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連日猛暑が続いた夏、日焼けが気になる人も多いのではないでしょうか。
実は、強い日差しでダメージを受けるのは、肌だけでなく髪も一緒です。
夏に受けたダメージは、空気が乾燥する冬まで持ち越さないように早めにケアしておくのがおすすめ。
そこで今回は、髪に潤いを与える“髪の美容液”について、美容師の藤巻 正典さんへの取材をもとに解説します。
編集部が選んだおすすめの商品と合わせて紹介します。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
美容師・毛髪診断士
藤巻 正典
美容クリニックと融合したヘアサロン「LonaLona(ロナロナ)」に所属するメディカルヘアスタイリスト。美容師として30年のキャリアがあり、美容師の手が荒れないシャンプートリートメントを開発。他にもさまざまなヘアケア商材を扱っており、頭皮や髪を守るメニューを提供。メンズ顧客が大半を占めるヘアサロンで指名率100%を達成するなど、男性からの支持も厚い。現在は毛髪診断士として、AGAのカウンセリングや頭皮診断・ケアといった分野でも活躍の場を広げている。
ロナロナクリニック
東京都港区新橋3-7-7 Tビル2階
https://lonalona.jp/
目次
髪用の美容液とは、主に髪の保湿やスタイリングを目的に作られたヘアケア用品です。
髪にアミノ酸やミネラルを補充したり、キューティクルを弱酸性に導いて補強したり、髪の表面をコーティングすることで紫外線や静電気から守ったりする効果が期待できます。
髪の美容液にはさまざまなタイプや用途の商品が存在します。
自分に合ったものを選ぶために、次のポイントに注目してください。
髪の美容液の主なタイプは、オイル、ミルク、クリーム、ミストの4種類です。
保湿効果を高めるのにおすすめ。ダメージの多い髪や、毛先部分のケアに使えます。
オイルと同様に、保湿効果を高めるのにおすすめ。オイルのベタつきが気になる人はミルクを選ぶと良いでしょう。
特に髪のダメージが気になる人におすすめ。ダメージ多い毛先に局部的に使うと滑らかになります。
髪を濡らしてもザラツキや乾燥を感じる人におすすめ。乾燥する季節の必需品です。
髪の美容液には保湿・補修を目的としたヘアケアタイプと、ヘアセットもできるスタイリングタイプがあります。
髪のケアだけが目的の場合はヘアケアタイプがおすすめ。セット力があるタイプはつけ続けると 髪質が変わってしまうので、外出時などシーンを選んで使うと良いでしょう。
髪の美容液に使われる成分で、特におすすめな3種類を紹介します。
熱処理によるダメージを抑えるのに効果的な成分。ヘアサロンで行われる髪質改善メニューなどでも使われています。特にドライヤーでしっかり癖を伸ばす人や、アイロンを使う人におすすめです。
アルカリ性に傾いた髪を弱酸性に和らげてくれる成分。明るめのヘアカラーをしている人や、1カ月以内に白髪染めをした人におすすめです。
非常に高い保湿力を持つ成分。静電気が激しい人におすすめです。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | タイプ | 容量 |
ヤマサキLa Sana|海藻 ヘア エッセンス しっとり | オイル | 25ml・75ml・150ml | ||
モロッカンオイル・ジャパンMOROCCANOIL|モロッカンオイル トリートメント | オイル | 25ml・50ml・100ml | ||
アイナアイナボーテ|PPTヘアエマルジョン5.5 | ミルク | 100g | ||
オルビスORBIS|エッセンスインヘアミルク | ミルク | 140g | ||
柳屋本店柳屋|髪を守る椿ちゃん 保湿ヘアクリーム | クリーム | 120g | ||
STEP BONE CUTPUT ON MAGIC|PUT ON MAGIC ミスト | ミスト | 300ml | ||
magicnumberLe ment|ルメント ブースターミスト | ミスト | 200ml |
海藻のエキスをはじめ、ビタミンE、ローヤルゼリーエキス、コメ胚芽油などの天然成分をベースに配合。
オイルタイプでありながら、軽い着け心地が特徴です。
また、ドコサラクトンが含まれているのもポイント。
サイズは25ml・75ml・150mlの3種類あるので、まずは少量から試したい人や、旅行用サイズを探している人にもおすすめです。
タイプ | オイル |
内容量 | 25ml・75ml・150ml |
主な成分 | スクワラン、γ-ドコサラクトン、オリーブ果実油、ローヤルゼリーエキス、トコフェロールなど |
モロッコの南西部に生息するアルガンツリーの実から取れる貴重なアルガンオイルを配合。
各種ビタミン(美容成分)も豊富に含まれているので、髪の指通りがよくなり、ツヤ感が増すのが特徴です。
髪のコンディショニングはもちろん、スタイリングやフィニッシングにも使えて便利。
細い髪や明るい色の髪向けの「ライト」タイプも販売されています。
タイプ | オイル |
内容量 | 25ml・50ml・100ml |
主な成分 | アルガンオイル(保湿成分)、亜麻仁オイル(ツヤ出し成分)、香料 |
ノンシリコン処方の美容乳液。
5種類のPPT(ポリペプチド)が髪から失われたタンパク質を補い、ダメージを補修します。
さらに、ヘマチンやペリセア、リピジュア、セラミドなどの補修成分もたっぷり配合。
ヒートプロテクト機能も兼ね備えているので、髪をドライヤーやアイロンの熱から保護し、PH値5.5の健康な状態に調整します。
タイプ | ミルク |
内容量 | 100g |
主な成分 | 加水分解ケラチン(羽毛)、加水分解シルク、加水分解コラーゲン、オレンジラフィー油など |
サロン業界で注目されている美髪成分「CMC類似成分」を配合したヘアミルク。
CMCは髪内部の成分が流れ出るのを防ぐ重要な役割を持っています。
その類似成分を補うことで、傷んだ髪を芯から補修。毛先までしなやかな美髪へと導きます。
また、香料や着色料、アルコールを不使用なのもうれしいポイント。アレルギーテストも実施済みです。
タイプ | ミルク |
内容量 | 140g |
主な成分 | ジメチコン、ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、イソペンチルジオール、ダイズステロールなど |
5種類の椿成分をぜい沢に配合したヘアクリーム。
ツバキ科植物から取れる2種の天然オイルと椿の花・種子・葉から抽出されたエキスが使われています。
濃厚なうるおいがありながらベタつきにくいのが特徴。毛先までうるおった美しい髪に仕上がります。
また、優しく華やかなフローラルの香りもポイント。容器は持ち運びにも便利なチューブタイプです。
ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント
20代・女性
ベタベタしないのでオイルのベタつきが苦手な人にもいいかなと思います。
タイプ | クリーム |
内容量 | 120g |
主な成分 | グリコシルトレハロース、加水分解水添デンプン、セタノール、ツバキ種子油、γ-ドコサラクトンなど |
小さな美容室から生まれたミストタイプの化粧品。
髪はもちろん、顔の化粧水やローションパックとしても使えます。
フルボ酸やシルクなど、生体必須元素をふんだんに取り入れているのが特徴。
頭皮や素肌をひきしめ、髪にはうるおいとハリを与えます。
また、数種類のイチゴや桃科のフルーツをミックスした甘酸っぱい香りもポイントですよ。
ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント
年齢・性別不明
ミックスベリーのさっぱりとした甘酸っぱい香りがふんわりと香って癒されます。
タイプ | ミスト |
内容量 | 300ml |
主な成分 | ボタンエキス、ヒキオコシエキス、ローマカミツレエキス、アルニカ花エキス、ラウロイル加水分解シルクNaなど |
2WAYで使えるミストタイプの髪の導入美容液。
バスルームでトリートメント前に使うと、保湿&毛髪補修成分がトリートメント効果を最大限に引き出します。
アウトバスで使うと、ロングラスティング保湿成分が毛先までうるおいをキープ。サラツヤ髪が長時間続きます。
香りは全4種類。比較的リーズナブルな価格も魅力です。
タイプ | ミスト |
内容量 | 200ml |
主な成分 | 【ホワイトブーケ】アルガニアスピノサ核油、バオバブ種子油、コメヌカ油、スクワラン、ヒアルロン酸Naな |
髪の美容液は、タイプや商品によって使用方法が異なります。ここでは、タイプごとの一般的な使用法について紹介します。
入浴後、ドライヤーで髪を乾かす前になじませます。
その際、まずは手のひらにしっかり広げ、毛先からなじませていくのがポイント。
乾燥しやすい季節は、美容液をなじませてから15分以内に髪を乾かす習慣をつけると、より効果的です。
髪を乾かした後、ダメージの多い毛先部分を中心に局部的に使用します。
必ず乾かしてから薄くつけるのがポイント。効果を高めたいからといってたっぷりつけると、渇きづらくなって固まってしまいます。
髪の中間から毛先にかけて、まんべんなく振りかけます。
使用するタイミングは、シャンプー後やドライヤー前、乾燥が気になった時など、商品によってさまざまです。
髪のダメージが気になる人は、ぜひ一度美容液を使ってヘアケアをしてみてはいかがでしょうか。
タイプによって用途や効果は異なるので、商品を選ぶ際には今回の記事を参考にして、自分にぴったりの美容液を見つけてくださいね。