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お灸といえば、火をつけて使い、熱さを感じるものをイメージする人は多いのではないでしょうか。
実はお灸には火を使うものだけでなく、火を使わずにツボを刺激するものもあるのです。
そこで今回は、治療院「R&-ランド-」の新井春光先生への取材をもとに、お灸のメリットや火を使わないお灸の特徴、それぞれの悩みに対応するツボを解説。
あわせてedimo編集部おすすめの、火を使わないお灸を紹介します。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
はり師・きゅう師
新井 春光
はり師・きゅう師 国家資格取得
はり灸師の両親のもとに生まれ、幼い頃から鍼灸が日常生活にあるなかで過ごし、自然と鍼灸師の道へ。18歳の頃から本格的に修行を始め、26歳で「ひかり堂はり灸院」を独立開業し、口コミだけで常に予約満席となっている。現在は自身のはり灸院を経営する傍ら、治療院「R&-ランド-」でも施術を行うなど、活躍の幅を広げている。
治療院「R&-ランド-」(治療院RAND)
https://atti-daihyo.com/#rand
新井春光先生紹介ページ
https://rand.atti-daihyo.com/archives/178
LINE公式アカウント:https://lin.ee/hIO9Z6p
公式Instagram:https://www.instagram.com/rand__official/
運営:株式会社アッティ(代表取締役CEO 梁燦久)
目次
お灸は、ヨモギの葉の裏側にある綿毛を乾燥して集め、不純物を取り除き精製した「もぐさ」を使います。
「もぐさ」をツボや特定の場所で燃やし、体に直接的あるいは間接的に温熱刺激を与えることでさまざまな疾患の治癒力を促進させる、東洋医学に基づいた治療法です。
お灸の温熱刺激により期待できる効果は、以下の6つです。
・ 疲労回復
・ 血行を良くする
・ 筋肉の疲れを取る
・ 筋肉のこりをほぐす
・ 神経痛・筋肉痛の痛みの緩和
・ 胃腸の働きを活発にする
火を使わないタイプのお灸は手軽で使いやすいことから、初心者におすすめです。
肌に直接貼るタイプや、電気灸、レンジで繰り返し使えるものもあるため、生活スタイルやニーズに合ったものを選びましょう。
お灸は継続することが大切なので、生活の中に無理なく取り入れられるタイプのものを選びましょう。
香りつきのものなど、気分が上がるアイテムを選ぶこともポイントの一つです。
直接肌に貼るタイプのお灸は外出先でも使えるので、使い捨てカイロの代わりに使用することもできます。
コードタイプとコードレスタイプがあります。
ゆっくりとホームケアをする時間の取れる人におすすめ。
自身で当てる場所を調節できるため、ツボを探しながら使うこともできますよ。
レンジタイプのお灸は、足元などの冷えが気になる部位を手軽に温められるのがメリットです。
寝る際に足元を温めて湯たんぽ代わりにしたり、おなかや首回りの痛みを緩和したい時に手軽に使えます。
【監修者】はり師・きゅう師新井 春光のコメント
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
※商品によってはユーザーのレコメンドが記載されています。メーカーから提供を受けたものには「メーカー収集コメント」、編集部が収集したものには「編集部収集コメント」と記載されています。これらは個人の感想であり、効果効能を示すものではありません。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | タイプ | 部位 |
セネファせんねん灸|せんねん灸 太陽 | 肌に直接貼るタイプ | 肩、腰、足など | ||
和漢和漢の森|火を使わない ぬくぬく灸 | 肌に直接貼るタイプ | 肩、腰、おなか、手、足 | ||
日本健康灸健康アップ灸 | 肌に直接貼るタイプ | 肩、首、腰、膝、その他随所 | ||
アテックスルルドボーテ|フェムオンテック 温灸 | 電気灸 | 肩、足首、手首、腰、お腹 | ||
サービス経営研究所黄帝灸®︎ Ⅱ HS2000 | 電気灸 | 首、肩、目の周り、手足 |
温熱効果が約3時間持続するお灸。
服の下に貼っても目立ちにくいので、そのまま外出することもできます。
皮膚に触れる部分には和紙が貼ってあり、低温やけどを防止してくれます。
携帯しやすい6個入りから、60個入りのお徳用タイプまで展開。
編集者が使ってみました!
週1回のペースで鍼灸院に通う編集者が、実際の扱いやすさ、使い心地を確認しました。
外径35mm、内径22mm、厚さ5mmの帽子形をした温灸です。
上部と底面に貼られているシールを剥がし、肌に直接張るだけなので、とても簡単に扱えました。
肌に貼るとすぐに発熱しました。
はじめは少しピリッとした刺激を感じましたが、慣れると心地よい温かさがお灸を中心に広がりました。
火を使わないので肌に貼ったまま、テレビを見たり、本を読んだりと、気ままな時間が過ごせるのがいいと思いました。
ユーザーのレコメンド※編集部収集コメント
20代・男性
日々のデスクワークで肩や首が凝り固まっているのが気になり、使い始めました。
フタ部分のシールをはがしてしばらくすると、じんわりと貼り付けた箇所が温まるのを感じます。
しっかり肌に密着するため、使用中に外れることもありません。
効果は3時間ほど持続します。
漢方アドバイザーと鍼灸師が共同開発した貼るお灸。
1回3~5分でツボを刺激できるため、気軽に始められるでしょう。
温度はじんわりと温かさを感じる40~45℃なので、初めての人にもおすすめです。
編集者が使ってみました!
直径15mm、厚さ5mmのボタン形の温灸です。
上部と底面に貼られているシールを剥がして肌に直接張るところまでは、「太陽」と同じなのですが、付属のスポイトで水を垂らさないと発熱しません。
1個目は水の量が少なかったのか、なかなか熱くなりませんでした。
2個目はうまく発熱してくれましたが、コツをつかむまでは試行錯誤が必要かもしれません。
「太陽」よりもコンパクトで、張り付けているのが気になりません。
サイズが小さいためピンポイントでツボを狙うことができ、コリやハリのある部分をしっかりと温めることができました。
温熱の持続時間が3~5分と短いので、家事や仕事の合間などに、サッと使えるのもいいと思いました。
カイロとお灸を組み合わせたシートタイプのお灸。
厚みがないので貼ったまま外出しても目立ちにくいのが特徴です。
45℃の心地よい温かさが約6時間持続します。
編集者が使ってみました!
シールを剥がして肌に張るだけ。
お灸というよりは、使い捨てカイロ感覚で手軽に使えます。
温熱部分は約90×80mmで、お灸よりも広い範囲を温めることができます。
温熱が約6時間継続するので、朝出かけるときに張って夕方まで、じんわりと温めてもらえました。
首以外に腰にも張ってみましたが、薄いので、服の下に張っていることを周囲の人に気づかれなかったのもいいと思います。
ボタン一つで簡単に使用できるデジタルお灸。
高い熱伝導率を持つ“グラフェン”が素早く本体を温めるので、手軽に温熱を体感できます。
好みに合わせて約43℃~約56℃の温度調節が可能。
粘着シールはよもぎ(12枚)と無香(18枚)の2タイプが付属しています。
編集者が使ってみました!
繰り返し使用可能な充電式のお灸。
充電中は2つのお灸が交互に点滅し、充電が完了すると消灯します。
充電後は、付属の粘着シートで温めたい場所に直接張り、スイッチをオンするだけでOKと操作は簡単です。
オン・オフボタンを長押しするたびに温度変更が可能で、ライトの色で「弱」「中」「強」が区別できるのも便利だと思いました。
マカロンぐらいの大きさですが、粘着シートの粘着力が強いのでしっかり固定できました。
ただ、装着したまま何か別のことをするのは難しいかもしれません。
肩や首のコリ、腰のハリの辛さに応じて温度設定でき、あまりの心地よさにウトウトしてしまうほどでした。
使用開始後、約15分が経過すると自動で電源がオフになるため使い過ぎを防止でき、安心して使えるのも魅力に感じました。
粘着シートは、無香料のピンクと、よもぎの香りのグリーンの2種類。
消耗品ですが、60枚入りの粘着シートが別売されているので安心です。
電源を入れて30秒ですぐに使える、日本製の電気温灸器。
切り忘れ防止機能や低温やけど防止機能付きで、安全面も配慮されています。
遠赤外線放射率95%のナノプラチナシートを採用し、温かさが長時間続くのが特徴。
約220gと軽量なので、持ち運びもしやすいでしょう。
実際にお灸をする際のポイントについて解説します。
お灸をする時は、商品に記載のある使用方法や注意事項に従うのが基本。
まずは1日1回から始めるのがおすすめです。
治療院に通っている人は、はり灸師の先生に使用頻度を尋ねるのも良いでしょう。
ツボは、グイっと押して痛みのある場所だと思っている人が多いのではないでしょうか。
ツボは繊細な部分なので、強く押さないようにしましょう。
ツボは、指を軽くそろえ、人さし指で産毛をなでる程度の強さで触って探します。
この時、へこんでいるところ、反対に盛り上がっているところ、周りと比べて湿っているところ、乾いているところを見つけましょう。
最初はどこがツボなのか触っても分かりにくいので、優しくなでてみて「なんとなくツボかな?」と思ったところを軽く押してみてください。
気持ちの良い感覚や、ズーンと響くような感覚を目安にすると良いですよ。
ツボのある場所については、インターネットに解説画像や動画が出てきますので、そちらを参考にしてください。
ただ、健康状態によってツボの位置は上下左右に動くものなので、生真面目になりすぎず気軽に体を触ってツボを探しましょう。
次に、それぞれの悩みに応じたツボを紹介します。
首を下に曲げると後ろ側に大きく出っ張った骨が見つかります。その骨の下のくぼみに位置するツボで、洋服のタグがついているあたりが目安になります。
首の付け根と肩先を線で結び、その中央辺りにあるツボです。優しく押すと、ズーンと響く感じがします。
両手を腰に当てて、親指が当たる場所の付近にあるツボ。親指を腰に当てたまま後ろに反ると、痛気持ちいいでしょう。
肘を曲げた時にできるしわに指3本を揃えた状態で人さし指を置き、小指が当たる場所にあるツボです。肩こりにもおすすめ。
ひざにあるお皿のすぐ下の、外側のくぼみに指4本をそろえた状態で人さし指を置きます。その時に小指が当たっている場所にあるツボです。足のだるさ以外にも胃の調子を整える効果があり、健康長寿のツボとして有名です。
足の内くるぶしの一番高い場所に指4本をそろえた状態で置いた時に、人さし指が当たっる所にあるツボです。冷えのほかに、生理痛の緩和など、婦人科系のトラブルにもおすすめ。
健康の悩みに一役買ってくれるお灸ですが、いくつか注意点があります。
・ 入浴直後はやけどしやすいため避ける
・ 飲酒してお灸を行うと、血行が良くなりすぎる場合があるため避ける
・ のぼせやすい人や高血圧の人は、胸から上の場所にあまりお灸をしない
・ 糖尿病の人は、お灸の熱を感じにくい傾向があるため注意が必要
・ 血行不良や循環が悪い人は、頭では熱さを感じていなくても幹部が発赤している場合もあるため、低い温度から試しましょう
また、はりやお灸は、効果が翌日以降に出てくるケースが多くあります。
お灸をしている時の気持ちよさだけで判断せず、翌日の様子をよく観察して、適切な刺激量を判断するようにしましょう。
体を総合的に診察する東洋医学では、同じ人でも原因や環境、季節や年齢によっても、仕様するツボがかわります。
自分の体に向き合いながら行うセルフケアとして、お灸を取り入れてみてはいかがでしょうか。
ただし、痛みなどの症状がある場合は自己判断せず、まずははり灸師にアドバイスしてもらうようにしてください。
火を使わないお灸は手軽に使用できる反面、刺激量が多すぎるとオーバードーゼ(楽になるはずが逆につらくなること)や低温やけどのリスクもあります。
温度調節には気を付けて使用してください。