2021.07.26
美容院でせっかくきれいに染めてもらった髪色があっという間に退色してしまう…。
お気に入りのヘアカラーが長持ちせず、がっかりしてしまうことはありませんか?
月に何回も美容室で染めてもらうのはお金がかかり、結局そのまま過ごしてしまう方も多いようです。
そんな時は自宅で簡単にカラーリングができる「カラートリートメント」を使ってみてはいかがでしょう。
普段のトリートメントに置き換えて使うことで、ヘアカラーの色落ちを防ぎ、長持ちさせてくれます。
今回はおすすめのカラートリートメントや一般的な使い方を紹介します。
ヘアカラーの退色に悩んでいる方はぜひ参考にしてくださいね。
目次
ヘアカラー後に避けて通れないのが色落ち。
かわいく染めてもらった髪色が数週間であっという間に退色し、黄ばみや赤みが出てくる方も少なくはないでしょう。
なぜ髪色が長持ちしないのでしょうか?
そもそも、ヘアカラーは髪内部にある色素を脱色させ、そこに染料を浸透させることで着色します。
アルカリ性のヘアカラー剤が付くことで、弱酸性の髪表面にあるキューティクルが開き、カラー剤が髪の毛へと浸透していきます。
浸透したカラー剤は髪内部の色素を脱色し、そこに色を付けていくのです。
染めた髪はキューティクルが一度開いているため、髪を保護し水分や栄養分を保つ機能が弱くなっています。
そのためダメージを受けやすい状態になり、染料が早く落ちてしまうのです。
例えばドライヤーやアイロンは熱と乾燥でキューティクルを開いてしまい、栄養や水分とともにカラー剤が落ちる原因に。
紫外線もキューティクルを傷つけ、ダメージを与えてしまいます。
実はプールや海も注意が必要。
意外と思うかもしれませんが、海水やプールの水はヘアカラー剤と同じアルカリ性なので、髪内部に浸透しさらに退色を進めてしまう恐れがあるのです。
このように、ヘアカラーが色落ちする原因は日常のさまざまな場面に隠れています。
退色を少しでも穏やかにしたいのならば、ドライヤーやアイロンはなるべく低温で使用したり、帽や日傘で紫外線を防いだりと対策が必要。
その一つとして注目されているのが、自宅ケアで色落ちを防ぐ「カラートリートメント」なのです。
カラートリートメントとは、主に髪の表面にカラーを沈着させ、ヘアカラーの退色を防ぐヘアケア用品です。
カラーリングとトリートメントの2つの役割を持ち、普段のトリートメントに置き換えて使います。
さまざまなメリットが注目されているのでチェックしましょう。
通常のヘアカラー剤は髪の内側に浸透させることで発色させるもの。
しっかりと染まる半面、髪の保護成分であるキューティクルが開いてしまうため、ダメージは少なくありません。
一方、カラートリートメントは髪の表面に色を付けることで、色落ちを防ぐ効果が期待できます。
使用を繰り返すことで段々と染料が浸透していくので、通常のヘアカラー剤を使用するより髪へのダメージを和らげることができるのです。
また、トリートメント成分も含んでいるのでカラーをしながらヘアケアもでき、まさに一石二鳥のアイテムです。
一般的なカラートリートメントはシャンプー後にタオルドライした髪に塗布し、5~10分ほど放置するだけでほんのりと色づきます。
これを1週間ほど繰り返すことで段々と髪の色が変化していきます。
普段使いのトリートメントをカラートリートメントに置き換えるだけ。
トリートメントは手や身体に付いても簡単に落ちるので、通常のカラーリングのように後片付けの手間もほぼかかりません。
美容室でヘアカラーをすると数千円~数万円程度のお金がかかり、なかなか頻繁にできるものではありません。
一方で、カラートリートメントは1本1000~3000円程度。
一度きちんと髪を染めてしまえば、その後はカラートリートメントでしばらくはヘアカラーを保てるので、お財布にも優しいです。
また、カラートリートメントの使用を控えれば1週間程度で元の髪色に戻るので、好みに合わせてさまざまなカラーも楽しめます。
ただカラートリートメントは、美容室か市販のヘアカラー剤できちんと染めた髪に対して効果を発揮するものであり、暗めのヘアカラーや黒髪ではあまり変化を実感できません。
ヘアカラー剤そのものとしてではなく、あくまでヘアカラーを長持ちさせるためのケア用品として使いましょう。
カラートリートメントの中にはカラーバターと呼ばれるものもあります。
カラートリートメントは通常のトリートメントに近い柔らかいテクスチャーのものが多く、髪の毛に馴染みやすいのが特長。
通常のカラートリートメントに使用感が近いため、初心者でも使いやすいでしょう。
1回で発色するのではなく、使用回数を重ねるごとにだんだんと色づいていくタイプです。
一方、カラーバターはやや固めのテクスチャー。
90%以上がトリートメント成分で作られており、ダメージ髪の補修効果が期待できます。
また、1回の使用でしっかりと発色するものが多く、毎日の使用が面倒な方でも使いやすいと言えます。
髪に優しい植物・天然由来の成分がおすすめ
ヘアカラー後に髪がパサつくなど普段からダメージが気になっている方は植物・天然由来の成分が含まれているものを選ぶとよいでしょう。
シアバターやアルガンオイルなど植物由来の保湿成分が入っていれば髪への負担をなるべく減らしながら発色できます。
乾燥やパサつきが気になる場合は、保湿成分が含まれているとなおよしです。
カラートリートメントの色味は大きく「寒色系」と「暖色系」の2つに分けられます。
透明感のある色味に仕上げたいのならばアッシュやベージュ系のカラー、明るい印象を与えたいのならばブラウンや赤みのあるカラーがおすすめです。
同じ色でも商品によって色味が異なっているため、メーカーサイトなどに載っている色見本を確認してから選びましょう。
一般的なカラートリートメントの使い方を紹介します。
使用方法は商品によって違うため、使う前に必ず説明書きをチェックしてくださいね。
① いつも通りにシャンプーをした後にタオルドライ。くしで髪をとかしておく。
② 適量のカラートリートメントを髪全体に塗って馴染ませる。5分ほどそのまま放置する。
③ すすぎ湯に色が出なくなるまでシャワーで洗い流す。すすぎ残しがあるとタオルに色が付いてしまうので注意。
最高級のアルガンオイルを含んだ人気の「モロッカンオイル」が展開するカラートリートメント。
髪を補修して健康的な状態へと導くアミノ酸やアンズ核油が配合されており、カラーを楽しみながらしっかりとダメージケアできます。
さらに、ブランド独自の「アルガンIDテクノロジー」が髪の内側からダメージを修復。
髪のパサつきや傷みが気になる方におすすめです。
ブルー、ローズゴールド、ハニーベージュなど全7色から選べます。
おすすめポイント
・髪を補修する効果が期待できるアミノ酸やアンズ核油を配合
・ブランド独自の「アルガンIDテクノロジー」が髪の内側からダメージを修復
【メーカー名】モロッカンオイル(販売店:モロッカンオイルオフィシャルパートナーCHOUCHOU)
【ブランド名】モロッカンオイル
【商品名】カラーデポジティングマスク
【内容量】30・200ml
【カラー展開】アクアマリン・ハイビスカス・シャンパーニュ・プラチナ・ローズゴールド・ボルドー・ココアの全7色
【香り】-
ピンク、グレー、オレンジ、グリーンなど全12色から選べるカラートリートメント。
淡色はもちろん、好みの仕上がりに合わせて、異なる色同士を混ぜ合わせて使えるのが特長です。
色の合わせ方や比率によって何通りものカラーを生み出すことができます。
手に付いたトリートメントは石けんで簡単に落とせるので、カラーが沈着する心配はありません。
トリートメントを使うのをやめれば約1週間で元の髪色に戻せます。
おすすめポイント
・異なる色同士を混ぜ合わせて好みのカラーを作り出せる
・手に付いたトリートメントは石けんで簡単にオフ
【メーカー名】ダリヤ アンナドンナ事業部
【ブランド名】エブリ
【商品名】カラートリートメント
【内容量】160g
【カラー展開】ピンク・レッド・ブルー・ブラウン・グリーン・グレー・オレンジ・パープル・ベージュ・ブラック・カーキ・ワインレッドの全12色
【香り】-
1回使い切りタイプのカラートリートメント。
シャンプー前の髪に塗布し5分後に洗い流せば鮮やかな髪色にチェンジできます。
約1週間で退色するので、気分や予定に合わせて髪色を頻繁に変えてみたい方におすすめです。
髪のダメージの集中ケア効果も期待でき、傷んだ髪ほどよく染まるとのこと。
ピンク、ターコイズ、オレンジなどビビッドなカラーが並ぶ全7色展開です。
おすすめポイント
・ビビッドカラーに染まる1回使い切りタイプ
・髪のダメージの集中ケア効果も期待
【メーカー名】石澤研究所
【ブランド名】クイスクイス
【商品名】デビルズトリック
【内容量】25g
【カラー展開】キラーブラック・キャプテンターコイズ・キャンディピンク・マーメイドブルー・ムーンバイオレット・ワイルドレッド・マジカルミルキーの全7色
【香り】カラーによって異なる
90%以上がトリートメント成分でできており、ケアしながら染められるカラーバター。
一般的な徐々に色が濃くなるタイプではなく、1度のカラーリングでしっかりと発色します。
毎日使うのが面倒な方でも挑戦できるのではないでしょうか。
ニュアンスカラーからハイトーンカラーまで、全17色がそろう豊富なカラーラインナップも魅力。
余ったバターは普段使いのトリートメントと混ぜることで退色予防のケアとして使えます。
おすすめポイント
・1回のカラーリングでしっかりと発色
・ニュアンスカラーからハイトーンカラーまで全17色がそろう豊富なラインナップ
【メーカー名】クリップジョイント
【ブランド名】エンシェールズ
【商品名】カラーバター
【内容量】200g
【カラー展開】ダークシルバー・ショッキングパープル・アッシュミルクティー・ネイビーブルー・ココアブラウンなど全17色
【香り】-
商品名 | カラーデポジティングマスク | カラートリートメント | デビルズトリック | カラーバター |
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |
メーカー名 | モロッカンオイル (販売店:モロッカンオイルオフィシャルパートナーCHOUCHOU) | ダリヤ アンナドンナ事業部 | 石澤研究所 | クリップジョイント |
ブランド名 | モロッカンオイル | エブリ | クイスクイス | エンシェールズ |
内容量 | 30・200ml | 160g | 25g | 200g |
カラー展開 | アクアマリン・ハイビスカス・シャンパーニュ・プラチナ・ローズゴールド・ボルドー・ココアの全7色 | ピンク・レッド・ブルー・ブラウン・グリーン・グレー・オレンジ・パープル・ベージュ・ブラック・カーキ・ワインレッドの全12色 | キラーブラック・キャプテンターコイズ・キャンディピンク・マーメイドブルー・ムーンバイオレット・ワイルドレッド・マジカルミルキーの全7色 | ダークシルバー・ショッキングパープル・アッシュミルクティー・ネイビーブルー・ココアブラウンなど全17色 |
香り | - | - | カラーによって異なる | - |
商品詳細 | ||||
日差しが強くなるこれからの季節はヘアカラーの退色がさらに早まってしまいます。
お気に入りの髪色を少しでも長く楽しめるようにぜひカラートリートメントを普段のヘアケアに取り入れてくださいね。
<掲載商品はedimo編集部が実際に連絡を行い、コンタクトが取れたメーカーのものだけに限定しています。※一部国内プレスリリースでの確認>