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母乳中心の育児をしていると、夜間の授乳は特に大変ですよね。
頻回授乳の時期が過ぎ、離乳食が始まっても、赤ちゃんによってはおっぱいを求めて夜泣きが続くことも。
寝不足や疲れに悩むママも多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、母乳パックを活用し冷凍母乳を用意しておくこと。
解凍した母乳を温め哺乳瓶で与える方法で、これならパパやほかの家族でも授乳が可能ですよ。
今回は、母乳を冷凍する際に使用するおすすめの母乳パックとその活用法を紹介します。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
産婦人科医
吉岡 範人
医療法人社団都筑会 つづきレディスクリニック院長。1978年千葉県生まれ。聖マリアンナ医科大学産婦人科で研鑽を積み、カナダブリティッシュコロンビア大学へ留学をし、幅広い視野を獲得した。その後、聖マリアンナ医科大学へ帰院後、「つづきレディスクリニック」院長に就任。丁寧な問診を通して一人ひとりの生き方の違いや年齢、ライフスタイルなどに寄り添い、すべての女性がいつまでも若々しく・活き活きと暮らすお手伝いができるレディスクリニックをめざしている。
看護師
田村 瑞穂
看護師。北海道出身。看護師24年目 2児の母。国際インファントマッサージ(IAIM)インストラクター。
日本医科大学附属看護学校卒業後、同附属病院小児科、NICU勤務を経て産婦人科医院、企業健診センターなどで経験を積み幅広い知識を身に付ける。現在はつづきレディスクリニックにて女性のライフステージに寄り添う医療・看護の提供を目指す。
医療法人社団都筑会 つづきレディスクリニック
神奈川県横浜市都筑区中川中央1丁目2-1 ヴァンクールセンター北4F
https://www.tsuzuki-ladys.com/
助産師
遠藤 真由実
助産師11年目、岡山大学卒業後、助産師として大学病院産科病棟勤務を経て不妊治療専門クリニックでの経験を積み、幅広い分野での知識を身に着けた。現在は二児の母であることを活かし、つづきレディスクリニックにて一般婦人科診療から医療脱毛の施術まで幅広い女性のライフステージの看護に従事している。
医療法人社団都筑会 つづきレディスクリニック
神奈川県横浜市都筑区中川中央1丁目2-1 ヴァンクールセンター北4F
https://www.tsuzuki-ladys.com/
目次
冷凍母乳とは、その名の通り母乳を冷凍したもの。
搾乳した母乳を適切な方法で冷凍保存しておくことで、ママが体調不良の時や外出時、母乳が出にくくなった時などでも、母乳育児が続けられます。
また、NICUとよばれる新生児の集中治療室に赤ちゃんが入院している時や保育園などで母乳を与えてもらう場合も冷凍母乳を届けることがあります。
専用の保存容器で適切な保管方法を守れば、いつでも解凍して使えるので、いざというときに備えておくと便利でしょう。
保存容器で密閉された状態だと、最大6カ月(低体重児には3カ月)程度保存が可能といわれています。
【監修者】産婦人科医吉岡 範人のコメント
赤ちゃんは成長するにつれ、母乳を飲む量も変わります。
母乳パックは少量~大容量入るものまでさまざまな商品があるので、赤ちゃんが飲む量に合わせて選びましょう。
母乳を飲み残した場合は捨てることになるため、気になる場合は、少量ずつパックするのもおすすめです。
母乳を冷凍保存する場合、搾乳した日時を記録しておくことが大切です。
その際、パックに直接書けるものや、シールに書いて貼るタイプなどさまざまあります。
また、パックが自立するものや、冷凍庫で保存する時に平にしやすいものなど、形状もいろいろ。
自分が使いやすいものを選びましょう。
保存時や移動時に漏れにくいよう、工夫がされているものがおすすめです。
母乳を入れる際に指がパックの内側に触れることのないよう、持ちやすい形状のものだと使いやすいでしょう。
パックそのものに滅菌処理が施されている商品だと衛生的に使えますね。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | 枚数 |
カネソンカネソン|カネソン母乳バッグ | 20枚入 | ||
ピジョンピジョン|母乳フリーザーパック | 20枚入、50枚入 | ||
メデラメデラ|母乳保存バッグ | 25枚入、50枚入 | ||
メデラメデラ|母乳ボトル 250ml (2本セット) |
内部に指を触れずに開封できる
多くのNICUで使われている定番商品で安心感があります。
開口部につまみがついているため、内部に手が触れることなく開けられて衛生的。
注ぎ口は斜めカットになっていて、哺乳瓶に注ぎやすいカタチです。
異物や雑菌が入りにくい独自の製法でつくられ、製造後には滅菌処理が施されています。
容量 | 100ml ※ほか50ml、150ml、200mlも展開あり |
枚数 | 20枚入 |
母乳を注ぐ時に手で触れた部分をカットできるので衛生的に使えます。
ダブルチャックだから折り返さなくても漏れずに保存でき、折り返し部分に母乳が溜まるのも防ぎます。
開口部が広いので搾乳した母乳を注ぎやすく、哺乳瓶には下部の注ぎ口をカットして移すので衛生的。
丈夫で衛生的なラミネートフィルムを使用。
滅菌処理も施されていて安心です。
容量 | 40ml ※ほか80ml、160mlも展開あり |
枚数 | 20枚入、50枚入 |
25枚入り
50枚入り
マチが付いていて自立するため、搾乳した母乳を注ぐ際にもこぼれにくいです。
ダブルジッパー付の二重構造になっていて、さらに継ぎ目が熱融着されているので、漏れや破損も防いでくれます。
封をすると、平らにして置くことも可能。
冷凍庫などで保存する際にもかさばりにくくスマートに入れられます。
容量 | 180ml |
枚数 | 25枚入、50枚入 |
たっぷり搾乳したい場合や手間をかけずに搾乳から保存までを終えたい場合は、ボトルタイプもおすすめです。
同ブランドの搾乳機に取り付けられる“母乳ボトル”で、搾乳した後は蓋をすれば冷凍・冷蔵も可能。
さらに、カーム(乳首)を取り付ければそのまま授乳もできます。
食器洗い機での洗浄や電子レンジでの消毒もOK。
容量 | 250ml |
枚数 |
母乳を冷凍する場合は以下の手順で進めます。
ママの手で直接母乳を絞るのはもちろん、搾乳器があると手が疲れず楽に絞れます。
いずれの場合でも、まずは手をよく洗って清潔にし、リラックスできる環境で楽な姿勢を保ちましょう。
手で絞る場合は、消毒した哺乳瓶などの容器に入れます。
絞る前に蒸しタオルなどで乳房を温めておくと母乳が出やすいです。
同じ場所ばかりでなく左右上下とまんべんなく絞り、母乳が出る勢いが減ってきたら、反対の胸で絞ります。
搾乳器の場合も消毒して使用します。
搾乳器の場合、搾乳口を乳頭にあて母乳を絞りますが、サイズが合っていないと痛みを伴うことも。
購入の際は搾乳口のサイズが適しているか慎重に選びましょう。
絞った母乳は母乳パックなど専用の容器に入れて冷凍庫で保存します。
母乳をパックに入れる際、指がパックの内側に触れないよう注意しましょう。
しっかりと空気を抜いてチャックを閉め、搾乳日時を記入し、冷凍庫で保存します。
冷凍すると膨張するので、パックに記載されている量以上は入れないようにしましょう。
冷凍母乳を与える際には、解凍して清潔なガーゼなどで母乳パックをふき哺乳瓶にうつします。
その後、40℃前後のぬるま湯で人肌程度に温めて赤ちゃんに与えます。
直火や電子レンジで温めると、母乳の成分が破壊されてしまうので避けましょう。
NICUや保育園などに冷凍母乳を持っていく際は、移動中に母乳が溶けないようにする必要があります。
母乳パックを保冷剤などと一緒にビニール袋に入れ、さらに保冷バッグに入れて持ち運ぶのがおすすめです。
冷凍庫の入口付近やドアポケットは温度が変化しやすいため、なるべく冷凍庫の奥の方で保存しましょう。
流水解凍のほか、冷蔵庫に移して時間をかけて解凍(24時間以内)する方法もあります。
流水解凍する際は、清潔な容器(ボウルなど)に入れて行ってください。
寝不足になりがちな母乳育児。
時には家族など周囲のサポートを借りて、冷凍母乳を使った授乳をお願いしてみてはいかがでしょうか。
冷凍母乳を用意する際は、使いやすさや赤ちゃんが飲む量などを考えて、最適な母乳パックを選びましょう。
母乳は栄養バランスが良く、赤ちゃんの免疫機能を補います。
NICUでは少量の冷凍母乳が命をつなぐ手助けになることもあります。
また搾乳をすることで、直接授乳が困難な場合(乳房、乳頭のトラブルや、母の体調不良、外出、働く母など)でも母乳産生を維持・促進し、乳房の状態を整えてくれます。
そしてご家族や医療スタッフでも母乳を与えることが可能というメリットがあります。