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家事や仕事で長時間立ちっぱなしだった日は、脚のむくみやだるさ・重さを感じることも多いですよね。
そんな脚のお悩みには、着圧ソックスが心強い味方になってくれます。
今回は、脚のだるさやむくみの原因、着圧ソックスで期待できる効果、着用シーン別の選び方、だるさやむくみを予防する日中の過ごし方について、医療法人良耕会 村尾診療所の村尾良治先生への取材をもとに解説。
また、edimo編集部が選んだ着用シーン別の着圧ソックスも紹介します。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
医師
村尾 良治
医療法人良耕会 村尾診療所 院長。
1975年生まれ、大阪府出身。姫路赤十字病院、大阪警察病院で整形外科医として勤務後、大阪泉州救急救命センターで救命医療に従事。さらに、大阪大学医学部付属病院では整形外科医、麻酔科医として勤務。湘南藤沢徳洲会病院で内科全科を研修し、千葉西総合病院では小児科医として活躍。湘南藤沢徳洲会病院で救急総合診療部部長として勤務したのち、現在は医療法人良耕会村尾診療所院長を務める。
医療法人良耕会 村尾診療所
大阪府岸和田市土生町2-15-51
https://www.murao-shinryosyo.jp/
目次
・ 脚のだるさやむくみの原因には、血流が関係している
・ 血管内の血流が悪くなると組織から血管内へ水分が吸収されなくなるため、むくみが生じる
・ 長時間立っていたり座っていたりと、同じ姿勢が続くと筋肉が収縮しないため、静脈の血流が悪くなってしまう
・ 足首から上に行くほど圧力が小さくなるように設計されており、足にたまった血液を押し上げて心臓へ戻りやすくする
・ 適度に圧迫することによって、血管から周囲の組織へ血液が染み出るのを少なくする
・ ソックスが肌に密着するため保温効果があり、血流も改善され、冷えの防止にもなる
着圧ソックスを選ぶ際は、次のポイントを確認しましょう。
・ 着圧ソックスの着圧の強さは、hPa(ヘクトパスカル)という単位で表記されている
・ 脚のむくみ具合によって、着圧の強さを決める
むくみ具合 | おすすめの 着圧の強さ | 具体的な状況 |
むくみが 軽度 | 10~20hPa | たまに長めの立ち仕事をしたり、クーラーで冷えたりするとむくむ |
むくみが 中度 | 20~30hPa | 朝夕で脚の太さが違う |
むくみが 重度 | 30~40hPa以上 | 脚がだるくて重い。 パンパンに張っている |
【監修者】医師村尾 良治のコメント
・ サイズ表記や推奨サイズは商品により異なるので、各メーカーのサイズ表などを参考にする
・ 長さはむくみ具合に応じて選ぶ
むくみ具合 | 着圧ソックスの長さ |
ふくらはぎまでむくみやだるさを感じる | 膝下まで |
太桃までだるさを感じる | 太ももまで |
脚全体がだるい | 骨盤まで |
・ ほとんど動かず同じ場所に立ち続ける場合、狭い範囲でしか動かない場合は、比較的しっかり圧がかかる、圧が高いものがおすすめ
・ 動き回ることが多い場合は下肢の筋肉が収縮するため、動きが少ない人よりも、やや圧が低めの、中等度のものを選ぶ
・ 圧は中等度のものがおすすめ
・ 体を動かさないため体温上昇や発汗がしにくく、エアコンの影響で乾燥しやすいので、保湿性や保温性に優れているものを選ぶ
・ 圧は中等度のものを選ぶ
・ 乗り物はエアコンの影響で空気が乾燥しており、体も動かさないため、保温・保湿効果があるものがおすすめ
・ リラックス効果を得るためにも、それほど締め付け感がないものがよい
・ 圧は軽度のものを選ぶ
・ 心臓と下肢が同じ高さにあり、下肢から心臓へ自然に血流が戻りやすい状態となっているため、強い圧を下肢にかける必要はない
・ リラックスすることが大切なので、あまり締め付け感がなく、長時間履いても気にならないものがおすすめ
【監修者】医師村尾 良治のコメント
日中に動き回ることが多い方は、圧が強すぎるとかえって下肢の筋肉に負担がかかり過ぎて、筋肉の疲労を助長するため注意が必要です。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | 着圧力 |
ピップスリムウォーク|スリムウォーク 美脚ハイソックス | 足首30hPa ふくらはぎ20hPa | ||
レキットベンキーザー・ジャパンメディキュット|メディキュット クイックリフレ ショート | 足首31hPa ふくらはぎ21hPa | ||
セルヴァンセルヴァン|めぐり~なスッキリむくみとりハイソックス | 足首:30hPa ふくらはぎ:24hPa | ||
ドクターショールドクターショール|フライトソックス | 足首23hPa、ふくらはぎ19hPa | ||
エムアンドエムソックスエムアンドエムソックス|おやすみ着圧ハイソックス |
ハード編みにより足裏をギュッと引き締める、「足裏アーチサポート設計」が特徴のソックスです。
足首から上へいくほど圧力が低くなるので、脚を軽やかに、スッキリと美しく整えます。
通気性のよい全面メッシュ編みで、柔らかく滑らかな肌触りのハイカウントナイロン糸を使用。
くちゴムの裏はプレーン編みで、ゴム跡が残りにくいです。
編集者が使ってみました!
毎日のように脚がパンパン。そんな編集者が、実際に著用して素材感や履き心地を確認しました。
素材感
しっかりと網目が詰まっていて、少し硬い質感の生地です。
写真は、編集者のふくらはぎの太さとほぼ同じ、外周31cmのガラス製の筒にソックスを履かせ、内側から照明を当てた時の網目の様子です。
特に圧の強い足首周りがかっちりとしているためなかなか生地がのびず、かかとを通すのに苦労しました。
履き心地
生地の硬さ、のびにくさから、強い締め付け感があるのでは?と想像していたのですが、実際に履いてみると、程よい圧でした。
足首からふくらはぎにかけて、筋肉を押しあげて、すっきりリフレッシュするような感覚です。
「足裏アーチサポート設計」により、土踏まずをキュッと絞めてくれるので、足裏のジンジンするような悩みも軽く感じた気がしました。
仕事中や移動中などに2時間程度の着用で脚のリフレッシュが期待できる、ショートタイプの着圧ソックス。
英国の医療用ストッキングがルーツで、英国の圧力値基準規格を基に、段階圧力設計となっています。
履くだけで、着圧で脚をキュッと引き締めます。
編集者が使ってみました!
素材感
生地の網目はきっちり詰まっていますが、スリムウォークよりも柔らかい生地で、足首など圧の強い部分も滑らかです。
ただ、圧が強い分、生地をのばしにくく、履くには少し力が必要でした。
履き心地
履き口の下の部分に羽根の形のワンポイントがあり、左右を区別できるようになっていました。
のびにくい生地のため、膝下まで引っ張り上げるのに苦労しましたが、履いてしまうと圧がキツい感じはまったくありません。
程よい締め付け感が脚を包み込んでくれます。
脱いだ後、脚が少し軽くなったような感じがしました。
昼間の活動時にしっかり引き締める高めの着圧値が特徴です。
はき口のくい込みを軽減する「はき口のび~る設計」と「土踏まずサポート」で、疲れを軽減。
加えて、つま先を左右の足の形に合わせた「ジャストフィット設計」により、ズレにくいのもポイントです。
はき口の裏に「L」(左)と「R」(右)のマークが付いているので、ひと目で左右がわかります。
抗菌防臭加工がされているのもポイント。
編集者が使ってみました!
素材感
スリムウォークよりもずんぐりとしたフォルムの着圧ソックスです。
圧の強い足首部分は硬くしっかりとした感触ですが、それ以外の部分はそんなに硬くありません。
特に履き口は緩めで、締め付け感が少なく、ゴムの跡が残りにくいのがいいと思います。
履き心地
履き口の裏にL Rの表示があり、左右のつま先に合わせて成形されているので、足にしっかりフィットしてくれます。
全体的に滑らかな生地なので、つま先〜足首が入れば、後は一気に引っ張り上げることができました。
土踏まずをキュッと締め付ける構造がまるでマッサージのようで、履いていてとても心地よかったです。
英国の圧力値標準規格を基に開発された段階圧力設計で、すっきりサポートしてくれるフライトソックスです。
コットン風の滑らかな肌触りも特徴。
抗菌防臭加工が施されているため、機内でもニオイが気になりにくく安心です。
フライトはもちろん、ドライブや長時間のデスクワークなどにもおすすめです。
編集者が使ってみました!
素材感
スリムウォークよりも細身ですが、リブ編みの柔らかい生地のため、横方向ののびがよく、足をスッと通せました。
履き心地
圧はそれほど強くありません。
土踏まずの部分は生地の編み方を変えてあり、下からキュッと持ち上げてくれるようで気持ちよかったです。
普通の靴下感覚で履けそうだと思いました。
寝ている間にスッキリ引き締めてくれる、オープントゥの着圧ハイソックスです。
ふくらはぎから足首まで、ゴム圧を段階的に変更。
ふくらはぎ部分はゆったりと「弱圧」、足首部分はキュッと「強圧」という理想的な着圧バランスです。
お手頃な価格でトライしやすいのもポイント。
編集者が使ってみました!
素材感
今回紹介した他の着圧ソックスに比べて網目が緩く、柔らかい生地のため、グイッと広げて履きやすいと思いました。
メッシュほどではないですが、通気性もよかったです。
履き心地
段階的に圧を変えてあるソックスですが、履いている時に圧の違いを感じるほどではありませんでした。
全体的に強い締め付け感はなく、就寝中も楽に履けました。
脚のだるさやむくみを防ぐためには、次の点に留意しながら日中を過ごしましょう。
・ 長時間座ったり、同じ姿勢で作業したりすることをできるだけ避ける
・ 足首などを定期的に動かしたり、ふくらはぎなどをマッサージしたりして、血液の流れが悪くならないようにする
・ 冬の寒い時や夏のエアコンのよく効いた部屋にいる際は、ブランケットなどで足を温めて血流をよくする
血液の流れと大きく関係している足のだるさやむくみ。
同じ姿勢での長時間の作業を避けたり脚の冷えを防いだりと、日常生活での心掛けに加え、着圧ソックスも血流を良くするのに役立ちます。
自分に合ったサイズはもちろんですが、履くシーンや目的によって着圧の強さをチェックし、より効果が期待できるものを選びましょう。
圧力が強いほど締め付ける強さは強くなりますが、強いほど良いというものではありません。
また、圧力の感じ方は個人差があるため、最初は弱めの圧力のものから始め、自分に合うものを見つけるのが良いでしょう。