机上面照度を確認

・ JIS規格では、勉学・読書に必要な卓上スタンドの机上面照度をAA形、A形、一般形の3種類に分けている

・ AA形の方がA形よりも広範囲に高照度となり、長時間の学習や読書に向いている

調色機能（色温度）を確認

・ 光には暖色系と寒色系がある

・ 赤っぽく見える光は約2700K、青白い光は約6500K

・ 数値が高いほど目に負担がかかるので、集中するとき、休憩のときなどシーンに応じて光の色を切り替える調色機能が付いたものを選ぶ

ブルーライト対策がされているかを確認

・ パソコンやスマートフォンを見る時間が増えている

・ 目の疲れの原因の一つであるブルーライトを軽減しているデスクライトも選択肢に入れる

子どもが扱いやすいかを確認

・ 操作パネルが椅子に座った子どもの手の届きやすいところにあるか

・ 調光など調節が可能な機種の場合、今がどの状態に設定されているかすぐにわかる

・ 子どもが自主的に適切な照明にアプローチできるものを選ぶ

アームの形状、精度、耐久性

・ アームを動かして照明の位置を調整するタイプの場合、特に樹脂製のアームは操作するたびに音がなったり、思うように固定できず頭が垂れてしまったりすることがある

・ アームの耐久性や精度に着目して選ぶ

・ アームの精度によって価格が大きく変わり、高価なものほど動きがなめらかで、耐久性も高くなる

設置方法を確認

・ クランプ式の場合、デスクの天板に挟んで設置する

・ クランプが対応可能な天板の厚さをチェックして、自宅のデスクに合うかどうか確認する

【監修者】照明コンサルタント鈴木 晴江のコメント

デスクに設置する際は、利き手と反対側、顔の正面から斜め45度付近を目安にすると、影の影響が少なくなります。

子どもの目にやさしい学習用LEDデスクライトおすすめ8選

商品名	画像	詳細を見る	演色性	多重影対策
バルミューダBALMUDA｜BALMUDA The Light			97以上	フォワードビームテクノロジー
ベンキュージャパンBenQ｜WiT Mind Duoデスクライト AR19_D			97
コイズミファニテックKOIZUMI｜LEDモードコントロール ツインライト			約85
オカムラオカムラ｜LEDデスクライト PRELE（コンセント&USB付卓上クランプタイプ シングルアーム865BSZ-G）			80以上	あり
パナソニックPanasonic｜LEDデスクスタンド SQ-LD515			83	あり
ツインバード工業ツインバード｜充電式リビング学習LEDライト			80
ツインバード工業ツインバード｜ペンスタンド付LEDキッズライト REFLECTECH Kids
良品計画無印良品｜手元をてらすリビングライト 型番：MJ-TLL1

バルミューダBALMUDA｜BALMUDA The Light

日本の手術灯のトップシェアを誇る山田医療照明と共同開発した「フォワードビームテクノロジー」により、離れた場所から広く手元を照らし、目線の先に影を作らない光を実現。

医療機関や美術館などで採用されている太陽光LEDを搭載しており、Ra97という高い演色性を実現。いつでも本来に近い色を見ることができます。

鉛筆やハサミなどよく使う文具を入れておけるツールボックス付きなのもポイントです。

ベンキュージャパンBenQ｜WiT Mind Duoデスクライト AR19_D

照明範囲が95㎝もあるので、デスク一面を十分に照らすことができます。

最近増えているリビング学習時にも、しっかり光が行き届くため、親子が並んで使用できると好評です。

また、人がいなくなって30分以上経ったら自動で消え、デスクライトに近づいたら点灯する人感センサーが搭載されているので、うっかり消し忘れもなく便利。

2017年にはグッドデザイン賞を受賞しています。

コイズミファニテックKOIZUMI｜LEDモードコントロール ツインライト

光の色をコントロールできる勉強に最適なライト「ECOレディ」を採用。

色調は計算モード、勉強モード、休憩モードの3モードあり、目的によって光を選べます。

左右のシェードが45度手前に移動し、手元の暗がりと目に正面から入る反射光を防止するので、目にやさしいのもポイント。

デスクの天板に挟んで取り付けるクランプ式なので、机を広く使用することができます。

オカムラオカムラ｜LEDデスクライト PRELE（コンセント&USB付卓上クランプタイプ シングルアーム865BSZ-G）

目の疲れの原因の一つであるブルーライトを45％もカットし目の健康に配慮したデスクライト。

ブルーライトをカットしても、色の再現性ではRa80以上とJIS基準を高いレベルでクリアしています。

コンセント・USB付きなので、携帯電話などの充電も可能。

天板を挟んで取り付けるクランプタイプなので見た目もスッキリしています。

パナソニックPanasonic｜LEDデスクスタンド SQ-LD515

広範囲をより明るく照らし、6200Kで文字がくっきり見えるので、読書や勉強に最適です。

可動範囲が広いので、欲しいところに光が届くのも特徴。

Ra83と高い演色性、多重影のない光で、目のストレスを回避します。

ツインバード工業ツインバード｜充電式リビング学習LEDライト

最近増えているリビング学習。リビングテーブルにデスクライトを持ち込むとコードが邪魔になりますが、こちらは充電式でコードレスなので持ち運びも設置も簡単です。

勉強が終わったら畳んで充電台に載せるだけ。シンプルなデザインでインテリアに溶け込みます。

ツインバード工業ツインバード｜ペンスタンド付LEDキッズライト REFLECTECH Kids

背の低い低学年の子どもの場合、どうしてもデスクライトの光が直接目に入りがちです。

そこで、子どもの目の高さに合わせてシェードの高さを30㎝と低めに設定しています。

座高や姿勢に合わせて光の角度を調整できるので、成長に応じて快適な照明環境を整えることができます。

良品計画無印良品｜手元をてらすリビングライト 型番：MJ-TLL1

無印良品らしいシンプルなデザインは、どんなインテリアにも馴染みます。

普段はデスクに置いてコード付きで使用し、リビング学習などデスクとは別の場所で使いたいときにはコードレスで持ち運べます。

3段階の調光付きで目的によって調節できます。

小学生と中高生で買い換える必要は？

小学校低学年の頃はいろいろなものに興味があるため、機能性に優れスイッチがたくさんあると、試してみたくなりやすいです。

学習への集中力を高めるためにも、操作性がシンプルなものがおすすめです。

中高生になり、学習机を買い換えるような場合は、机の広さに応じてデスクライトも見直すほうがいいでしょう。

タブレットやパソコンを使った学習の機会が増えたり、学習時間が長くなったりするので、状況や環境に合わせて選びましょう。

まとめ

子どもも早くからスマートフォンやパソコンに触れるようになり、現代社会は目を酷使する時代といわれます。

そんななか、高性能なデスクライトが多数販売されています。

子どもの目の健康を考え、ストレスを軽減させたデスクライトで、快適な学習環境を整えてあげましょう。