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赤ちゃんとのお出掛けをサポートしてくれるベビーカー。
さまざまな機能やデザインを備えた多彩なラインアップの中から、我が家に最適な一台を選びたいものですね。
そこで今回は、ハピコワクリニック五反田院長の岸本久美子先生、たけつな小児科クリニック院長の竹綱康仁先生に、ベビーカー選びのポイントについて伺いました。
あわせてedimo編集部おすすめメーカーのベビーカーを紹介します。
初めてのベビーカー購入の参考にしてください。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
医師
岸本 久美子
東邦大学医学部を卒業後、同大医療センター大橋病院、東芝病院（現・東京品川病院）での勤務を経て、2018年にハピコワクリニック五反田を開業。2022年に医療法人社団ハピコワ会を設立し理事長に就任。2023年、田町三田駅前内科・呼吸器内科・アレルギー科クリニックを開設し、統括院長となる。
患者に寄り添った診療を目指し、丁寧な問診、診察、説明を心掛けている。
［所属学会］ ※（）内は保有資格
日本内科学会（総合内科専門医、認定内科医）
日本呼吸器学会（専門医）
日本アレルギー学会（専門医）
日本呼吸器内視鏡学会（専門医）
日本喘息学会（喘息専門医）
日本禁煙学会
日本肺癌学会
日本結核学会
ハピコワクリニック五反田
https://hapicowa-clinic.jp/
小児科医
竹綱 庸仁
たけつな小児科クリニック院長
2004年に愛知医科大学医学部卒業後、同大学病院、阪奈中央病院に勤務。「お子様の子育てのお手伝いをしたい」との想いから、2017年に「たけつな小児科クリニック」を開業。日本小児科学会認定専門医・指導医。
たけつな小児科クリニック
奈良県生駒市真弓1-2-8
http://www.taketsuna-kojika.com/
目次
ベビーカーを使う時期は、一般的に生後1カ月から3歳くらいまで。
子どもの体重が15kg程度、自力で歩くことができるようになり、ベビーカーに乗るのを嫌がるようになったら、卒業の目安です。
ベビーカーには、大きく分けて3つのタイプがあります。
子どもの成長やライフスタイルに合わせて、最適なタイプを選びましょう。
生後1カ月頃から、最長48カ月頃まで使用できます。
リクライニングシートをフラットな状態にして、首や腰が座る前の赤ちゃんを寝かせたまま乗せることができるのが特徴です。
歩行時の衝撃や振動から体を守るクッションやサスペンションなど、安全に配慮した商品も多く、生後すぐのお出掛けも安心です。
その分、本体の重量が重く、価格が高めになる傾向があります。
赤ちゃんの腰が座った生後7カ月頃から、最長48カ月頃まで使えるタイプです。
ほとんどの商品で背もたれの角度が100度以上に設計されていますが、リクライニング機能がない製品もあるので、購入前に確認しましょう。
A型と比べ、軽量コンパクトで持ち運びしやすく、価格が安い点がB型のメリットといえます。
生後1カ月ごろから使えるA型の特徴と、軽量でコンパクトなB型の特徴を併せ持つタイプです。
現在販売されているA型の多くは、A型とB型の機能を兼ね備えたAB型になっています。
赤ちゃんとのお出掛けをサポートしてくれるベビーカー。
長い付き合いになりますから、慎重に選びたいですよね。
どのような点に着目したらよいのか、以下に説明します。
快適な乗り心地は、ベビーカー選びの大きなポイントです。
ベビーカーには3輪タイプ、4輪タイプがあり、タイヤの数や性能によって走行性、安定性、静音性などに違いがあります。
走行時の揺れや衝撃が少なく、安定性に優れているものを選びましょう。
【監修者】小児科医竹綱 庸仁のコメント
赤ちゃんが乗るシート部分の快適な居住性も大切です。
夏の暑さや冬の寒さから赤ちゃんを守り、路面からの反射熱や埃を防ぐ設計になっているかチェックしましょう。
【監修者】小児科医竹綱 庸仁のコメント
ベビーカーの座面は地面から約40㎝程度の位置にあり、気温や湿度は、成人が体感しているよりも高くなります。
赤ちゃんは体温や発汗調節能力が未熟なため、特に夏場は地面からの熱によるベビーカー熱中症になりやすいのです。
座面が高いベビーカーや、背面に保冷剤を入れることができるタイプのもの、シートに通気性の高い素材を使用しているものを選ぶと良いでしょう。
ベビーカーを押す人にとって操作しやすいことも大切なポイントです。
パパ、ママが握りやすく、操作しやすい作りになっているか、身長に合っているかどうかなどをチェックしましょう。
走りやすさやタイヤの滑らかさ、走行時の安定性などに加え、赤ちゃんの乗せ降ろしや折り畳みが楽なこと、荷物を積めることなど、使い勝手の良さが重要です。
さまざまな生活シーンをイメージして、自分たちのライフスタイルに合っているか検討することが大切です。
赤ちゃんを乗せるベビーカーだからこそ、長く使える丈夫なものを選びたいものです。
ベビーカーには耐用年数があるので、メーカーのサイトなどで確認しましょう。
保証がついた製品であれば、故障の時など安心ですね。
マイカーでの移動が多い場合は、車に積載できるサイズかどうか、車とベビーカーの相性を確認することが大切。
ベビーシート、チャイルドシートとして活用できるベビーカーもおすすめです。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
| 商品名 | 画像 | 詳細を見る | 推奨月齢 | 本体重量 |
コンビコンビ｜コンビ ホワイトレーベル スゴカルSwitch エッグショック AS |  | 生後1カ月～36カ月頃まで（体重15kg以下） | 5.7kg | |
ニューウェルブランズ・ジャパンアップリカ｜スムーヴ・プレシャス |  | 生後1カ月～36カ月（体重15kg以下） | 9.2kg（付属ブランケット除く） | |
CTP JAPANサイベックス｜メリオ カーボン（2023） |  | 生後1ヶ月頃〜3歳頃まで | 5.9kg（付属品除く） | |
ピジョンピジョン｜ランフィRB3 |  | 生後1カ月～36カ月 | 5.7kg | |
ニューウェルブランズ・ジャパングレコ｜シティ・スターGB |  | 生後1カ月～36カ月 | 4.3kg | |
GMPインターナショナルAIRBUGGY｜エアバギー ココブレーキ フロムバース |  | 生後0ヶ月〜4歳頃まで | 9.5kg | |
コンビコンビ｜Acbee JM |  | 7か月～3年 | 3.6kg | |
ティーレックスJ is for Jeep｜アドベンチャー |  | 7ヵ月～3歳のお誕生日まで | 5kg | |
CTP JAPANサイベックス｜リベル（2023） |  | 一人すわりのできる生後6ヶ月頃〜4歳頃（〜22kg）まで | 6.2kg（キャノピー除く） | |
ニューウェルブランズ・ジャパンアップリカ｜マジカルエアー AG |  | 生後7カ月～36カ月 （体重15kg以下） | 3.2kg |
赤ちゃんの頭からお尻まで柔らかく包み込む「やわらか4層エッグクッション」で、全身に伝わる振動・衝撃を吸収し、赤ちゃんの全身を守ります。
赤ちゃんが小さい頃はシート側面で包み込み、シートを立てると広々とした形状に変わるので、成長に合わせて長く使える設計です。
5.7kgの軽量設計で、片手で持てるグリップを座面に搭載。
赤ちゃんを抱っこしたままでも持ち運びしやすいのが魅力です。
ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント
年齢・性別非公開
走行のしやすさと赤ちゃんへ伝わる振動吸収はすごく良いなと思います。
本体も軽いので、あまり力のない私でも持ち運びも楽にできる点が満足です。
年齢・性別非公開
都会に住んでるので、安定感と小回りがきき、ワンタッチでの開閉など使い勝手がとても良かったです
年齢・性別非公開
夫婦とも高身長なので、ハンドルの高さをとにかく重視していました。
他社製品に比べて高さがあるので腰と首が楽です。
また重さも軽いため身体の負担が少なくて助かります。
| 価格 | 64,900円（税込） |
| タイプ | A型・AB型 |
| 推奨月齢 | 生後1カ月～36カ月頃まで（体重15kg以下） |
| カラー | アッシュグレー、ネイビーブルー、（公式限定カラー）グレイッシュピンク |
| サイズ | ［開］W495×D810～910×H1010～1065mm ［閉］W495×D360×H930～990mm |
| 本体重量 | 5.7kg |
| タイヤの数 | 4輪 |
| リクライニング |
中空構造の大径タイヤにベアリング、サスペンションと充実の足回りで、スムーズな動き出しと安定した押し心地を実現。
路面の熱やほこりから守る57cmハイシートに、負担の少ない姿勢を保つ「頭＆腰マモールパッド」「Wサーモメディカルシステム」搭載で赤ちゃんの心地よさを追求しています。
装着しやすいシートベルト、ハンドルブレーキ、ビッグバスケットなど、パパ、ママにうれしい機能も標準装備されています。
| 価格 | 79,200円（税込） |
| タイプ | A型・AB型 |
| 推奨月齢 | 生後1カ月～36カ月（体重15kg以下） |
| カラー | グレー、ベージュ |
| サイズ | ［開］W543×D886×H1066mm ［閉］W543×D332×H887mm |
| 本体重量 | 9.2kg（付属ブランケット除く） |
| タイヤの数 | 3輪 |
| リクライニング | 109°～152° |
「持って軽い、押して軽い、ずっと軽い」をコンセプトに掲げる、サイベックスブランド最軽量のベビーカー。
階段の上り下り、自動車への積み込みなど、折り畳んで持ち運ぶ時もノンストレスです。
ストラップを引くだけで長さを調整できる「ワンプルハーネス」、振動や衝撃を吸収する「超衝撃吸収ヘッドクッション」、4段階のシートリクライニングなど、快適性を追求した機能にも注目。
| 価格 | 73,700円（税込） |
| タイプ | A型・AB型 |
| 推奨月齢 | 生後1ヶ月頃〜3歳頃まで |
| カラー | コットンホワイト、ムーンブラック、モニュメントグレー、ハイビスカスレッド、オーシャンブルー、シーシェルベージュ |
| サイズ | ［使用時］長さ82-91×幅49×高さ96.5-107cm ［ 収納ポジション］長さ54×幅49×高さ69cm |
| 本体重量 | 5.9kg（付属品除く） |
| タイヤの数 | 4輪 |
| リクライニング | 4段階 |
独自のシングルタイヤで、軽い力で思い通りにスイスイ動かせます。
超精密ボールベアリング搭載で転回操作性を高め、小回りの良さを実現。
揺れやぶれが少ないから、走行音が静かで、赤ちゃんの眠りを妨げません。
紫外線や花粉などの刺激から赤ちゃんを守る大きな幌、赤ちゃんの成長に合わせてしっかりフィットするベルト、高性能クッション素材を使用したシートなど、快適性と安全性を追求したベビーカーです。
| 価格 | 64,900円（税込） |
| タイプ | A型・AB型 |
| 推奨月齢 | 生後1カ月～36カ月 |
| カラー | キャメル、ノルディック |
| サイズ | ［折り畳み時］W516×D380×H1030mm ［展開時背面位］W516×D842×H1000mm ［展開時 対面位］W525×D1010×H1000mm |
| 本体重量 | 5.7kg |
| タイヤの数 | 4輪 |
| リクライニング | 100～175° |
4.3kgの軽量タイプだから、移動や持ち運び、片手での開閉も楽々。
折り畳んだ状態でコンパクトに自立するので邪魔になりません。
7段階に調節できるマルチハンドル搭載で、押す人の身長に合わせやすくなっています。
振動を吸収するサスペンション、ヘッドサポートのほか、さらっと快適なメッシュシート、洗えるシートカバーなど、衛生面や心地良さを実現しています。
| 価格 | 28,875円（税込） |
| タイプ | A型・AB型 |
| 推奨月齢 | 生後1カ月～36カ月 |
| カラー | ミッドナイトネイビー、ブラックウォーブン |
| サイズ | ［開］W457×D935×Ｈ1010（mm） ［閉］W457×D367×Ｈ870（mm） |
| 本体重量 | 4.3kg |
| タイヤの数 | 4輪 |
| リクライニング | 117°～150° |
大経（約20cm）エアタイヤを採用。
段差も軽々乗り越え、重い荷物を乗せても静かで滑らかな走りを実現します。
3輪だから小回りがきき、片手でも方向転換がスムーズ。
一時停止や坂道も安心のハンドブレーキを搭載しています。
座席にはエアメッシュクッションや無段階リクライニングなど、赤ちゃんの快適な乗り心地を実現。
最新の欧州統一安全規格EN1888-2に適合しています。
| 価格 | 79,200円（税込） |
| タイプ | A型（AB型） |
| 推奨月齢 | 生後0ヶ月〜4歳頃まで |
| カラー | ストーン、グラスグリーン、ブロッサム、ナイルブルー、チェダー、ベリー、ミント、カカオ、アースブルー、アースグレイ、アースサンド |
| サイズ | ［開］W535×D960×H1045（mm） ［閉］W535×D400×H820（mm） |
| 本体重量 | 9.5kg |
| タイヤの数 | 3輪 |
| リクライニング | 115°～155° |
側面まで一体となった座面のシートは、付け外し簡単で乾きやすい「フルウォッシャブルシート」なので、毎日洗って清潔に保てます。
16cmの大型前輪に加え、持ち上げる時にサッと足で踏める「乗り越えステップ」を搭載、段差もスムーズに乗り越えられます。
3.6kgと軽い本体は、片手でパッと開いて、サッと折り畳める設計で、階段の上り下りも楽ちんです。
ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント
年齢・性別非公開
軽量で子どもを抱えたまま折りたたみができてとても便利です。乗り心地がよくすぐ寝てしまいます
年齢・性別非公開
大きな車輪で小さな段差を越えやすく、大きな段差も足元のペダルの位置が踏みやすいので、とても段差を越えやすく助かっています。
年齢・性別非公開
とにかく軽くて車体の横幅もスリムなので今まで行けなかった道やお店にも行けるようになりました。
段差の乗り越えもステップがあるのでスイスイ進めました。
ベビーカーに乗せておやつを食べさせることがあるので結構シートを汚します。
シートが丸洗い出来て且つすぐ乾くのが本当に助かります。
| 価格 | 29,700円（税込） |
| タイプ | B型 |
| 推奨月齢 | 7か月～3年 |
| カラー | ライングレー、エレガンテネイビー、スターリーブルー |
| サイズ | ［開］W467×D717×H1010mm ［閉］W467×D337×H955mm |
| 本体重量 | 3.6kg |
| タイヤの数 | 4輪 |
| リクライニング | 110°～135° |
Jeep車のように安定した走行を目指し大型タイヤを装備。
前輪は上下左右に対応して路面をとらえる3Dソフトサスペンション付きで、振動を吸収して滑らかな走行を実現します。
前輪には、直進走行に固定できるロック機能付きで、悪路や踏切などでも安定して走行できます。
折り畳み時はA4サイズのスペースに自立するコンパクトサイズで、持ち運びに便利なショルダーストラップ付きです。
| 価格 | 17,600円（税込） |
| タイプ | B型 |
| 推奨月齢 | 7ヵ月～3歳のお誕生日まで |
| カラー | レッド、ゴビ、ホワイト |
| サイズ | 奥行85.5cm×幅45cm×高さ95.5cm |
| 本体重量 | 5kg |
| タイヤの数 | 4輪 |
| リクライニング | 無 |
わずか2アクションで折り畳め、車の足元や自転車のカゴに入るほどコンパクトに。
自立型なので収納場所に困りません。
4歳頃（体重22kg）まで使えるゆとりのあるシートサイズ。
リクライニング角度は好みのポジションで調節可能です。
ストラップを引くだけで簡単に長さを調整できるワンプルハーネスを採用。
ベルト調整のストレスなくお外へ出掛けられます。
| 価格 | 27,500円（税込） |
| タイプ | B型 |
| 推奨月齢 | 一人すわりのできる生後6ヶ月頃〜4歳頃（〜22kg）まで |
| カラー | ビーチブルー、ムーンブラック、ラバグレー、シーシェルベージュ、オーシャンブルー、ハイビスカスレッド、ネイチャーグリーン |
| サイズ | ［使用時］長さ71cm×幅52cm×高さ102cm ［収納時］長さ20cm×幅32cm×高さ48cm |
| 本体重量 | 6.2kg（キャノピー除く） |
| タイヤの数 | 4輪 |
| リクライニング | 約110°〜130° |
3.2kgの超軽量モデル。
軽くてコンパクトだから、持ち運びやすさも抜群です。
つなぎ目を溶接しぐらつきを抑えた「がっちりフレーム」と4輪全てに搭載した「やわらかサスペンション」による振動吸収設計で、ぐらつきにくく押しやすいベビーカーです。
その他、日差しをよける大きな幌や着脱可能な洗えるシート、前からも出し入れできるビッグバスケットなど、使い勝手の良い機能を備えています。
| 価格 | 21,450円（税込） |
| タイプ | B型 |
| 推奨月齢 | 生後7カ月～36カ月 （体重15kg以下） |
| カラー | グレー、カーキ |
| サイズ | ［開］W445×D765×H1050（mm） ［閉］W445×D310×H932（mm） |
| 本体重量 | 3.2kg |
| タイヤの数 | 4輪 |
| リクライニング | 124°～150° |
ベビーカーで外出する際、移動手段やお出掛け先について事前に調べておくと、お出掛けがスムーズです。
電車やバスなどの公共交通機関を使う場合、乗り場までのルートを事前に確認し、ベビーカーを乗せられるエレベーターの有無や位置を確認しておきましょう。
空港や駅などではベビーカーのレンタルが実施されているところもあるので、上手に利用したいものです。
初めて訪れる場所は、ベビーカーでの移動が可能かどうか、事前に確認しておきましょう。
ベビーカーレンタルサービスの有無、料金なども事前に調べておくと安心ですね。
使い慣れたベビーカーであれば、旅先でも赤ちゃんが安心して乗ってくれるので、持参する方が良い場合も。
ただでさえ荷物が多い子連れ外出ですから、トランクなどの荷物やベビーカーを事前に送っておき、道中の荷物を少なくしておくことをおすすめします。
また、外出先では、いつも以上に体調管理が大切です。
日よけや保冷・保温対策グッズ、防寒グッズ、常備薬などもお忘れなく。
【監修者】小児科医竹綱 庸仁のコメント
赤ちゃんの月齢によって体勢を保持する能力が異なります。
首が前屈してしまうと気道（空気の通り道）が確保できない可能性があるため、ベビーカーのリクライニングの角度には気を付けましょう。
例えば、生後3ヵ月の赤ちゃんでまだ首がすわっていない場合、座らせることで首への負担がかかるため、寝た状態でベビーカーを使用する必要があります。
生後8カ月を過ぎ、お座りができるようになったら、座った状態でも呼吸が苦しくなるリスクは下がります。
ただ、赤ちゃんはベビーカーで寝てしまうことも多いため、どの年齢でも首への負担を考慮した態勢でベビーカーを使用する必要があります。
顎をあげた体勢であれば気道が確保されやすいため、月齢や発達段階を考慮し、顎を上げた体勢になるようにリクライニングを調節するようにしましょう。
A型、B型とも多彩なラインアップがあるからこそ選択に悩んでしまいますが、ベビーカーは新生児期から幼児期までの成長をサポートしてくれる、大切なお出掛けツールです。
選ぶ過程も楽しみながら、それぞれの家庭のライフスタイルや移動手段に合わせて、最適の一台を選んでくださいね。
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ベビーカーを使用する際に、揺さぶられることによる「揺さぶられっ子症候群」と同じ状況が起きるかもしれないと不安になる方もいらっしゃると思います。
結論から言うと、推奨月齢や座らせ方など適切な方法で使用している限りは、ベビーカーの振動が脳に影響する可能性は無いと考えて差し支えありません。
気になる場合は、クッションなどを使用し振動を軽減しましょう。頭部を守るクッションを備えたベビーカーを選ぶのも対策の一つです。