2021.11.17
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妊娠中や産後、腰痛に悩まされる女性は少なくありません。
そこでおすすめしたいのが、骨盤ベルト。体重増加やホルモンの影響で緩みやすくなった、骨盤周りをサポートしてくれます。
今回は、ひなた助産院の佐藤亜紀院長に、骨盤ベルトの選び方や、各商品の特徴について教えてもらいました。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
助産師
佐藤 亜紀
2004年、渋谷区恵比寿に「ひなた助産院」を開業。
2020年までクリニックで非常勤助産師として出産に立ち会う。
“育児は妊娠中から始まっている”、“後悔のない子育てを”をモットーにマタニティ整体、産後整体、育児相談や赤ちゃんの発達サポートを行っている。
ひなた助産院 https://www.hinatasalon.com/
ひなた助産院YouTube https://www.youtube.com/channel/UCx4NY2b8KOxNy61sODVkaSQ
目次
骨盤ベルトには「後ろから前に締めるタイプ」と「前に後ろに締めるタイプ」の2種類があります。次を参考に選んでみてください。
「後ろから前に締める」タイプは、骨盤を後ろ側から前方向に支えます。
かかと重心や猫背、腹筋の弱い人におすすめ。妊娠中はお腹が大きくなるにつれて前側が重くなり、バランスを取ろうと、かかと重心になりやすいです。それに伴って顔が前に出て猫背になったり、腹筋が使いづらくなったりするため、多くの妊婦がこのタイプに当てはまるでしょう。また産後に赤ちゃんを抱くことでも、姿勢のゆがみにつながります。
「前から後ろに締めるタイプ」は、骨盤を前側から後ろ方向に支え、お尻側を寄せます。お尻の筋肉が弱く、扁平尻の人に向いています。
【監修者】助産師佐藤 亜紀のコメント
汗をかく季節や敏感肌の人は、通気性が良いメッシュや綿素材、肌当たりが柔らかい素材を選びましょう。
【監修者】助産師佐藤 亜紀のコメント
綿素材の腹巻を付け、その上に骨盤ベルトを着用することで、吸水性を確保する方法もおすすめです。
経腟分娩、帝王切開に関わらず、骨盤は妊娠によって緩み開きやすくなっています。
主流だといわれる横切開による帝王切開は、傷が目立ちにくいというメリットがある一方で、腹直筋が断裂します。腹筋に力が入りづらくなるため、帝王切開後も骨盤ケアが大切です。傷口に骨盤ベルトの縁が当たりにくい細めの形状がよいでしょう。
帝王切開後しばらくは傷の痛みが続きます。特に横切開の場合は、ショーツのゴムや骨盤ベルトの縁が傷跡に当たるかもしれません。そのような場合は、二つ折りや三つ折りにした腹巻やハンドタオルを傷跡に当て、その上からベルトを巻くことをおすすめします。
【監修者】助産師佐藤 亜紀のコメント
オンラインショップで骨盤ベルトを選ぶ時は、ストッキングのような細い物で締めたり、スポーツタオルのように幅のあるもので締めたりしてみましょう。症状が軽くなるか、ラクに過ごせるかなどをチェックし、自分に合う幅を体感してから購入すると良いでしょう。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | 締め方のタイプ | 通気性 | 柔らかさ | おすすめポイント |
ワコールワコールマタニティ|ズレにくい産前&産後骨盤ベルト | 後ろから前へ | 〇/メッシュ | ◎ | 肌当たりの良さ | ||
ピジョンピジョン|妊娠中から使える骨盤ベルト 履くタイプ | 後ろから前へ | 〇/吸水速乾素材(パンツ) | ◎ | ズレにくさ | ||
ピジョンピジョン|妊娠中から使える骨盤ベルト | 後ろから前へ | 〇/メッシュ | ◎ | 伸縮性 | ||
犬印本舗犬印本舗|なが〜く使えるマタニティベルト | 前から後ろへ | △/メッシュ | △ | 伸縮性 | ||
青葉青葉|トコちゃんベルトⅡ | 前から後ろへ | △/メッシュ | 〇 | 体型への合わせやすさ | ||
オオサキメディカルdacco|マタニティ骨盤ベルト 産前産後のキュッとベルト® | 前から後ろへ | ◎/メッシュ | ◎ | 帝王切開に配慮した形状 |
ストレッチ素材と滑りにくいテープ、ヒップを挟み込むようなY字構造で、身体にフィットし、ズレにくいアイテムです。
ヒップにベルトを引っ掛けて装着するだけで、仙腸関節、大転子、恥骨結合の3つの部位を環状にサポートしてくれます。
通気性のよいウレタン素材を採用しムレにくいのも魅力。
凹凸の少ない縫製と樹脂製のボーン(補強用芯材)とバックルにより、肌当たりが優しくソフトな付け心地となっています。
後ろから前に締めるタイプ。ヒップの下から引っかけて装着します。
サイドにあるボーン(補強用芯材)は約12㎝。ベルト幅は普通タイプです。
ベルト通し穴は、左側の1カ所のみ。マジックテープで調整できる範囲が長めなので、体形の変化に合わせやすいでしょう。
サイドのボーンが、サポート力はあるのに手で曲げられるほどやわらかいです。しかも内側はつるつるしたウレタン素材で肌当たりがとても良い印象。
締め方のタイプ | 後ろから前へ |
通気性 | 〇/メッシュ |
柔らかさ | ◎ |
おすすめポイント | 肌当たりの良さ |
骨盤ベルトとパンツが一体型になったタイプ。
ベルトがズレにくい点がポイントです。
立体設計のパンツがフィットし、本体ベルトと外側ベルトの2段階で締めることで、骨盤や腰まわりをサポートします。
ベルトの付け外しが簡単で、外出時のトイレや健診時に便利。
パンツと一体型になったベルトは、後ろから前に締めるタイプ。
ベルトを骨盤の位置に合わせなくても、履くだけで正しい位置が分かるので、初めて骨盤ベルトを使う人におすすめです。
パンツ部分は綿55%、ポリエステル35%、ポリウレタン10%。ベルト部分はナイロン、ポリエステルなどで、伸縮する部分がメッシュになっています。
サイドにボーン(補強用芯材)は入っておらず、全体的に柔らかいです。
クロッチ(股)部分が綿素材なので、1枚履きもOK。
締め方のタイプ | 後ろから前へ |
通気性 | 〇/吸水速乾素材(パンツ部分) |
柔らかさ | ◎ |
おすすめポイント | ズレにくさ |
ヒップにベルトを当てて引っ張りながら前で止めるだけなので、初めての方でも使いやすいアイテムです。
本体ベルトを留めた後に外側のベルトで締め具合を調節できるダブルベルト構造のため、しっかりと骨盤をサポートできます。
ヒップにフィットする立体設計で、動いてもズレにくいのも魅力。
ヒップ部はメッシュ素材でムレにくく、長時間でも快適に着用できます。
後ろから前に締めるタイプ。サイドのボーン(補強用芯材)は約15cmあり、今回の掲載商品の中ではベルト幅が太め。
硬さのあるボーンは入っておらず、全体的にとてもやわらかい印象。
メッシュ素材が多く使われているので、さらりとした肌触りです。
締め方のタイプ | 後ろから前へ |
通気性 | 〇/メッシュ |
柔らかさ | ◎ |
おすすめポイント | 伸縮性 |
犬印本舗の特許技術「クロス構造」をベルト背面に採用し、重なり部分がもたつきにくく、両サイドのマジックテープでサイズ調節も簡単にできます。
装着の手軽さを求めている方におすすめです。
ベルト前面に「カーブ設計」を用いることで、動いたり座ったりしてもベルトが足の付け根に食い込みにくいのがポイント。
妊婦帯や腹巻きの上からでも使えます。
前から後ろに締めるタイプ。
サイドのボーン(補強用芯材)が縦15㎝と、他商品と比べると長めで、ベルト幅が太いタイプです。
素材はナイロン、ポリウレタンなど。サイドの伸縮する部分がメッシュ素材。
生地やサイドのボーンが硬めで、手で曲げようとするとしなる感じです。
締め方のタイプ | 前から後ろへ |
通気性 | △/メッシュ少なめ |
柔らかさ | △ |
おすすめポイント | 伸縮性 |
骨盤を前から後ろへと支え、仙腸関節の緩みを寄せてくれるアイテムです。
腰痛緩和や骨盤を安定させる効果があると医学的にも検証されています。
腰の痛みや産後の大尻が気になる方におすすめです。
骨盤全体が開く妊娠後期からは、別売りの「アンダーベルトRENEW」を併用することで、さらに安定感をアップできます。
妊娠中から産後にかけての期間だけでなく、生理中など腰に負担を感じる際にも活用できます。
前から後ろに締めるタイプ。サイドは約7㎝と細幅タイプ。
マジックテープで調整できる範囲が広いので、体形の変化に対応しやすそうです。
それでもサイズアップしそうな人は、「延長パーツ」(別売)でベルトを継ぎ足せます。
素材はナイロン、発泡ウレタン、綿、ポリウレタン。
硬い素材のボーン(補強用芯材)は使われていませんが、本体の生地が分厚く、しっかり支えられている感覚があるでしょう。
締め方のタイプ | 前から後ろへ |
通気性 | △/メッシュ少なめ |
柔らかさ | 〇 |
おすすめポイント | 体型への合わせやすさ |
妊娠中や出産直後の大きなおなかに沿う「前面カーブ」が特長。
食いこみにくく、ズレにくい着用感です。
さらに柔らかく薄い素材を使用し、帝王切開術後でも着用しやすくなっています。
全面がワンタッチテープで留まる素材。産前から産後までサイズ調整がしやすいのもうれしいポイント。
前から後ろに締めるタイプ。サイドは約7.5㎝と、ベルト幅は細め。
素材はナイロン、ポリウレタン、ポリエステル、アセテート。全体的に薄手のメッシュ素材が使われており、通気性が良い印象。薄手なのでアウターに響きにくそうです。
硬い素材のボーン(補強用芯材)が使われておらず、とても柔らかい肌当たりです。
締め方のタイプ | 前から後ろへ |
サイズ展開 | ◎/メッシュ |
柔らかさ | ◎ |
おすすめポイント | 帝王切開に配慮した形状 |
妊娠中や産後の腰痛は多くの妊婦さんが感じやすいトラブルの一つ。
何もせずに我慢していると、別な下半身の不調や体型崩れなど後々に影響が出てしまうこともあります。
腰に違和があったらかかりつけ医に相談し、骨盤ベルトの使用を検討してみてくださいね。
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骨盤ベルトを強く締めすぎると、血行不良やしびれを引き起こすことも。「正座をしても苦しくない」「立った状態で、ベルトと肌の間に入れた指を左右に動かせる」程度を目安に付けましょう。
また、装着位置が高い人が多い印象です。前は恥骨に合わせ、後ろはお尻のトップ~お尻と太ももの境目までの間で、気持ちよく支えられていると感じる位置で巻いてくださいね。