2021.07.30
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パソコンやスマートフォンは、今や生活に欠かせないアイテムの1つ。
ビジネスツールや連絡手段としてはもちろん、買い物や支払いにも使えて便利ですが、ディスプレイから出るブルーライトは肌にダメージを与えるといわれています。
今回は、ブルーライトが肌に及ぼす影響と、その対策についてうるおい皮ふ科クリニック院長の豊田雅彦先生にお聞きしました。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
皮膚科医
豊田 雅彦
うるおい皮ふ科クリニック 院長。かゆみをなくすことをライフワークに掲げ、患者さんが希望を持てる診療に日々尽力。現在までに2,000以上の医学論文・医学専門書を執筆。また、国内外で年間最多250以上の講演会・学会発表・保健所指導を行う。受診患者の99%(年間約3万人)の症状を軽減・消失に導いた、世界有数の皮膚病・かゆみのスペシャリスト。
うるおい皮ふ科クリニック
千葉県松戸市日暮1丁目16-7
http://www.uruoihifuka.com/pc/index.html
目次
ブルーライトは、目に見える光・可視光線の中で最も波長が短く、エネルギーが強い光。
その波長は380~500nmとされており、日焼けを起こす原因として知られる紫外線に近い領域です。
<太陽光の種類>
紫外線にはUVA・UVB・UVCの3種類があり、その中でも波長320~400nm のUVAは、肌の奥の真皮まで到達します。
ブルーライトは、そのようなUVAと波長が近いため、肌への影響が注目されているのです。
紫外線UVAが真皮層に到達すると、線維芽細胞にダメージを与えます。
線維芽細胞というのは肌のハリや弾力を担うコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸を作る部分であるため、ダメージを受けるとたるみやシワなどの肌の老化(光老化)が進むことも。
UVAと波長の近いブルーライトでも、同様の影響を引き起こす可能性が指摘されています。
さらに研究結果では、紫外線よりもブルーライトの方が肌の奥まで届くことや、ブルーライトによる色素沈着が3ヶ月以上残る可能性があることが明らかになってきました。
以上のことから、現時点では、スマートフォンやパソコン程度の光量で、肌にどれほどダメージがあるかははっきりしていないものの、日頃からブルーライトを避けるようにした方が良いでしょう。
ブルーライトを一日中浴びる環境にいる人は、室内でもブルーライトをカットする日焼け止めを塗るのがおすすめ。
合わせて抗酸化作用のある(活性酸素から肌を守る)美容液を使うのも良いでしょう。
ブルーライトカットができる日焼け止めを選ぶ際には、UVAに対する防止効果であるPA値の高いものを選ぶようにしてください。
① PA+:UVA防御効果がある
② PA++:UVA防御効果がかなりある
③ PA+++:UVA防御効果が非常にある
④ PA++++:UVA防御効果が極めて高い
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | SPF・PA値 | 内容量 |
ネイチャーズウェイナチュラグラッセ|ナチュラグラッセ UVプロテクションベース | SPF50+・PA+++ | 30ml | ||
ファンケルAND MIRAI|プロテクトUV EX | SPF50+・PA++++ | 60g | ||
ロート製薬SKIO|VCトーンアップUVエッセンス | SPF50+・PA++++ | 30g | ||
シロノサクラShiro no Sakura.|Sun Crush!UV essence 〜向日葵〜 | SPF50+・PA++++ | 60g | ||
Oz link&STYLEVINTORTE|ミネラルUVクリーム | SPF50+・PA++++ | 30g | ||
ドクターシーラボドクターシーラボ|UV&WHITEモイスチャーゲル50+ | SPF50+・PA++++ | 60g | ||
ロゼットSkin mania|Skin mania セラミド UVミルク | SPF30・PA++ | 35g |
紫外線、ブルーライト、近赤外線の光ダメージから肌を守るUV下地。
ブルーライトは97.2%カットします。
また、白浮きの原因となる酸化チタンを均一に分散させることで、自然なトーンアップも叶います。
成分がすべてオーガニック、ワイルドクラフトまたは無農薬の植物原料なのもうれしいポイントでしょう。
SPF・PA値 | SPF50+・PA+++ |
内容量 | 30ml |
AND MIRAIは、現代ならではの“ゆらぎ肌”に対応するためファンケルが立ち上げたブランド。
「プロテクト UV EX」は、温泉水やヒアルロン酸、ハトムギエキスなどを独自ブレンドした「天然めぐり水」を配合。
常にうるおいをめぐらせるサポートを行うことで、ブルーライトによる乾燥から肌を守ります。
さらに、真珠エキス、シルクエキスなどの「白の美肌伝承成分」が入っているのもポイント。
付け心地は軽いので、石けんで簡単に落とせますよ。
SPF・PA値 | SPF50+・PA++++ |
内容量 | 60g |
日焼け止め効果とスキンケア効果を兼ね備えたUV美容乳液。
ビタミンC誘導体をはじめとした美容成分を肌内部の必要な場所に届け、肌表面にとどまった油溶性UVカット成分が肌を守ります。
また、紫外線・ブルーライトを緑色の光に変える特殊なパウダーが入っているのもポイント。
シミやくすみもカバーできるので、化粧下地としても使えます。
SPF・PA値 | SPF50+・PA++++ |
内容量 | 30g |
2種のブルーライトカット成分と、抗酸化作用のある3種類のフラーレンがブルーライトから肌を守ります。
また、ビタミンC誘導体やヒアルロン酸、コエンザイムQ10、アルプチンなど、18種類の美容成分が配合されているのも魅力。
香料や合成色素、パラベン、タルクは不使用です。汗擦れに強く、顔と体両方に使えるのも魅力です。
SPF・PA値 | SPF50+・PA++++ |
内容量 | 60g |
ミネラルコスメブランドが作ったブルーライト93.8%カットの無添加UVクリーム。
エーデルワイスを中心とした6種の植物エキスと3種の植物オイルが配合されています。
エキスとオイルはすべてオーガニックで、優れた保湿効果を発揮。
なめらかに伸びるのでべたつかず、顔全体にナチュラルなツヤを与えます。
クレンジングは不要で石けんで簡単に落とせますよ。
SPF・PA値 | SPF50+・PA++++ |
内容量 | 30g |
紫外線に加えて、ブルーライトや近赤外線もカットするゲルタイプの日焼け止め。
ウォータープルーフなので、デスクワークだけでなく、屋外でのスポーツやレジャーでも重宝します。
3種のコラーゲンに3種のヒアルロン酸、ライチー果皮エキスなどの作用で、肌にうるおいを与えるのも特徴。
乳液タイプも販売されています。
SPF・PA値 | SPF50+・PA++++ |
内容量 | 60g |
UVケア、ブルーライトケア、美容液、乳液、化粧下地の機能が備わった5in1の日中用乳液。
PA値はそこまで高くないものの、ブルーライトカットパウダーが肌ダメージを防ぎます。
保護効果と浸透効果が高いダブルのセラミドが配合されているのもポイント。
紫外線吸収剤不使用のノンケミカル処方なので、敏感肌の人にもおすすめです。
SPF・PA値 | SPF30・PA++ |
内容量 | 35g |
仕事や勉強でパソコンやタブレット、スマートフォンを長時間使用する場合の注意点を紹介します。
液晶画面は明るいほど見えやすくなりますが、その分ブルーライトの影響が増えます。
長時間使用する場合は、文字が見にくくない程度まで画面の明るさを落とした方が良いでしょう。
多くのスマートフォン、パソコンにはブルーライト軽減機能が付いています。
また、ブルーライト量を自動調整できるアプリもあるので、うまく活用するのがおすすめです。
ブルーライトを長時間浴び続けてしまうと、肌ダメージの蓄積に繋がります。
厚生労働省のガイドラインで推奨されている「電子機器を1時間使用したら、15分間程度の休憩をとる」ことを目安に使用時間を調整してください。
顔全体をブルーライトから守りたい場合は、スマートフォンやパソコンの画面に貼れるブルーライト遮断シートを活用するのがおすすめです。
ブルーライトをカットできる眼鏡をかけると、目元の色素沈着の予防に加えて、眼精疲労の緩和も期待できます。
就寝前に暗いベッドの中でスマートフォンをいじっていると、画面と目の距離が近くなってしまいがち。
ブルーライトの量は距離の2乗に反比例するので、普段の半分の距離で操作すると、およそ4倍ものブルーライトを浴びる計算になります。
また、スマートフォンの光は体内時計の乱れにもつながるので、寝る30分~1時間前には見ないようにすることも大切です。
ルテインは、網膜をブルーライトから守る働きをする栄養素で、「天然のサングラス」とも呼ばれます。
ほうれん草やニンジン・かぼちゃ・ブロッコリーなどの緑黄色野菜にや卵黄に含まれているので、積極的に取るようにしましょう。
最近は紫外線に加えてブルーライトもカットできる化粧品も増えています。
化粧下地や仕上げのパウダーなど、さまざまな種類があるので、好みのものを活用しましょう。
ブルーライトは皮膚に過酸化物質を発生させ、それによって細胞を攻撃します。
そのため抗酸化作用の強い食べ物を意識的に摂取するのもおすすめです。
① ビタミンAが豊富な食材:カボチャ、トマト、ニンジンなどの緑黄色野菜
② ビタミンCが豊富な食材:柑橘類、パプリカやブロッコリーなどの緑黄色野菜、カリフラワー、じゃがいもなど
③ ビタミンEが豊富な食材:ナッツ類や植物油、魚介類
私たちの肌は、日の光が降り注ぐ屋外での日焼けリスクだけでなく、屋内や日が沈んだ夜もスマートフォンやパソコンによる光老化のリスクにさらされています。
ただし現時点では、ディスプレイ類からのブルーカットより太陽が放出する可視光線にさらされる方が影響が高いと考えられているので、スマートフォンを使うからといって「ブルーライトは怖い!危ない!」と極端に怯える必要はありません。
ブルーライトカット効果のあるコスメをうまく使って、美肌キープを目指してくださいね。