2021.11.01
/edimoはアフィリエイト広告を利用しています。
妊娠中、お腹がどんどん大きくなるにつれて気になってくるのが妊娠線。
妊娠線は妊婦にとってよくあることとはいえ、早めにケアしておきたいですよね。
今回は、大阪美容クリニック理事長の南真実子先生に妊娠線ができる時期やできる理由、予防法などについて教えていただきました。
また記事後半では、編集部おすすめのクリームやジェル、ローションを紹介しています。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
美容皮膚科医・産婦人科医
南 真実子
医療法人大美会 理事長、大美会クリニック心斎橋本院院長。大阪医科大学医学部を卒業後、同大学産婦人科医局、済生会吹田病院産婦人科、大手美容クリニックなどを経て、2017年に大阪美容クリニックを開業、2022年に大美会クリニック心斎橋本院へ改称。患者一人ひとりの“美”に対する希望に寄り添い、最善な方法を提案している。関西地域に4つのクリニックを展開する医療法人大美会の理事長を兼務。『美人百花』『MINE』など執筆多数。
大美会クリニック心斎橋本院
大阪府大阪市中央区東心斎橋2-8-28
https://osaka-bc.com/
目次
妊娠線とは、妊娠中に主にお腹に見られるひび割れのような線のこと。妊娠線とは通称で、医学用語で正式には「線状皮膚委縮症(せんじょうひふいしゅくしょう)」といいます。
妊婦の2人に1人は経験しているといわれるくらい、よく起こる症状です。
妊娠に伴いお腹が大きくなると急速に皮膚が引き延ばされますが、一方の真皮や皮下組織は伸びにくいため表皮の伸びに追いつけず断裂してしまい、妊娠線が生じるのです。
妊娠線が生じると、毛細血管が透けて肌が赤や紫のように見え、時間と共に徐々に色が薄くなり白くなって肌色に近い色に変化していきます。
お腹だけでなく、太ももやお尻にも現れることがあります。
妊娠線は妊娠5〜6カ月頃からでき始めます。
妊娠線ができる理由として挙げられるのが、妊娠中におけるステロイドホルモン(コルチゾール)の増加です。
コルチゾールは、妊娠末期になると非妊娠時の3〜4倍まで増加し、結合組織を構成する細胞のひとつである線維芽細胞(せんいがさいぼう)の働きや、真皮のコラーゲン生成を抑制するため、肌の弾力が失われて皮膚が断裂しやすい状態を作り出すのです。
また、体重増加が著しい方、小柄な方、多胎妊娠の方、高齢妊娠の方などに起こりやすいともいわれています。
妊娠がわかったら、早い段階で妊娠線に備えて予防をしておくといいでしょう。
クリームやオイルを使って皮膚を柔らかくし、伸びやすい状態にしておくことが大切です。
妊娠線のケアアイテムを選ぶ時は次の点を確認しましょう。
保湿性が高く、潤いを与える成分が含まれているものを選びましょう。
ヒアルロン酸やセンタラ(ハーブの一種)含有のものがおすすめ。
伸びのよいテクスチャなら、お腹が大きくなっても、早く広範囲に塗り伸ばすことができます。
また、見えづらいお腹の下部や、手が届きにくいお尻や太ももにもラクに塗れるでしょう。
妊娠期は香りに敏感になりやすいので、苦手な香りではないか確認しましょう。
デリケートな妊娠期の肌に安心して使える、刺激の少ない成分を使っているものを選びましょう。
できるだけ化学物質を使用していないものを選ぶと安心です。
赤ちゃんにも使用できるものを選べば、産後も親子で使えます。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | 容量 | タイプ |
小林製薬バイオイル|バイオイル | 25ml,60ml,125ml,200ml | オイル | ||
ヴェレダ・ジャパンヴェレダ|マザーズ ボディオイル | 100ml | オイル | ||
ピジョンピジョン|ボディマッサージクリーム | 110g,250g | クリーム | ||
犬印本舗犬印本舗|犬印モイスチャーミルク | 200ml | ミルクローションタイプ | ||
ナチュラルサイエンスママ&キッズ|ナチュラルマーククリーム | 150g,470g | クリーム | ||
スウィートマミースウィートマミー|妊娠ボディケアクリーム | 150ml | クリーム | ||
SOLIAアロベビー フォーマム|ボディマーククリーム | 200ml,500ml | クリーム | ||
正規代理店:おもちゃ箱MARTINA|マルティナ カレンドラベビーオイル | 50mL | オイル | ||
花王キュレル|キュレル クリーム[ジャー] | 90g | クリーム |
1987年に南アフリカ共和国で発売が始まり、世界約160カ国で販売されているグローバルブランド「バイオイル」。
12年にわたる研究開発から生まれたピュアセリンオイル™※(エモリエント成分)が肌角質層の深部まで浸透し、肌を保湿します。
フェイスケアにもボディケアにも使用可能。
お腹には入浴後の清潔な状態で、円を描くよう優しくマッサージしながら使うのがおすすめです。
安定期以降の使用推奨。
※エチルヘキサン酸セテアリルとミリスチン酸イソプロピルの混合成分
容量 | 25ml,60ml,125ml,200ml |
タイプ | オイル |
妊娠初期から産後までのボディケアに使えるマッサージオイル。
お腹周りだけでなく、太もも、おしり、バストケアにも使えます。
乾燥によるつっぱり感をやわらげ、ハリを与えて弾むような肌に導きます。
妊娠中のお腹にはマッサージせず、優しくなでるだけでOK。
種子からとれるスイートアーモンドオイルがデリケートな肌に優しくなじみます。
容量 | 100ml |
タイプ | オイル |
累計66万本を突破したロングセラー商品。
お腹や太ももなど、気になる部分をしっとり保湿し、柔らかなお肌へ導くマッサージケアクリーム。
伸びのよいなめらかなクリームが肌になじみ手早くケアしてくれます。
3種のヒアルロン酸と2種のコラーゲンが肌表面から角質層まで保湿。
天然植物油脂、シアバター配合。
無着色、無香料。
容量 | 110g,250g |
タイプ | クリーム |
犬印本舗とモニターママたちによる共同開発商品。
べたつかない爽やかな使用感。
アロマ効果のあるピンクグレープフルーツの香りでお肌の乾燥を防ぎ、柔軟性を保ちます。
石油系乳化剤無添加、無着色なので、妊娠中のデリケートな肌はもちろん、赤ちゃんにも安心して使えます。
パラベンフリー。
容量 | 200ml |
タイプ | ミルクローションタイプ |
「たまひよ赤ちゃんグッズ大賞」8年連続No.1を誇る人気商品。
妊婦の肌を考えた、うるおいサポート成分と弾力・柔軟性サポート成分で、妊娠中でもずっときれいなボディをかなえます。
生まれたての赤ちゃんにも使えるほどの低刺激で無香料。デリケートなつわりの時期でも安心して使えます。
さっと塗るだけで長時間しっとりするのが魅力。お腹が目立つ前から使うのがおすすめです。
内袋がつぶれる二重構造のボトルなので、中身が空気に触れません。
容量 | 150g,470g |
タイプ | クリーム |
医療法人が運営する産後ケアセンターとスウィートマミーとの共同開発で誕生した妊婦向けボディケアクリーム。
アルガンオイルやザクロエキスなど、植物由来成分が90%以上配合されています。
合成着色料、合成香料、パラベン、アルコール不使用で、妊娠中でも安心して使用できます。
天然製油のラベンダー油をベースとした心地よいフローラルな香り。
容量 | 150ml |
タイプ | クリーム |
うるおいで満たし、なめらかで美しい肌に導くボディクリーム。
ヒアルロン酸の約10倍の保水力を持つスイゼンジノリと植物由来持続型高保湿成分アクアキシルが配合されています。
妊娠中はお腹が大きくなるにつれ、かゆみや肌荒れを起こすことも。
厳選された7種のオーガニック植物成分で、肌荒れや乾燥によるムズムズ感を防ぎ、健やかな肌に整えてくれます。
容量 | 200ml,500ml |
タイプ | クリーム |
植物の力を生かし肌自身の再生力を高めることを理念に掲げる「マルティナ」のベビーオイル。
デリケートな肌を優しく包み込み、外部の刺激や乾燥から守る効果が期待できるため、妊娠線の予防・ケアにもおすすめです。
抗炎症作用や鎮痛作用などの薬効に優れているといわれるカレンデュラ配合。
新生児にも使用可能なので、産後は親子で一緒に使えます。
容量 | 50mL |
タイプ | オイル |
乾燥性敏感肌を考えたスキンケアブランド「キュレル」の全身用クリーム。
潤いを与えるセラミド機能成分で、全身をしっとり保湿します。
テクスチャー違いでローションタイプもあるので、好きな方を選んで使うといいですね。
赤ちゃんの肌にも使えます。
無香料、無着色、弱酸性、アルコールフリー。
容量 | 90g |
タイプ | クリーム |
どんなに注意していたとしても、妊娠線ができてしまうことはあります。
妊娠線は産後1年ほどかけて徐々に目立ちにくくなりますが、色素沈着として色が残ることもあり、完全に消えることはほとんどないといっていいでしょう。
ただ、産後にケアしたり、卒乳後に治療したりすることができます。
トレチノインなどビタミンAの外用や、ピーリング、CO₂フラクショナルレーザーなど、治療方法は様々あります。
妊娠線ができたからといってあまり思いつめないでくださいね。
妊娠線ができるかもと不安になったり、できてショックを受けたりするかもしれませんが、しっかりとケアすることが肝心です。
今回紹介したクリームやオイルを塗って妊娠線を予防しながら、マタニティライフを楽しく過ごしてくださいね。