edimoはアフィリエイト広告を利用しています。
今世界的にトレンドとなりつつある「フェムテック」。
これは女性特有の体の悩みをテクノロジーで解決する製品やサービスのこと。
そのひとつに、デリケートゾーンのケアアイテムがあります。
デリケートゾーンのかゆみや黒ずみなどで悩む女性は案外多いものの、気軽に人に話せるという人はまだ少ないのではないでしょうか。
今回は、デリケートゾーンの悩みの原因やケア方法について、産婦人科専門医で大阪美容クリニック院長の南真実子先生にお話を伺いました。
併せて、デリケートゾーン専用のケアアイテムも紹介します。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
美容皮膚科医・産婦人科医
南 真実子
医療法人大美会 理事長、大美会クリニック心斎橋本院院長。大阪医科大学医学部を卒業後、同大学産婦人科医局、済生会吹田病院産婦人科、大手美容クリニックなどを経て、2017年に大阪美容クリニックを開業、2022年に大美会クリニック心斎橋本院へ改称。患者一人ひとりの“美”に対する希望に寄り添い、最善な方法を提案している。関西地域に4つのクリニックを展開する医療法人大美会の理事長を兼務。『美人百花』『MINE』など執筆多数。
大美会クリニック心斎橋本院
大阪府大阪市中央区東心斎橋2-8-28
https://osaka-bc.com/
目次
心身の不調でホルモンバランスが乱れると、月経周期の乱れにつながることも。
そうなると本来の腟内の自浄作用が弱まり、気になるにおいやかゆみを引き起こすことがあります。
日頃からケアをしておくと安心です。
年齢とともに皮膚の水分量が減り、肌は乾燥しやすくなりますが、デリケートゾーンにも同様のことが起こります。
乾燥すると肌のバリア機能が低下し、皮膚トラブルを起こしやすくなります。
さらに、肌のターンオーバーが乱れてメラニンが排出されず、黒ずみやすくなることも。
このように、乾燥が原因で発生する悩みを解消するためには、正しい洗浄と保湿が大切です。
デリケートゾーン専用ソープと保湿剤でケアしておきましょう。
おりものには、腟内で病原細菌が増殖しないように酸性に保ったり、精子が子宮腔内に侵入しやすくするのを助けたりする働きがあります。
おりものは月経周期により変化します。
月経後は量が少なくさらっとした状態です。
排卵が近づくと、量が増えてのびるようになり、生卵の白身のようなおりものになります。
排卵後は徐々に量が減るものの、透明度が低下し、下着に白くつくことも。
酸化して黄色くみえることもあります。
おりものが気になるとき、おりものシートを使用することもあるでしょう。
使用することに問題はありませんが、長時間交換せずにいると、汗や分泌物が付着し、雑菌が増殖してかゆみやかぶれの原因になることがあります。
強い炎症を起こすと、色素沈着となり黒ずみとして残ってしまうこともあります。
おりものシートを使用する時はつけっぱなしにせず、こまめに交換して常に清潔に保つように心がけましょう。
おりものは通常ほとんどにおいがありませんが、腟内を酸性に保っているので少しすっぱいにおいに感じることもあります。
普段からややにおいが強い場合は、陰部のワキガや分泌物がたまっている可能性も。
汗はもともと無臭ですが、皮膚の常在菌が汗の成分を分解することでにおいを発生させるのです。
いつもと違うにおいがする時は病原菌に感染している場合があるため、婦人科の受診をおすすめします。
20~40代の男性500人を対象としたアンケート※で、「性交中に女性のVIOが気になる?」という質問に対して77%の男性が「気になる」と回答したという結果があります。
そのうち、毛量が気になるとした方が54%、においが30%、黒ずみが16%という結果だったそう。
さらに「VIOのお手入れをしてほしい場合、女性に伝える?」という質問に対しては「言わない」が68%だったそうです。
口にはできないけれど、VIOのお手入れをしてほしい男性が結構いるということですね。
パートナーのためにもケアすることを考えてみてもいいかもしれません。
※「女性のVIO(アンダーヘア)について男性500人にアンケート!女性のVIOについて男性意見を調査」参照
基本的には、どの期間であってもデリケートゾーン専用ソープで洗った上で保湿をするのが一番。
デリケートゾーンのケアを日頃から習慣としておくといいでしょう。
月経中のデリケートゾーンは生理用品をこまめに取り替えていても、どうしても通常期に比べて経血や生理用品により摩擦などのダメージを受けやすくなっています。
妊娠中は女性ホルモンの分泌が盛んになることでメラニン色素が増え、デリケートゾーンが黒ずむことがあります。
ただ、産後に改善されることが多いので、あまり悩まなくても大丈夫です。
腟内の環境を整えるデーデルライン桿菌は閉経すると極端に減少するため、雑菌が増殖し炎症を起こしやすくなることが分かっています。
専用のケアアイテムで保湿しながら、潤いを与えることで炎症を抑える効果が期待できます。
若いうちから、デリケートゾーンの保湿ケアを習慣化しておくといいでしょう。
外陰部の形は人それぞれ。
小陰唇が小さい方は汚れがたまりにくいですが、大きい場合はヒダに汚れがたまりやすい傾向にあります。
きちんと洗っているつもりでも構造的に洗いにくい場合があります。
また、分泌物が溜まることで、においの原因になってしまっていることがあります。
なかなか自分では気づきにくいことが多いのですが、丁寧に洗うよう心がけましょう。
おりものを気にするあまり、洗い過ぎてしまう方も多いようですが、洗いすぎると腟内の環境を整えているデーデルライン桿菌などの善い菌まで洗い流してしまい、余計に腟内の環境が悪くなることも。
洗い過ぎには注意しましょう。
外陰部をボディーソープで洗うと少し染みた、という経験がある方も多いのではないでしょうか。
小陰唇を開くと、すぐ粘膜があります。目や口も粘膜ですが、ボディーソープで洗う方はいないと思います。
外陰部も同じ。通常のボディーソープは、粘膜が露出している外陰部を洗うには刺激が強いのです。
なぜなら、市販の石鹸やボディーソープにはアルカリ性の成分が含まれていることがあるため。
外陰部や腟内を洗うと、本来酸性に保たれているはずの腟内の環境が崩れてしまうのです。
フランスなどではすでにデリケートゾーン専用ソープが当たり前のように使われています。
日本ではまだ一般的ではないものの、デリケートゾーン専用ケアアイテムが少しずつ増えてきています。
自分に合ったものを選んで使ってみてくださいね。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | タイプ | 容量 |
たかくら新産業Pubicare organic|フェミニンシフォンソープ | 石鹸(ウォッシュ) | 220ml | ||
ハナミスイハナミスイ|インクリア3本入り/10本入り/30本入り | 洗浄ジェル | 1.7g/1本 | ||
生活の木Joho-Rhythm|オーガニックフェミニンソープ | 石鹸 | 100ml | ||
melliaアイム ラフロリア|デリケートブライトニングセラム | クリーム | 30ml | ||
おもちゃ箱ビオトゥルム|フェミニンクリーム | セラム | 75ml | ||
花王ロリエ|デリケートフレッシュシート | ウェットシート | 15枚 |
「Pubicare organic」とは、デリケートゾーン専門美容サロンから生まれたオーガニックスキンケアブランド。
女性の体をいたわるアイテムのひとつとして開発されたのが、天然由来成分100%配合で、デリケートゾーンのpH値に合わせた弱酸性の泡ソープ。
ココナッツ由来の低刺激成分が優しく洗い上げます。
デリケートゾーン用ですが、ボディ全体の洗浄に使ってもOK。
香りは、ジャスミン&ネロリ、ローズ&イランイラン、ビターオレンジ&レモンの3種。
天然アロマの香りに癒されます。
タイプ | 石鹸(ウォッシュ) |
容量 | 220ml |
独自開発のアプリケーターで腟にジェルを注入し、洗浄する管理医療機器「腟洗浄器」。
わずか1.7gのジェルを注入するだけで、腟内の菌や経血の残りなどを絡めとり、自然に排出する手助けをしてくれます。
ジェルは腟内環境に合わせた弱酸性。乳酸を配合しているので、おりものの量の軽減などの効果が期待できます。
1回ごとの使い切りタイプで衛生的なのもうれしいですね。
タイプ | 洗浄ジェル |
容量 | 1.7g/1本 |
「生活の木」から新登場した、女性のためのセルフケアシリーズ「Joho-Rhythm」。
デリケートゾーン環境に合わせた酸性側のpH値のオーガニックフェミニンソープの、アミノ酸由来の洗浄成分が、デリケートゾーンを中心に気になる部分を穏やかに洗い上げます。
ワンプッシュでフォームが出てくる設計で、泡立てる手間いらず。
無香料なので、においに敏感になりやすい生理中や妊娠中でも安心して使えます。
数種類の植物由来成分配合。
タイプ | 石鹸 |
容量 | 100ml |
デリケートゾーンケアブランド「アイム ラフロリア」のデリケートゾーン専用美容液。
3つのブライトニング成分で、透明感のある肌を実現します。
乳酸菌配合で、しっかり保湿しながら、乾燥からくるくすみのない肌へと導きます。
花束をもらったときにふわっと香る幸せなひとときをイメージしたイヴピアッツェローズの香りも好評。
置く場所を選ばないスタイリッシュなパッケージデザインにも注目です。
タイプ | クリーム |
容量 | 30ml |
上質なオーガニック素材を使った製品開発に取り組むドイツのブランド「ビオトゥルム」。
フェミニンクリームにはpH値3〜4のオーガニック乳清由来のラクトインテンシブアクティブコンプレックス(ホエイ)が配合されています。
デリケートゾーンに潤いを与えつつ、自然な肌バランスに整える効果が期待できます。
肌をやわらかく保ち、かさつきや不快感のない肌づくりをサポートしてくれます。
タイプ | セラム |
容量 | 75ml |
生理用品などでおなじみの花王「ロリエ」から、デリケートゾーンケア用のローションシートが登場。
使い方は、デリケートゾーンのかゆみや汚れ、ムレが気になった時にさっと拭くだけ。しかも拭いた後はトイレに流せます。
コンパクトで持ち運びしやすいので、外出先でもさっと使えます。
デリケートな肌のことを考えたアルコールフリー&無香料。
タイプ | ウェットシート |
容量 | 15枚 |
VIO脱毛をする人は最近とても増えています。
毛があると、汚れが毛に付着して不衛生になってしまうことがあります。
特に月経中はナプキンで外陰部がムレやすく、雑菌が増えてしまうことがあるため、毛が少ない方が清潔に保ちやすいかもしれませんね。
また、頻回に自分で剃毛をすると肌荒れの原因になるうえ、色素沈着を起こす可能性も。
毛穴に沿ってポツポツと黒くなり、色が残ってしまうことがあります。
VIO脱毛をして自己処理することが減ると、剃毛による肌への負担も減らすことができます。
外陰部の黒ずみの多くは、摩擦が原因です。
下着やズボンなどがこすれて慢性的に刺激を受けることで、色素沈着を起こしてしまいます。
ノーパンで生活すると摩擦が避けられ、外陰部がピンク色に保たれやすいというメリットはあるものの、ノーパンで生活するのは難しいですよね。
でも、摩擦は極力避けたいので、インナーを選ぶ時にはポイントを2つ押さえておきましょう。
① 綿など肌なじみがよく通気性の良い素材であること
② サイズの合ったものを選ぶこと
これで、黒ずみの原因となる摩擦、肌への負担を和らげることができます。
また、生理用品やおりものシートを使用する時はどうしてもムレやすくなります。
ムレると雑菌が増え、かゆみやにおいが増すことも。
生理用品も通気性の良いものを選び、こまめに取り替えるようにしましょう。
外部からの刺激を受けやすいデリケートゾーン。
繊細な部位だからこそ、お手入れには専用のケアアイテムを使うことが大切です。
普段のフェイシャルケアと同じように、デリケートゾーンのケアを始めてみるといいですね。