2023.08.21
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目元を印象的に変えてくれるマツエク（まつ毛エクステ）ですが、気付かないうちにまつ毛にダメージを与えている場合があります。
そんな時には、まつ毛専用の美容液でホームケアを行うのがおすすめ。
マツエクによって傷んだまつ毛をいたわりながら、ハリやコシをサポートしてくれます。
今回は、まつ毛美容液の使い方や特徴について、美容皮膚科医の徳永理恵先生にお話を伺いました。
あわせてedimo編集部おすすめのまつ毛美容液もご紹介します。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
美容皮膚科医
徳永 理恵
逗子メディスタイルクリニック院長。国立東京医科歯科大学医学部を卒業後、同大学形成外科所属。同大学病院、都内美容皮膚科クリニック勤務。横須賀市立市民病院では褥創対策チーム・美容レーザー外来の立ち上げを行う。2010年逗子メディスタイルクリニックを歯科医である夫と共に開院。湘南逗子葉山の地域と協力し、美と健康を守るためのケアを行っている。3人の男の子の育児にも奮闘中。
［所属学会］
日本形成外科学会
日本美容皮膚科学会
日本がんサポーティブケア学会
逗子メディスタイルクリニック
神奈川県逗子市逗子1-5-4 128ビル3階・4階
https://medi-style.jp/
目次
まつ毛美容液とは、まつ毛やその生え際に塗る美容液のこと。
まつ毛の質を上げることを目的としており、保湿や保護をメインにするもの、長さや太さ、濃さを改善を期待するものなどがあります。
ビューラーを毎日使っていたり、まつ毛パーマを定期的にかけたりしており、まつ毛のコシがなくなり「抜けやすくなった」「細くなった」「少なくなった」という悩みを持つ人におすすめです。
マツエクをしていても美容液を使用することは問題ありません。
むしろ、マツエクやまつ毛パーマをしている人はまつ毛に負担がかかっているので、積極的にまつ毛美容液を使ってケアするのが良いでしょう。
【監修者】美容皮膚科医徳永 理恵のコメント
マツエクをしている場合には通常のまつげ美容液ではなく、「マツエク対応」と表記のある美容液を選ぶのがポイントです。
マツエクの接着剤であるグルーを劣化させてしまう恐れのあるオイルが入ったもの、アルコールが入ったものなどはマツエクが取れやすくなる可能性があるので避けた方が良いでしょう。
マツエクによるまつ毛のダメージが気になる場合は、加水分解シルクやパンテノールなどが配合されているものがおすすめ。
また、乾燥を予防したい場合やツヤを与えたい場合は、セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸などの保湿成分が含まれているものを選びましょう。
まつ毛用美容液には、さまざまなタイプがあります。
それぞれの特徴を紹介します。
慣れていない人でも使いやすいです。
綿棒のように美容液を吸わせたチップにより、まつ毛の根本からまぶたまでの広い面を簡単に塗ることができます。
マスカラのようなブラシがついているタイプ。
マスカラ下地として兼用したい人や、たっぷり塗りたい人におすすめです。
ただし、ブラシがマツエクに引っ掛かりやすく、マツエクが取れやすくなるため、慎重に塗る必要があります。
まつ毛だけでなくまぶた全体をケアしたい人には、指に直接取って塗るチューブタイプがおすすめ。
ただし直接まつ毛に触れることで、マツエクが取れやすくなることもあるので注意しましょう。
筆タイプなら、アイライナーのようにまつ毛やその根元に塗ることができるので、細かい部分に塗りたい人にぴったりです。
また、毛根部にある、まつ毛を包む組織・毛包に働きかける成分を塗るのにも向いています。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
| 商品名 | 画像 | 詳細を見る | タイプ | 主な成分 |
資生堂マジョリカマジョルカ｜ラッシュジェリードロップ EX |  | チップ | ナツメ果実エキス、エチルヘキシルグリセリンなど | |
資生堂マジョリカマジョルカ｜ラッシュジェリードロップEX プレミアム |  | チップ | ラウリルトリモニウムクロリド、ナツメ果実エキスなど | |
セザンヌ化粧品セザンヌ｜まつげ美容液EX |  | チップ | パンテノール、ビオチノイルトリペプチド-1など | |
シーアール・ラボCR-LAB®｜3Dアイラッシュセラム （まつ毛美容液） |  | チップ | ヒアルロン酸Na、アセチルテトラペプチド-3など | |
DHCDHC｜スリー イン ワン アイラッシュ セラム（まつ毛・まぶた用美容液） |  | チップ | ヒアルロン酸Na、アセチルテトラペプチド-3など | |
mshラブライナー｜オールラッシュ セラム プレミアム＜まつげ美容液＞ |  | ブラシ・チップ | プラセンタエキス、ヘキサペプチド-33、ヒアルロン酸Naなど | |
DINETTEPHOEBE BEAUTY UP｜まつげ美容液 アイラッシュセラム 5mL |  | ブラシ | ヒト幹細胞順化培養液、プラセンタエキスなど | |
フローフシUZU｜まつげ美容液（まつげ・目もと美容液） |  | チューブ | グリセリルグルコシド、水溶性コラーゲンなど | |
水橋保寿堂製薬 水橋保寿堂製薬 ｜EMAKED（エマーキット） |  | 筆（細ブラシ） | パパイア果実エキス、ブドウ種子エキス、シルクアミノ酸など |
5種の美容成分と、まつ毛ハリ養成成分のなつめ果実エキスとグリセリンを配合。
まつ毛にハリを与えカールしやすいまつ毛に導きます。
マスカラメイク後のまつ毛を、より長く濃く見せてくれるでしょう。
編集者が使ってみました！
目元の印象アップのために、まつ毛ケアが気になり始めた編集者が、実際に使ってみました。
キャップにチップが付いているタイプ。チップの長さは約2.0㎝。
まつ毛のラインに沿ってゆるやかなカーブを描いており、根元から塗りやすかったです。
また、チップの先端をまつ毛の根元に当てて、ピンポイントでの塗り足しもOK。
キャップの持ち手は約3.8㎝と、持ちやすい長さです。
ほんのりとピンクがかった、とろみのある美容液。さらさらの液よりもまつ毛にフィットするので、何度も付け直す必要がない上に、目に入りにくいのが◎。
塗った後にまばたきをしても、まぶたに付いたり、しみたりすることもなくナチュラルな付き心地。
プチプラでまつ毛ケアを始めたい人におすすめです。
先に紹介した同シリーズ「ラッシュジェリードロップEX」よりいっそう濃密な美容液。
キューティクル毛膨潤成分配合のラウリルトリモニウムクロリドや、20種類の美容成分を配合。
夜1回、スキンケアの後に使います。
とろみのある美容液でまつ毛の根元から毛先まで全体をパックし、ダメージ補修もかなうでしょう。
編集者が使ってみました！
前述の「ラッシュジェリードロップEX」とチップの形状や長さは同じです。
まつ毛の形に沿った緩やかなラインのチップで、塗りやすかったです。
「ラッシュジェリードロップEX」の液はほんのりピンク色でしたが、本商品は透明。また「EX」は朝夜2回の使用がおすすめですが、こちらは夜のみのナイトパックとして使用。
付き過ぎたりダマになったりすることもなく、ナチュラルな塗り心地でした。
保湿成分ペプチド（ビオチノイルトリペプチド-1）、パンテノール、グリセリンを配合。
デリケートな目元に配慮し、オイルやシリコン、界面活性剤、着色料、香料、紫外線吸収剤などは使用していません。
11種類の保湿成分が入っており、まつ毛やまぶたにハリ・コシを与えてくれるでしょう。
涙袋や眉毛のケアにも使えます。
編集者が使ってみました！
キャップに長さ約1.6cmのチップが付いています。
美容液がたっぷり染み込んだパフ状チップのため、何度も液を付け足さなくても、一気に塗れました。
チップは、先端に向かって少しずつ細くなる“ななめカット”のため、目頭など微妙なカーブラインにも当てやすかったです。
また先端を縦向きに使えば、ピンポイントでの塗り足しもOK。
キャップの持ち手は約4.5㎝と、持ちやすい長さです。
とろみの強い透明の美容液で、今回のラインアップの中で最も重めのテクスチャーだと感じました。チップに液が染み込みやすく、思っているより液がまつ毛に付く印象。
塗った後の写真を見ると、根元までしっかり液が付いていることがわかります。
重めのテクスチャーなので液が垂れてしまうことはなく、まばたきをしても目に入ったり、しみたりすることはありませんでした。
まぶたや涙袋など広い面に塗った後は、液がそのまま固まってテカらないように、指でトントンとなじませます。
眉毛に塗る時は、チップの先端を使って根元に液を付けます。これ一本で目元のケアができて便利だと感じました。
4つのアミノ酸で構成されたアセチルテトラペプチド-3を配合し、まつ毛をトラブルやストレスから保護します。
まつ毛美容液としてだけでなく、眉毛美容液やマスカラ下地としても使用できます。
シリコン、合成着色料、界面活性剤などは不使用。
編集者が使ってみました！
キャップにチップが付いており、全体で約11㎝と長めのスティックです。
一方、チップの長さは約1.2㎝と短いため、数回に分けて塗る必要がありますが、横使いも縦使いもしやすく塗りやすかったです。
今回のラインアップでは「セザンヌ」や後述の「DHC」に次いで、テクスチャーが重めだと感じました。
塗り終わりの写真を見ると、まつ毛が束になるほど、しっかり液が付いていることがわかります。
根元、まぶたのトリプルケアができる美容液。
傷んだまつ毛にハリやツヤを与えるコンディショニング成分や、ハリ不足のまぶたへアプローチする美容成分を配合。
まつ毛とまぶたの両方に塗りやすいソフトなフロッキーチップを採用し、マツエくの上からも使用OK。。
オイル、シリコン、香料、着色料、パラベン、アルコール、石油系界面活性剤を使用しない7つのフリーを実現。
編集者が使ってみました！
チップの長さは約1.0㎝と小ぶりなので、目頭や目尻などに塗りやすい印象。
キャップ全体の長さは約7㎝と、今回のラインアップの中で最も短いですが、持ち手は約4.0㎝あるので使いやすかったです。
ふわふわしたチップですが、芯がしっかりしているので、まつ毛を持ち上げやすかったです。美容液がたっぷりと染み込み、継ぎ足ししなくても塗ることができました。
テクスチャーは「セザンヌ」とほぼ同じくらい重めの印象。
ブラシの先が斜めにカットされているので、目頭や目尻など端も塗りやすかったです。
まつ毛だけでなく、まぶたにも塗りやすかったので、両方ケアしたい人におすすめです。
まつ毛にハリとコシを与える次世代型シグナペプチドⓇを配合。
ラッシュマスク成分も含んでおり、傷んだまつ毛を集中補修します。
そのほか、プラセンタエキスやナイアシンアミドなども配合されています。
らせん状に毛が密集したスクリューブラシは、マツエクの毛流れを整えたり、細かい汚れを取り除いたりするのにおすすめです。
鉱物油やシリコン、アルコール、合成香料、合成着色料、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤は不使用。
編集者が使ってみました！
長さ約0.5㎜のチップと、約2.0㎝のブラシが一体化したタイプ。
パッケージに記載されている使用方法によると、まず先端のチップを使って、上下のまつ毛の生え際に沿って目頭から目尻までやさしくなでるように液をなじませます。
次にブラシで、まつ毛の生え際から毛先に向かって液を塗ります。
編集者がスクリューブラシに慣れていないこともあり、最初はブラシで毛をキャッチするのが難しく感じました。
何度か塗っていると、ブラシの角度を調整しながら塗ることに慣れました。
先のチップがスポンジではなく毛なので、液が染み込んで付き過ぎることがなく、液垂れしないのが◎。
| 分類 | 化粧品 |
| タイプ | ブラシ・チップ |
| 内容量 | 4.5ml |
| 主な成分 | プラセンタエキス、ヘキサペプチド-33、アセチルテトラペプチド-3、パンテノール、ヒアルロン酸Naなど |
ハリ・保湿成分の「ヒト幹細胞培養液」を中心に、コラーゲン、ヒアルロン酸などの美容成分を配合。
99%が美容成分でできた美容液で、ダメージを受けたまつ毛を補修し、うるおいとハリ、コシを与えます。
眉毛や目の周りにも使用OK。
鉱物油やシリコン、合成着色料、合成香料、紫外線吸収剤、色素沈着成分などを使わない低刺激処方。
編集者が使ってみました！
長さ約2.0㎝のブラシと、直径約4.0mmの球状スポンジが付いているタイプ。
ブラシは毛先に塗る時に使い、球状スポンジは根元や目の端など細かい所を塗る時に使いました。
スクリューブラシとは違って、毛が平行に生えているため、まっすぐブラシを当てるだけで毛先をキャッチできました。
今回のラインアップの中で最もサラサラとした、水のようなテクスチャー。まつ毛一本一本を包んでくれる印象です。
先端の球状スポンジを使って、目元や目の際に塗りました。スポンジに液が染み込みやすいので、付け過ぎてしまうと目にしみることに…。液を付け過ぎないのがポイントです。
容器から出して指で塗る、ジェルタイプの美容液。
「本気でまつ毛をケアするためには、その土壌であるまぶたのコンディションを整えることが大切」という考えから、まつ毛とまぶたを同時にケアできるアイテムです。
保湿成分のグリセリルグルコシドやヒトオリゴペプチドなど、28種の美容成分を配合。
オイルやパラベン、シリコン、合成着色料、人工香料など10のフリー処方。眉毛など目元全体に使えます。
編集者が使ってみました！
米粒大程度の美容液を薬指に取り、まぶたとまつ毛に塗って使います。
ボトル内に雑菌が入る心配が少なく、衛生的に使えるのが魅力的です。
まつ毛一本一本に指で塗るのは難しいですが、まつ毛の根元に塗り込みながら、まぶたになじませるのがコツだと感じました。
とろみのある透明のジェルをまぶたに塗ってみたところ、のびがとても良く、しばらくするとすっと染み込みました。
軽いテクスチャーのさらりとした塗り心地で、まぶたや涙袋など広い面に塗りやすかったです。
保湿成分のヒアルロン酸Na、まつ毛の細分化を予防するブドウ種子エキス、まつ毛を丈夫にするパンテノール、まつ毛を補修・保護するシルクアミノ酸などを配合。
美容成分をたっぷり含んだ極細ブラシで、まつ毛の生え際までしっかり塗布できます。
寝る前の10秒間で、簡単ケアを実現できるでしょう。
マツエクをしたまつ毛の傷みを修復しながらハリやコシのある自まつげに導くまつ毛美容液。
悩みや状態に合わせた美容液を毎日のお手入れにプラスして、イキイキとした目元を目指しましょう。
今回紹介したポイントを踏まえて、お気に入りのものを見つけてくださいね。
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使用することは基本的に問題ありませんが、「皮膚に炎症がある」「かゆみがある」「赤みがある」など、皮膚が敏感になっている場合は使用を控えてください。一度専門医を受診し、症状が改善してからの使用をおすすめします。