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介護が必要な老犬の尿漏れだけでなく、子犬のおもらしや男の子のマーキング、女の子の生理(※)など、愛犬の排せつの悩みを抱えている飼い主は少なくありません。
犬のおしっこやうんちのニオイは染み込みやすく、トイレではない場所で排せつしてしまうと、掃除や消臭、除菌などに手間がかかります。
また、飲食店や宿泊先などでの粗相は、周囲にも迷惑を掛けてしまいます。
犬の年齢に関わらず、粗相の心配がある場合はオムツを着用させるのがおすすめです。
そこで、今回は動物の専門家である「ガイア動物病院」の松田唯院長への取材をもとに、犬用オムツが必要な場面や着用するメリット、着用を嫌がる際の対処法などを解説します。
併せて、edimo編集部おすすめの犬用オムツもご紹介します。
※正確には「発情出血」といいますが、本記事では理解しやすくするため「生理」と表現しています。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
獣医師
松田 唯
ガイア動物病院 院長。埼玉県生まれ。北里大学獣医畜産学部卒業後、千葉県内と東京都内の動物病院で勤務。2019年7月、ガイア動物病院(東京都杉並区)開設。治療法や薬について分かりやすく説明し、治療法のメリット・デメリットを理解して飼い主が選択できる治療が好評。
ガイア動物病院
東京都杉並区下井草1-23-2
https://www.gaia-ah.com/
目次
犬用オムツは、若い犬から老犬に至るまで、さまざまな場面で必要になります。
例えば男の子に多いのは、散歩中におしっこをかける「マーキング」。
他の犬に対して自分の存在や縄張りをアピールする本能的な行動ではあるものの、他人の家の門柱や塀、電柱などにマーキングしてしまうのは、飼い主のマナーが問われてしまいます。
こうした予測不能なマーキングや排せつを防ぐためには、オムツを着用させるのが一つの手だといわれています。
また、高齢になると老化による筋力低下や、泌尿器系の疾患の影響により、お漏らしをしてしまうことが増えていきます。
オムツを活用することで、愛犬が排せつに失敗したときの片付けの手間を減らすことができます。
他にも、避妊をしていない女の子の生理対策や、長時間の旅行時のお漏らし対策、子犬のトイレトレーニング、治療時のケアなどにも便利です。
オムツに抵抗感のある飼い主さんも少なくありませんが、オムツを着用することでこれまで通りの生活を送らせてあげることができ、かえって衛生的に過ごせるようになります。
オムツを履かせる最大のメリットは、「愛犬が今までと同じような生活を送れること」。
愛犬があちこちで粗相をしてしまう際、部屋を汚すなどの理由から狭いケージの中に閉じ込めて生活させる例がありますが、ストレスが溜まったり、筋肉量が落ちて疲れやすくなったりすることで、さらに運動しなくなり、老化を進めてしまうというデメリットのほうが大きくなります。
安易に行動範囲を狭めるのではなく、オムツを履かせていつも通りの生活を遅らせることで、愛犬の健康寿命を伸ばすことが期待できるでしょう。
また、高齢で寝たきりのまま粗相をしてしまうと、お尻全体が汚れることで、皮膚炎などの病気を引き起こす可能性があります。
それならばオムツにサッと吸収させてしまったほうが衛生的に過ごせます。
オムツを着用させることで、部屋を汚す心配が減らせるため、生活環境を清潔に維持できるのもポイント。
飼い主と愛犬双方の生活の質を上げることができるでしょう。
さらに、オムツの形状にもよりますが、腰骨の床ずれ防止効果も期待できます。
犬用オムツ購入時のチェックポイントを紹介します。
多くのオムツは胴回りの長さや体重、犬種を基準にサイズ表記されています。
愛犬の大きさに対して、オムツのサイズが小さすぎると、擦れて皮膚炎を起こしたり、尿や便が漏れてしまったりするおそれが予想されます。
反対に大きすぎると、隙間が大きく開いてしまうことで尿や便がこぼれたり、勝手に脱げたりしてしまいます。
ただ実際は、同じ犬種でも大きな体格差があり、胴回りの形状にも個性があるため、サイズ表記はあくまで参考程度に捉えるべき。
初めて購入する際にサイズの判断に戸惑う場合は、一回り大きいサイズを購入してみて、そこから愛犬に合ったサイズを探ってみるとよいかもしれません。
オスのマーキング対策やメスの生理対策には、それぞれの性別専用のオムツを活用するとよいでしょう。
介護やお漏らし対策用のオムツは男女兼用のものが多い一方、マーキング用のマナーベルトやメス用のマナーパンツは、それぞれの体型に合わせた形状になっています。
オス用のマナーベルトとは、腰回りに巻き付けて、少量の尿を吸収するように作られたアイテム。
尿の前飛びを防ぐ構造になっており、室内や散歩中のマーキング防止に効果的です。
また、メス専用の生理用オムツは、外陰部周辺をしっかりとカバーして漏れを防ぎます。
かわいらしいデザインのものも多く、洋服や首輪とのコーディネートを楽しめるでしょう。
ただ、いずれのオムツも排せつ対策のものほど吸収力が高くないため、こまめな交換が必要になります。
室内や散歩中、長時間の外出などシーンによって、使いやすいオムツは異なるため、犬用オムツを購入する際は、使用する場面を想定したうえで選ぶことをおすすめします。
例えば、日常的に履く室内用なら、漏れにくく吸収力の高いものがおすすめです。
特に、飼い主が長時間外出する場合は、吸収力が長く持続するものや、動き回ってもズレにくいものを選んであげると安心でしょう。
散歩中やドッグランなど外出先でのマーキング対策には、動き回ってもズレにくく、着脱のしやすいものが適しています。
立体ギャザーやシッポ穴が備わっていれば、愛犬が動いてもズレにくく、漏れの心配も減らせるでしょう。
電車や飛行機など長時間移動する際に着用させるなら、10時間以上分のおしっこを吸収できるものがぴったり。
また、おしっこでお尻がムレないように通気性のよいものや、サラッとした肌触りが続くものを選ぶのもよいでしょう。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る |
スタイルプラスペットの紙おむつ | ||
コーチョーネオ・ルーライフ|ネオ・オムツ | ||
ユニ・チャームマナーウェア 男の子用 | ||
ペティオzuttone|ずっとね犬用オムツ 介護から生まれた紙おむつ | ||
ドギーマンハヤシドギーマン|ジーンズ風パンツ | ||
ペティファームPetifam|M-PETS 女の子用おむつ | ||
第一衛材P.one|男の子&女の子用マナーパッド Active | ||
第一衛材P.one|男の子&女の子のためのマナーおむつ のび〜るテープ付 |
お漏らし対策や生理時の汚れ対策、治療時のケアなどさまざまな場面で排せつ物をガード。
シニアには介護用、パピーにはトイレトレーニング用として使うのがおすすめです。
マジックテープは貼り直しができるため、愛犬に合わせてサイズ感を調節できます。
一箱に120枚(SSS・SS・Sサイズ)と大容量でコスパがよいのも魅力。
介護などで長期にわたり、オムツを着用している場合などに重宝するのではないでしょうか。
ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント
年齢性別非公開
テープの貼り直しできるの便利
年齢性別非公開
数枚ごとの小分けパックで衛生的
年齢性別非公開
パックが白色無地だから部屋にそのまま置ける
適応体重 | SSS:1~3kg/SS:2~5kg/S:4~7kg/M:6~10kg/L:9~14kg |
適応胴回り | SSS:21~35cm/SS:23~46cm/S:26~48cm/M:30~54cm/L:33~63cm |
内容量 | SSS:120枚/SS:120枚/S:120枚/M:108枚/L:96枚 |
体型に優しくフィットするモレに強いオムツ。
密着性に優れた独自のしっぽ穴と、お尻をカバーするロング吸収体により、しっぽ穴周りの漏れを防ぎます。
立体ギャザーが愛犬・愛猫の股ぐりにフィットするため、オシッコや軟便をガードできます。
伸縮性に優れたウエストギャザーを採用しており、遊び回ってもフィット。
お漏らし・生理対策から介護、長時間のお出掛け時とさまざまなシーンで活用できるでしょう。
適応体重 | SS:2~4kg/S:3~6kg/M:5~8kg/L:7~12kg |
適応胴回り | SS:25~40cm/S:30~45cm/M:35~50cm/L:40~55cm |
内容量 | SS:32枚/S:30枚/M:28枚/L:26枚 |
クルッと巻くだけで簡単に装着できる男の子用のアイテム。
チェック・デニム・迷彩柄のデザインがあり、オシャレな洋服のように着せられるのがポイント。
お散歩時のマーキングや粗相防止に使うのがおすすめです。
身体にフィットするギャザー仕様で、隙間漏れを防止できます。
全面に通気シートを採用しているので、ムレを防いでサラサラに保ってくれるでしょう。
適応体重 | SSS:1.5~3kg/SS:2.5~4kg/S:3.5~6kg/M:5.5~7.5kg/L:7~10kg/LL:9.5~12kg |
適応胴回り | SSS:15~30cm/SS:30~35cm/S:35~40cm/M:40~45cm/L:45~50cm/LL:50~55cm |
内容量 | SSS:24枚・52枚/SS:22枚・48枚/S:20枚・46枚/M:18枚・42枚/L:18枚・40枚/LL:32枚 |
高性能ポリマーが尿を瞬間吸収して、ゼリー状に固めて逆戻りを防ぐため、嫌なニオイを閉じ込めます。
白色の吸収体なので尿の色が分かりやすく、愛犬の健康状態をチェックできるのもポイント。
お留守番やお出掛け、旅行時のお漏らし対策におすすめです。
伸縮バンドとサイドギャザーでオシッコをガードし、動いてもズレにくく漏れを防いでくれるでしょう。
ウエスト調整テープは何度も貼り直しができ、愛犬の体型に合わせて調整可能です。
適応体重 | S:~4kg/M:~7kg/L:~15kg/2L:~20kg/3L:~25kg/4L:~35kg |
適応胴回り | S:30~46cm/M:32~48cm/L:36~54cm/2L:38~58cm/3L:40~64cm/4L:55~75cm |
内容量 | S:20枚/M:20枚/L:16枚/2L:12枚/3L:12枚/4L:8枚 |
洋服のように着こなせるジーンズ柄のオムツです。
大きめのフリルで後ろ姿もキュート。
色々な洋服と合わせて、オシャレなコーディネートが楽しめます。
お腹や背中への伝い漏れを防ぐ「前後ガード」、穴からの漏れを防ぐ「シッポ穴360°吸収帯」、横モレを防ぐ「左右立体ギャザー」、ズレないよう固定できる「ダブルウエストテープ」の4つの漏れ防止構造が備わっているのもポイント。
高齢や病気によるお漏らし、治療時や術後のケア、生理用などさまざまな用途で使えるでしょう。
適応体重 | 3S:1~2kg/SS:1.5~5kg/S:4~8kg/M:7~10kg/L:9~14kg/LL:13~18kg |
適応胴回り | 3S:18~36cm/SS:23~41cm/S:26~46cm/M:30~50cm/L:35~54cm/LL:40~58cm |
内容量 | 3S:18枚/SS:18枚/S:18枚/M:16枚/L:12枚/LL:10枚 |
北欧風シェブロン柄のオシャレな女の子用オムツ。
スタイリッシュなデザインなので洋服とのコーディネートも楽しめるでしょう。
マジックテープは繰り返し貼り直しができ、愛犬の体型に合わせてサイズ調整が可能。
身体にフィットして、動いてもズレにくい仕様です。
オシッコをすると黄色のラインが青色に変わる「オシッコお知らせサイン」付き。
最長12時間のオシッコ量を吸収できるので、長時間のお出掛けなどでこまめにオムツの交換ができないときでも安心です。
適応体重 | XS:1~2kg/S:2~4kg/M:4~10kg/L:8~15kg/XL:15~32kg |
適応胴回り | XS:26~34cm/S:27.5~37cm/M:30~42.5cm/L:32~52cm/XL:35~60cm |
内容量 | 10枚 |
お出掛け時のマーキングや生理対策に使える男女兼用のマナーパッド。
銀イオンシートと抗菌ポリマーを配合しており、尿臭を防ぐ効果が期待できます。
また、スピード吸収の綿状パルプと、水分をゼリー状に固めるポリマーを採用し、表面がサラサラに保てるため、ムレによる不快な思いを減らせるでしょう。
個包装ラッピングなので持ち運びにも便利。
同ブランドから発売されている「マナーおむつ」や「マナーホルダー」と合わせて使うのがおすすめです。
適応体重 | 3S:0.5~2kg/SS:2~5kg/S:3~7kg/M:5~10kg/L:8~15kg/LL:12~25kg/3L:20kg以上 |
適応胴回り | 3S:15~22cm/SS:17~26cm/S:24~32cm/M:30~40cm/L:35~50cm/LL:45~65cm/3L:60~80cm |
内容量 | 3S:32枚/SS:28枚・57枚/S:22枚・45枚/M:16枚・32枚/L:14枚・28枚/LL:10枚・20枚/3L:8枚 |
5つの機能でペットの排せつをサポートするオムツ。
伸縮性に優れたバンド&テープで、お腹周りのフィット感をアップ。
一般的なオムツより股ぐりを大きくカットすることで、愛犬の足回りをすっきりとさせています。
ふわふわな肌触りの波型ストライプシートは吸水性抜群。
オシッコをすると黄色のラインが青色に変わる「おしっこお知らせサイン」で、取り替え時期が一目で分かるのもポイントです。
適応体重 | SSS:1~3kg/SS:2~5kg/S:4~7kg/M:6~10kg/L:9~15kg/LL:14kg以上 |
適応胴回り | SSS:15~30cm/SS:20~35cm/S:30~45cm/M:35~50cm/L:45~60cm/LL:55~70cm |
内容量 | SSS:27枚・64枚/SS:27枚・64枚/S:24枚・57枚/M:22枚・51枚/L:18枚・42枚/LL:12枚・26枚 |
犬は人間と違って、お尻周りに毛が多く生えています。
そのため、オムツを履かせることで、尿や便に毛が絡んで皮膚炎を起こすこともあるのだそう。
お尻周りを清潔に保つためにも、オムツはこまめに取り替えるように心がけましょう。
皮膚炎はかゆいだけでなく、ぼうこう炎などの強い感染病を起こしたり、ウジがわく原因になったりするので早めの対処が肝心です。
あまりに皮膚炎が強く出るようなら、毛刈りをしたうえでワセリンを塗ってあげるようにしましょう。
それでも改善されない場合は、病院で診察を受けて、外用薬をもらうことを推奨します。
また、オムツの誤食にも気をつけなければなりません。
場合によっては、オムツを気にしていじっている間に食べてしまうこともあるのだそう。
初めて履かせる際は、履かせた後に1〜2時間ほど様子を見守るようにしましょう。
もし、オムツを気にしているのなら、その上からズボンなどを履かせるのもよいかもしれません、もちろん、皮膚炎などの予防のためにこまめな取り替えも忘れないようにしてくださいね。
愛犬にオムツを履かせることを「恥ずかしい」と感じる飼い主も少なくありませんが、オムツを履かせてあげることで、これまで通りの生活を送らせてあげることができます。
また、お漏らしの掃除の手間を減らせるなど、飼い主にとってもメリットは大きいでしょう。
粗相によって行動範囲を制限するなど、“犬らしい”生活をさせてあげられなくなるのであれば、オムツを履かせてあげることを検討してみてはいかがでしょうか?