edimoはアフィリエイト広告を利用しています。
妊娠中の女性の体は、赤ちゃんを育てるために通常より多くの栄養を必要とします。
なかでも赤ちゃんの成長に必要不可欠な栄養素といわれているのが葉酸です。
一体どのような栄養素で、妊娠とどんな関係があるのかを春木レディースクリニックの花田 尚香先生に伺いました。
あわせて、葉酸を効率的に摂取するのにおすすめのサプリメントについても紹介します。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
管理栄養士
花田 尚香
春木レディースクリニック 管理栄養士。化粧品会社、食品会社、保育所栄養士などを経て、現在は栄養カウンセラーとしてカウンセリングを行う。調理師、保育士、社会福祉士、FP技能士などの資格を持ち、特定保健指導における生活習慣病の予防や、専門学校での栄養士・調理師の育成にも関わるなど、幅広い分野で活躍している。
春木レディースクリニック
大阪府大阪市中央区南船場4-3-2 ヒューリック心斎橋ビル7階
https://haruki-cl.com/index.html
目次
葉酸は細胞の代謝に関与するビタミンB群の一種で、細胞の生産を助けたり修復に関わったりする体に不可欠な栄養素といわれています。
また、赤血球の生成を助ける作用もあります。
細胞増殖に欠かせない葉酸は、特に妊活・妊娠中には多く摂取する必要があります。
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、妊娠前後は1日の食事で通常時の240㎍/日に加えた量が必要とされています。
例えば妊娠初期の場合、胎児の神経管閉鎖障害のリスク低減のために、通常の食事からの葉酸摂取に加えてサプリメントから1日400μgの葉酸を摂取するように厚生労働省から通知が出されています。
具体的な摂取期間は、「妊娠の1か月以上前から妊娠3か月までの間」です。
葉酸は赤血球の生成に関わるため、不足すると「巨赤芽球性貧血」(いわゆる貧血症状)を引き起こす可能性があります。
また、葉酸の摂取量が不足してしまうと、血液中にホモシステインという物質が増えます。
ホモシステインの増加は血管や血液に悪影響を及ぼし、動脈硬化や血栓を引き起こす原因になります。
さらに血液の凝固に影響するため、妊娠中の流産や不育症の原因になるともいわれており、妊娠期の様々なリスクを高めることが報告されています。
葉酸は、緑黄色野菜や海藻、レバーなどに多く含まれています。
100gあたりに含まれる量は、枝豆:320㎍、ほうれん草:210㎍、焼き海苔:1,900㎍、鶏レバー:1,300㎍です。
これらの食品から400㎍の葉酸を摂取するためには、枝豆なら125g、ほうれん草なら190g、焼き海苔なら21g、鶏レバーなら31gほど食べなければならない計算になります。
ただし、食品中の葉酸は「ポリグルタミン酸型」で、サプリメントなどに使用される「モノグルタミン酸型」よりも体内で利用される率が低く、「日本人の食事摂取基準(2020年版)」においては50%程度とされています。
つまり、計算上の2倍の量を食べないと400㎍の葉酸を摂取できないので、現実的には難しい人もいるでしょう。
より確実に葉酸を摂取するためには、サプリメントを利用するのが有効です。商品を選ぶ際は、次の3つのポイントに注意してください。
市販の葉酸サプリメントには、葉酸以外の栄養素がプラスされているものや、天然の食品が原料のものなど、それぞれ違いがあります。
葉酸以外の栄養素も不足している人は、他の栄養素も入った総合的なサプリメントを選ぶのがおすすめです。
原料については、天然でも合成品でもモノグルタミン酸型なら葉酸の生理作用は一緒です。
天然原料へのこだわりがある人は、原材料表示を確認すると良いでしょう。
葉酸サプリは、カプセルや錠剤だけでなく、グミやドリンクなども販売されています。
葉酸が400㎍摂れれば問題はないので、形状などにこだわらず続けやすいものを選んでください。
葉酸の摂取量の上限は、年齢によって異なります。
「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、18~29歳は900㎍/日、30~49歳は1,000㎍/日とされています。
葉酸は水溶性のビタミンで、多少摂り過ぎても尿と一緒に排泄されるので問題ありません。
ただし、一度に大量に摂取しすぎると、発熱・蕁麻疹・紅斑・かゆみ・呼吸障害などの葉酸過敏症を起こす可能性があるため、上限量は守るようにしましょう。
【監修者】管理栄養士花田 尚香のコメント
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | 内容量 | 主な原材料 |
ベルタBELTA|ベルタ葉酸サプリ | 48.0g(400mg×120粒) | 葉酸含有酵母、葉酸、ヒアルロン酸など | ||
こころからだあんしんラボこころからだあんしんラボ|こころからだあんしん葉酸 | 200mg×150粒 | 塩化カリウム、ビタミンE、葉酸など | ||
natural technatural tech|mamaru(ママル ) | 36g(300mg×120粒) | 乳酸菌末、ヘム鉄、ビタミンE、葉酸など | ||
小林製薬小林製薬の栄養補助食品|葉酸 | 7.5g(250mg×30粒) | ステアリン酸カルシウム、葉酸、ビタミンB12など | ||
DHCDHC|持続型葉酸 30日分 | 4.5g[1粒重量150mg×30粒] | ヒドロキシプロピルメチルセルロース、葉酸など |
専属の管理栄養士が監修した、酵母葉酸100%配合のサプリ。体内に葉酸が長時間とどまるので、摂取効率が高いです。
ヒアルロン酸や珊瑚カルシウムなど、厳選した美容成分を贅沢に配合しています。
また、製造はGMP認定工場で行われており、放射能濃度検査や残留農薬試験も実施済み。
商品購入後も、出産経験のあるスタッフが専任でサポートしてくれるので安心です。
保存料、香料、pH調整剤など、全部で13種類の食品添加物を使用していないのもうれしいポイントです。
内容量 | 48.0g(400mg×120粒) |
主な原材料 | 乾燥酵母(リトアニア産)、葉酸含有酵母、サンゴカルシウム、葉酸、ヒアルロン酸など |
栄養成分表示 | 4粒あたり/エネルギー:3.79kcal、たんぱく質:0.12g、脂質:0.06g、炭水化物:0.69g、食塩相当量:0.0132g、ビタミンB6:3.23mg、ビタミンC:31.4mg、ビタミンD:8.5μg、ビタミンE:6.5mg、葉酸:480μg、ビオチン:43.7μg、亜鉛:10mg、カルシウム:250mg |
葉酸、ビタミンE・B1・B2・B6・12、パントテン酸の含有量が高く、この7つの栄養素について、国が定めた栄養補助食品の基準を満たしているのが特徴です。
また、妊娠中になりやすい“むくみ”の解消効果が期待できるカリウムが配合されているのもポイント。
妊娠中はもちろん、栄養補給の必要な産後の授乳期に飲むのもおすすめです。
製造は九州のGMP認定工場で行われています。
内容量 | 200mg×150粒 |
主な原材料 | 塩化カリウム、ビタミンC、ビタミンE、パントテン酸カルシウム、葉酸など |
栄養成分表示 |
産婦人科医監修のもと、妊娠初期~後期に必要な栄養素に特化してつくられたサプリ。
葉酸400㎍に加えて、ヘム鉄17mg、乳酸菌約1,000億個などが含まれています。
香料、着色料、保存料、甘味料などの食品添加物は無添加。
さらに厚生労働省が定めた適正製造規範を満たしたGMP認定工場で作られているのもポイントです。
他にも、妊活期に特化した栄養素をまとめたmitas(ミタス)や、産後ママ用の栄養素を配合したmamaco(ママコ)も販売されています。
内容量 | 36g(300mg×120粒) |
主な原材料 | 亜鉛含有酵母、乳酸菌末、ヘム鉄(豚由来)、ビタミンB12、パントテン酸Ca、ビタミンE、葉酸など |
栄養成分表示 | 4粒(1200mg)あたり/エネルギー:2.16kcal、たんぱく質:0.03g、脂質:0.02g、炭水化物:0.47g、食塩相当量:0.02g |
医薬品や栄養補助食品を幅広く取り扱う小林製薬。
同社の栄養補助食品シリーズの一つである「葉酸」は、着色料・香料・保存料が無添加の、シンプルなサプリです。
1粒には480μgの葉酸を含んでいるため、1日の摂取量は1粒で十分。
30粒入っているので、1袋で約1ヶ月の摂取が可能です。
なるべく葉酸だけを効率的に摂取したいという人にはおすすめですよ。
内容量 | 7.5g(250mg×30粒) |
主な原材料 | 粉末還元麦芽糖、デンプン、デキストリン/ビタミンC、ステアリン酸カルシウム、葉酸、ビタミンB12など |
栄養成分表示 | 1粒あたり/エネルギー:1.0kcal、たんぱく質:0g、脂質:0.0025g、炭水化物:0.25g、食塩相当量:0~0.000081g、 カルシウム:0.032~0.32mg、葉酸:480μg、ビタミンB12:2.8μg、ビタミンC:110mg |
葉酸は水に溶けやすいという性質をもっているため、たとえ1度にたくさん摂取したとしても体内に長く留めておくのが難しいもの。
しかし、この「持続型葉酸30日分」は摂取した後にゆっくり溶けるタイムリリースタイプのサプリメント。
葉酸を時間をかけながらじっくりと補うことができます。
内容量は約30日分であるため、ひとまず1ヶ月だけ試してみることも可能です。
内容量 | 4.5g[1粒重量150mg×30粒] |
主な原材料 | 麦芽糖(国内製造)、デキストリン/セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、葉酸など |
栄養成分表示 | 1粒(150mg)あたり/熱量:0.6kcal、たんぱく質:0.0003g、脂質:0.002g、炭水化物:0.14g、食塩相当量:0.00005g、葉酸:400μg |
妊娠中には、つわりによる食欲不振や、胎児の成長に伴う消化器官の圧迫によって、思うように食事をすることができないケースが少なくありません。
また、産後は育児に忙しく、自分の食事について後回しになる人も多いでしょう。
そのような時は無理をせず、少量で効率的に栄養素を補給できるサプリメントをうまく活用してくださいね。
葉酸は、通常の食品にはプテロイルポリグルタミン酸(ポリグルタミン酸型)として含まれており、体内でプテロイルモノグルタミン酸(モノグルタミン酸型)に変換されて吸収されます。
しかし、ポリグルタミン酸型の吸収率はあまりよくないため、確実に摂るためにはサプリメントからの摂取が推奨されています。
また、大半の葉酸サプリメントには、吸収率の高いモノグルタミン酸型が使われているので、効率よく摂取できるでしょう。