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仕事や家事に追われ、スポーツをする時間が思うように取れなくなると、身体のラインの変化が気になり始めますよね。
特に二の腕のたるみが気になってきたという人も多いのではないでしょうか。
今回はそんな人のために、自宅で簡単に二の腕を引き締めることができるグッズとして注目されている「ディップススタンド(ディップスタンド)」を紹介。
二の腕のたるみの原因や専門家による効果的なトレーニングも解説します。
スッキリとした二の腕を目指し、日々のトレーニングに役立ててください。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
アスレティックトレーナー
井上 かな映
一般社団法人フィジカル&ムーブメントトレーニング協会代表。スタジオトーチ下北沢オーナー。米国BOC公認アスレティックトレーナー(ATC)、PHIピラティスインストラクター。RYT200。健康でしなやかなカラダをつくる女性のためのトレーニング「美トレ」を主宰し、産前産後の女性を中心にトレーニング指導を行う傍ら、「産前産後ママトレ」や「女性のためのからだ講座」をオンラインにて開催。
スタジオトーチ下北沢
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目次
ディップススタンドとは、「ディップス」という上半身のトレーニングを行うために作られたスタンドのことです。
需要が高まるにつれ自宅でのトレーニングにも適するよう、コンパクトなサイズになっていきました。
今では1m四方のスペースがあればトレーニングできるのが魅力の一つです。
使い方によっては、二の腕のシェイプの他に胸、肩、背中、身体幹のトレーニングも行うことができます。
二の腕のトレーニング「ディップス」は通常、非常に強度の高いトレーニングであり通常の方法ではかなり負担がかかるため、女性が行うには難しい場合があります。
しかし、ディップススタンドを使うことで負荷をかけ過ぎずに行うことができるので、筋力にあった方法でトレーニングすることができます。
また、上半身の代表的なトレーニング方法である「プッシュアップ」も、ディップススタンドを使うことで負荷を調整しながら鍛えることができます。
ディップススタンドには「離別型」と「一体型」があります。
離別型は2本のスタンドがバラバラになるタイプで、トレーニングのバリエーションを多く行いたい場合におすすめです。
より安定感のあるものが良い場合は一体型が良いでしょう。
素材は主にスチール製とプラスチック製があります。
移動する場合などはプラスチック製が手軽で、一般的な女性であればプラスチック製でも十分といえます。
しかしプラスチック製の場合、スチール製に比べて耐久性に劣る場合も考えられます。
用途に合わせて選ぶようにしましょう。
ディップスだけではなく、様々なトレーニングを行うためには、グリップの高さが調整できる方が便利です。
上半身だけではなく下半身のトレーニングに使うこともできます。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る | 耐荷重 | サイズ<H(高さ)×W(横幅)×D(奥行)> |
日本タイガー電器EasyChange|EASY CHANGE ディップスタンド | 180kg | 79×62×40㎝ | ||
ステディジャパンSTEADY|STEADY JAPAN ディップススタンド | 150kg | 82×72×48.5㎝ | ||
YOCABITOリーディングエッジ|リーディングエッジ(LEADINGEDGE) 2WAY ディップスタンド | 120kg | 80~90×73×42㎝ | ||
クローバーFIELDOOR|FIELDOOR ディップススタンド | 150kg | 93×90×50.5cm |
床に面するスタンドに取り付けられた厚みの異なるパーツを回転させることで、支柱4点の高さの微調整が可能。
安定感を得ながらトレーニングすることができます。
より幅広いトレーニングに挑戦できるよう前モデルよりサイズが大きくなっています。
本体重量 | 約10kg(5kg×2台) |
耐荷重 | 180kg |
サイズ<H(高さ)×W(横幅)×D(奥行)> | 79×62×40㎝ |
雑誌「Tarzan」にも掲載された人気モデル。
不安定になりがちな支柱のガタつきを抑えるために開発されたTS System(意匠権申請中)を採用。
人間工学に基づいた握りやすいグリップ幅と長さのディプスで快適なトレーニング感を得られます。
シンプル構造なので分割して収納も可能です。
ユーザーのレコメンド※メーカー収集コメント
20代・男性
横幅が広いので使いやすく、土台がしっかりしていて安定感があります。
20代・男性
高さ調節が可能なので基礎的な動きから上級者向けの動きまででき、トレーニングの幅が広がります。
本体重量 | 5.8kg×2 |
耐荷重 | 150Kg |
サイズ<H(高さ)×W(横幅)×D(奥行)> | 82×72×48.5㎝ |
ディップススタンドとして80-90㎝の2段階で高さ調節ができるうえ、支柱を抜くだけでプッシュアップバーにもなる2WAYです。
ベースフレームが太めなのでガタつきが少なく安定感が得られます。
本体重量 | 約12kg |
耐荷重 | 120kg |
サイズ<H(高さ)×W(横幅)×D(奥行)> | 80~90×73×42㎝ |
フレームの上部と下部に調節ノブがあり、それぞれ2段階の高さ調節が可能です。
またサイドフレームを取り外して低いポジションでも使用できるので、計5段階の高さからトレーニングの内容や身体系に合わせて選ぶことができます。
調節ノブはピンによる固定とネジのダブルロックを採用しており、安全性の高い構造となっている。
本体重量 | 約12kg |
耐荷重 | 150kg |
サイズ<H(高さ)×W(横幅)×D(奥行)> | 93×90×50.5cm |
二の腕がたるむ原因は、肩周りの筋肉のバランスが崩れていることにあります。
肩まわりには数多くの筋肉があり、360度自由に動かすことができるよう肩関節をサポートしています。
ただ、現代人は身体の前側の筋肉を動かすことが極端に多いため、肩回りのバランスが崩れ、さらに背中側の筋肉がどんどん衰えてきてしまうのです。
単純に二の腕の部分を作っている上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)が衰えることもたるみの原因になります。
普段使っていないと、この筋肉を効率的に動かすことが難しくなるので、正しい方法で鍛える必要があります。
身体の後ろ側(背面)の筋肉が弱くなると、猫背や巻き肩になってしまいます。
猫背や巻き肩で生活していると、胸や肩の前面の筋肉が硬くなり、二の腕の筋肉を使おうとするときに邪魔をしてしまい、二の腕がたるんでしまう原因となるのです。
また、長時間のデスクワークや、悪い姿勢でスマホを使うことが続いてしまうと、猫背や巻き肩が悪化し二の腕のたるみにつながってしまう恐れがあります。
筋肉が少ない部位には、血液やリンパの流れが滞りやすくなり、水分もたまりやすくなります。
特に胸まわりや肩まわりの筋肉が固まってしまうと、その近くにある大きな血管やリンパが圧迫され、手や腕がむくんでしまいます。
これらのむくみは、特に筋肉が少なく血管が細い女性に多いといわれています。
これらは、二の腕の筋肉量を増やして、しっかりと筋肉を動かしていけば、血行不良を改善することができるでしょう。
マッサージだけでは血液を押し出す力が不十分なので、意識して動かすことで筋肉のポンプ作用を活かすことができます。
二の腕は日常生活で使いづらい筋肉であり、脂肪が増加しやすいのは、普段使っていない筋肉のまわりです。
一度ついてしまった皮下脂肪はトレーニングだけでは落ちにくいので、食事管理も一緒に行っていく必要がありますが、まずは上腕三頭筋を鍛える筋トレを行うことで気になるたるみを引き締めることができます。
まずは脇の下にある「広背筋」と「大円筋」という筋肉をマッサージして、二の腕をつくる上腕三頭筋が動きやすくなるようにほぐしましょう。
この2つの筋肉が固まっていると、思うように腕が持ち上げられなくなり、筋肉の伸び縮みがスムーズにいかなくなります。
ローラーやボール、自分の手を使って脇の下をマッサージしていきます。
腕がスムーズに動くようになったら、次に上腕二頭筋のストレッチを。
片手を天井に伸ばしたら肘を曲げます。
曲げた肘を逆側の手で掴み、そのまま掴んだ手側の肩に近づけるように押していくことで、上腕三頭筋をストレッチできます。
背筋をしっかりと伸ばして、丸まらないように行うのがポイントです。
マッサージとストレッチが完了したら、筋肉トレーニングを行いましょう。
二の腕の引き締めには上腕三頭筋が上限まで伸び縮みするトレーニング方法を、ディップススタンドなどを活用して行うことが効果的です。
普段あまり使わない部位のため、最初は使っている感覚が掴みづらいかもしれませんが、様々な刺激を入れることで徐々に筋肉が反応するようになってきます。
最初は軽めの負荷からスタートし、徐々に負荷を上げていくようにしましょう。
トレーニング名:ディップス(ライト)
全身体重をかけて行う方法だと、負荷が高すぎてうまくできないことも。
簡単なやり方から二の腕の使い方をマスターしましょう。
① 肩幅くらいにスタンドを置き、両手をグリップにセットします。
② 両足を前のほうに伸ばし、軽く膝を曲げます。
③ ゆっくりと肘を曲げて肘が背中側に向くようにします。
④ ギリギリ耐えられるところまで曲げたら肘を伸ばして元のポジションへ。膝の曲げ伸ばしで負荷をコントロールしながら行います。10回を1セットとして、3セット実施を目標に!
トレーニング名:レッグレイズ
二の腕と同時に身体幹も鍛えられるトレーニング。
ディップスと交互に繰り返し行うと効果的です。
① スタンドは高めにセットし、肘を伸ばして直立します。膝は軽く曲げて足を床から離してキープします。
② そのまま膝をできるだけ天井に持ち上げて股関節を曲げます。身体幹は真っ直ぐキープしながら、腰は丸めないようにし、肩で身体重を支えます。
③ 一度足を戻し、そのまま肘を曲げてディップスを行います。少し肘を曲げるだけで十分効果があります。回数はできる範囲内で実施しましょう。
自宅に居ながら隙間時間を使って様々なトレーニングができるディップススタンド。
ジムに行く時間がなくても、気になる二の腕をスッキリとすることが可能なので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょう。
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