2024.01.18
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いつどこで起きてもおかしくない、地震や豪雨などの災害。
いざという時に備えて避難グッズを常備している人や、これから準備したいと考えている人も多いのではないでしょうか。
その際、意外と忘れがちなのが、オーラルケアグッズ。
今回は、ヒグチデンタルクリニック院長の三枝遵子先生に、災害時のオーラルケアの必要性、災害時に液体歯磨きを使用するメリットや選び方、使い方などについてお聞きしました。
あわせてedimo編集部おすすめの液体歯磨きの使用感も紹介します。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
歯科医師
三枝 遵子
日本大学歯学部卒業後、同大学歯周病学講座に在籍。1995年、 浅草に「樋口歯科」を開業。 2009年に田原町駅に近い 雷門に移転し、「ヒグチデンタルクリニック」と名称を変更。日本人の歯科意識の向上を上げたいという熱意のもと、歯科意識を向上させる歌や絵本のほか、キャラクターのLINEスタンプの製作を行うなど、さまざまな活動に従事する。
ヒグチデンタルクリニック
東京都台東区雷門1-8-1 1F
https://0358270118.com/index.html
目次
災害から避難して命は助かったのに、生活が復旧する前に誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)で亡くなる高齢者は意外と多いです。
また、避難所生活が長く続くと虫歯もできやすくなります。
いずれも、水が乏しく歯磨きもままならない状況下で、適切なオーラルケアができず、歯周病菌や虫歯菌が口内に蓄積してしまうのが原因といわれています。
家族全員分の歯ブラシと液体歯磨きはぜひ防災グッズとして用意しましょう。
災害時に液体歯磨きがおすすめの理由
・ 使用後に水で口をすすぐ必要がないため、水が乏しい環境でも使いやすい。
・ 液体のため、歯肉炎や虫歯の予防や殺菌に役立つ成分が口内の隅々まで行き渡りやすい。
・ ペースト状歯磨き剤のように研磨剤を含んでおらず、やさしく歯や歯茎をケアできる。
さらに、デンタルフロス、舌ブラシ、洗口液、アルコール入り除菌シート、アルコールの入っていない手ふきシート、滅菌ガーゼ、脱脂綿、ティッシュペーパー、綿棒などがあれば安心です。
【監修者】歯科医師三枝 遵子のコメント
刺激に敏感な人や、口内炎など炎症ができやすい人は、ノンアルコールタイプがおすすめです。
アルコールの有無によって殺菌効果に違いはないため、使用感の好みで選ぶとよいでしょう
アルコールを含むタイプなら、爽快感や清涼感を得ることができるでしょう。
ただ、アルコールは口の中が乾燥する原因になることがあります。
口内の細菌をしっかり消毒・殺菌する薬効成分配合のものを選びましょう。
口内の菌は就寝前や起床直後に最も多いといわれていますので、そのタイミングで一気に殺菌するのも一つの方法です。
液体歯磨きは、使用後に水ですすぐ必要がないケア用品です。
後味が気になる場合は軽くすすいでもよいとされていますが、できるだけすすぐ回数が少ない方が、効果が持続しやすいといわれています。
平時に使用感を試してから防災グッズに加えるのがおすすめです。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | フレーバー | 特記事項 |
ジェクスラクレッシュ|ラクレッシュEX 薬用液体ハミガキ | アップルミント | ノンアルコール、乳酸菌 | ||
ジョンソン・エンド・ジョンソンリステリン®|リステリン® トータルケア ゼロプラス | クールミント | ノンアルコール | ||
小林製薬ゼロ―ラ|ゼロ―ラ モーニングウォッシュ | モーニングメディカルミント | ノンアルコール、殺菌力 | ||
ライオンクリニカ|クリニカアドバンテージ デンタルリンス | 低刺激タイプ:シトラスハブ、すっきりタイプ:メディカルハーブ | アルコール含有、W殺菌&抗菌コート | ||
花王クリアクリーン|ホワイトニング デンタルリンス | アップルミント | アルコール含有、ホワイトニング |
ノンアルコールで低刺激な液体歯磨き。
殺菌剤も不使用で、健康で虫歯の無い人の口腔内から見つけた「L8020乳酸菌」が、口臭や口内のネバネバを防ぎます。
歯石の沈着を防ぐ成分や、歯がしみるのを防ぐ成分も配合されています。
とろみのあるテクスチャーなので、歯ブラシの届かない部分にも薬用成分が行きわたります。
編集者が使ってみました!
やや黄味がかった液体。
白いキャップの内側に線があり、その半分を目安に液を注ぐと1回分の約5mLが量れます。
ノンアルコールで、ピリピリとした刺激はなかったです。
想像していたよりも、アップルミントのフレーバーの甘みが強く少し驚きました。
ミントの爽快感はあまり感じなかったので、スースーする刺激が苦手な人におすすめ。
口内に含んで約20秒ぶくぶくした後、吐き出してブラッシングします。
パッケージには「気になる場合は水ですすぐ」と書かれており、使用後は唾液を吐きだすだけでOK。
ただ編集者は甘い後味が気になったので、軽くすすぎました。
ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント
40代・女性
かかりつけ医のとろみの歯ぐき薬と似ている。医者から乳酸菌入りが良いと言われた。ラクレッシュで正解だと思う。
50代・女性
ドラッグストアの店内放送で宣伝していた。健康な人の口から発見されたヒト由来の~という話を聞いて購入決めた。ただ、液体ハミガキとマウスウォッシュをまちがえてしまいやすい。
50代・女性
お店で何回か見て「いいかな」と思って買いました。朝まで歯がツルツルです。気持ちいいですね。歯は守りたいです
歯周病や口臭の原因菌の塊である“バイオフォルム”の奥深くまで浸透して悪玉菌を殺菌します。
ノンアルコール処方なので低刺激。
1日2回の使用がおすすめです。
編集者が使ってみました!
黒いキャップに工夫が施され、回しただけでは開かない構造。キャップを回した後、ぐっと押しながら引き抜くと、外せるようになっています。
誤飲の心配が軽減されるため、小さい子どもがいる家庭におすすめです。
黒いキャップの半分まで液を注ぐと、12歳以上の使用量の目安である約20mLが量れます。
薄紫色の液体で、フレーバーはクリーンミント味。香りのケミカル感が強く、口に含むと渋みが広がる感覚に驚きました。
ノンアルコールで、ピリピリとした刺激はなかったです。
約30秒ぶくぶくした後、吐き出してブラッシング。公式サイトには「使用後に水ですすぐ必要はない。使用後に口をすすいでも効果に影響を及ぼすことはない」と書かれています。
編集者は、渋柿を食べた時のような口の乾きやエグ味が気になったので、数回すすぎました。
味の刺激は強かったですが、口内のネバネバ感は気にならなくなった印象です。
朝起きてすぐでも使いやすい液体歯磨き。
歯肉炎・虫歯・口臭を予防する成分が配合されており、就寝中に口内で繁殖した菌を一度に殺菌(※)します。
味残りの少ない低刺激処方。
※すべての菌を殺菌するあけではありません
編集者が使ってみました!
薄紫色の液体で、フレーバーはクリーンミント味。香りのケミカル感が強く、口に含むと渋みが広がる感覚に驚きました。
ノンアルコールで、ピリピリとした刺激はなかったです。
口に含んだ印象
透明の液体。「モーニングメディカルミント」フレーバーで、香りをかぐと鼻がすっと通りました。
口に含んで約30秒ぶくぶくした後、液を吐き出してブラッシングします。
使用後はパッケージには「水ですすぐ必要はないが、気になる場合は軽くすすぐ」と書かれています。
編集者は、うがいをしなくても後味は気になりませんでした。
就寝前の使用で朝まで抗菌コートしてくれるデンタルリンス。
CPC(※1)とBTC(※2)のダブル殺菌に加え「抗菌コート(※3)」までできる独自の“長時間殺菌処方”により、虫歯や歯周病の原因菌を翌朝まで寄せ付けず、増殖も抑制します。
シトラスハーブの低刺激タイプとメディカルハーブのすっきりタイプの2種類を展開。
※1 塩化セチルピリジニウム
※2 塩化ベンゼントニウム
※3 コーティング剤(グリセロリン酸カルシウム)
編集者が使ってみました!
1回あたりの使用量の目安は約10mL。
ポンプ式のボトルで、計量できるキャップは付いていないため、家庭用のコップを使用します。
今回は、何回プッシュすれば約10mLになるのかを知るために、編集者の計量カップで量ってみました。
3,4回のプッシュを目安にするとよいでしょう。
口に含んで20秒ほどぶくぶくします。アルコールが配合されており、口に含んでいる間にだんだんピリピリとしてきました。
強い刺激ではなく、ピリピリ感が苦手な人も使える程度だと思います。
液を吐き出した後、ブラッシング。使用後は、パッケージには「使用後は水ですすぐ必要はない。気になる場合は水ですすいでも効果が続く」と書かれています。
編集者は唾液を吐き出せば後味が気にならなかったので、すすぎませんでした。
子どもにも使わせたい人は、同シリーズのノンアルコールタイプを選ぶとよいでしょう。
種類 | 液体歯磨き、医薬部外品 |
フレーバー | 低刺激タイプ(ライオンデンタルリンスCKa):シトラスハーブ、すっきりタイプ(ライオンデンタルリンスCJa):メディカルハーブ |
特記事項 | W殺菌&抗菌コート、アルコール配合 |
歯の着色汚れを浮き上がらせて落としやすくするリンゴ酸と、歯をコーティングするポリリン酸Naを配合。
毎日使用することで、本来の白い歯を保ちます。
タバコのヤニにも対応。
アップルミント風味。
編集者が使ってみました!
適量は約15mLで、白いキャップの半分くらいが目安。キャップの内側に「15」と書かれた目安線があるので計量しやすかったです。
アップルミントのフレーバー。ほんのりと自然な印象の香りで、味も今回のラインアップの中では最もマイルドだと思いました。
アルコールが配合されており、口に含んだ直後はピリピリ感が少しありましたが、約20秒ぶくぶくしている間に消えた印象です。
刺激が苦手な人でも使える程度のピリピリ感だと思います。
液を吐き出してブラッシング。パッケージには「水ですすぐ必要はない。気になる場合は軽くすすぐ」と書かれています。
編集者は、唾液を吐き出せば後味が気にならず、すすぎませんでした。
液体歯磨きは、ブラッシングの前に口に含み、少し長めにクチュクチュすることで、口内の汚れが浮き上がり、落としやすくなります。
その後に丁寧にブラッシングをしましょう。
ブラッシング後は、口に溜まった唾液などを吐き出して終了。
有効成分を口内にとどめるためにも、水ですすがない方が良いです。
後味が気になる人は水で軽くゆすいでも構いません。
一般的な練り歯磨きで歯を磨くと口内が泡だらけになるので、水で何度もゆすぐ必要があります。
普段なら何の問題もない行為ですが、災害時など飲料水が乏しい状況では、コップ一杯の水も惜しまれます。
そんな場合のオーラルケアの方法について、歯ブラシがある場合と無い場合に分けて紹介します。
歯ブラシで歯をブラッシングし、磨き終わったら、唾液を吐き出します。
少量でも水があれば、口をゆすぎましょう。
液体歯磨きはブラッシングしても口が泡だらけにならず、ブラッシング後は口に溜まった唾液を吐き出すだけでいいのでおすすめです。
滅菌ガーゼ、お手拭きシート、ティッシュなどを使って、歯の表面や歯茎の付け根のネバネバ(歯垢)を拭き取るという方法もあります。
何もしないよりは有効でしょう。
健康を守るため、非常時でも継続したいオーラルケア。
非常持ち出し袋に、液体歯磨きと家族の人数分の歯ブラシも常備しておけば安心ですね。
今回ご紹介したアイテムも参考に、検討してみてください。
液体歯磨きと似ているアイテムに洗口液があります。
洗口液は、舌や口内の粘膜の清掃や口臭予防のため、歯磨きとは別に補助的に使用するものです。
液体歯磨きも洗口液も、使用後は口の中の唾液を吐き出すだけで良く、水ですすぐ必要はありません。