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汗をかいた時に気になる体臭。
「自分では気付かなくても、もしかしたら臭っているのでは…?」と心配することってありませんか?
今回はデオドラントクリームについて、その選び方や使い方などを豊田先生に伺いました。
あわせてedimo編集部が厳選したおすすめ商品もご紹介します。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
皮膚科医
豊田 雅彦
うるおい皮ふ科クリニック 院長。かゆみをなくすことをライフワークに掲げ、患者さんが希望を持てる診療に日々尽力。現在までに2,000以上の医学論文・医学専門書を執筆。また、国内外で年間最多250以上の講演会・学会発表・保健所指導を行う。受診患者の99%(年間約3万人)の症状を軽減・消失に導いた、世界有数の皮膚病・かゆみのスペシャリスト。
うるおい皮ふ科クリニック
千葉県松戸市日暮1丁目16-7
http://www.uruoihifuka.com/pc/index.html
目次
そもそも「デオドラント」とは消臭剤や防臭剤といった意味で、臭いのケア用品の総称。汗が出る量を抑えるものを「制汗剤」と区別することもあるものの、最近ではこれら両方の作用を併せ持つアイテムも増えています。
購入する際には、以下の有効成分をチェックしてみるといいでしょう。
① 殺菌成分:臭いのもとを作る細菌の繁殖を抑える
成分例:イソプロピルメチルフェノール(IPMP)、ベンザルコニウム塩化物
② 消臭成分:発生した臭いの原因物質に結びつき、特有の臭気を消す
成分例:酸化亜鉛、ミョウバン、緑茶乾留エキス
デオドラント製品には、微香性で心地よい香り付きの成分が配合されているものや無香料のものがあります。
好みや使用するシーンに合わせて選ぶと良いでしょう。
ワキの臭いを香料でマスキングすると、かえってキツく不快なニオイとなることがあるので要注意。
服に隠れるところに塗るので、できるだけべとつかずさっぱりとした使用感のものがいいでしょう。
また、汗や水に強いウオータープルーフ処方や保湿成分配合のものなど、+αの機能もチェックしてみるといいですね。
デオドラントクリームの容器タイプは、基本的にはジャータイプとチューブタイプの2種類。
ジャータイプは、絞り残すことがないので最後まで使い切ることができるというメリットがあります。
チューブタイプは持ち運びしやすいようにコンパクトなサイズのものも多く発売されています。
また、容器の中に入っているクリームが指や空気に触れないので衛生的というメリットもあります。
【監修者】皮膚科医豊田 雅彦のコメント
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | 内容量 |
マスター・コスメティックHighness|Highness リバランスデオ | 30g | ||
ハーバーリンクスジャパンwith COSME|ラポマイン | 24g | ||
リベルタQB|QB薬用デオドラントクリーム30gW | 30g | ||
シービックデオナチュレ|さらさらクリーム | 45g | ||
オムニオムニ|ラヴィリン | 12.5g(使用目安:約6か月) | ||
東京甲子社東京甲子社|特製エキシウクリーム 医薬部外品 | 30g |
ワキガや汗臭を生み出す、皮膚の雑菌を殺菌する力にすぐれている有効成分シメン-5-オールを配合。
さらに、制汗成分であるフェノールスルホン酸亜鉛をプラス。皮膚のタンパク質と結合して膜を作り、出口を封鎖して汗を抑えます。
また、フレッシュな消臭エキスを配合し、ニオイ菌が増える隙を与えません。
潤い植物成分をプラスしているため、肌を保湿する効果も期待できます。
内容量 | 30g |
主な成分 | フェノールスルホン酸亜鉛、柿タンニン、茶エキス-1、ワレモコウエキスなど |
殺菌と制汗の2つのケアを1度に行えるデオドラントクリーム。
ニオイ菌を分子レベルで分解する消臭効果と、ニオイ菌を殺菌する効果が期待できます。
薬用成分フェノールスルホン酸亜鉛が毛穴に浸透してニオイの原因となる汗をキャッチし、ワキをサラサラに保ちます。
無添加・低刺激性なので敏感肌の人にもおすすめです。
内容量 | 24g |
主な成分 | イソプロピルメチルフェノール、フェノールスルホン酸亜鉛など |
長い間多くの人に愛され続けているロングセラーシリーズ。
汗や水に強いウォータープルーフで肌にしっかり密着。汗を抑えながらニオイの原因となる雑菌の繁殖を防ぎます。
使い方は、付属のヘラで適量取り出し、ワキや足などニオイが気になる部位に塗りこむだけ。
トリクロサン、アルミニウム、着色料、パラベン、香料はすべて不使用。
内容量 | 30g |
主な成分 | 酸化亜鉛、イソプロピルメチルフェノールなど |
抗菌効果と汗を抑える効果が期待できる有効成分焼ミョウバンを配合し、汗とニオイを元から防ぐデオドラントクリーム。
朝1回塗るだけで、夜まで効果が継続します。
クリームなのに塗布直後からすぐさらっとした使用感で、ベタつきや白残りしにくいのもポイント。
内容量 | 45g |
主な成分 | 焼ミョウバン、イソプロピルメチルフェノールなど |
1回塗るだけで7日間ニオイを抑える効果が期待できる画期的なデオドラントクリーム。
女性用の「ラヴィリン フォーウーメン」、男性用の「ラヴィリン フォーメン」をラインアップ。
イスラエル産の厳選した天然ハーブを独自に調合して抽出したエキス「クラヴィリン」を毛穴から浸透させ、ニオイの原因菌バクテリアに直接働きかけるので、効果が長期間持続します。
入浴はもちろん、海水浴、プールに入っても消臭効果が持続。
内容量 | 12.5g(使用目安:約6か月) |
主な成分 | イソプロピルメチルフェノール、ジブチルヒドロキシトルエン、クロルフェネシン、dl-α-トコフェロールなど |
汗の分泌を抑える成分に加え、殺菌成分を配合したクリームタイプの制汗防臭剤。
ワキのニオイや汗ジミ対策に効果が期待できます。
配合されている焼ミョウバンを含めた4種の制汗成分がニオイを予防。1日1、2回、外出前や入浴後に薄く塗るだけでOKです。
濃厚クリームが肌に高密着し、汗とニオイを抑えます。
スプレータイプの制汗防臭剤が良い場合には、同社から販売されている「エキシウS 医薬部外品」も選べます。
内容量 | 30g |
主な成分 | 焼ミョウバン、酸化亜鉛、無水硫酸亜鉛、アラントインクロルヒドロキシアルミニウムなど |
ニオイの原因の一つである雑菌が繁殖する前に使うのが大切です。
お風呂上がりの清潔な状態の時に使いましょう。
また、汗をかいている時に使う場合は、汗を洗い流すか、汗拭きシートなどで十分に汗を拭き取ってからの使用が◯。
汗かきの人は制汗の効果を併せ持つデオドラントクリームを用いるとより良いです。
デオドラントクリームは、ワキの下の有毛部や腋窩(ワキの下のくぼみ)より広めにはみ出るくらい塗りましょう。
クリームと肌の密着度を高めるために、クリームをしっかりと塗り込むことも意識するといいですね。
また、ワキ毛の毛量が減るとデオドラントクリームの肌への密着度が高くなり雑菌の繁殖も抑えられるため、剃毛または脱毛した上で使うとより効果が実感できるかもしれません。
【監修者】皮膚科医豊田 雅彦のコメント
ワキの下の皮膚は薄く、毛穴から物質を皮膚内に取り込む力が強いため、特にデリケート肌の人はかぶれなどのトラブルを生じる恐れがあります。
天然成分を含んだものや添加物が入っていないアイテムを選び、肌トラブルが生じた場合にはすぐに皮膚科専門医の診察を受けることをおすすめします。
ワキのニオイは、バランスの良い食事や適度な運動などの生活習慣を整えることが大切。
少しずつ生活を改善していくことで症状の軽減も期待できます。
また、デオドラントクリームの使用も対策の一つ。
紹介したポイントをもとに自分にあったクリームを見つけ、ニオイを気にせず毎日を楽しく過ごしましょう!
ワキガの人はワキ汗をかきやすいという特徴があります。
どんなに殺菌力の高いデオドラントクリームでも、大量の汗をかいて取れてしまうと意味がありません。
しっかりと汗をおさえる有効成分が配合されているかどうかを見極めた上で選ぶことをおすすめします。
あわせて、殺菌力の高い有効成分が配合されているかも確認しましょう。