ふと、おへそを見た時に気になる“へそゴマ”。
しかし「へそゴマを取るとお腹が痛くなる」という言葉が頭をよぎり、つい放置してしまっている人も多いのではないでしょうか。
無理に取ろうとするのはNGですが、正しい方法で掃除すれば、きれいなおへそが保てますよ。
今回は皮膚科医の徳永理恵先生に、へそゴマの正体や正しいおへそ掃除の方法について教えていただきました。
また、edimo編集部おすすめのへそゴマ掃除アイテムやおへそ掃除に使えるオイルも紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
美容皮膚科医
徳永 理恵
逗子メディスタイルクリニック院長。国立東京医科歯科大学医学部を卒業後、同大学形成外科所属。同大学病院、都内美容皮膚科クリニック勤務。横須賀市立市民病院では褥創対策チーム・美容レーザー外来の立ち上げを行う。2010年逗子メディスタイルクリニックを歯科医である夫と共に開院。湘南逗子葉山の地域と協力し、美と健康を守るためのケアを行っている。3人の男の子の育児にも奮闘中。
[所属学会]
日本形成外科学会
日本美容皮膚科学会
日本がんサポーティブケア学会
逗子メディスタイルクリニック
神奈川県逗子市逗子1-5-4 128ビル3階・4階
https://medi-style.jp/
目次
通常、皮膚が平らな部位では、皮膚を守るために分泌される皮脂や、皮膚のターンオーバーによって古くなった角質は、垢となって自然とはがれ落ちていきます。
これに対し、おへそは窪んでいるうえに皮膚が重なり合っているため、こうした垢がはがれ落ちにくいです。
こうした垢がたまって酸化した結果、黒い微小な塊となってしまいます。
これが“へそゴマ”です。
基本的には、無理におへその掃除をするのは控えた方が良いです。
触ることによりおへその皮膚に細かい傷ができると、炎症を起こして膿が出るおそれがあります。
また、おへその奥の皮膚は繊細なので、刺激することで腹痛を招く可能性も考えられます。
一方で、何日も入浴ができないときや、加齢により皮膚のターンオーバー周期が長くなったなどの理由により、へそゴマが過度にたまってしまっている状態も良くありません。
こうした状態を放置すると、細菌が繁殖したり、たまったへそゴマが「臍石(さいせき)」と呼ばれる硬い塊となってしまったりすることもあります。
こうした状態にならないように、時々、適切な方法で掃除する程度なら問題ないといえるでしょう。
入浴後、オリーブオイルやクレンジングオイル、あるいは専用の洗浄剤をおへその表面にやさしく馴染ませ、へそゴマが浮いてきたら、綿棒やコットンでそっと絡め取るように取り除くという方法をおすすめします。
へそゴマ除去の専用アイテムを使えば、より簡単におへその掃除ができるでしょう。
取扱説明書に記載された使用法や注意を守ってケアしてください。
皮膚が赤くなるほどこすったり、頻繁にやりすぎたりすることはNGです。
【監修者】美容皮膚科医徳永 理恵のコメント
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。edimo編集部が独自に行っています。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
※商品によってはユーザーのレコメンドが記載されています。これらは個人の感想であり、効果効能を示すものではありません。
それでは、edimo編集部おすすめのへそゴマ掃除アイテムを紹介します。
ゼリー状になっているパック剤をへそに流し込み、汚れごと固めて取るへそゴマパック。
パック剤は歯科治療で歯型を取る際に使われる材料をヒントにして、へそ用に開発されたものです。
こびりついた垢や臭い、汚れが、簡単にスポッと取れます。
汚れが目立ち始めるサイクルに合わせて、月に1回の頻度で使用するのがおすすめですが、汚れが気になる人は2週間に1回使用すると良いでしょう。
おすすめポイント
・汚れごと固めて取れるゼリー状のへそゴマパック剤
・手順も分かりやすく簡単
ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント
20代・女性
おへそのケアはしない方がよいって親から言われていましたが、水着を着る時などにどうしても汚れが気になっていました。こんな手軽にケアできる商品に出会えてよかったです。
30代・女性
固まったパック剤をとる時のスッキリ感がいい。思っていたよりも手軽だった。
40代・女性
へそ難民はこんな商品を待っていました。へその汚れが気になったら使いたいです。1ヵ月に1回を目安に気になった時に使いたいと思います。
40代・男性
綿棒やピンセットで掃除するよりも簡単におへそを掃除出来ました。
商品名 | SPOT JELLY へそごまパック |
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ブランド名 | SPOT JELLY |
メーカー名 | 花王 |
タイプ | ジェル |
内容量 | 2個(1セット:おへそシール1枚、ゼリーポーション1個) |
皮膚科医監修のへそゴマクリーナー。
へそにシュッと吹きかけると、微細な炭酸泡がぶくぶくとはじけて美容オイルに変化。
汚れが浮いてきたら、サッと拭き取るだけという簡単ケアがポイントです。
ココナッツオイルなど植物由来の成分が配合されています。
ベルガモットのさわやかな香り。
おすすめポイント
・炭酸泡で汚れを浮かせて簡単ケア
・ベルガモットの香り
へそゴマ掃除用に開発された新感覚の専用キット。
ペタペタしたテクスチャーのジェルと、おへそサイズのやわらかな専用スティックで、へそゴマをしっかり絡め取ります。
ジェルはアーモンドオイルやオリーブ果実オイルなどナチュラルオイルが配合され、お肌にやさしい仕様です。
おすすめポイント
・ジェルとスティックのセット
・ペタペタしたジェルが優しくへそゴマを絡め取る
続いて、おへそ掃除にも使えるオイル3選をご紹介します。
中国で古くから様々な皮膚トラブルに使われてきたスキンケアオイル、馬油(バーユ)。
「ソンバーユ」は、成分無調整の馬油100%、界面活性剤などの肌ストレス成分フリーなので、肌を優しく保護します。
入浴後にあお向けになり、おへそに少量つけて5~10分ほどそのままキープ。
さらに、馬油を塗った綿棒でやさしくふき取れば汚れがポロリと取れますよ。
おすすめポイント
・古来より様々な皮膚トラブルに使用されてきた
・成分無調整の馬油100%、肌ストレス成分フリー
米国カリフォルニア発祥の、オーガニックスキンケアブランドのベビーオイル。
農薬・除草剤・合成化学物質を使用しない、純粋で豊かな土壌で栽培された植物原料から作られています。
ローションのような伸びの良さで、ベタつくことなく肌になじみ、すこやかに潤します。
リンゴに似たフルーティーで甘い香りにはリラックス効果も。
大人のおへそはもちろん、赤ちゃんの繊細なおへそのふき取りにも使えます。
おすすめポイント
・カリフォルニア発祥のオーガニックブランド
・伸びが良く、フルーティーな香りでリラックスできる
天然コットン100%使用の綿球に、肌に優しい植物系オイルが染み込ませてある綿棒。
オイルをつける手間を省いて、きれいにしたい部位をこすらずに汚れをふきとることができます。
細かな部位にも使いやすい細軸タイプで、1本ずつの個包装なので衛生的です。
赤ちゃんの耳・鼻・おへそなどの手入れだけでなく、大人のおへそ掃除にも便利です。
おすすめポイント
・天然コットン100%の綿球のベビー綿棒
・赤ちゃんの肌にもやさしい植物系オイルが染み込ませてある
商品名 | SPOT JELLY へそごまパック | へそごまバブルクリーナー | へそゴマカラメトール | ソンバーユ 無香料 70mL | ベビーオイル | オイルがついてるベビー綿棒(細軸) |
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ブランド名 | SPOT JELLY | プロイデア | 素数 | 薬師堂 | erbaviva | ピジョン |
メーカー名 | 花王 | ドリーム | ヴェルシーナ | 薬師堂 | BCL | ピジョン |
タイプ | ジェル | 泡状クリーナー | ジェル、スティック | オイル | オイル | オイル付き綿棒 |
内容量 | 2個(1セット:おへそシール1枚、ゼリーポーション1個) | 20g | ゴマ取りジェル10ml、ゴマ取りスティック10本 | 70mL | 120ml | 50本(個包装) |
商品詳細 | ||||||
体質的にへそゴマがたまりやすい、汚れや臭いが気になる人の場合、2~4週間に1回のペースで行うのであれば問題ないと思います。
その際は、表面から見える範囲のへそゴマを除去する程度にとどめましょう。
指を突っ込んで奥までぐりぐりなどは決してしないようにしてくださいね。
へそゴマは、皮脂や角質がおへそのくぼみに溜まって微小な塊になったもの。
おへその掃除をする際は、専用アイテムやスキンケアオイルなどを使って汚れを浮かせて、やさしく拭き取るようにしましょう。
へそゴマ掃除のポイントは、一度に全てを取り去ろうとせず、浮いてきたものだけを除去すること。
指先や綿棒でほじくってかき出そうとしたり、毛抜きでつまんでひっぱり出そうとしたりするのはNGです。